特撮系画集

 当然といえば当然なのですが、アニメなどにくらべると特撮作品をモチーフにした画集などはあまり多くないような気がします。それに、私もそれほど熱心に画集といったものを買い求める方でもありませんでした。
 とはいえ、それでも好きなアーティストの方というのはありまして、そういったアーティストの画集はできるだけ手元に置くようにしています。
 このページでは、それらの特撮系画集をご紹介させていただきたいと思います。


このページで紹介しているアーティストの方々

成田亨 さん
 ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンなどのヒーロー、怪獣、メカのデザインに携わった方です。2002年2月に故人となられました。なお、成田亨さんについては別項の成田亨さんのアートワークスのページで詳しく紹介しています。

開田裕治 さん
 現役の特撮系イラストレーターのなかでは私が最も敬愛する方です。オタク心を直撃する素晴らしい画集の数々。

池谷仙克 さん
 ウルトラセブンの中期から、帰ってきたウルトラマンなどの怪獣デザインに携わった方です。氏のデザインになるツインテールは私の最も好きな怪獣のひとつです。

南村喬之 さん
 第1次怪獣ブームの折りに、迫力ある怪獣図鑑などのイラストを担当していらした方です。

出渕裕 さん
 アニメの設定、デザインで著名な出渕氏ですが、ここでは東映の戦隊シリーズのデザイン画を収録した画集を紹介しています。

小松崎茂 さん
 実に説得力のあるプラモデルのパッケージアートで我々を魅了してくれた方です。惜しくも2001年12月に故人となられてしまいました。

菅原芳人 さん
 仮面ライダーシリーズのLDジャケットなどを描いていらっしゃる方です。オールドファンの琴線に触れる実にカッコイイライダーのイラスト集を紹介しています。

高荷義之 さん
 こちらもプラモデルのボックスアートでお世話になった方のお一人。ちょっと特撮系とは外れるのですが、私の個人的趣味でご紹介させていただきます



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成田 亨 氏

  ウルトラマン、ウルトラセブンのデザイナーとして知られる成田氏ですが、氏の仕事が画集という形でまとめられたのは下記の2点と、1986年に刊行された「モンスター大図鑑」の計3点のようです。「モンスター大図鑑」は、手元にないためにどのような内容なのかわかりません。いずれも現在入手することは困難と思われますが、こういった成田氏の素晴らしい仕事が埋もれて行くのはあまりにも勿体ないと思うのは私だけでしょうか。

 なお、私が入手できる範囲で成田さんの業績を記録しておくページを設けました。成田亨さんのアートワークスの項をご覧下さい。

成田亨画集 ウルトラ怪獣 ウルトラ怪獣デザイン編、 朝日ソノラマ、 昭和58年12月30日初版発行、\1800



「宇宙船」誌で連載記事が掲載されるなど、再評価が高まっていた頃に刊行された画集。バンダイのリアルホビーシリーズのボックスアートや、宇宙船に掲載されたカラー画稿、ウルトラ怪獣のデザインスケッチなどから構成されています。巻末にはそれぞれの画稿について成田氏のコメントが付されており、氏の怪獣に対する意見がうかがえて興味深い。

 それにしても、表紙のガラモンの彩色の美しいこと…


成田亨画集 メカニック編、朝日ソノラマ、昭和59年12月25日初版発行、\1800



 第1集の1年後に刊行された続編。カラーイラストはマイティ・ジャックとその脇役メカが多い。ウルトラホークやビートルのデザイン画もあります。また、モノクロページでは、メカの3面図も掲載されています。
 巻末に「メカニズムデザインについて」と題する氏の文章が掲載されており、各メカのデザインコンセプトの一端が明かされています。

追記:02.02.27
 成田亨氏におかれましては、平成14年2月26日多発性脳梗塞にてお亡くなりになられたとのことです。享年72歳。

 うーん、ちょっとショックが大きいです。特に、最近のご著書などでウルトラマンやセブンのデザインに関する円谷プロ側への思いなどを語っていらしただけに、晩年は何か満たされないものを感じていらっしゃったのかと思うとなおさらです。

 いち特撮ファンの私としては、成田亨というアーティストが日本特撮界に為した業績は決して少なくないと思います。ウルトラホークにマイティジャック、ガラモンにペギラ…そしてウルトラマン、ウルトラセブン。これらを創造した成田氏の業績はこれからも語り継いでいかれるべきものであると確信します。

 成田さんに心からの感謝を。ご冥福をお祈りいたします。


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開田裕治 氏

 実に魅力的なイラストで特撮世界のイマジネーションをかきたててくれるアーティストだと思います。個人的には、現役の特撮・怪獣系のイラストレーターとしては一番好きな方です。作品から、対象に対する作者の思い入れが伝わってくるのが素晴らしい。

B-CLUB SPECIAL 怪獣戯画 開田裕治画集、バンダイ、1989年10月30日初版発行、\2000



 開田氏の第1画集、当時までに描かれたLP、LDのジャケットやプラモデルのボックスアートなどを中心に構成されています。巻末には小林晋一郎氏による解説。開田氏による各作品の解説など。

 いや〜、ひとつひとつの絵を改めて見直すと、それらのイラストがプリントされたレコードやLDを手にとったときの興奮がよみがえってきます。キングレコードの「帰ってきたウルトラマン」サントラ集のジャケットとなった、線画の新マンなんかは、もう鳥肌ものですな。

B-CLUB SPECIAL メガニクス 開田裕治画集II、バンダイ、1990年7月5日初版発行、\2000


 第2画集はメカ系の作品を中心とした内容となっています。アニメロボットのプラモデルボックスアートが中心。このため、特撮系はあまりありません。とはいえ、雑誌「宇宙船」の表紙絵があったり、サンダーバードやスペース1999といったITC作品のイラスト、MJ号やメーサー車の3面図イラストなどもあります。
 巻末は開田氏のインタビュー、中谷達也(開田氏の同人誌時代から交流があった人らしい)の解説、開田氏による作品解説などとなっています。

B-CLUB SPECIAL ワークス 開田裕治画集III、バンダイ、1992年4月20日初版発行、\2400


 前の画集が発行されて以降の作品や、前2冊で収録していなかった作品(本の表紙絵など)を収録。前2冊のようなコンセプトは感じられず、どちらかといえば雑多な印象を受けます。前半はガンダムやパトレイバーなどのプラモデルボックスアートが中心。特撮系はウルトラマンシリーズやライダー、ゴジラなど。ジグソーパズル用の絵や、ラインナップだけされていて結局発売されなかったガイガンのプラモデルボックスアートなども収録。
 巻末に開田氏と池田憲章氏の対談あります。

怪獣画廊 開田裕治作品集、メディアワークス、1995年7月20日初版発行、\3980


 判型が大きく、基本的に1ページ1枚のレイアウト。平成ガメラ作品などもありますが、前3冊の画集からの再録も多いです。しかし、レイアウトなどがしっかりしているため見応えはあります。バンダイの画集のように詳しい作品解説はありませんが、当時までに開田氏が発表した国内特撮関係の作品リストが収録されています。

開田裕治作品集 chronicles 怪獣年代記、バンダイビジュアル、1996年(年月日不明)、\5800



 厳密には画集とはいえませんが、CD−ROMに開田氏の怪獣イラストを納めたものです。CD−ROMの特徴をいかして、開田氏のロングインタビューや、製作プロセスの解説、小林晋一郎氏による解説、イラストのモチーフとなった特撮作品の解説など盛りだくさんの内容となっています。また、タイトルバックで流れるBGMは大谷幸氏作曲によるもので、平成ガメラを彷彿させる重厚なものです。

CHARACTER'S ART COLLECTION 2 ウルトラマン GENERATION、モビーディック、1999年8月16日初版発行、\2000



 これも画集と言ってよいかどうか…開田氏のウルトラマン系のイラストをポストカード仕立てにしたものです。前述の画集と重複する作品がほとんどで、書き下ろしは表紙絵のみです。しかも、ポストカードサイズに合わせて元絵がトリミングされたりしているため、画集としては今ひとつ。とはいえ、これを実際にポストカードとして使う人がいらっしゃるんでしょうか…巻末には上原正三、佐川和夫、小中千昭、小中和哉、開田裕治各氏のインタビュー、対談記事あり。

CHARACTER'S ART COLLECTION 3 ゴジラ GENERATION、モビーディック、1999年10月12日初版発行、\2000



 前記の「ウルトラマン GENERATION」と同じ趣向のポストカードブックです。前半は生頼範義氏による平成ゴジラのポスター集、後半は開田氏による東宝特撮シリーズのイラストという構成になっています。内容はやはり、前述の画集に含まれるものがほとんど。巻末には若狭新一氏と鈴木健二氏のインタビュー記事。カバー画は生頼氏の書き下ろしです。

ウルトラQ 開田裕治画集、角川書店、2001年10月30日初版発行、\4100

 最新の開田氏の画集。ウルトラQの作品紹介とイラストで構成されています。34点の作品中、カバー画を含む14点が書き下ろし。残りはLDのジャケットなどです。開田氏と梶田興治氏の対談、開田氏と手塚昌明氏の対談、ヤマダ・マサミ氏によるウルトラQ解説などの記事も収録されています。


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池谷仙克 氏

池谷仙克画集 怪獣幻図鑑、東宝出版事業部、1990年12月30日初版発行、\2500



 「帰ってきたウルトラマン」ファンの私としては、グドンやツインテールをデザインした池谷氏も忘れられないデザイナーです。私の知る限り、池谷氏の画集はこの1冊のみ。ちょうど「ウルトラQ ザ・ムービー」や「帝都物語」で実相寺監督が再評価されていた時勢にのって刊行されたものと思われます。セブンの後期から新マン、シルバー仮面、アイアンキングなどの怪獣デザイン画が多数掲載されています。また、帝都物語などの映画作品の美術イメージボード等もあります。巻末には池谷氏のインタビューと、各作品に関する解説あり。


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南村喬之 氏

咆哮の世紀 南村喬之怪獣画集、朝日ソノラマ、平成5年6月20日初版発行、\1700

 朝日ソノラマ発行の書籍用に描かれた南村氏の作品集。ゴジラや初代ウルトラマン、ガメラなど60年代の作品が多い。こういったタッチの怪獣画はやはり郷愁のようなものを思い起こさせずにはいないものです。巻末には南村氏のインタビューと、大伴昌司氏による当時の怪獣大図鑑の解説文の再録。


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出渕裕 氏

NEOS 出渕裕デザインアート集、朝日ソノラマ、昭和60年8月10日初版発行、平成3年1月30日5版発行、\1860



 ダイナマン、バイオマン、チェンジマンの頃の出渕氏のデザイン画集。私は東宝やウルトラマン系の属性はあるのですが、東映ヒーロー属性はあまり持っていません。(いや、好きですけど…マシンマンとか…) そんなわけでこの出渕氏の画集も初版当時は買いそびれていたのですが、やはりその魅力に抗いがたく結局購入したものです。当時まだ学生だった私にとって、バイオマンの新帝国ギアとかバイオハンターシルバとかのデザインはかなり新鮮でありました。巻末には豊田有恒氏の解説あり。


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小松崎茂 氏

小松崎茂 [プラモデル・パッケージの世界]、大日本絵画、1999年5月初版発行、\5000



 小松崎画伯のこの画集を「特撮」という枠でくくるのはいささか無謀であるとは承知しておりますが、それでも、我々の世代にとって小松崎氏によって描かれた特撮ヒーロープラモデルのボックスアートは、何よりも想像力を刺激してくれるものでありました。本画集は、小松崎画伯による戦艦や戦車などのミリタリープラモデルのボックスアートも多いのですが、特撮系も少なくありません。サンダーバードをはじめとするITCメカのプラモデルをはじめとして、ウルトラメカ、ミラーマン、ニットーのガメラシリーズ、日本沈没のケルマディック、わだつみに至るまで見ているだけで当時の記憶がよみがえってきます。見る者を忘我の世界へ誘うほどの説得力と迫力を持った小松崎画伯の作品は言葉で語り尽くせるものではありません。

 その他の記事として、小松崎画伯の門下生であり、「異能の画家小松崎茂」の著書もある根本圭助氏による小松崎画伯の年譜、田宮俊作(田宮模型社長)、勝澤利司(イマイ代表取締役)両氏による回想録、伊藤秀明氏による解説等も収録されています。

 小松崎画伯の本領はやはりミリタリー画やオリジナルSF画のようで、キャラクター系の画を描くことには抵抗がおありだったようです。画伯のキャラクター系の画も愛する身としては少々複雑な気持ちではあります。
 大日本絵画の「プラモデル・パッケージの世界」は、この小松崎画伯のものの他に、高荷義之画伯のものが刊行されています。こちらも実にエキサイティングな画集なのでありますが、特撮系のものはウェーブのメーサー車ぐらいです。そんなわけで、ちょっと紹介するのをためらっていたのですが、2002年5月になって、特撮系やアニメ系も含めた高荷氏の画集が刊行されたので、いても立ってもいられなくなりました。そこで、高荷義之氏の項目も新たに設けましたので、是非ご覧下さい。

小松崎茂の世界 少年の夢を描き続けた異能の画家、学研、1995年10月4日初版発行、\1600



 これは画集というよりも、解説書に近い感じの本ですが、関連文献ということで紹介しておきます。前述の画集では採り上げられていなかった絵物語や少年マガジンの特集イラストなども掲載。特撮系のイラストはごくわずか。


プラモ・ボックスアートの世界 小松崎茂と昭和の絵師たち、立風書房、2002年4月30日発行、\1886



 これも「特撮系」とはちょっと違うのですが、最近書店で見かけて即購入した一冊です。スケールモデルを中心としたプラモの(こういったのは、何となく「プラモデル」と言うよりも「プラモ」と言った方がしっくりきます…)のボックスアート集です。小松崎画伯のものは120点余りが収められており、戦艦や戦車がほとんどですが、イマイのサンダーバードやバンダイのゼンマイロボットのものも数点あります。
 また、本書は小松崎画伯以外にも伊藤展安氏、上田信氏、大西将美氏、水野行雄氏、中西立太氏、梶田達二氏、平野光一氏、高荷義之氏のボックスアートが収録されており、眺めているだけで楽しい気分になってくる一冊となっています。

 なお、岡山県には小松崎茂美術館なる私立美術館が存在すると聞き及んでおります。機会があれば一度探訪したいものです。

追記
 小松崎茂画伯におかれましては、平成13年12月7日午後9時26分、心不全のためお亡くなりになられたとのことです。享年86歳。ご冥福をお祈りいたします。


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菅原芳人 氏

アート・オブ・仮面ライダー、角川書店、2000年12月15日初版発行、\1900



 仮面ライダーをはじめとする東映等身大ヒーローを中心として描いていらっしゃる方です。特に、仮面ライダーシリーズのLDジャケットのイメージは、オールドファンの琴線に触れるものでしょう。
 2年以上前に画集が刊行されていたのですが、私はそれを知りませんでした。菅原氏の私設ファンサイト、私設ファンサイト「すがはらさんといっしょ」の管理人の方から教えていただいて、初めてお名前を知った次第です。その後、菅原氏の公式サイトに掲載されているこの画集の表紙を見て、即Amazon.co.jpに注文を出してしまいました。(とりよせに3週間近くかかっちゃったんですけどね)
 私はどちらかといえば巨大怪獣属性が強くて、等身大ヒーローはそれほど深くはまっているわけではありません。仮面ライダーシリーズもそれほど熱心なファンというわけではありません。とはいえ、やはり昭和41年生まれのオタクオヤジですから、小さい頃には仮面ライダースナックを食い散らかしましたし、ライダーのマネをして滑り台の上から飛び降りて手首の骨を折ったこともあります。まぁ、やっぱり仮面ライダー、特に1号2号にV3あたりには特別な思い入れというものはあるわけです。
 子どもの頃にファンだったのは2号ライダーと新1号でしたが、高校〜大学頃にはご多分に漏れず旧1号の暗い部分に魅力を感じるようになりました。
 この写真集の表紙のライダーは、私がちょうどその頃カッコイイと感じていたライダーのイメージそのままでした。
 
 画集の内容はライダーシリーズのLDのジャケットや、メディコムトイのフィギュアのボックスアートなどです。大判サイズのため迫力満点。ただ、総ページ数32とちょっと収録作品が少ないのが残念なところです。また、解説的な記事もほとんどありません。

 この画集を眺めていたら、旧1号ライダーのガレージキットが作りたくなってしまいました…旧1号ライダーのキットとしてはかつて海洋堂が本物と見まごうばかりのハイパーソフビを出していたことがあったのですが…さすがにそれはでかすぎるんで、やっぱり海洋堂のメガソフビぐらいを探してみようと思います。


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高荷義之 氏

ワンダーアート タカニスタイル 高荷義之超現実画報、オークラ出版、2002年6月25日初版発行、\4571



 ガンプラブーム以来、本家ガンダムシリーズはもちろんのこと、ありとあらゆるアニメロボットがプラモデル化され我々の青春時代を彩ってきました。プラモ好きにとって、ボックスアートは夢への扉です。そこに描かれているキャラクターやメカの情景はアニメのフィルム以上にモデラーの想像をかき立てるものでした。私にとって高荷氏のボックスアートで印象に残っているのはなんといってもザブングルシリーズのボックスアートです。もともと、ミリタリー系の作品を描いていらしたわけですから、ザブングルの世界観はまさにぴったりという感じで、ウォーカーマシンという架空の存在を実にリアルに描きだしていらっしゃいました。
 私の記憶では、ザブングル関係を主体とした高荷氏の画集も刊行されていたように思うのですが、残念ながら未入手でした。また、後述する大日本絵画から出版された「プラモデル・ボックスアートの世界」は、ミリタリー系が中心で私としては少し残念なところでした。ところが、今年になってついにアニメ・特撮系の作品まで収録した画集が新たに刊行されました。それがこの「ワンダーアート タカニスタイル」です。
 ボックスアート集ではなく、「画集」ということで基本的に1ページ1葉のレイアウトとなっています。アニメ系ではガンダム、マクロス、ザブングル、ダンバイン、エルガイムなど、特撮ではゴジラが1点、その他ミリタリー系の作品が多数。マクロスなどはプラモデルボックスアートが中心で、これだけでマクロスシリーズのプラモをこれでもかと作っていた高校時代を思い出してしまいます。ガンダムやザブングルは(個人的にはちょっと残念なことに)雑誌などに発表されたイラストなどが中心でボックスアートの方はあまり収録されていません。
 巻末には「高荷義之 全画稿目録」なども収録され、資料的価値も高い一冊です。少々値段が高いのがツライところですが、個人的にはオススメです。


高荷義之 プラモデル・パッケージの世界、大日本絵画、2000年1月初版発行、\5000



 こちらの方は前述の通り主としてミリタリー系プラモのボックスアートを中心とした画集となっています。巻末近くに少しだけウェーブのメーサー社やイマイのマクロス、オーガスといったSF・アニメ系プラモも収録されています。

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