<ヒアリング調査の感触とこれを受けての所感>

                                         2001/3/2時点 山下
  ※以下の感触・所感の前提

 *一人暮らしの老人世帯調査がほぼ終了した時点でのものである。
    (全対象数約150件中、約100件)
    →留守などで、完了していない世帯もある。
    →入院・長期留守のため、今回対象外としている世帯がある。
    →数値データとして把握したものではない。
  *4月以降の体制が決まっていないので、あくまで今回の調査を通しての感触・所感で
    ある。(今後の活動表明ではない)


1.訪問によるききとり調査そのものが、訪問ボランティア(話し相手・話をきく)となっている側面
  もある。(全員が歓迎しているわけではないが)



2.ニーズ調査で見えてきているコト

 * 困っていると思われる状況でも、「自分のことは自分で」「人に頼ってはいけない」という意識で
   一人暮らしの支えとしている人が多い。

 * 一人暮らし老人の話し相手になる継続的な訪問だけで、活動の柱になりうる
    →望んでいる人・喜ぶ人だけを対象に。どんな人に来てほしいかは人によって違う。

    →問題の解決にならなくても、不安な状況を人に話すだけで楽になるケースもある
    →継続的な関わりを持つことで、内面的に抱えていたことを話せるようになるケースもある
    →ただし、きいた内容のうち物理的解決ができることなどは、ボランティアの活動などで

      解決していくことも必要

 * 病院・買い物・役場など所用時の送迎、食事・日用品・本などの宅配(「交通手段がない」「足が

   痛くて出歩けないから用が足せない」の解決)は、活動の柱になりうる

 * 精神的な後遺症を持っている人が少なからずいる。

    →地震発生時にいた場所にいると不安になる、車などの振動を地震と思ってこわい

    →健康上の不安が絡んだり、地震前後につれあいを亡くしたりしていると、
      精神的
ダメージは大きい
    →老人世帯など、住宅の再建・補修による支出は、今後も家計に響く。

      これは精神的にも負担感が続いていくことを意味する。

 * 地震で壊れた家の補修は、引き続き必要な家が見受けられる。
    →大がかりな補修は終えていたり、予定がたっていることも多いが、
     家屋内で散らばったものが
地震後そのままだったり、部屋ごと使っていないといったケースもある。
    →経済的に余裕がない場合(月3万円程度の年金生活者)、修繕の見通しがまったく立っていない
     ケースもある。


 * 一人暮らしの不安から、元気な方でも緊急通報電話のニーズは高い。

 * 黒坂診療所の復活を望む声がきかれた。


3.
所感

 「自分のことは自分で」「人に頼ってはいけない」を自立心と考えれば尊重すべきだが、
 自分で窮屈な生活を強いて閉じこもり状況につながる懸念がある。

 老人に何かやってあげるだけではこれは解消されないので、老人にも何かやってもらう
 方法を考えるべきではないか。
   →趣味・技能などを持っている人、何か役に立ちたいと考えている人が少なからずいる。

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