No.32
 
本日の例会
2004年3月9日(火) 第2134回
ロータリーソング 今日も楽し
献立 洋食
委員会事項 結婚記念日御祝
卓話 「鳥インフルエンザについて」
鳥取大学教授 大槻公一氏
 
次週の例会
2004年3月12日(金) 第2135回
18:30〜ホテルニューオータニ鳥取
ロータリーソング 奉仕の理想
献 立 パーティー料理
東部5RC合同例会
※3/16の例会は休会
 
先週の例会
2004年3月2日(火)
会長挨拶
 いよいよ3月に入りましてスポーツのシーズンに入るわけですが、今サッカーであるとか大リーグとか大変話題が多いですが、サッカーの方はいよいよワールドカップの予選それからギリシャオリンピックの予選と引続いて行なわれるようになっていまして、先日はワールドカップ予選の第1戦が行なわれたわけですが、オマーン戦だったと思いますがヨーロッパの方で活躍している選手も帰って来て最強の布陣で圧勝するだろうと予想されておりましたが、私もハラハラしてテレビを見ていましたが、ようやくロスタイムで1点を取ってからくも勝利するということであったわけです。また、昨日はオリンピック予選がありまして、これも最近日本が強くなっておりまして韓国との親善試合では2対0と完勝しておりまして、非常に楽しみにしておったのですが、意外な展開で引分けという結果に終わり、一発勝負の厳しさを思い知らされたわけです。
 色々考えてみますと、一発勝負ということですが地方分権・三位一体の改革ということで小泉内閣が実施されようとしていますが、よく考えて見ますと私共にとっては何となく三位一体の改革が異論があるかもわかりませんが、一発勝負のような感じがしております。勿論一つの道筋としては市町村合併ということがあろうとは思いますが、その他の小泉内閣の改革を見ておりますと、例えば郵政の民営化の問題とか、これも何となく道筋というかプランも一般の人には解かりにくく一体どうなって行くんだろうと思いますし、また改革としては非常にやりやすいのではないかと我々としては思うような特殊法人の改革であるとか、国会議員の定数の問題であるとか人に良く目に見える改革が進んでいないと、私には映るわけです。皆様方はどのように判断をなさいますかお話を伺いたいと思います。
幹事報告
(到着文書)
・ガバナー事務所より トルコロータリー奨学金プログラム案内
・ガバナーエレクト事務所より  PETSアンケート  その他資料
・RI2004国際大会実行委員会より 国際大会開催にあたっての注意事項及びイベント登録・記念バッチ申込書(記念バッチ希望者はクラブ事務局へ)
・鳥取西高校倉元聡子先生より 勤労学生表彰式礼状と通信制機関誌「鳥城通信」
・会報 高松RC 倉吉RC
・週報 倉吉RC 鳥取西RC
(例会変更)
・倉吉東RC 3/18休会 受付なし
(当クラブ連絡事項)
・本日例会後 理事会2F仁風の間
・本日よりIM登録料集めます。
会員名簿記載事項変更
・石谷雅文さんメールアドレス
 ishitani.masafumi@city.tottori.tottori.jp
・小谷 寛さんメールアドレス kodani@kikkoya.com
・植田哲朗さん勤務先住所・電話番号・FAX番号
 〒680-0942 鳥取市湖山町東2-164
 TEL  31-0631 FAX  31-0641
スマイル報告(本日31,000円 累計898,500円)
田中善蔵さん(鳥取西RC)故小松パスト会長、尾崎会長、地域共同隊活動すでに10年経過しました。本年の石がま保存会の活動無事終了しました。ご配慮の程お礼申し上げます。
尾崎英篤さん 先週のほくほく会大変楽しい会でありがとうございました。
牧浦繁雄さん ISO-14001を取得しましたので。
松下栄一郎さん なんとなく
入江敏夫さん とりあえず申し訳ありませんでした。
藤岡正明さん 田中和夫さん
荻原忠康さん 吉田 通さん
筒井和彦さん 松田恭子さん
誕生日
早退5件
卓話「私の思い」 米山記念奨学生 馬 輝さん
1 私の感想
 私は昨年4月鳥取北ロータリークラブに入れていただいてから1年たちました。この間に皆様には大変お世話になりました。カウンセラーの小原先生や様々の方にお世話になりました。日本のお月見や祭りなどに参加させていただき、日本の文化習慣をありのままに感じることができました。毎月の例会と各行事で交流を深め、特に例会ではロータリーの「四つのテスト」を読めなければなりません。「真実かどうか?みんなに公平か?好意と友情を深めるか?みんなのためになるかどうか?」この「四つのテスト」は誰でも簡単に言えるかも知れませんが、実際に行動することは難しいと思います。帰国したらこの「四つのテスト」で今後自分の行動が正しいかどうか判断したいと思います。
 私は苦しい状況の時に米山奨学金をいただきました。米山奨学生になってから私は研究テーマを熱心に行うことができました。また、ロータリーアンと交流を通じて他の所で学ぶことができない貴重な社会経験を積むことができました。また、鳥取北ロータリークラブの皆様の奉仕精神に対していつも感心していましたが、私自身も奉仕の精神を持って身の回りのことから社会に貢献していきたいと思います。
 米山奨学生になってから、人を見る目、自分を見る目が変わりました。ロータリークラブの皆様から学んだ知識と人脈など、卒業して、帰国したあと役立つと思います。米山奨学生は、私の人生設計において非常に大きな助けとなりました。鳥取北ロータリークラブに入ってから私は心を大切にする人間は孤独にならないことを学びました。1年間本当に楽しかったです。帰国後は中日友好往来や中国や日本を含む東アジア及び国際社会で平和の創造と維持に貢献していくつもりです。特に、中国青海省と日本鳥取県の両国国民の往来に貢献するつもりです。
2 青海省の主要な観光・名勝の紹介
 青海省は青藏高原の東北、東経89度〜103度、北緯31度〜39度にある。東西の長さは1200キロ、南北800キロで、面積は72万平方キロで全国の十三分の一を占める。青海省には全国で一番大きな塩水湖――青海湖があるので青海と名付けられた。
 青海省の総人口はおよそ500万余りで人口密度は7人/平方キロである。中国では人口密度の一番小さい省の一つであり、主な少数民族はチベット族、回族、土族、サラ族、蒙古族、満族などである。
 青海省は湖が230箇所散在し、総面積は6757平方キロである。その中には、中国最大の内陸湖――青海湖(海抜3200メートル)が含まれる。青海は高原大陸性の気候に属するので、気温が低く昼夜の温度差が大きい。「年に四季の区別がなく一日にも四季の変化が見られる。」と言う特徴がある。降水量は少ないながら集中し、日当り時間が長くて太陽の輻射は強い。海抜が高く空気が稀薄であり、且つきれいなので、埃と水蒸気の含有量が少なく透明度もよい。太陽の光が大気空間を通る時、エネルギーの損失が少ないのでここは中国でも太陽の輻射量がもっとも多い地区の一つなのである。青海省の夏は涼しく一番暖かい季節が7月で、温度の最高地区でも平均温度は、20℃を越えないので、避暑及び旅行には誠に素晴らしい所であります。
 青海省は現在の少数民族の人口は220万人で、総人口の42%を占める。チベット族、蒙古族と土族は、一般的に言えばラマ教(仏教の一種)を信仰する。回族、サラ族は、イスラム教を信仰するのであります。
 青海省には観光の名勝がタール寺、西寧東関清真寺、楽都瞿壇寺、青海湖、循化県にある孟森林は、保護される自然区の一つで、互助民族文化村などたくさんあります。
 タール寺 西寧市より28キロの西南方向にある湟中県魯沙爾鎮に位置しており、中国で有名なラマ教格魯派の六つの大きい寺の一つであり、黄教(仏教の一種)の創立者である宗喀巴の生まれた場所でもある。タール寺には、宗喀巴の健在していた時のいろいろな遺物があり、多くのラマ教を信仰するチベット人、蒙古族人、土族人の参拝する聖地である。タール寺は、1560年に建てられ、1577年になって既に一定の規模を備えていた。この寺の占める土地の面積は40ヘクタール余りに昇る。チベット族と漢族の芸術を結合して、独特な風格を備えた建物の組合せで輝しく立派なものである。主な建物は、大金瓦寺、小金瓦寺、大経堂、八大霊塔、九間殿、花寺、大拉浪、過門塔、菩提塔などがあります。
3 日本の教育方法を中国と比べる
 日本と中国との教育方法及び研究方法を比較した。両者の相違点と類似点はたくさんあります。日本では学生は実験、実習を勉強して、知識を取得していますが、中国では学生は本から知識を取得しています。日本の大学教育方法にはいいところがある。例えば卒業論文と大学院修士論文の中間発表や学部の4年生が研究室に入ることです。特に大学院に入ってから、各学生の研究テーマが違ってひとりぼっちで研究を進めている時が多い。そのかわりにインターネットを頼っていろんな情報を得るし、Eメールを通じていろんな人と交流し、顔さえ知らない“友達”が少なくない。インターネットというものは、個人の情報ネットワークを広める一方、“儀式”という感覚がだんだん抹消していくことです。
4 社会文明度の高い国、日本
 私は1964年11月16日に中国の古都西安市の辺ぴな田舎に生まれました。1968年10月、故郷を後にして、両親及び兄とチベット高原の青海省へ行きました。2001年9月30日に私費留学生として日本に来ました。日本は中国と近いが、いろんな面で相違点がたくさんある。日本は先進国である。いったい日本はどんな面で進んでいるかを知りたかったので、私の夢は日本へ留学することでした。今、それがかなえられて満足しました。近代、中国社会ではたくさんの留学生たちが帰国し、数々の多大な貢献をしました。近代中国にとって、最も大きな出来事は辛亥革命が封建主義を倒したことです。その力となった孫文は革命の父といわれています。孫文は日本に留学した中で一番素晴らしく、革命の基礎を中国へ持ち帰った人です。初代首相の周恩来、台湾の蒋介石も来日留学生でした。欧米へ留学した人もいますが、日本へ留学した人々が中国で一番大きな力を発揮しました。
 日本では国民全員がきちんと教育を受け、「和」の精神を受け継ぐことができ、社会文明度が非常に高いです。文明度というのは、学問だけでなく、言葉の使い方、そして、仕事に対する真面目さなど、色々なところで現れますが、とくに人に優しく接するその気持ちは大変優れていると思います。日本人のあいさつは、いつも頭を下げて、とても丁寧に思います。電話の応対にしても、見えない相手に礼をしている姿を見ますと、人と人との間には、やはり誠意をもって、心と心とのつながりがある友情を結ばなければならないということを、実感しました。昔は中国も礼儀の国でした。ただし、今はあまりいい礼儀作法(伝統)が受け継がれていません。例えばあいさつの方法、お茶作法…などです。日本人の自然観や精神世界を知ることによって、多様なものと調和して暮らすことの大切さを学び、人として成長できました。
 ロータリーの基本的な考え方である「奉仕の精神」は素晴らしいと思います。まず「感謝の気持ち」があって、それを表す手段として「奉仕」がある。それをロータリーが教えて下さいました。それをもって今の私があるといっても過言ではないほど、今日の私の土台にもなっています。米山奨学生になってからつくづく感じるのは、ロータリーが経済的にだけでなく精神的にも大きな支えになっていることです。ロータリーの社会奉仕・国際理解の精神は、単なるスローガンではなく、親切なロータリーそのものだと身に染みて感じます。私もその精神を学びたいと思っています。
 これからは「アジアの世紀」とも言われますが、中国と日本及びアジア諸国の相互理解は浅いレベルにとどまっています。われわれ留学生は日本人のもっとも身近にいる親善大使として、限りない活躍の場を与えられています。日本の皆さんに母国のことを、母国の人々に日本のことを、言葉や地元文化とともにその心も伝えていくことは、私たちに与えられた使命だと思います。世界中の人々がお互いに話し合おうとすれば、世界は平和になる、戦争を起こす理由は一つも見つからないはずです。ロータリーの精神は“他人への思いやりと助け合い”という、これからの私の仕事のモットーです。
(入江敏夫)