No.37
本日の例会
2004年4月20日(火) 第2139回
18:00〜
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献 立 和食
クラブフォーラム 
「会員増強」
 
次週の例会
2004年4月27日(火) 第2140回
唱 歌 おぼろ月夜
献 立 洋食
委員会事項 創業記念日御祝
出席表彰
職業奉仕賞表彰式
※例会後職場訪問
 
先週の例会
2004年4月13日(火)
会長挨拶(牧浦副会長代行)
 本日は尾崎会長がお休みですので、代行させていただきます。今日のゲスト卓話は、鳥取環境大こた学の遠藤先生でございます。のちほど「南極の話」と題しましてお話を頂きます。
 プロ野球も公式戦が始まり阪神が3連勝し阪神関係の株が上がっているようです。株も昨年の7,000円台に比べ最近は12,000円と上がり、企業のリストラ効果と中国の好景気の影響で明るい雰囲気が出ていますが、今後とも万博などの影響も受けて、この傾向が持続すればと願っています。
幹事報告
(到着文書)
・ガバナーエレクト事務所より 地区協議会アンケート(職業奉仕・国際奉仕)
・米子南RCより IM礼状
・鳥取西RCより 東部5RC合同例会収支報告書
・倉吉RCより 創立50周年記念ゴルフ大会案内
 6/5(日)8:30〜 三朝カントリー倶楽部
 登録料5,000円 〆切5/10(月)
・県民の警察を励ます会より 会報・広報誌
・月報 高知北RC
・週報 倉吉RC 鳥取西RC
(例会変更)
・鳥取RC 4/29・5/6休会 受付なし
・鳥取西RC 4/30休会 受付なし
・倉吉東RC 4/29休会 受付なし
(当クラブ連絡事項)
・4/6理事会報告
 1)4/20(火)18:00〜 クラブフォーラム(会員増強委員会)
 2)4/27(火)例会にて職業奉仕賞表彰式
  例会後 職場訪問
 3)事務局臨時休暇 5/6〜7
 4)5/29(土)智頭RC40周年へ本年度、次年度理事の方、及び入会3年未満の皆様の積極的な参加を希望
・本日例会後事務局にて次年度役員会
委員会報告
◎出席率報告
 4月13日 会員67名中 欠席17名 74.63%
 3月23日 補正後 欠席5名 出席免除12名
 90.91%   
◎結婚記念日御祝
 森下耀雄さん 小谷恵三さん 牧浦繁雄さん
 道上正●さん 筒井和彦さん 松田 剛さん
 田中 彰さん 米田由起枝さん
 山本朝子さん
ビジター
 津山西RC 川島弘光さん 中村政弘さん
       谷口康子さん
 鳥取RC 児嶋祥悟さん 池内勝彦さん
 鳥取西RC 土江富夫さん 鈴木一彦さん
メークアップ
 4/7倉吉中央RC 遠藤正昭さん
 4/12鳥取中央RC 坂根 徹さん
スマイル報告(本日31,000円 累計1,018,500円)
中村政弘さん
川島弘光さん
谷口康子さん
(津山西RC)
本日はお世話になります。
鈴木一彦さん(鳥取西RC) お世話になります。
土江富夫さん(鳥取西RC) 久し振りに出席します。北RCの皆様にはいつもお世話になってます。
平井克典さん 大変お世話になりありがとうございました。公私とも有意義な2年3ヶ月でした。本来なら例会出席をしてお礼申し上げなければならないのですが、4月5日より奈良勤務となりましたので、失礼致します。
福田洋一郎さん 親睦委員会さん家族会大変立派な企画で、大変楽しませていただきました。
吉田 通さん 家族会では孫が大変お世話になりました。ありがとうございました。
福石幸市さん 春の家族会にたくさんの方に参加していただき大変ありがとうございます。
笹野眞紀さん 竹田さん先日は大変お世話になりました。
大羽孝義さん 親睦委員会の方々より関金温泉の入浴券をいただきました。ありがとうございます。単身3人組で行ってきます。
森下耀雄さん いただいた花鉢を並べて楽しんでいますが、次の年に咲かせることが出来ません。方法を教えて下さい。
牧浦繁雄さん 筒井和彦さん
松田 剛さん 田中 彰さん
山本朝子さん 森下耀雄さん
結婚記念日
 
卓話
「南極の話」 鳥取環境大学教授 遠藤辰雄氏
 私は15年前に「南極域気候変動研究計画」に加わって1988年10月から半年間南極観測夏隊に参加しました。夏の半年間は夜の無い期間ですので、「南極日帰り隊」とも言われています。無人観測基地を各所に造って観測を衛星経由で観測するシステムを作りました。南極には高地から海に向かってカタバ風という13m/秒ぐらいの強い風が絶えず吹いています。常識と逆でこの風の中の温度は風の外に比べ10度ぐらい高い温度になっています。研究の結果、強い下降気流により高いところの空気を引き摺り下ろされ、そのため高空にある高いエネルギーが下降したためであることが判りました。南極大陸は4千mの厚い氷に覆われておりますが、粘断性を持つため海に向かってゆっくり流れています。このため氷のなかには昔の歴史が封入されています。表面深く取り出した氷を溶かした水の同位体の分析からは当時の気温が、炭酸ガス分析とあわせると、炭酸ガス濃度の変化と気温変化が一致し、これが地球温暖化に炭酸ガス濃度が関係(原因)していることの根拠とも言われています。しかし炭酸ガス濃度が上がっても気温が下がった時期もあり、この間の関係は必ずしも言えないとも考えられています。また南極は隕石の採集の最適地といわれています。隕石は氷以外に表面には無い南極では発見しやすいのですが、落ちたところを見ることはありません。しかし地形が飛び出しているところでは氷の流れで運ばれた隕石は表面に出て溜まる事から、発見採取しやすくなります。飛鳥基地は地形的にそのような場所にあるので、日本は世界で最も多くの隕石資料を持った国です。
 オゾンホールは、日本も世界に先駆けて発見したのですが、オゾンホールの面積は拡大しています。1985年ごろは南極大陸の大きさでしたが、現在では2倍になりその結果として、降りそそぐ紫外線の量はオーストラリアではすでに被害を起こすレベルになっております。ご存知のようにフロンの増加がオゾンホール拡大の原因といわれています。オゾンは安定なため高空になって初めて太陽によって塩化水素に分解されオゾン層を破壊するわけです。これら塩化水素等は冬の間は真珠母雲と呼ばれる雪の結晶の雲にためられ春になると放出しオゾン層を破壊します。そのため寒い冬ほど春になってからのオゾン層の破壊が進むと言うことになります。オゾンホール拡大がなぜ南半球に見られるかは、南極大陸の形状に関係します。殆んど丸い形の大陸ですので気象状況も円形になりそれが気象学的なバリアを作っています。南極の上空で破壊されて低下したオゾン濃度は、南極大陸を取り巻くバリアのため周囲からのオゾンの流入補充がないため回復することなく低下したままとなりオゾンホールとなるのです。
 南極氷が全て解けると海面が65m上昇し世界の都市は水没するといわれています。しかし、海岸周辺にある棚氷はすでに大部分が水の中に浮いているので解けても水面には影響しません。それより最近は気温上昇により海水の膨張のほうが海面上昇に大きな影響を及ぼすといわれております。
 地球には海があったため有害な宇宙線は海により遮蔽され海中では火山のある暖かいところでまず生物が発生進化しました。その後バンアレン帯が出現し地上への宇宙線が遮蔽され、酸素濃度の上昇にともない生物は陸上に出て生活することが出来るようになりました。そして陸上に現れた生物が増加し酸素濃度が増えたその結果としてオゾン層が形成されたのです。すなわちオゾン層は長い歴史の中でやっと作ってきた地球のバリアです。今これが破壊されかけています。
(担当 田中 彰)