No.22
本日の例会
2005年12月6日(火)第2216回
君が代 奉仕の理想
献立 和食
委員会事項 誕生日御祝
 年次総会
※例会後次年度理事会及び本年度定例理事会 3F高砂の間

次週の例会
2005年12月13日(火)第2217回ロータリーソング 我等の生業
献立 洋食
委員会事項 結婚記念日御祝
      創業記念日御祝
職業奉仕賞表彰式
※例会後創立45周年実行委員会
VIPルーム

先 週 の 例 会
2005年11月29日(火)
会長挨拶
 千葉県の建築設計事務所による耐震強度偽造問題で、調査が進むに従って、拡大しています。
 強度不足のマンションやホテルは27日現在で35棟、大変な数です。
 検査機関の見逃しの責任も重大であります。休業に追い込まれたホテル・マンションには使用禁止命令、住んでいる人、利用している人達の為にこれから国が、地方が人道上の観点からどう手助けするのか興味ある所です。私はただただ地震が起きないことを願うだけです。

幹事報告
1.国際ロータリー年次大会参加旅行案内
 大会2006年6月11日〜14日 デンマークコペンハーゲン(初めて北欧で開催)
2.県留学生日本語スピーチコンテスト案内
 12月17日(土)13:30〜16:00米子コンベンションセンター
3.週報 浜坂RC
4.例会変更
・.鳥取西RC12/16・1/6夜間例会受付定刻定例会場
      12/23・12/30休会受付なし
・倉吉中央RC12/14夜間例会 受付定刻事務局
・倉吉RC12/20を12/23に変更 受付12/20定刻事務局
5.鳥取RAC例会案内
  日時 12/1(木)19:30〜はまゆう
  内容 鳥取弁でえーだっちゃ!

委員会報告
◎出席率報告
11月29日 会員69名中 欠席15名 78.26%
11月15日 補正後 欠席8名 出席免除14名 85.45%
◎出席表彰
森下耀雄さん(41年)松下栄一郎さん(16年)
植田哲朗さん(14年)村上美起雄さん(7年)
入江敏夫さん(3年)荻原忠康さん(3年)

ビジター
鳥取西RC 小谷重善さん
鳥取中央RC 田中 清さん

スマイル報告(本日23,000円 累計514,000円)
吉田 通さん なんとなく。
前田清介さん 西クラブの小谷さんようこそいらっしゃい。今年は何かと異変があります。早く来いお正月♪。
田中英教さん 高知北クラブとの交流会ご参加の方々ご苦労様です。
西山睦深さん 9才の息子が、卓球の県大会で優勝しました。大変嬉しいので。
朝倉通憲さん 去る25日我家の三女、雑種犬シェリーが13歳の生涯を終えました。これまでの癒しを感謝して葬儀告別式をして供養しました。
山本潤一さん 先週はほくほく会のご利用ありがとうございました。
宮川敬学さん ご無沙汰しております。
村上美起雄さん・入江敏夫さん
              出席表彰
松下栄一郎さん・植田哲朗さん
早退1件

卓話 「クリーンな次世代自動車燃料利用を鳥取から」
鳥取大学工学部生物応用工学科教授 簗瀬英司氏
 人類が幸せに生活していくためには、様々な形のエネルギーが必要です。しかし大変重要なことは、そのエネルギーがクリーンであるか否かにあります。現在、温室効果ガスの排出削減が問題となっていますが、可能な限り石油などの化石燃料に置き換えできるエネルギー割合を増やしていく努力が必要です。そこで、注目されているエネルギーとしてバイオマスから製造できるバイオ燃料があります。
 植物は大気中の炭酸ガス、いわゆる温室効果ガスと水から太陽光を利用してブドウ糖を合成し、酸素を放出します。このブドウ糖をもとにセルロースという植物繊維やデンプンを合成し成長します。この様な植物体をバイオマスといい、直接燃やしてエネルギーにする場合もありますし、アルコールに変換して燃料として利用する場合もあります。しかし発生する炭酸ガスの収支はゼロになりますし、植物体は太陽と水と炭酸ガスがあれば、再び成長します。このようなエネルギー源を、再成可能なエネルギ資源(リニューアル・リリースあるいはリニューアル・バイオエネルギー)といいます。今、石油燃料に代替することができるクリーンなバイオ燃料として、バイオマスから生産するエタノールが大変注目されています。エタノールはお酒ですので、飲み過ぎると身体を壊しますが、燃料として利用するには無害でクリーンな燃料です。炭素と水素と酸素から構成されていますので、燃やしても炭素と水のみ排出します。しかも発生した炭酸ガスと水は、再び植物に利用されますので、自然界での無限循環が可能です。
 バイオエタノールの原料は、現在捨てられている廃棄物、例えば廃材、もみ殻、間伐材、新聞雑誌等を利用します。これらのゴミに共通していることは、ブドウ糖が重合したセルロースなどの植物繊維を大量に含んでいることです。このような未利用なバイオマス資源は、年間で約4,000万トンが利用されないで捨てられています。これらのバイオマスをエタノールに変換しますと、理論的には1,000万トンのエタノールが製造でき、この量は我が国の年間ガソリン需要の25%をまかなうことが可能になります。バイオエタノールを利用することで、温室効果ガスを25%削減することが可能になるわけです。
 しかし、草や木を分解して直接エタノールを造ることができる微生物は自然界には発見されていません。そこで、遺伝子組換技術を利用します。メキシコのお酒でテキーラを造るときに用いられるザイモモナス菌に注目し、この発酵菌を遺伝子工学を駆使して、セルロースから直接バイオエタノールを生産するスーパー発酵菌に変身させることが可能になります。現在、廃材や廃材などをこの廃酵タンクに入れて、直接バイオエタノールを生産させることを検討しています。
 県内から出てくる廃棄物は、この様にエネルギーに替えられ、最終的には何も残らないということになります。こういうシステムとインフラ整備がこれからの課題と言えます。鳥取の場合、環境立県を目標に掲げていますが、こういうことを鳥取から発信していけば、鳥取の発展に大いに寄与できるものと考えております。
(担当 山本潤一)