No.28
本日の例会
2006年1月31日(火)第2222回
唱歌 ゆき
献立 洋食
委員会事項 出席表彰
卓話 創立45周年実行委員会
※例会後、45周年記念事業部会地階風紋の間

次週の例会
2006年2月7日(火)第2223回
君が代・奉仕の理想
献立 和食
委員会事項 誕生日御祝
 第39回勤労学生表彰式

先 週 の 例 会
2006年1月24日(火)

会長挨拶
 テレビでは、ホリエモン、オジャマモンだと騒いでいます。鳥取県では特急出雲号、名古屋便の廃止となり陸の孤島になるとなげいています。
 こんなことに負けないぞと私達北ロータリーでは2月23日に45周年記念事業を開催いたします。道上実行委員長の基に詳細なことが決まりました。
 記念事業は「団魂世代は高齢化社会を変えられるか」(全体のテーマ)について基調講演後、シンポジウムであります。会場の定員が210名、なんとか150名以上の人を集めたいと思います。そこで会員の皆様に奥様、知人、親戚の方々2名以上の参加をお願いしたいのです。
 45周年記念事業が成功し元気になりたいと思いますので、ご協力をお願いして今日の挨拶といたします。

幹事報告
1.ロータリー青少年指導者養成プログラム
 (RYLA)案内 3/19(日)10:45〜岡山市社会福祉法人旭川荘敬老園
2.「ロータリーの友」表紙写真募集案内〆切日4/30 1人3点まで サイズ:紙焼き四つ切
3.2007〜2008年度ロータリー財団国際親善奨学生募集要項 奨学金1人当り最高米価26,000ドルが支給 応募資格等詳細は事務局までクラブ〆切日3/28(火)
4.ロータリーレート変更通知
 2月より1ドル114円(現行118円)
5.米山奨学会への寄付金は12月までに前年度比2.6%増、約22,000,000円の増加
(例会変更)
・米子東RC 1/25→1/28に変更 受付1/25
 定刻サンルート米子フロント
・倉吉RC 2/21→2/22に変更 受付2/21定刻事務局
・西部地区5RC合同例会(2/14)に伴う変更
2/2米子中央RC ホテルサンルート米子
2/10米子RC 米子全日空ホテル
2/13米子南RC 米子全日空ホテル
2/14境港RC 夢みなとタワーカウンター
2/15米子東RC ホテルサンルート米子
委員会報告
◎出席率報告
1月24日 会員68名中 欠席15名 77.94%
1月10日 補正後 欠席4名 出席免除13名
                92.73%
◎創業記念日御祝
森下耀雄さん 谷口昌弘さん 早川慶子さん
松田恭子さん 荻原忠康さん
◎創立45周年実行委員会
2/23(木)13:30〜さざんか会館にて実施されますシンポジウム「団魂世代は高齢化社会を変えられるか?」の集客活動協力依頼
◎次年度幹事
会員満足度アンケートを、来週例会時までにご提出下さい。
ビジター
鳥取西RC 加藤一吉さん 金田卓也さん
スマイル報告(本日11,000円 累計636,000円)
加藤一吉さん(鳥取西RC)お世話になります。
吉田 通さん 45周年記念事業が1ヶ月後となりました。ご協力宜しくお願い申し上げます。
早川慶子さん 
森下耀雄さん 創業記念日 
荻原忠康さん 
河野二朗さん 結婚記念日

卓 話「鳥取県経済の課題と展望」
    鳥取県商工労働部長 山口祥義氏
 鳥取に来て「鳥取スタンダード」という事を感じます。それを経済の面でみますと、全国展開の企業の人と話をすると鳥取県は儲ける余地の多い町だと言っています。なぜかというと、鎖国ではないですが、自分たちの中でお互い利益を確保しながら共存共栄する鳥取ギルドという形態になっている。そこへ全く新しい切り口で入ってくる。たとえばトイザラスだとかマツモトキヨシとかナショナルスタンダードの会社が入ってくると利益があがる。コンビニでも山陰の方が利益がいいと言っています。そうなるとどれだけ鳥取県が黒船にさらされるのかという懸案が出てきます。では鎖国をするのかと言えば、そんなことは現実にはできない訳で、ではどうすればいいかと言えばナショナルスタンダードを上回る良いものをつくっていかないといけないということです。商店街の問題で言えば、個店に目を向けて、もっと個店の魅力をあげていく事が大切だと思います。
 鳥取県は能力の高い人が集まっていると思います。しかし鳥取県の人達は鳥取県だからこんなものじゃないかと思っている様に思います。県を出て活躍している人がたくさんいます。そうゆう優秀な人が外へ出て、帰って来てナショナルスタンダードを展開する事を考えるのは大切な事だと思います。
 鳥取スタンダードのいいところもありますが、本当にこのまま進んでいいのか、見直しが必要ではと思います。もっと若い世代の人に頑張って欲しい。親の背中を見てやっていてそれでいいのかなと思います。
 鳥取県は一人あたりの収入は全国47位、25万くらい、配偶者は全国3位、9万くらいです。夫婦だと34万、全国34位になります。経済状況は悪いですが、夫婦でみるとそれほどでもない。また、平均寿命は男がいい方から31位、女が16位、こんな男女不釣り合いな県は他にありません。女性は内で家事をし、男は外で酒を飲むというような風土があります。なんとか女性の力を経済に活かしていきたいと思います。現に夫婦の収入でみる様に女性が社会進出しているわけですから、いかに女性に単なるパートではなく、商品の企画だとか、販路の開拓だとか付加価値の高い業務に進出してもらうかが私たちの課題かなと思っています。
 なぜ、鳥取県が経済的に厳しいかと言いますと公的支出に依存してきたからだと思います。一方で移出が少ない。県内で全てが閉じている経済で外に進出して儲ける企業が少ないからです。実力をつけて、外で儲けて、鳥取県の経済は動き出すのだと思います。
 また、企業訪問して思うのは、ある程度成功するとやめてしまう。もっと欲張りになって欲しいと思います。ビッグヒット企業は日本セラミックぐらいです。なかなか企業が育たないのは鳥取県の経済の足腰が弱い部分でもあります。今私がやっているのは下請け型構造からの脱却です。多くの企業は東京、大阪、京都からの指示で動いている下請け型構造になっています。最近企業訪問の中で少しずつ、このままではいけないという雰囲気が出てきています。自分たちで何か作ろう、変わろうという企業が増えています。コクヨさんなどがその例です。それと素材移出型構造から加工型企業への転換です。素材移出型は農水産品に多く収益が低い、加工型の企業を新設して行こうとしています。
 その為には、皆んながプレーヤーになって壇上で踊ることが必要です。人の批判とか、人がああすれば、こうすればではなくて、自分がどうしたいかです。「いけん」はいけないと思います。一日に5回ぐらいにして欲しい。「えらい」もあまり良くないと思います。基本的にはほめた方が人間は伸びると思います。ほめる文化をつくっていきたいですね。
 これからは人材です。今、危険なところにきています。都会は人を求めています。人材を求めて人が鳥取に入ってきています。このままいくと人材がどんどん抜かれてしまいます。その点で力を入れようと思うのは工業系、産業系の高校生です。比較的県内に残る人を大事にして、実践的なノウハウを持って企業に入っていける人を育成していこうと思っています。
 今、経済の循環がいい型になっていないので、なんとか良い循環にもっていきたいと思います。全体として豊かさへの連鎖を考えないとまずい状況になっています。その為に努力しようと思っていますので、現状をよく教えて欲しいと思います。今後もよろしくお願いします。       (担当 西尾昌宜)