No.42
本日の例会
2006年5月23日(火)第2236回
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献立 和食
委員会事項 創業記念日御祝
卓話 「鳥取市の教育問題」
   鳥取市教育長 中川俊隆氏
※例会終了後次年度理事会
 3F高砂の間

次週の例会
2006年5月30日(火)第2237回
唱 歌 こいのぼり
献 立 洋食
委員会事項 出席表彰
卓 話 花原 俊さん
    山田雅文さん

先 週 の 例 会
2006年5月16日(火)

会長挨拶
 新緑の美しい五月です。
 薄い緑、濃い緑、黄緑、赤みがかった緑、表現のむずかしい緑などがあります。新緑は私たちの心身をリフレッシュさせ活力を与えてくれる自然の恵みです。 
 6月9日から7月9日にかけて、ドイツで開催されるサッカーの世界大会の23名の日本代表が決まりました。1次リーグでオーストラリア、クロアチア、ブラジルと戦います。勝ち進んで7月9日の決勝戦で私たちに多くの感動を与え、心身をリフレッシュさせ、活力を与えてくれたらいいなあと思います。
幹事報告
1.RIロータリー財団管理委員長より寄付金協力依頼
2.青少年育成鳥取県民会議総会通知
  6/7(水)13:00〜県民文化会館小ホール
3.週報 鳥取RC
4.本日新会員候補者1名公示
5.年度末が近くなりましたので、会費納入等協力依頼
(例会変更)
● 5/30夜間例会
 受付定刻定例会場
● 米子中央RC 6/8移動例会
 6/29夜間例会
 受付両日とも定刻定例会場
委員会報告
◎出席率報告
5月16日 会員70名中 欠席13名 81.43%
4月25日 補正後 欠席9名 出席免除13名                83.33%
◎誕生日御祝
尾崎英篤さん 山田雅文さん 笹野眞紀さん
◎結婚記念日御祝
太田垣清さん 遠藤正昭さん 平木祥夫さん
◎4月米山奨学会寄付者
田中 彰さん(法人) 朝倉通憲さん
早川慶子さん 石谷雅文さん 奥山育英さん
村上美起雄さん 中山 勇さん
坂根 徹さん 霜村哲男さん 山田雅文さん
スマイル報告(本日14,000円 累計971,500円)
尾崎英篤さん
山田雅文さん
誕生日
遠藤正昭さん
太田垣清さん
平木祥夫さん
結婚記念日
田中 彰さん 出席表彰
吉田 通さん なんとなく
早退1件
卓話 森下耀雄さん
 本日の話は、日本一の陽明学者、安岡先生の「自称高弟」を任じている、伊藤肇氏が、1980年に出版した帝王学ノートの中から引用したものです。
●正直について
 常に美徳であるとされる「正直」だって、本当に美徳であるとは限らない。本当のことを言ってはならない時、「嘘」をつかざるを得ない時はいくらでもあります。
●夫婦とは
 小話 後藤新平の和子夫人について、家庭における新平は典型的な暴君で外での色恋沙汰もなかなか派手だったにもかかわらず、夫人を最も愛していて、一方夫人は夫人で時々自分を裏切る夫に腹を立てながらも、その元はと言えば夫の男ぶりが良過ぎて女が放っておかぬからだと思うと、これ程の男の妻と呼ばれる自分は幸せと思い返して自分を慰めたものです。夫婦の中はかくありたいものです。その新平が50歳になった時、和子夫人を失ったが、すぐさま後妻の話が持ち込まれた。しかし新平は一切話にのらなかった。断る理由は、「夫婦が文字通り一心同体となれるのには25年の歳月がいる。私はいま50歳なので新しい妻をもらって、また25年も苦労をするのはまっぴらだ。第一夫婦の醍醐味を満喫できる75歳まで生きられるかどうかも覚束ない」ということだったそうです。
●老いについて
 老人社会学では、65歳をもって「老人」とし、これ以前を「老人前期」それ以後を「老人後期」と呼んでいる。しかし同じ65歳でも個人差がすごくある。京都府立医大名誉教授の山田博博士の「暦年年令と生理年令」というレポートがそれを裏付けている。つまり、大脳の血液を取って血液の若さを調べてみると、次のような個人差が判明した。35歳±4歳、同じ35歳でも、若ければ31歳、老けておれば39歳でその差8歳。45歳で±6歳、若ければ39歳、老けておれば51歳、個人差は12歳。55歳になると±7歳、若ければ48歳、老けておれば62歳、個人差14歳。65歳だと±8歳で、57〜73歳、75歳となると±9歳で若くて66歳、老けておれば84歳と個人差実に18歳。個人的努力によって、これだけの差が出てくる訳だから、当然歳をとっても現役として立派に通用する人もおれば、若くても非現役の方に入ったほうがいいと言う人も出てくる。いわゆる「若朽」若くして老いるというやつである。現役で通用する3つの条件とは、1、テーブルスピーチを5分以内にまとめることができる。2、30分間の会話の中で、同じ話を二度繰り返さない。ただし「前に言ったけど」とか「念の為に繰り返すが」とか言っているうちはまだ現役。3、相手の話を聞いて、自分の知識と理解との限界を知る能力を持っていること。
●終わりに当って
 ロータリークラブの定義とは、同志、同好者が集まって作った団体ですから、ロータリーを楽しんで下さい。
山本朝子さん
 前年度の牧浦会長の時のIMでの時間に、ロータリアンは「食」を通して奉仕する精神、それまで、ロータリークラブに入って、こんな私がロータリーにと思っていましたが、食の中で地域、社会に奉仕するということを聞き、これなら私にもできると思いました。
 松下幸之助さんが、テレビのインタビューで、何を生業に、何が職業ですかと尋ねられたときに「私は家電製品を製造しながら人づくりをしています」と言われた言葉に感銘を受けました。これがロータリーの精神なのだと、私はこれをさせて頂こうと、これからの人生をこれで生きていこうと思いました。今日の資料のことなのですが、かれこれ20年近くなるでしょうか、皆さまの中にはご存知の方も多いと思いますが、私の生業の仕出し料理「やまもと」が食中毒を起しました。実を言いますとあの時は、喫食者の方お一人ずつにご挨拶に行かせて頂いて、それが済めばこの「やまもと」をやめなければならないと覚悟を決めておりました。それがお一人ずつお訪ねした皆さんに力を頂いたのです。「こんなことにめげずに頑張れよ」「弁当いつからできるの、待っとるから頼むよ」と、そうしたお客さまばかりでした。私は、この一週間ほどの間この仕事はやめられない、やめることが責任の取り方ではなく、むしろ続けていくことが責任の取り方だと実感、体感として知りました。その食中毒の五日間の業務停止の間、弁当が作れないので、自分のところの従業員が食べたりするのに数も決めないで、何十個か買って参りましたが、弁当が余り机の上に残っておりました。買って三日くらいになるので腐っているから捨てなければと思ってふたを開けてみても腐っている様子がなかったのです。食中毒の直後、業者が腐らない48時間対応のいわゆる長期保存料というのでしょうか、そうしたものが混ざった調味料の営業に参りました。私どもは実際それまでそのようなものを使っていなかったのですが、弁当の量が夫婦二人の頃に比べて、どんどん増えておりましたので、使わなければいけないのだろうかと、その時決断を迫られていたのですが、挨拶廻りをしている間、皆さんの顔を見て、皆さんのご好意を頂いて私は決断をしました。皆さんのためにも、「やまもと」をここまでにして下さったお客さまのためにもしてはいけないことがある。私の仕事でしてはいけないことをしてしまっては、ご恩返しが出来ないと思ったのです。今日皆さんに飲んで頂いた豆乳、この豆乳の甘さを感じられた方は、正しい食事をなさっている方だと思います。自然のものが一番で、神様は自然の中に大切な、私たち人間にとって大切なものを与えて下さっています。今、農薬とか化学肥料とかに非常に敏感に神経質になっていますが、皆さんがよく飲んでいらっしゃるあのサプリメントは化学肥料だと思われませんか。農作物の化学肥料は皆さん神経質になられますが、人間にとってサプリメントは化学肥料ではないかと思うのです。今一度、日本人の食を振り返って見て頂けないでしょうか。ここにお集まりの皆さんは、ほとんど昔おじいちゃん、おばあちゃんが作ってくれた食べ物を経験していらっしゃる方ばかりと思います。あの頃の食べ物をもう一度思い出して下さい。
(担当 戸杉和敏)