No.15
本日の例会
2006年10月17日(火)第2256回
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献 立 洋食
委員会事項 創業記念日御祝
卓 話 「因州青谷の和紙ガイド」
    若木 剛 氏

次週の例会
2006年10月24日(火)第2257回
ロータリーソング それでこそロータリー
献 立 和食
卓 話 「食事をすること」
    山本朝子さん

先 週 の 例 会
2006年10月10日(火)

会長挨拶
 皆様こんにちは。まずお客様のご紹介を致します。…
 安倍新総理が就任早々に電撃的に発表された中国・韓国への公式訪問が厳しい日程を縫って8日9日と予定通り行われました。総理就任後の初の外国公式訪問先に中国を選んだのは、戦後では安倍総理が初めてとのことでしたが、時あたかも中国共産党中央委員会総会の初日であったにも拘らず、胡錦涛国家主席・呉邦国全国人民代表会議(全人代)委員長・温家宝首相のトップ首脳3者と相次ぎ会談すると言う異例の歓迎振りでした。小泉前総理時代に心ならずも冷え切った日中関係を早く修復しなければならないとの中国の強い意志が感じられ、そこに安倍総理の熱い思いが通じた現象だとも言えましょう。具体的な成果は将来に委ねなければなりませんが、首脳会談を実現すると言う自体が当面の最大目標であったことを思えば、取り敢えずは満足すべき結果だと思われます。北朝鮮の拉致問題・地下核実験予告発言の問題等に対する対応についても前向きの合意がなされ、会談が計画された当初の想定より以上に友好ムードにあふれ充実した日中首脳会談だったようです。
 ところがその後事態は急展開を見せ、安倍総理は訪韓中の機内で北朝鮮の核実験実施の報を聞くこととなりました。韓国でも事態を重視したノムヒョン大統領が緊急安全保障閣僚級会議を召集している最中での訪韓となったのです。そのようなあわただしい日程にも拘らず、予定通りハン・ミョンスク首相・ノ・ムヒョン大統領との首脳会談が相次いで開催されました。時期が時期だけに、会談内容の報道は北朝鮮の核実験問題一色となりましたが、関係国のトップとして最も身近な形でこの問題に遭遇した安倍総理の存在感は、結果として世界に大きく発信されたとも言えます。韓国としてはこのような首脳会談の時期に加え、パン・キムン氏が次期国連事務総長に選出されようとしている時期を選ぶように実施されたこの核実験は、北朝鮮に対する太陽政策の失敗ともみなされ、韓国の面目を丸つぶれにする最悪のタイミングだったでしょう。新聞休刊日には思わぬ出来事が重なりますが、この度も目の離せぬ事態です。
幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナー事務所
   地区大会登録料請求書
 2)特定非営利活動法人 日本UNHCR協会(国連難民高等弁務官事務所・国内委員会)アンケートご協力のお願い
 3)全国防犯協会連合会 広報誌「交番」秋号
 4)「ロータリーアン」英語版
   1冊は環境大学へ寄贈
 5)週報・月報
   岡山城RC 岡山RC 岡山西RC
 6)週報・会報
   鳥取中央RC
B)例会変更
 1)倉吉中央RC 10月18日(水)夜間例会
   ビジター受付 定刻事務所3F
 2)倉吉RC 10月31日(火)夜間例会 
   ビジター受付 定刻事務所
 3)境港RC 10月24日(火)夜間例会
   10月31日(火)休会 ビジター受付
   10月24日(火)のみ定刻ビアガッセにて受付
C)連絡事項
 地区大会日程表を10月17日(火)にはお配りします。
委員会報告
◎出席率報告
10月10日 会員69名中 出席50名 72.46%
9月26日 補正後 96.30%
◎結婚記念日御祝
米村信哉さん 入江宏一さん 吉田 通さん
角脇篤彦さん 小谷 寛さん 竹田達夫さん
瀧本紀晴さん 村上美起雄さん 中村孝男さん
中山 勇さん 荻原忠康さん 朝倉通憲さん
◎ホクホク会
 現在21名出席予定、乗車場所変更は申し出て下さい。
◎ゴルフ同好会
 10/8(日)第2回田中会長杯コンペ
 優勝 中山 勇さん
ビジター
鳥取RC 鈴木克彦さん
メークアップ
10/5 RAC 霜村哲男さん

卓話「光ファイバーについて」
鳥取環境大学情報システム学科教授 
秦野論示氏
[原理と効能]
 光ファイバーは材質は石英ガラス。直径は0.125m/m。重さは30g/kmです。銅線よりはるかに「軽い」。普通は束ねてケーブルとして使いますが、1000本束ねても十分に軽い。電圧の高低を伝える電気通信と光の有無を伝える光通信の差異は、光は遠くまでたくさんの情報を送れることです。中継点無しで送りますと、銅線は10kmが限度ですが、光ファイバーは100kmでも送れます。情報の容量もTVで100チャンネル分を1本で送れます。遠くまで届くようになったのはガラスの透明化が進んだからです。
[ガラスの透明化]
 普通のガラスは光が通過するのに、10cmガラスの中を進むと光量が半減します。1970年には透明化で半減距離が150mにのびましたが、通信にはまだ不十分でした。1974年に3kmにのび、何とか使える状態になりまして、1980年に15kmまでのびると、十分使えるようになりました。
[大容量]
 1960年にレーザーが発明されました。1960年代には光ファイバーと組み合わされて新しい構造が開発され波形がくずれないようになりました。
 光の有無をデジタル化に応用すると、ノイズに強く異なる情報を一緒に扱える、コンピュータと相性のよいものだと分かりました。
 電話の音声は1秒に100キロの情報を伝えますが、レーザーの光はその1万倍の1ギガを伝えます。
[天の恵み]
 少し前まで光ファイバーは都市間通信に使われていましたが、今は企業内通信や家庭にも入っています。
 レーザーの波長特性と、それを伝えるファイバーの構造が自然界の偶然でたまたま一致しました。どちらが欠けても実現しません。これは、光通信が可能になったのは人知を越えた神の恵みとしか思えません。
 日本は1936年に関氏が光通信の特許をとるという快挙をなしており、日本の技術の創造性を証しています。現在も光ファイバーに関する日本の技術は高い。
[光の時代]
 今や光の時代で家庭までその恩恵を享受しているのですが、反面、過疎地では採算面で普及が困難など、インフラ面より新たなデジタルデバイドが生じている問題を解消しなければなりません。
(担当 松下栄一郎)