No.16
本日の例会
2006年10月24日(火)第2257回
ロータリーソング それでこそロータリー
献 立 和食
卓 話 「食事をすること」
    山本朝子さん

次週の例会
2006年10月31日(火)第2258回
唱 歌 もみじ
献 立 洋食
委員会事項 出席表彰
卓 話 「公共工事の推移と今後の見通し」
    西日本建設業保証株式会社
    鳥取支店長 鍋浜正俊氏

先 週 の 例 会
2006年10月17日(火)
会長挨拶
 北朝鮮の核実験発表から僅か5日後と言う早さで制裁決議が国連安保理で採択されました。今後はこれに基づいて各国がどこまで効果的な行動をとれるかが問われます。特にわが日本では憲法等の制約上何処まで効果的具体的な行動が可能なのか?私達日本国民にとって切実な問題であることを十分認識し見守っていかねばと思います。
 ご承知の通り、待望久しい鳥取自動車道が平成21年度にはほぼ開通する見とおしとなりました。鳥取市ではこれを契機に県東部地域の観光・文化・経済等の活性化を図り、全国に向けて鳥取を積極的にアピールしなければと、「2009因幡の祭典」(仮称)を開催すべく鋭意取り組んでいます。民間主導で地域住民総参加型のイベントを広域的・継続的に実施してゆくことにより、誇りの持てる郷土・発展する郷土造りに繋げてゆきたいとの思いです。綜合テーマ・イベント企画について8月より市民に提案募集がなされていましたが、一般で130、小中学生より450程度の提案があり、予想以上の反応だったようです。今後は検討委員会で、これらを受けて実行段階の体制作りに移っていくとのことです。
 当クラブの福本さんは鳥取自動車道活性化協議会の会長として熱心に活動を続けておられ、道上さんはとっとり総研理事長として「姫鳥線を最大限に生かす懇話会」を設け、行政・経済・大学・医療・警察等の関係者を集め、より幅広く長期的立場からの姫鳥線の影響及び活用策の調査検討に取り組んでおいでです。その他当クラブには関係者が多数いらっしゃいますので、時には率直な情報交換等を重ね、この道がストロー現象の道ではなく因幡発展の道となりますよう、皆で努力してゆきたいものです。
幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナー事務所
  1.地区大会における表彰についてのご案内「地区目標達成賞」会員数純増1名以上を達成
  2.地区大会参加人数最終アンケート 
   〆切り10月21日(土)
  3.地区米山記念奨学生学友会総会及び交流会について
   10月29日 総会及び懇親会 
   14:30〜15:30
  4.ハイライトよねやま 80
 2)鳥取ローターアクトクラブ
地区ローターアクト代表 杉崎有里氏
公式訪問案内
11月12日(日)15:00〜17:00 
県民ふれあい会館4F
 3)社)鳥取いのちの電話…公開講座「北東北における自殺予防活動」
  11月5日(日)さざんか会館5F
 4)JICA中国ニュース
B)例会変更
 1)倉吉東RC 11月2日(木)創立記念夜間例会 ビジター受付 定刻事務所3F
小谷恵三会員より
 退院のご挨拶がありました。
委員会報告
◎出席率報告
10月17日 会員69名中 出席55名 79.71%
10月3日 補正後 90.74%
ビジター
鳥取西RC 山田 正さん
メークアップ
10/3鳥取西RC 曽我部邦彦さん 平木祥夫さん
戸杉和敏さん 村上美起雄さん 田中 彰さん
瀧本紀晴さん
スマイル報告(10/10 29,000円 累計344,500円)
坂根 徹さん 秦野先生、本日の卓話ご苦労様です。楽しみにしています。
中山 勇さん 運〜優勝しました。
曽我部邦彦さん 本日ほくほく会で歓迎会も兼ねて頂き、ありがとうございました。
米村信哉さん 荻原忠康さん
入江宏一さん 竹田達夫さん
中村孝男さん 中山 勇さん  結婚記念日
瀧本紀晴さん 村上美起雄さん
朝倉通憲さん
松下栄一郎さん 竹田達夫さん 誕生日
原田克巳さん
早退 2件
スマイル報告(本日 24,000円 累計368,500円)
田中英教さん 1.若木さんをお迎えし…。2.小谷恵三さんのお元気な姿を拝見し…。
吉田 通さん 若木先生、今日はご苦労さまです。楽しい講話よろしく御願いします。
小谷恵三さん 1.松田剛さん委員長の役目を色々とやっていただきお世話になりました。(お礼が遅くなりましたが悪しからず)2.ゴルフ同好会のご利用有り難うご座いました。(お礼が遅くなり悪しからず)3.突然の発病(大動脈解離)人生初めての入院でした。
笹野眞紀さん 一日一日と秋らしくなります。先日のほくほく会の2次会ありがとうございました。
松田 剛さん 植田哲朗さん 創業記念日
角脇篤彦さん 吉田 通さん 結婚記念日
小谷 寛さん
入江敏夫さん 誕生日
早退 4名
卓話
「因州青谷の和紙ガイド」
若木 剛さん
 2002年1月22日ここで「学校完全週5日制とはどういうものか?」ということをお話しさせていただきました。私の本職はそっちの方なのですが、本日は一寸横丁にそれたテーマでお話ししたいと思います。
 昨年3月に青谷和紙工房を退職し、今年8月に小さな本を私費出版をしました。内容は施設の活動紹介、因州青谷和紙産業の過去・現在、紙や和紙一般についての初歩的な説明をしております。執筆の動機は、和紙について自分がいかに無知であるか、青谷に住んでいる方が案外和紙の事を知らないのに気づき、地域の数少ない特産品の一つであるにも拘わらず、ガイドブックがないので出版した次第です。
「和紙作りのイメージ」
 イメージは山里、年寄、手漉き、暗い所…現地に入ると大きな間違いだと気づきました。現在70代1人、20代から60代まで各世代数人ずつ、紙を漉いています。和紙は衰退産業のような印象もありますが、青谷には20代でも結構な数の紙生産業者がいます。特に50代前半からそれ以下になりますと、ほとんど大学の卒業生なんです。紙漉きのイメージとは違い近代的な感覚を持った方が生産にたずさわっています。また男の仕事と思っていたのですが女性が紙を漉かれるのに驚きました。
 そして今は手漉きではなく、機械漉きが主力なんです。青谷では手漉きが12業者、機械漉きが9業者いますが、佐治を入れてですが、生産額は手漉きが2.2億円、機械漉きが9.5億円(青谷は8億円)で機械がはるかに多いんです。因幡の和紙はギッチョコギッチョコ手漉きでなく機械漉きが主力です。
「正倉院に伝わる因州和紙は何処で作った?」
 因州和紙で一番古いのは721年のものが伝わっており、そのあと10世紀にかけて9種類の和紙が残っています。因州和紙は大体1300年くらいの歴史があるわけです。私がずっと疑問に思っていますのが、いったいその和紙は因幡の何処で作ったのかなあという事です。
 現在は青谷と佐治だけなのですが、近年までは東部地区一円で作られておりました。さかのぼれば17世紀のはじめまでさかのぼれるのですが、鳥取には中世の文書が欠落しておりまして、約600年間を埋めなければなりません。
 そこで、誰が使ったといえば、おそらく国庁の役人や寺社だろうと思います。だとすれば今の国府町あたりで使用されていたわけですから、何処から供給したのかという事になります。そこで気になりますのが津ノ井の紙子谷(かごだに)という地名です。かごというのはコウゾのことをかごといいますので、密かに紙子谷近辺だろうと当りをつけていたのですが、鳥大の徳永職男(つねお)先生が紙子谷の地名の由来を意上奴(いがみぬ)神社の神子(みこ)さんがいたところだろうと言われまして、私の考えは吹っ飛んでしまいました。でも、しつこく気にはなるのですが、はたして初期の因州和紙は何処で漉かれたのか興味のある話題が残ります。
(担当・植田哲朗)