No.17

本日の例会
2006年10月31日(火)第2258回
唱 歌 もみじ
献 立 洋食
委員会事項 出席表彰
卓 話 「公共工事の推移と今後の見通し」
    西日本建設業保証株式会社
    鳥取支店長 鍋浜正俊氏

次週の例会
2006年11月7日(火)第2259回
君が代 奉仕の理想
献 立 米山ミール
委員会事項 誕生日御祝
卓 話 「昭和初期の社会情勢」
     入江宏一さん
※例会後 定例理事会3F高砂の間

先 週 の 例 会
2006年10月24日(火)

会長挨拶
 前田幹事が度々ご案内していましたが、いよいよ28日(土)は2690地区の地区大会です。ガバナー主催の地区最大行事であり、年に1度の地区内会員相互の懇親の機会であると共に、RI会長代理を迎えての唯一の研修の機会でもあります。参加頂く多数の皆様に感謝致しますと共に、残念ながら都合悪く今回はご参加頂けない方々には次の機会には是非にとお願い致すところです。
 さて皆様ご承知の通り、21日より今日24日まで県下各地で第19回全国スポーツレクリエーション祭(スポレク鳥取2006)が開催されています。21日の開会式は鳥取・倉吉・米子の3会場で同時開催され、特別行事も含め3万人余の来場者で賑わったとのことでした。県下13市町村で25種目が開催されていますが、その内「壮年サッカー・年令別テニス・バウンドテニス・マスターズ陸上・フォークダンス・ウォークラリー・太極拳」の7種目が鳥取市で開催されています。7種目の選手・役員等で5000名近い参加者があったようですが、大会を盛り上げる観覧者がどれくらいあったのか、まだ定かではないようですが、それなりの盛りあがりはあったようです。此度の大会を一般的なスポーツ大会や学会とのコンベンションと比較すると、競技以外の行動にかなり違いが見うけられ、砂丘等の観光地や夜の賑わいが盛んだったようだとの声を聞きました。タクシーの運転手さんの言では、「たいていの大会は人は多くても会場の往復はバスが多いし、宿に帰ると夜の外出も少なく、それほどタクシーが潤うこともなかったが、今度は大分忙しくさせて頂いた。」とのことです。元気な高齢者が多く、競技もさることながら、スポーツを通じての交流と全国各地を訪れる楽しみに価値を見出す人が多い所為かも知れません。いずれにしろ買い物を楽しむ人も多く、町が賑わったのは事実であり、良しとしなければなりません。これを機にスポーツやレクリエーションを楽しむ機運が広まり、元気な鳥取県への一助となればと願います。
幹事報告
 A)到着文書
  1.ガバナー事務所
   ・R財団学友についてのお問い合わせ
※RCに入会したか ※アクトに入会したか ※寄付はあったか
以上3点…なし
   ・ロータリーレート変更 
    11月より$118円へ
 B)例会変更
   なし
 C)連絡事項
   1.10/29(日)地区大会 AM7:30 鳥取駅南出発 AM9:30 米子到着予定
    (集合場所の確認…とくにバスの停車場所を確認願います。)
   2.日本海新聞 10/18(水) 国際RC研究グループ交流事業
    アメリカ・ノースカロライナ州 
    6人 米子(別紙)
委員会報告
◎出席率報告
10月24日 会員69名中 出席53名 76.81%
10月10日 補正後 88.89%
◎ほくほく会
10/10(火)開催 ほくほく会並びに曽我部さん歓迎会の会計報告(出席者22名)
収入 105,000円 支出 100,050円 残高 4,950円
前回繰越 12,142円と合計して17,092円を次回繰越
◎ゴルフ同好会
11/4(土)5RC対抗ゴルフ大会についての案内(第3回田中会長杯を兼ねる)
ビジター
鳥取RC 涌本祐之さん 谷口譲二さん
メークアップ
10/18 倉吉中央RC 畦上 徹さん 遠藤正昭さん
10/19 RAC 中山 勇さん 山本潤一さん 乾 康彦さん
10/23 鳥取中央RC 松下栄一郎さん
10/24 倉吉RC 坂根 徹さん
スマイル報告(10/17 4,000円 累計372,500円)
山本朝子さん 下手な卓話で皆様の気分をこわしてしまいそうで、とても心苦しいです。申し訳ありません。
無届欠席 1件
早退 1件

卓話「食事をすること」 山本朝子さん
 食についての話と言えば、体のための話として、ずっと話をしてきましたが、青森県在住で84歳になられる佐藤初女さんという素敵な女性と、2日間時間を共にする機会を得たことにより、今まで自分の考えていた食(生活)というものについての考え方を見直すこととなりました。
 私自身36年の間、食の提供という仕事を通じて色々と学び、体験をしてきましたが佐藤初女さんのような深い心にはなれませんでした。
 本当の意味での食に対する思いというのは、まだまだこれからだと感じているところです。
 “食事をすること”というのは、人間において尊厳な営みではないかと思いますし、家族とのふれあいを通じて、人間としての大切な思いを思い起こさせてくれる場面というのが食事の場ではないでしょうか。
 とにかく、食事というものが非常に大切なこととして、昨今受けとめられてきていることは良いことだと感じております。
 今、食育問題がマスコミ・情報誌等に取り上げられ、子どもたちが間違った食(事)感をもたないよう食育基本法が樹立され、学校教育のなかに食育を入れていこうとする動きになってきております。
 各都道府県それぞれの地域で推進委員会や協議会をつくり、これからどんどん審議がされるようになってくることとなりますが、私自身、食育基本法等に目を通してみて、なんとなく自分たちが理想としている“食事をすること”とは方向性を異にしているような不安な問題部分も感じております。
 重要なことは、大切な心その方向性をひとりひとりが、しっかりと持って間違いのないよう行政のすること、それからそのような運動をしっかりと見つめていくことではないでしょうか。
 人とのコミュニケーションの取り方について、昔は自分のことを、自分の家族だけではなく近所の人たちも見守っていてくれたと感じておりました。最近は個人主義的な考え方が強すぎると思います。
 私は、周囲を見まいとするのではなく、もっと見ようとする相手の立場を配慮したふれあいが必要であると感じておりますし、良い意味で人の心を深い受けとめ方をする、そして自分の心を深く相手に届けようとする気持ちが大切だと思います。
 食のなかで、このような気持ちを感じることがあります。ひとつひとつの素材に心がこもっており、造り手側が思い浮かばれるような料理と出会ったときです。
 佐藤初女さんのお話で、びっくりしたことがありました。ホウレン草を茹でるときに、一瞬スーッとその茎が透明になる時があるそうです。その時にホウレン草の「いま、上げて」という叫びが聞こえると言われたことです。私も自分の仕事を通じて、色々な作業のなかで同じような経験・感覚を感じたことがあります。
 彼女いわく、食材を物として扱うのではなく生きものとして感じたときに、はじめて、その食材を料理する造り手の命が吹き込まれていき、その命が食する私たちの命となって生命を育んでくれるのだと。
 本当に真摯に自分のやっていることを見つめると、声が聞こえるのです。その声は自分の心の叫びだと思います。人間同士の心のふれあいばかりではなく、もっと生きている間にふれあう物、すべての生活に役立ってくれる物に対して、そういう見方をすると、すごく幸せになりませんでしょうか。
 食事をするという大事なときが、色々なことを教えてくれるような気がしています。最近、食事に関し心配していることがあります。核家族化の問題です。祖父母のいる家庭とそうでない家庭とではずいぶんと違いがあるように思われます。
 少子化問題への影響、食事の時のしつけ、昔からの食べ物についての知識の伝達等、今では無くなってしまっているのではないでしょうか。
 本当の食べ物の味、素材そのものが持っている味をもう一度想い起こして、これからの子どもたちや若者そして私たちも、本物を味わっていかなくてはいけないと感じております。
 私は食の仕事をしておりますので、出来るだけこれからも添加物等を使用しないで真心の味付けをしていきたいと思っておりますし、それが本当においしいのだと知って頂きたいと思います。
 自然なものは、とっても幸せな気分にさせてくれます。味(付)がどうこうではなく、心のおいしさを感じさせてくれます。
 今後、食についての深さをあらためてかみしめ、責任感と使命感を感じながら初女さんのように84歳さらには90歳になるまで、この仕事を頑張っていきたいと思っております。
 どうぞ皆さんよろしくお願いします。
(担当 中村孝男)