No.19
本日の例会
2006年11月14日(火)第2260回
ロータリーソング 我等の生業
献 立 和食
委員会事項 結婚記念日御祝
卓 話 「道州制について」
    鳥取県企画部長 上場重俊氏

次週の例会
2006年11月21日(火)第2261回
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献  立 洋食
委員会事項 創業記念日御祝
職業奉仕賞表彰式
※18:00〜「松花」にて湖山会

先 週 の 例 会
2006年11月7日(火)

会長挨拶
 いじめ、履修漏れ問題等、これまで考えられなかったような学校現場或いは教育委員会・文科省等教育行政に対する信頼感を根底から揺るがせる問題が多発しています。高校の世界史等必修科目の未履修問題については最初の報道がなされた後、日を追う毎にその数が増え熊本を除く約全県に及ぶ状態になり、大学受験期を控えその対策が急がれました。様々な議論がなされる中で、政府は未履修の回数に応じて50回ないしは70回の補習を実施することにより卒業を認めることとし、既に卒業している者の卒業認定は取り消さないとの決定を行いました。この決定に対し「公平性に欠ける」との発言が多くなされたようですが、何と比較して公平でないかは人夫々のようでした。ともかくも文科省の指導要領の空洞化と言ってしまって済ます訳にはいきません。気になったのはルールを破ったからと言うのではなく、そのことによって有利な立場を得たから罰を課すのだと言う論調が多かったことです。せっかく必修にしてある「世界史」を履修させてくれなかった不利益をどうしてくれるのか…とは言わないで、世界史を履修した時間は全く無駄であったとしか受け取れない論調には少々違和感を感じました。言い換えれば、文科省の指導要領は生徒に不利なものを強要していることになりますが、そんな単純なものではないでしょう。現実に即したルールになっているかどうかと言えば、現実との乖離は大きいと言えますが、この度の決定だけでことが解決する訳ではありません。これで一件落着としてはいけないでしょう。生徒達にとって現実に則さないルールや指導が国や教育委員会に言ってもすぐには変えられない場合、どのように対処すれば良いか等を学校現場でも真剣に考えなければなりません。談合問題・不正腎移植問題等々ルールとは何かを根本的に問い掛けています。皆様は自分たちの企業や組織にとってどのようなルールやその運用が必要なのか様々なノウハウもお持ちでしょうし、ロータリーにとって教育問題は他人事ではありません。IDM(非公式討論集会)の場などで知恵を出し合う機会をと思う者です。
幹事報告(山田副幹事)
 A)到着文書
  1.ガバナー事務所
   ・地区大会の出席のお礼
    1,700人参加
   ・地区大会における表彰楯等の送付 会員数純増1名以上を達成
  2.国際ロータリー2690ローターアクト地区幹事より11/12公式訪問のご案内
  3.ザ・ロータリアン誌(英語版)
  4.倉吉RC 会報・週報 クラブ活動・運営計画書
 B)例会変更
鳥取中央RC 11/20(月)を11/17(金)に変更 ビジター受付 20(月)定刻定例会場
  鳥取RC 11/23(木)休会
  倉吉東RC 11/16(木)を11/18(土)に変更
  ビジター受付 16日(木) 定刻事務所3F
  11/23(木)休会
 C)当クラブ報告事項
 10月29日 米子での地区大会が無事終わりました。
 今年度の大きい事業は来年4月15日、当クラブがホストのIMがあります。順次進行しているようです。
委員会報告
◎出席率報告
11月7日 会員68名中 出席50名 73.52%
10月24日 補正後 92.30%
◎誕生日御祝
野田英明さん 入江容子さん 水野行治さん
◎ゴルフ同好会
11/4(土)第2回東部5クラブ合同コンペ 優勝クラブ 鳥取北RC
優勝 中山勇さん
第3回田中会長杯 優勝 入江敏夫さん
ビジター
鳥取RC 羽鳥裕司さん
メークアップ
10/31 倉吉RC 曽我部邦彦さん
11/2 倉吉東RC 田中和夫さん
スマイル報告(本日19,000円 累計397,500円)
入江宏一さん 今日は卓話を指命されました。居眠りをしながら聞いて下さい。
入江敏夫さん 5クラブ対抗ゴルフコンペ実力を発揮して頂いてありがとうございました。又、田中会長杯を頂いて二重の喜びです。ご協力に感謝致します。
中山 勇さん 5クラブ合同ゴルフコンペで優勝させていただきました。
瀧本紀晴さん 火曜日に出張が多く、委員会の皆様にはお手数を掛けます。本年度スマイルが少しすくないので、ご協力をお願いします。
角谷弘海さん 出席表彰(10月)
野田英明さん 入江容子さん 誕生日
水野行治さん
早退 1件
卓話
「昭和初期の社会情勢」
入江宏一さん
 今日は、先日の福田さんの「四つのテスト」の卓話を思い出しました。
 「四つのテスト」は昭和7年にハーバート・テーラーによって作られています。その動機は、彼の会社が大恐慌の余波を受けて倒産の危機に陥った時、経営を立て直すために従業員が守るべき指針として作り、この指針を励行したところ会社が立ち直ったというものです。大変興味のある卓話をされ、社会情勢については生まれてないので知りませんと付け加えられました。
 私は昭和3年生まれで、小学校3年の時シナ事変、中学1年の時第2次世界大戦が起こりましたので、多少そのころの事は知識としてありますので、昭和7年ころのお話しをしようと思います。
 平成5年3月、医師会用務で東京日本橋の三井信託銀行を訪れました。玄関を入りますと団琢磨氏と米山梅吉氏の写真が飾ってあります。米山梅吉氏は大正10年日本に最初にロータリークラブを作った人であり、団琢磨氏は三井合名の理事長、又日本工業倶楽部の理事長で、財界のトップの座にあった人物で、満州国が建国された昭和7年に右翼の青年の凶弾に倒れました。今でも銀行の壁には弾痕が生々しく残っております。
昭和7年には
 1月28日 上海事変
 2月22日 肉弾3勇士の戦死発表
 2月9日 井上準之助前蔵相暗殺
 3月1日 満州国建国宣言
 3月5日 団琢磨暗殺
 5月9日 大磯・坂田山心中事件
 5月15日 5・15事件 犬飼首相暗殺
 暗殺事件とか、心中とか国中が恐慌、不況の嵐に打ちのめされている時でした。日々の新聞はこれらの暗い記事で埋められていたものです。そんな世相の中で、心中が美化され、自殺、心中が後を絶たなかったと報じられております。現在の日本も同じような風潮がみられるように思います。
 この前行われました自民党総裁選挙の折、各候補に対して「歴史認識について」質問が相次ぎました。靖国神社、満州国建国についての見解が一番ハッキリしていたのは麻生太郎氏でありました。私も日清、日露の時と、満州建国以降は日本の取ってきた道は違うと思います。昭和2年に始まった金融恐慌による不況が続いており、東北農民の悲惨な状況や失業者の増大、都市労働者の過酷な生活が繰り返される中で、大きな事件が相次ぎ、軍閥政権により日中戦争、第2次世界大戦へと破局の道に突入したのです。
 何はともあれ、歴史認識というのは大変難しい問題です。
(担当:植田哲朗)