No.39
本日の例会
2007年4月17日(火)第2280回
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献立 洋食
委員会事項 創立記念日御祝
卓話 「草の根自治支援について」
   鳥取県総務部総務課草の根自治支援室
   室長 島田真紀子氏

次週の例会
2007年4月24日(火)第2281回
唱歌 めだかの学校
献立 和食
委員会事項 出席表彰
卓話 「耐震診断」
   中山 勇さん

先 週 の 例 会
2007年4月10日(火)
会長挨拶
 統一地方選挙の第一幕が降り、夫々の場で有権者の審判が下されました。知事選では13選挙区で9人の現職全員が当選し、「そのまんま東現象」は起こらなかったようです。鳥取でも知事・県議共に順当な結果と見られています。その評価は人夫々でしょう。
 都知事選では石原氏の圧勝との見出しが多いようですが、告示間際に立候補声明をし選挙に臨んだ浅野氏に投じられた170万票をどう評価するかで判断が分れます。選挙前は低姿勢な物言いをしていた石原氏が当選後は早くも石原節を復活させていますが、マスコミの厳しい質問に対する反論の仕方は言葉の機微を巧みに突き、さすが慎太郎と思わされます。逆に、柳沢発言に対するこれでもかの追求と比較し、マスコミのつっこみの弱さが目立つようです。
 鳥取で目立ったのは共産党の躍進かも知れません。鳥取市選挙区で個人票もかなり見こまれた県議候補の票を倍近く上回った共産党知事候補の得票は、民主党候補を擁立できなかったことに対する批判票だったとも言えます。県議選では倉吉と境港以外は決まったような選挙でした。特に鳥取市ではトップの得票の4分の1も無いのに当選する候補もあり、トップの8割も得票しながら落選した倉吉と比較し、その違いの大きさには驚かされました。同じ選挙区での鳥取市議選のトップ当選者より少ない票での県議当選は理屈では分っても気持ちでは納得でき難いかも知れません。同一選挙区に36人の市議がいる上に13人もの県議が必要なのか、疑問に感ずる人も多いでしょう。県全体で見ても島根県の37人の定数に比較し鳥取県の38人の定数は多過ぎるのではとの声は当然です。
 いずれにしても、選挙の結果は有権者が引いた新しいスタートラインに過ぎません。マニフェスト選挙になればなる程、選挙後の有権者の監視と批判の目の正確さが求められましょう。多くの期待を担う平井新知事のリーダーシップのもとで、開かれ活力に満ちた県政が進められることを願う次第です。
幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナー事務所
「ロータリー青少年指導者育成プログラム」のご案内
5/27(日)米子・サンルート・ホテル米子
     講演・中海クルージング体験
  各クラブ 1名参加(原則 ローター・アクトも可)昼食あり
     登録料(交通費・宿泊費)
     締切り4/27
  ・ロータリー誌 英語版
 2)財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター
  「ニュースレター・74号」
 3)鳥取大学広報誌「風紋」14号
 4)千代川流域圏会議事務局
   賛助会員証 千代川カレンダー 
   千代川マップ
B)例会変更
  ・境港RC 5月1日(火) 休会
   5月29日(火) 創立45周年 夜間例会
    ☆ ビジター受付 29日のみ 
      定刻・境港ビアガッセ
C)クラブ報告
 1)当クラブ 5/1(火)休会 
   (定款 第5条第1節C)
 2)高知北RCとの交流会
  5月25日(金) 例会・交流会
    26日(土) ゴルフ・観光で交流会
 3)ローター・アクト「地区年次大会」
  5月19日(土)・20日(日) 於・白兎会館
  行事計画 別紙
  ホストクラブとして全員登録 
  登録料5,000円 締切り4/24
 4)今年度「物故会員法要」日程
  6月12日(火)12時30分より 於・天徳寺  会費2,000円
 5)能登半島地震災害義捐金
  「寄附金BOX」をまわす
 6)会員 村上美起雄さん 戸杉和敏さん
  3/31退会 66名
委員会報告
◎出席率報告
4月10日(火) 会員66名中 53名 80.3%
3月27日(火) 補正後 90.20%
◎結婚記念日御祝
森下耀雄さん 小谷恵三さん 牧浦繁雄さん
道上正矢見さん 松田 剛さん 田中 彰さん
米田由起枝さん 山本朝子さん 曽我部邦彦さん
◎鳥取ローターアクト
 地区年次大会実行委員長 山口 寛さん
 2007年度地区年次大会が鳥取ローターアクトがホストで行なわれます。たくさんの御参加をお願い致します。
◎ゴルフ同好会
 4月29日(日) 第5回田中会長杯ゴルフ大会
        場所 砂丘コース
メークアップ
4/6 鳥取西RC 小原 誠さん
4/9 鳥取中央RC 乾康彦さん 宮川敬学さん
スマイル報告(本日31,000円 累計865,500円)
田中英教さん 選挙も終り、選良の活躍を期待して。
早川慶子さん 霜村様、先日は花見のもよおしに呼んで戴きまして有難うございました。
田邉賢二さん 我家に少々うれしい事がありましたので。
奥山育英さん 3月31日に鳥取大学を定年退職し、名誉教授になりました。これからは湯梨浜中学校高等学校の校長です。よろしくお願い致します。
森下耀雄さん 松田 剛さん
曽我部邦彦さん 道上正矢見さん 結婚記念日
米田由起枝さん 田中 彰さん
山本朝子さん 牧浦繁雄さん
松田 剛さん 誕生日
早退 4件
無届欠席 1件

卓話
「城下町の話」
鳥取市教育委員会
文化財課文化財専門員 佐々木孝文氏
 私は、鳥取市教育委員会で「主に鳥取城などを担当」しています。
 10年前に鳥取市歴史博物館(やまびこ館)で調査等の担当として鳥取市に来ました。
 鳥取城跡が国の史跡に指定されて50年、この間一度もパンフレットを作った記録がないが、今回初めて作成したので持参した。
 あまり知られていないが、史跡に指定されている範囲は「ほぼ久松山全山」です。そして、この中には山頂から尾根にかけて「中笹の砦の跡」が80箇所以上含まれている。太閤ヶ平も「秀吉軍の本陣跡」が史跡指定されているが、その周辺の指定区域外にも80箇所位(未調査)の砦跡が残っている。
 鳥取市は、平成17年度に「史跡鳥取城跡附太閤ヶ平の保存整備基本計画」を策定した。以前から行っている石垣修復と、今年度から新たに調査活動を進めている。
鳥取城に対するイメージは、
1.「秀吉軍に干し殺しで攻められ落城」した、中世の「山の中に土で造った砦群」のお城
2.「関が原の合戦以降に建造」された、城下町を持つ、石垣の上にそびえる近世の城郭の二つがあると思う。
「鳥取城下町」のなりたちは、関が原の合戦以降につくられてきたものを原形としている。
・袋川(寺町〜出合橋)を人工的に掘って城下の町区割りをした。
・智頭街道を目抜き通りにし、若桜街道と鹿野街道を配した。
 今の片原通りが位置する所に薬研堀をつくり、家臣の屋敷がある町と、町民が住む町を分けていた。
 町人が住む町は、「碁盤の目」のように通りで区切り、京都をモデルにして、鬼門の方向を避けて間口がつくようにしてある。
 県庁所在地の城下町で、ここまで原形をとどめている所は少ない。
 鳥取の近代都市計画は、「原形をとどめる城下町」を生かしながら「谷あいに点在する村」とをどのようにつなぐか、という観点が読み取れる。
 その反面「鳥取大震災」と「鳥取大火」で、建造物は消失しあまり残っていないが、探してみると「木造3階建て」など、当時をしのばせる建造物も多くある。
 洪水時に橋が流されないように「重しに使った大石」も無造作に多く残っている。
 鳥取市には、金沢市や仙台市に劣らないくらい歴史的に貴重な建造物があるが、調査していないので情報提供できないことが多い。残っているものが「何なのか」解らなくなる状況下にある。(地元でも語り継がれてない)石垣や建造物の配置など、鳥取城は城郭史の面では、古いスタイルを継承して新しく築城された特殊な城として評価が高い。
 今後の調査で、築城の意図などを解明して、幅広く情報公開をしていきたい。
(担当 森本正行)