No.42
本日の例会
2007年5月15日(火)第2284回
ロータリーソング それでこそロータリー
献立 洋食
委員会事項 結婚記念日御祝
卓話 「刑事司法の新たな動き」
   鳥取地方検察庁
   検事正 本多英明氏

2007年5月22日(火)第2285回
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献立 和食
委員会事項 創業記念日の御祝
卓話 「本の周辺」
   株)今井書店会長 永井伸和氏
※例会後 次年度理事会2F仁風の間

先 週 の 例 会
2007年5月8日(火)

会長挨拶
 ゴールデンウィークを挟み2週間振りの例会です。連休中は皆様如何お過ごしでしたでしょう?昭和の日・メーデー・憲法記念日・みどりの日・こどもの日と、戦後特に由緒深い記念日が続いた訳ですが、マスコミもその由緒に沿った記念日の取り上げ方に夫々工夫を凝らしたようです。毎年同じような記事が流されることも多々ありますが、例年と違って、天皇陛下のご発言を記した富田メモと安倍内閣での憲法改正問題が大きく報道されていました。
 中でも富田メモは故富田朝彦氏が1974年に宮内庁次長に就任され1988年に宮内庁長官としてその職を辞するまでの13年余に及ぶ期間、陛下の信頼される側近としてそのお言葉を書き留めていたものです。政治的な問題については常に公な発言は謹んでおいでとの印象が強い陛下が、富田氏には政治的発言も含めかなり率直にお話になっていたご様子がメモから窺がえます。靖国神社の参拝問題等に関してA級戦犯合祀の是非が云々される際に、「親の心子知らず」と言う陛下のお言葉と共に陛下が合祀を内密に決定した松平宮司に不快感を示されたとの報道がなされましたが、富田メモはそれを裏づけてもいました。唯何故に陛下がそのように思われたのかについて、一口には言えない陛下の深い思いがメモで明らかにされたとは言えないようです。
 中曽根元総理がテレビで「日本の歴史文化は天皇の存在がその中心になっている部分が多くある。明治以降敗戦までの帝国憲法の時代を除けば、天皇は権威の象徴だが、権力は天皇以外の時の為政者が握っていたのが日本の歴史だ。」と発言していました。確かに象徴天皇とはそう言うことであり、陛下も充分にその辺りのことは心得た上で様々な発言をなさっておいでのご様子がメモからも窺がわれ、ご苦心の程が察せられました。そうしたことを思うとき、陛下が靖国問題等についてどのようにご発言なされようとも、それを政治的に利用することは厳に慎まねばならないでしょう。祝日に因む報道に所感の一端を述べ会長挨拶と致します。
幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナー事務所
  ・新宮ガバナーの「宣言」
2690地区より集計した信任状を信任委員会で確認
国際RC第2690地区2007〜2008年度ガバナー・ノミニー
2008〜2009年度ガバナーとして
松江東RC 葛尾信弘氏 正式決定
 2)RI事務所
  ・ロータリー・ワールド 2007年4月号
 3)鳥取大学 能勢隆之 学長 
   当人・桑原祥多さん
「鳥取北RC奨学金」礼状
平成18年度「鳥取大学優秀学生育成奨学金」
4/6 入学式で授与
 4)青少年育成鳥取県民会議
青少年育成鳥取県民会議結成40周年記念「青少年…県民運動の歩」
平成18年度「とっとりの青少年活動」
 5)笠岡東RC 創立20周年記念誌
B)例会変更
・智頭RC 5/16(水)6/27(水)夜間例会 ビジター受付 定刻・鳥取銀行智頭支店
 カウンター
C)連絡事項
・「IM」
・高知北RC 交流会
委員会報告
◎出席率報告
5月8日 会員66名中 出席54名 81.82%
4月17日 補正後 90.20%
◎誕生日御祝
山田雅文さん 笹野眞紀さん 西川淳次さん
◎米山奨学委員会
今年度寄付金協力依頼
◎ゴルフ同好会
・第5回田中会長杯優勝者 森本正行さん
・次回は6月17日(日)を予定
ビジター
鳥取西RC 大西清之さん
スマイル報告(本日31,000円 累計946,300円)
大西清之さん(鳥取西RC) ひさしぶりです。
田中英教さん IDMには多数ご参加、深謝。
前田清介さん 青葉若葉の好季節になりました。森へ行きましょう!
竹田達夫さん 遠藤さん、叙勲おめでとうございます。
森本正行さん 栄えある「田中会長杯」に名前を刻むことができとても嬉しいです。霜村さん笹野さん坂根さんありがとうございました。入江さんお世話になりました。
親睦委員会 先日のIDMには、多数の参加をいただきありがとうございました。
山田雅文さん 笹野眞紀さん 誕生日
西川淳次さん
宮川敬学さん 乾 康彦さん
             出席表彰(4月)
小原 誠さん
無届欠席 1件
卓話
「鳥取県の芸術文化振興策を語る」
鳥取県総合芸術文化祭
総合プロデューサー
柴田英杞氏
 私は、演劇プロデューサーとして、文化芸術協会の仕事をしながら、東京で劇団のマネージメントもしてきました。
 12年位前からは地域に拠点を移し、文化行政の方などアマチュアの皆さんと演劇活動の裏方を行っています。
 その中で、5年前に国民文化祭の開催を控えた鳥取県が、全国に類を見ない「文化芸術デザイナー」の公募をしたので応募し採用されて着任しました。
 地域で活動を始めたきっかけは、東京という消費社会での文化芸術活動の限界を感じていた頃、ピーター・ドラッガー氏の「非営利組織の経営」という本を目からうろこの思いで読んだことです。それ以降地域の皆さんとの創造活動をしています。
 地域文化の発展が国の繁栄につながるとの想いで取り組んでいます。
 平成14年10月に鳥取県で開催された国民文化祭は、県民の皆さんの手作りで行われ鳥取県の文化芸術の花が開いたと感じました。
 現在は、国民文化祭以降の鳥取県の文化振興を考える立場で仕事をしています。
 国民文化祭で盛り上がった熱を冷めさせないように、五つの使命を設定して毎年「鳥取県総合芸術文化祭」を開催しています。
 昨年は、米子市の由緒ある朝日座で開催しました。今年は倉吉市で「淀屋の世界」「八賢士の世界」のダブルストーリーの公演を予定しています。
 私の鳥取県におけるもう一つの大事な仕事は、「(財)鳥取県文化振興財団」の中で、文化芸術デザイナーとして、企画プロデュースに取り組んでいます。
 この中では、地元に関係するアーティストの積極活用を進めています。
 又、地元文化の育成面では「鳥取県青少年郷土芸術の祭典」や「鳥取県演劇創造事業」などにも取り組んでいます。
 「鳥取県管絃打楽器オーディション」を通して、鳥取の若きアーティストの支援事業も行っています。
 今後の問題として、鳥取県は文化芸術の宝庫ですが、東・中・西部の色合い・個性が強く出ていて魅力的な反面、縦割り現象による足の引っ張り合いにならないような融合の必要性を感じています。
 又、運営する二つの会館に「指定管理者制度」が導入されましたが、本来文化芸術活動の成果が出るには10年〜20年かかるものであり、経営コスト面から期間を3年〜5年に限定した指定管理者に要求させる成果とのギャップについても悩んでいます。
(担当:森本正行)