No.44
本日の例会
2007年5月29日(火)第2286回
唱歌 こいのぼり
献立 米山ミール
委員会事項 出席表彰
卓話 「農業への参入」
   原田克巳さん

次週の例会
2007年6月5日(火)第2287回
ロータリーソング 君が代奉仕の理想
献立 100万ドルミール
委員会事項 誕生日御祝
卓話 委員長退任挨拶
※例会後定例理事会 3F高砂の間

先 週 の 例 会
2007年5月22日(火)
会長挨拶
 会員の皆様に種々の批判を頂きながら、最終的に全員登録と言うことでご協力を賜りました2690地区ローターアクト第30回地区大会がどうにか成功裏に終了致しました。ガバナー代行でおいで頂いた野田ガバナー補佐を始めローターアクト委員会のメンバー及び前田幹事他参加頂いた方々そして登録協力を頂いた全会員の方々に改めてお礼申し上げます。
 大会は2690地区内10クラブより60名、地区外20クラブより30名近く、及びOB、OG10名余を合わせて100名余りのそれなりに盛大な大会でしたが、19日夕刻の開会式には間に合わない参加者もかなりあり、地区内メンバーより来賓始め地区内関係ロータリアンや地区外参加者の方が多数を占めているような印象もありました。平井知事も来賓祝辞の中で若者に対する期待の高さと同時にそのことにも触れられていました。宿泊及び研修会場は砂丘一体でしたが、一時的な降雨のために屋外の予定が屋内に変更されたのは気の毒でしたが、内容的には少ない人数で準備に当ったことを思えば苦労の跡が偲ばれる内容で、参加者には評価され盛りあがったようでした。懇親の席でロータリーの地区委員会の方ともお話しましたが、何処とも会員の減少傾向に悩まされ、会員確保が最大の課題であるとのこと、何処も一緒と思わされたことでした。考えて見れば鳥取RAが創立35周年事業が実施されることが分っていながら同じ年度にホストクラブとしてこの地区大会を開催することについて、2桁に満たないメンバー数を思えば少し負担が大き過ぎ、内輪でも軋轢があったようでしたが、何とか成功にこぎつけたと言う処で、20日の閉会式では会員も感激と安堵の様子でした。
 18歳から30歳までと言う年令的な制約があり、ロータリーより遥かに会員の移動が激しい実態や年度間の会員数及び会員意識の強弱等々のばらつきに、提唱クラブとしてももっと配慮し、適切な指導助言や支援をしなければ、創立以来様々に携わって来られた先輩諸氏の思いを無にすることになります。わがクラブのみに目を向けがちであった会長として反省しきりです。
幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナー事務所
  ・「ロータリー・クラブの現状と課題について」のアンケート依頼 中国新聞社
  ・6月のRCレートはUS$=118円
 2)鳥取西RC 多田幹事
  ・東部5クラブ第二回幹事会・次年度幹事引継会・議事録
 3)鳥取中央RC 週報 3・4・5月分
B)例会変更 なし
C)連絡事項
 ・RAC 国際RC2690地区RAC第30回年次大会
  5/19〜20 白兎会館・鳥取砂丘
来週29日(火) 杉崎地区会長 山口実行委員長がお礼に来ます
  ・今週の主な行事
  ・高知北クラブとの定時交流会 5/25〜26(金・土)
   事務局は25日(金)は閉まっております。
  ・次年度第1グループ 会長・幹事会 倉吉・5/26(土)
  ・米山奨学生 オリエンテーション 
   5/26 サンルート米子
メークアップ
5/16 倉吉中央RC 遠藤正昭さん 曽我部邦彦さん
5/19〜20 RAC年次大会 
野田英明さん 田中英教さん 前田清介さん
朝倉通憲さん 中山 勇さん 小谷 寛さん
森下耀雄さん 山本潤一さん 秦野諭示さん
5/20 地区協議会
道上正矢見さん 福田洋一郎さん 古川郁夫さん
瀧本紀晴さん 山田雅文さん 中村孝男さん
坂根 徹さん
委員会報告
◎出席率報告
5月22日 会員65名中 出席51名 78.46%
5月8日 補正後 84.62%
◎創業記念日御礼
小谷 寛さん 竹田達夫さん 原田克巳さん
木村知己さん 曽我部邦彦さん
◎職業奉仕委員会
職場訪問 6月5日(火)15:30〜裁判所傍聴
◎インターネット委員会
アンケートのお願い 締切り6月12日(火)
ビジター
鳥取RC 谷本光正さん 伊藤 寛さん
鳥取西RC 油谷博文さん
スマイル報告(本日26,000円 累計986,300円)
谷本光正さん(鳥取RC) 地区協議会参加御苦労様でした。
伊藤 寛さん(鳥取RC) お世話になります。
田中英教さん ・永井さんようこそ。・アクト地区年次大会へのご参加に深謝。
前田清介さん 5月19〜20日 2690地区RAC年次大会は無事終了しました。クラブの皆さんには全員登録の御協力を頂きました。大会委員長に成り代って感謝申しあげます。
道上正さん 地区協で総社の方で月曜日の勉強会御苦労様でした。成果をそれぞれの委員会でいかして下さいませ。
小谷 寛さん おじいちゃんになりました。
吉田 通さん 遠い国から無事帰って来ました。楽しかったです。
原田克巳さん 小谷 寛さん
竹田達夫さん 木村知己さん 創業記念日
曽我部邦彦さん
早退 3件
卓話
「本の周辺」
M今井書店会長 永井伸和氏
 この30数年を振り返って見ると、昭和41年1月、地元書店業界の急変に大学の卒業式を待たず帰郷、当時の鳥取市駅前富士書店の開店にあたった私は、米子市の関連会社の役員の急な入院で、鳥取、米子の往復が始まり、ついでのことにと今井書店の役員にと想像を越えた展開に巻き込まれました。昭和47年今井書店が創業百年を迎え、地元紙の百年記念の紙上で「市立の図書館をぜひとも」「地方の出版物を育てよう」「文化活動の拠点に」と訴えています。
 ちょうどその年、米寿を迎えた父方の祖母が一人で住んでいた境港市麦垣町に結婚を機に移り住んだ私たち夫婦は、麦垣の自治会、こども会の方々に呼びかけて、クリスマスイブに町内の会館を借りて麦垣児童文庫を開きました。日曜日毎に文庫に集まる子ども達と共に、地域の明日を考えることの大切さを実感し始めていた私には、まさに図書館の発見となりました。
 先ずは、県内の児童文庫のモデルになることを願って鳥取市駅前富士書店新築計画にあたって、4階に鳥取子ども図書室を設け司書をおいて貸し出しを始めることにしました。昭和51年のことです。本屋が無料で本を貸し出すことを計画しているらしいという話が、鳥取親子劇場の子どもの本の研究会「本の会」に伝わり、その会員の一人、鳥取大学教育学部の学生さんがある日、子ども図書室の計画は本当かと私を訪ねてこられました。彼女は自分の下宿で、毎週土曜日の午後、子ども達を集め「おはなしのローソク」を開いており、「一緒にやろう」と手を取り合って飛び上がったものです。十年間の鳥取子ども図書室のスタートであります。
 幸運であったのは、福音館の編集部勤務をしたことのある常田黎子さんが、独自に福音館から数百冊の協力を得て、常田さんを中心に年々文庫は増え昭和54年には、鳥取家庭文庫連絡会が誕生したことであります。もう一つ昭和51年、鳥取大学教育学部に児童文学がご専門の萬屋秀雄先生が着任され、本の会は萬屋先生の「お母さんのための児童文学入門講座」を聞いたり、作家の講演会を聞いたことです。
 その後、米子青年会議所児童図書館を例会場に借りての米子「本の会」の発足、当時の倉吉市企画部長の福井千秋さんの「森の王子文庫」、倉吉子ども劇場の金澤瑞子さん達の文庫活動を中心にした倉吉「本の会」と県内に広がっていきました。
 昭和52年10月、国立公園大山で絵本の学校大山セミナーを開き、全国から200名の受講生が集まりました。
 昭和62年のブックインとっとり「本の国体」、平成6年第80回全国図書館大会鳥取大会、平成7年本の学校の設立、そこでの朝の読書や、ブックスタートとの出会い。平成12年子ども読書年、平成13年子ども読書活動推進法、平成14年国民文化祭とっとり2002の出版文化展、平成15年日本PTA全国研究大会鳥取大会、平成17年全国生涯学習フェスティバルまなびピア鳥取2005、平成17年文字・活字文化振興法―。
 一粒の麦にすぎぬ麦垣文庫のささやかな歩みの一方で、思い出話や夢は尽きることがありません。しかし市町村図書館の激しい温度差、学校図書館の未整備、読書力の二極分化など課題も限りなく、日暮れて道遠しの感であります。
 無力を感じながらも私たち初老の夫婦にとって、麦垣文庫での親、子、孫と続く本で育む生命の未来と出会うひとときは至福の時といえます。
(担当 植田哲朗)