No.19
本日の例会
2007年11月13日(火)第2308回
ロータリーソング 我等の生業
献立 和食
委員会事項 誕生日御祝  結婚記念日御祝
      創業記念日御祝
I.D.Mの発表
※11/20(火)は休会

次回の例会 18:00〜
2007年11月22日(木)第2309回
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献立 パーティー料理
高知北RC交流夜間例会

先 週 の 例 会
2007年11月6日(火)
会長挨拶
 本日は後ほどI.D.Mが御座居ます。特に本年度のテーマであります会員増強と退会防止について話し合って頂き、特に会員増強の問題について、I.D.Mで議論して頂きたいと思います。本日のI.D.Mに先立ち、1名の入会者が予定されており朗報かと思います。本日は牧浦ロータリー情報委員長と入江会員増強委員長に御話を頂き、その後皆様に議論をして頂きたいと思います。本日のI.D.Mを機会に会員の皆様には会員増強に頑張って頂きたいと思います。
幹事報告
A)到着文書
1)高梁RC・吉備国際大学ローターアクトクラブより記念式典への案内:吉備国際大学10周年記念式典、12/16(日)、9:00〜15:00(〆切11/5)
2)Rotarian(2007・11月号)
3)週報:
・鳥取中央RC
B)例会変更・休会
・鳥取西RC:11/23(金)休会(定款5条)
 ビジター受付なし
 11/30(金)夜間例会 ビジター受付は定時定例会場にて
委員会報告
◎出席率報告
11月6日(火) 会員60名中 欠席16名 73.33%
10月23日(火) 補正後 欠席6名 90%

卓話
「I. D. M」
ロータリー情報委員長
牧浦繁雄さん
 ロータリー情報委員会でございます。
 情報委員会は会員の皆様にロータリーに関する情報を提供するという責務がございます。
 本日は情報委員会主催のI.D.Mが開かれます。I.D.Mでは会員増強委員会の元で会員増強・退会防止のテーマのミーティングとなっておりますが、その前に私の方からロータリーの歴史といいますか精神と言った辺をお話させて頂こうと思っております。
 さて1905年ポール・ハリス等4人によって作られましたロータリーは現在全世界で122万人、日本では9万7千人の会員数を要しております。しかし、10年前の1997年では、どうであったかと言いますと全世界119万、我が国では13万人もおりました。約3万3000人の減少し25%を乗じます。全世界の途上国では割合を増えておりますが、先進国ではかなりの減少が見られます。また、我がクラブについて見ますと、1961年(S36)30名のチャーターメンバーでスタートしましたが、ピーク時87名、そして1970〜1990年大体80名を維持しておりましたが、現在は60名となっております。会員数が減るという事はクラブに活力が無くなり組織が弱体化して参ります。そして奉仕の機会も落ちてくる事になります。何故会員数が減少してくるのか?考えてみる必要があります。
 これには、社会経済の悪化という面もありますが、これだけではなく、次第にロータリーに魅力が無くなりつつあるのではないかという考え方もあります。そこで、会員一人一人にロータリーの魅力について尋ねれば、それぞれ異なった考えが返ってくるであろうと思います。例えば概ねの人から異業種の方々との付き合いから良い話が聞ける。そして交流し自己研鑽につながるといったお考えをお持ちではないかと思います。さて、ポール・ハリスが何故ロータリーを作ったのか?それは簡単に言えば友情を求めて作ったのであります。ロータリーは友情を大切にし、寛容の精神が重んじられそして一業種一名という職業分類があります。現在は50名10%で5名同じ業種でも参加出来るというルールもあります。
会員増強委員長
入江宏一さん
 先程、牧浦さんがロータリーの歴史等のお話をされましたので、私はロータリー友の会の11月号より抜粋し福島の安部力哉さんのお話をさせて頂きます。
 夏目漱石は、明石で「道楽と職業」と題する講演をした。この中での職業分化による弊害を憂える一部を抜粋する。
 「開化の潮流が進めば進むほど、また職業の性質が分かれば分かるほど、我々は片輪な人間になってしまうという妙な現象が起こるのであります。言い換えると自分の商売が専門的に傾いてくる上に、生存競争のために、人一倍の仕事で済んだものが二倍三倍ないし四倍とだんだん速力を早めて追いつかなければならないから、その方だけに時間と根気を費やしがちであると同時に、お隣の事や一軒おいたお隣の事が皆自分からなくなってしまうのであります。恰も自ら好んで不具になると同じ結果だから、大きくいえば現代人の文明は完全な人間を日に日に片輪者に打崩しつつ進むのだと評しても差支えないのであります。」
 漱石は、表面的には社会的共同生活を営みながら孤立化した職業分化による悪弊を鋭く指摘している。これを打破するためには、忙しく貧しく時間を割いて講演会に参加するとか文学の耽読をするのも便法であるが、知的方面ばかりでは窮屈すぎるので、いわゆる社交期間を利用して互いの感情をつくすのも良法であろうと具体的に提言すらしている。
 ポール・ハリスが1935(昭和10)年に来日した際、異業種間の親睦を図るのが最初の目的だったと言っている。シカゴでのロータリー発足と時を同じくしている。さらに漱石の考えた打開策が、ポール・ハリスの異業種間の親睦を目的としたロータリーと全く一致していることは、極めて興味深く感じる。
(担当 森本美明)