No.38
本日の例会
2008年4月22日(火)第2327回
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献立 洋食
委員会事項 創業記念日御祝
      出席表彰
卓話 西川淳次さん
   山本潤一さん
※例会後次年度理事会VIPルーム
 4/29(火)・5/6(火)休会
次回の例会
2008年5月13日(火)第2328回
18:00〜  
君が代・奉仕の理想
献立 パーティー料理
IDM
「ロータリーを楽しむ」
※例会前定例理事会17:30〜VIPルーム

前 回 の 例 会
2008年4月8日(火)
会長挨拶
 去る3月29日(土)、三朝町で三徳山世界遺産登録運動推進協議会が開催され、それに参加してきました。この協議会に先立って、日本イコモス国内委員会事務局長 矢野和之さんの「世界遺産の保存と活用〜文化遺産を地域づくりの核に〜」という講演がありました。「イコモス」はあまり聞き慣れない言葉ですが、これは「ICOMOS」(International Council on Monuments and Sites)の呼称で、日本語訳は「国際記念物遺跡会議」です。
 この会議は、文化財専門家で構成されるNGO組織で、文化遺産保存に関する国際的な研究活動、世界遺産の評価及びモニタリングを行っています。組織的には、国連におけるユネスコ(UNESUCO)の分科会「文化」の下に位置づけられている「世界遺産委員会」(ヨーロッパを中心とする21ヵ国)から審査依頼のあった世界文化遺産について、その適否を答申します。そのために、世界各国の世界遺産条約締結国の案件を視察して、いろいろなアドバイスをするそうです。因みに、国連で1972年世界遺産条約が制定され、日本は1992年に125番目の国として、条約締結国になりました。
 イコモスの中には20あまりの分科会があって、そこには、例えば石造文化、文化観光、木造文化など、変わったものとしては水中文化の分科会などがあります。
 世界文化遺産の登録基準は10項目定められており、その第一は「人間の創造的才能を表す傑作である。」、以下…。これを分りやすい言葉で言えば、「真実性」と「完全性」だそうです。
 日本ですでに世界遺産に登録されているものに、熊野古道、広島の原爆ドーム、厳島神社、石見銀山などがありますが、最近、観光資源としてその名声を活用するため、世界遺産への登録の関心が高まってきています。
 三朝町は、三徳山を中心とする地域の世界遺産を目指して、すでに文化庁に「三徳山−信仰の山と文化的景観−」の名称で申請しています。その結果、この度申請区域を広げて、3月末にプレゼンテーションをしてきたところです。これらの申請書は、4つのワーキングに分かれて審査されていますが、「三徳山」は第四ワーキンググループ(時代を超えて、人と自然との関わりを中心とする遺産に関する事項)で審査されています。このグループでは8件が継続案件となっています。例えば、「最上川の文化的景観−舟運と水が育んだ農と祈り、豊饒な大地−」などがライバルです。その結果、文化庁の世界遺産暫定登録に指定されると、必要に応じてユネスコの世界遺産委員会に提出され、審議が行われます。
 「三徳山」は三徳山と裏行場となっている小鹿渓の地域を中心に、3〜4年かけて本格的な調査が実施されると同時に、地域住民と一体となった学習活動や県内外への広報・宣伝を繰り広げようとしています。最初に述べたその協議会が、吉田町長の下で先日開催されましたが、皆さん方もこの活動に関心を持っていただくようお願いいたします。また、シンポジュウムやイベントが実施されるときには、三徳山のことを思い起こし、心の支えとなって下さい。それが地域のまちづくりになると同時に、私たち県民に誇りを与えてくれるものと信じています。

幹事報告
A)到着文書
 1)第1グループ ガバナー補佐(倉吉東RC)井木久博さんより:次期会長・幹事会の案内、5/31(土)、17:00〜、倉吉シティホテル。
 2)2008−09年度 RI会長主催会議
   (会員増強)の案内:7/7(月)、9:30〜、
   ホテル グランパシオフィック メリディアン、申込〆切5/9(金)。
 3)青少年育成県民会議(会長 八村輝夫)より:H20年度第1回「高校生マナーアップ さわやか運動」への参加の案内:4/22(火)〜4/25(金)の間、県内の各JR駅で朝登校時、声かけ運動に参加、回答〆切4/17(木)までに県民会議事務局へ。
 4)2007年版手続要覧:事務局に何冊か持ち、会員さんには有償で配布します
   (1冊8ドル)。
B)例会変更・休会
 1)境港RC:4/15(火)(休会)
   定款5条適用 ビジター受付なし
   4/29(火)および5/6(火)(法定休日)
   ビジター受付なし
C)連絡事項
 1)4月定例理事会報告
   (議事録配布済み):議事録のとおり
 2)当クラブは次週4/15(火)は定款第5条適用による休会です。
 3)4/13(日)、IM(米子) 
   砂丘一斉清掃が有ります。
委員会報告
◎出席率報告
4月8日 会員58名中 欠席9名 84.48%
3月25日 補正後 欠席6名 89.83%
メークアップ
4/5 地区雑誌会報委員会 松下栄一郎さん
4/6 RAC 朝倉通憲さん 田中和夫さん
  古川郁夫さん
4/7 鳥取中央RC 山根敏男さん 田中和夫さん   松下栄一郎さん 小谷 寛さん 
   田中 彰さん 山本潤一さん
スマイル報告(本日28,000円 累計815,200円)
田中英教さん 榎本さんようこそ、お話が聞けなくて申し訳ありません。
早川慶子さん 三途の川の舟賃を忘れて行きましたので、おいかえされました。又よろしくお願い致します。
結婚記念日
牧浦繁雄さん 森下耀雄さん
田中 彰さん 和田好生さん
道上正矢見さん 宮崎正彦さん
小谷恵三さん 米田由起枝さん
早川慶子さん 誕生日
藤岡正明さん 誕生日(3月)
早退3件

卓話 
「単独町の存続について」
岩美町長 榎本武利氏
 市町村合併について話をするようにとの事です。私は平成9年に町長になり、今11年目です。地方自治体の財政は、大変厳しい状況でした。
 国は、景気浮揚対策として地方単独事業を奨励し、多くの借金を作らされた。そういう時期に町長になりました。
 昭和22年、地方自治法が出来ましたが、半世紀以上もたち、今の社会にそぐわない面が出て来た。生活圏や住民の行動範囲も広くなり、どの自治体でも同じような中身をやっている。不効率だといわれてもしかたがない。
 国は、地方に配る金をいかに減らすかというねらいで、市町村合併を「あめ」と「むち」で推進しました。これが平成の合併です。
 鳥取県は39市町村が、19に合併。東部は、特に鳥取市を中心に大合併が進んだ。
 岩美町は、長い歴史の中で見ていかないと合併が成功したか、マイナスであったかはわからないと思っている。合併の是非は、住民と相談をしながらきめていかないといけない。
 どのようにして財政に取組んでいくか。
 第1に町役場職員の意識をいかに変えるか。
 第2に岩美町民として、自信と誇りをいかに養うか。これらが重要な取り組みになる。
 財政的には、合併をしないと4〜5年で財政破綻になると合併協議会の将来の財政推計の中で資料が出され、住民への説明がなされた。しかし工夫をしながらやれば岩美町でもやれるのだという資料も合わせて説明会に提示した。その結果、住民投票により合併をするか、しないかを決めた。智頭町と同日に投票を行い、岩美町は、450票合併をしない単独が多かった。
 歳入の構造を話すと、地方交付税が高いウエイトをしめている。その交付税は三位一体の改革で減らされた。そのため人件面等を減らし、現在は110人台になっている。
 計上収支比率では、県下の上位のいい比率をつづけることが出来ている。
 職員の意識改革と共に事業に工夫をこらしながら行っている。
 今 兵庫県の新温泉町と岩美町、鳥取市、豊岡市両県、丹後半島まで広げ、ユネスコのジオパーク(地質、地層の自然公園)に名乗りを挙げている。浦富海岸は、日本列島がユーラシア大陸からはなれた痕跡が未だに残っている所です。これを岩美町民の自信と誇りにつなげたい。(担当 入江容子)