No.43
本日の例会
2008年6月10日(火)第2332回
ロータリーソング 我等の生業
献立 和食
物故会員法要(天徳寺)
※例会前
 12:00〜次年度理事会(天徳寺)

次週の例会
2008年6月17日(火)第2333回
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献立 洋食
委員会事項 結婚記念日御祝
       創業記念日御祝
※ 委員長退任挨拶

先週の例会
2008年6月3日(火)
会長挨拶
 近頃は人に出会ったときの挨拶で、「お忙しいですか」とか「毎日お忙しいでしょうね」という言葉をよく耳にします。私の若い頃はこんな挨拶ではなく、「いい天気ですね」とか「お元気ですか」とかいった言葉が挨拶のときに交わされたように思いますが、いつの間にかこの挨拶言葉が「忙しい」に変わってしまいました。
 「忙しい」という漢字は、「りっしんべん」と「なくす」という言葉から成っているように、この「りっしんべん」は心という字を表わしていますので、「心」を「失う」ことを意味します。日常の生活で心を失うような暮らしをすることが豊かな暮らしでしょうか。その結果、年間3万人以上の人が自殺しており、自殺天国という悲しい国になっているような気がします。
 このような疑問を常日頃持っていたところ、越川禮子著「野暮な人イキな人」(日本文芸社)の中で、江戸の美意識では「忙しい」ということは心をなくすことであるので、「恥ずかしい」ことであるとされていました。だから、忙しいときには「ご多用」とか「書き入れ時」という言葉が使われていたそうですが、現在では「忙しい」ということが、その人の勲章であるような美学がまかりとおっているようで、何だか寂しい気がします。確か90年代のバブルの頃からこのような風潮になってきたのではないかと思います。
 忙しく振舞って、平常心をなくし、人間関係をギクシャクさせるのが「イキな生き方」でしょうか。江戸時代の人はこれを「野暮な生き方」といったと、越川さんは書いています。皆さんも1週間に一度、昼休みのロータリーの例会に出席して、仲間と語らったり、卓話を聞いたり、卓話をしたりすることが心を癒すことになると思いますので、例会出席を皆さんの心のスケジュールに入れていただくようにお願いいたします。
 最近では環境問題、とくに温暖化現象が大変話題になっていますが、この地球環境問題に関しても政治家もやっと関心を持ち出してきました。夏の洞爺湖サミットでの最も重要な課題は、二酸化炭素排出を各国がいかに抑制するかという環境問題であると思います。議長国である日本政府の役割は大変重要ですが、私たち庶民も、ただ忙しい忙しいといって走り回って、経済効率一辺倒のような生活をするのではなく、「イキな暮らし」の中から省エネなどの環境問題を考えて、政府を支援するような庶民の哲学を提示することが大切であるように思います。それは、極端な「勝ち組」と「負け組」を作るのではなく、お互いに平等で共生できる現代風の「粋」の文化を作り上げることだと思います。そして、その討論の一つの場がロータリーであるように思いますが、いかがでしょうか。
ポール・ハリス・フェローの伝達
 坂根 徹さんに対するポール・ハリス・フェローの伝達が、道上会長から行われ、証書とメダルが手渡されました。

幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナーノミニーより:
   次年度PETSと地区協議会の日程案内、会長エレクトセミナー;
   2009.3/7(土)〜8(日)、ホテル一畑、地区協議会;
   2009.4/19(日)、ホテル一畑、
   事務局職員研修;
   2009.3/28(土)〜29(日)、ホテル一畑
 2)青少年育成県民会議より:総会の案内、H20.6/20(金)、13:30から、
   とりぎん文化会館、第1会議室
 3)尚徳錬武会より:
   大会案内と後援の依頼、
   H20.7/13(日)、午前9時〜、武道館にて
 4)「友」インターネット速報No.335
 5)the Rotarian, June 2008
B)例会変更 なし
C)連絡事項
 1)退任挨拶のこと:6/17(火)と6/24(火)の例会、会員卓話の時に、各委員長さん、ならびに役員さんの退任挨拶をお願いします。お一人3分程度で、各委員長さんから始めていただきます。
 2)各役員・理事・委員長さんの慰労会のご案内:
   各理事・委員長さんは6/17(火)18:00から20:00、ソレイユ 会費4,000円で;各役員さんは6/24(火)、八六三で、18:00〜20:00、会費5,000円で行います。
   本日例会終了後、VIPルームで6月定例理事会があります。

委員会報告
◎出席率報告
6月3日 会員57名中 欠席9名 84.21%
5月20日 補正後 欠席7名 87.72%
※ メーキャップをご利用ください。
◎誕生日御祝
福田洋一郎さん 福本 登さん 植田哲朗さん
米田由起枝さん 本家勇子さん
ビジター
鳥取RC   八村輝夫さん
鳥取西RC  錫木卓朗さん
鳥取中央RC 玉川海潤さん
メークアップ
5/29 鳥取RC 前田清介さん
5/30 鳥取西RC 坂根 徹さん
5/31 次年度会長幹事会 霜村哲男さん 
            福石幸市さん
6/1 鳥取中央RC 田中英教さん
スマイル報告(本日10,500円 累計900,800円)
錫木卓朗さん(鳥取西RC)度々お世話になります。
和田好生さん 本日はよろしく。
誕生日
本家勇子さん
植田哲朗さん
早退4件

ゴルフ同好会
 6月1日、砂丘ゴルフ倶楽部で11名の参加のもとで、楽しくゴルフをしました。優勝は山根敏男さんでした。今後6月29日に第6回道上杯を、また7月20日に第1回霜村会長杯と道上会長杯の取り切り戦を予定しています。
山根さん:天候とパートナーに恵まれて、楽しくラウンドできました。当日は早くゴルフ場に行って練習しましたが、その甲斐あって、わずか1打差で幸運にも優勝させていただきました。

卓話
「〜聞いて下さい〜」  和田好生さん
 私が鳥取にお世話になって41年経ちました。会社(鳥取三洋電機株式会社)も41年経ちました。ここまでこれたのは、皆様はじめ地域の方々のご支援のお陰とお礼申し上げます。私が社長していたとき、設立40周年を迎えましたのでこれまでの足跡をビデオにまとめました。それを見て頂きます。
ビデオ「鳥取三洋電機40年のあゆみ」の概要
 1966年5月、鳥取市への進出決定。同年7月、鳥取大学の跡地に鳥取三洋電機株式会社を設立。283名、平均年齢は20歳以下であった。同年9月、操業開始。ポータブル電蓄の生産開始。1960年代は、生産品目の拡大の時代であった。
 1970年代は、オイルショックでマイナス成長となるも、ラインの自動化や省力化によって逆境を克服。また、新商品開発にも注力し、一貫生産体制を確立した。電子レンジとガスオーブンを融合したコンビネーションレンジなども開発。
 1980年代には超LSI化を進め、情報処理技術を使って、FAX、パソコン、ワープロの生産を開始。カーステレオ、コードレス電話、カーナビなども生産した。
 1990年代は、事業本部制を導入。テ・ブ・ラ・コードレス電話をヒットさせた。ほかにハイテク電子部品を開発・製造すると共に、国際化も推進した。
 2000年代には、2000億円の売上げを達成した。LCD、LED事業の電子デバイス事業に特化。オンリーワン製品、例えば、折りたたみ式携帯電話、ポータブルナビ(ゴリラ)、おどり炊きシリーズなどをヒットさせた。
 現在の商品があるのは、これまで培ってきた要素技術のお陰だと思います。経営においては、Q(品質)D(納期)C(コスト)E(環境)ということを大事にしています。また「いつまでもあると思うな仕事と職場、いつまでもあると思うな親と金」こういうことを肝に銘じています。
(担当 秦野諭示)