No.16
本日の例会
2009年10月27日(火)第2396回
唱歌 小さい秋見つけた
献立 和食
委員会事項 出席表彰
卓話 地区大会の感想
※例会後、11月理事会 VIPルーム
 11/3(火)休会

次回の例会
2009年11月10日(火)第2397回
君が代・奉仕の理想
献立 米山ミール
委員会事項 誕生日御祝
      結婚記念日御祝
卓話 岡森 裕さん

先 週 の 例 会
2009年10月20日(火)

会長挨拶
 一昨日の日曜日、松江市で開催されましたRI2690地区大会には、多数のご出席をいただきまして、誠にありがとうございました。
 葛尾ガバナーはじめ多数のスタッフが一丸となっての周到な準備とその内容に、心から賞讃と感謝の気持を表わさずにはおれないすばらしい大会でした。
 また英国ウェールズ生まれの生態学者C.W.ニコル氏の記念講演もすばらしいものでした。「自然と人間の共存」という、有史以前からの我国の伝統的な生き方が、近年の目先の金、経済優先、利便性などを最重要視する価値観によって、ブナ林に代表される大事な自然の破壊が行われ、それがリアクション、コアクションとして人間社会にはね返っていることを再認識させられました。
 杉・桧・松・雑木の4種類の樹木名を知るだけでよいといわれた、わが国の林学会の中にあって、50年前から広葉樹の大切さを説き続けて来られた鳥大名誉教授で鳥取西クラブでお元気にご活躍中の岸本潤先生に、改めて尊敬の念をいだいたところでした。
 暑かったり寒かったりの昨今ですが、風邪を引かれませんようお願い致します。
* 先般の地区大会にて、鳥取北ロータリークラブは、ロータリー財団から地区奉仕賞を受賞しました。田邉会長から霜村直前会長にその表彰状が手渡されました。

幹事報告
A)到着文書
 1)鳥取県企画部
  ・県民向けNPO・ボランティア情報誌送付について
 2)智頭ロータリークラブ
  ・クラブ活動・運営計画書
B)例会変更
  ・鳥取RC
   平成21年10/29(木)
   ビジター受付 定刻アクティビル5階
  ・倉吉RC
   平成21年10/27(火) 休会
       12/29(火) 休会
   ビジター受付なし
   平成21年12/22(火)→12/23(水)へ変更
   ビジター受付 定刻事務局
C)連絡事項
  ・>GSE受入れ
   10/28よりジャスティン・ハミルトンさん(33才 女性)、ホームファミリーは植田幹事。
  ・ローターアクト
   第2回会長幹事会、米子 国際ファミリープラザ 稲盛ホールにて。
  ・11月理事会を10/27VIPルームにて開催。

委員会報告
◎出席率報告
10月20日 会員50名中欠席8名 84%   
10月5日 補正後欠席3名 94%   
◎創業記念日御祝
植田哲朗さん 福石幸市さん 宮崎正彦さん
入江敏夫さん
◎クラブ運営委員会より
11/17は岩井温泉・明石家にて移動例会を行います。
・集合・出発 午後5:30 フコク生命ビル前
・例会開始  午後6:30

ビジター
鳥取RC  涌本祐之さん
鳥取西RC 林 壽延さん

メークアップ
・10/15 鳥取RC
田中英教さん 前田清介さん
・10/17〜18 地区大会(松江)
朝倉通憲さん 植田哲朗さん 奥山育英さん
角脇篤彦さん 坂根 徹さん 笹野眞紀さん
貞永 智さん 田中和夫さん 田邉賢二さん
野田英明さん 秦野諭示さん 原田克巳さん
福石幸市さん 古川郁夫さん 本家勇子さん
松下栄一郎さん 道上正さん 村上保雄さん
村田誠治さん 森下耀雄さん 森本美明さん
米田由起枝さん

スマイル報告(本日 25,000円 累計 303,000円)
中村昌樹さん(名誉会員) すっかりご無沙汰で申し訳ありません。8月にはNASA宇宙トレーニングセンターに行きました。ハードでしたが何とか克服出来ました。北RCの益々のご隆盛を祈っています。
田邉賢二さん 一昨日松江市で開催されました2690地区大会には、日曜日にもかかわらず、多数ご出席下さいましてありがとうございました。
福石幸市さん 1.地区大会、皆様大変お疲れ様でした。2.創業記念日
植田哲朗さん 1.先日の地区大会出席の皆様ご苦労様でした。2.GSEを受け入れる事になりました。今から30年間遠ざかっていました英語を、思い出したいと思います。3.創業記念日
田中英教さん ホームクラブの欠席が続き…。
笹野眞紀さん 18日の地区大会、皆様お疲れ様でした。主人も参加させて頂き、本当にありがとうございました。
入江敏夫さん 創業記念日

卓話
「沙漠植林体験記」
〜中国・内モンゴル恩格貝における沙漠植林活動〜
米山奨学生 巴図(バト)さん
 砂丘の移動を止め、沙漠において農業をはじめとする持続可能な産業の定着を図ることを目的として、中国・内モンゴル クブチ沙漠において、緑の協力隊第175次隊の植林活動が行われました。鳥取大学から私を含め2名、鳥取環境大学から2名、市役所から2名が参加しました。期間は9月18日から24日の間です。
 中国では荒廃した土地のことを「沙漠」といいます。「砂漠」は規模の小さい砂の沙漠のことを意味します。
 内モンゴルの面積は118万平方キロ、日本の面積の約3倍です。人口は2,380万人、主要都市は、草原の町フフホト、工業都市パオトウです。私が行ったのは恩格貝で、パオトウからバスで2時間の所です。恩格貝は、クブチ砂漠の中にあります。この砂漠は四国と同じ面積です。
 中国は森林カバー率が低く土地の沙漠化が深刻です。森林カバー率は13.9%しかなく、27.3%が荒廃地です。恩格貝は海抜1,100mにあります。夏は50度に、冬は-20度になることもあります。
 恩格貝に住む人の所得は非常に低く、中国でもっとも貧しい地域の一つです。放牧が主な産業です。
 日本沙漠緑化実践協会が設立されたのは1991年、鳥取大学名誉教授の遠山瑛先生が初代会長です。その年に恩格貝の植林を開始しました。1995年に累計100万本、1998年には累計200万本を達成しました。
 遠山先生は、山梨県出身です。内モンゴル自治区の栄誉区民、国連の「人類貢献賞」、「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞され、内モンゴルでは「偉大な老人」と讃えられています。恩格貝で遠山先生の名を知らない人はいません。不毛の地がオアシスに変わったのは先生のお陰と、みんなが感謝しています。
 1990年に不毛の沙漠であった土地が、2004年の写真では緑の町に変貌しています。現在は、コスモスの種を採取したり、ブドウを栽培したり、また観光客もたくさん来ます。この地を捨てて出て行った人たちが、再び戻って来ているそうです。
 今回の植林活動で、私たちは456本のポプラを植えました。この作業は、まず穴を掘ることから始めます。穴の深さは1mほどです。そしてその穴にポプラの苗木を植えて砂を埋めます。さらに足でしっかりと根っこの部分を踏みます。そうしないと風で飛ばされるからです。最後に水をやります。
 私は内モンゴル出身なのにこういう活動に参加したことはありませんでした。今回の活動を通じて大きな刺激を受け、色々なことを学びました。その一つは、環境協力にとって大切なのは、いかに現地の人の理解と信頼を得るかということでした。また、専門性や成功率の高いプロジェクトであるということも必要です。今後、環境協力による新しい中日関係を拓くことが大切だと考えます。
(担当 秦野諭示)