No.26
本日の例会
2010年1月26日(火)第2406回
唱歌 雪やこんこん
献立 米山ミール
委員会事項 誕生日御祝
出席表彰
卓話 「中小企業金融円滑化について」
卓話 鳥取財務事務所長 多田誠一氏
※例会後、50周年実行委員会 VIPルーム
次週の例会
2010年2月2日(火)第2407回
君が代・奉仕の理想
献立 100万ドルミール
委員会事項 誕生日御祝
卓話 会員卓話
※例会後、定例理事会 VIPルーム
先 週 の 例 会
2010年1月19日(火)
会長挨拶(福石副会長代行)
新年祝賀会に於いて少しお話致しましたが、この1月3日から、6日まで韓国済州島へ家族5人で行って参りました。同じ韓国のソウルでは60年ぶりの大雪だということでしたのに、済州島は天気も良く雪もなくてとても良い旅行を致しました。
その済州島では、あちこちで土木・建築工事が施工されており、高速道路整備など公共事業真っ盛りで御座いました。
また、済州島に13有るロータリークラブの1つのタムルロータリークラブにも顔を出して来ました。そのクラブには、私の30年来の友人であり、かつて韓国サッカー協会の理事をしておられた、「洪順天」と言う方がいらっしゃいましたので、その方に連れて行って頂きました。
こちらも新年祝賀会で、夜間例会でしたので、お酒が振舞われていた訳ですが、メンバーの方々は日本語がお上手で、鳥取弁以外解らない私にとって、非常に楽しく過ごす事が出来ました。しかし、一つ失敗を致しました。と申しますのは、事務局の山根さんよりバナーを預かって行きたのですが、あまりにも双方が飲みすぎて、バナーの交換をしませんでした。帰って来てから、山根さんにお返しした次第であります。
しかし、酒が入ったおかげでメンバーの方々と色々なお話が出来ました。私は、「韓国の景気はどうですか」と話しかけた所、「韓国はもう金融危機から立ち直ったよ。現代建設の会長をしておられた方が大統領だからね。やっぱり国は建設工事を沢山出さなければいつの時代でも景気は良くならないね」と話されました。
この話を聞いて羨ましくもあり、本質的には間違っていないのでしょうが、日本の「コンクリートから人へ」の政策は少し歪んでいるのではないかとも感じました。
しかし、本当に韓国の財政は大丈夫なのかとも考えたりも致しました。と申しますのは、1997年に始まったタイのバーツ危機の余波を受けて韓国は1998年には、ウオン安で政府が市場介入し、最後には外貨が無くなり、IMFが韓国政府に外貨を貸し付けるという事態に陥った事がありました。
その当時韓国の人達は、「鬼より恐いIMF」と言ったそうですが、その時の1ウオンが0.08円〜0.07円、つまり1万円が13万〜15万ウオン位でした。今回のウオン安も同じくらいであるのに今回韓国はなぜバタバタしないのだろうかと感じた次第であります。やはり学習したのでしょう。韓国一のサムソンはしっかり儲けたようですし、旅行客も沢山韓国へ行くものですから、国民もかなり利益を出したようです。日本も早く円安に誘導していく事も一つのアイデアかなとも思ったり致しました。いずれに致しましても、日本の景気が早く良くなることを祈り会長代行挨拶を終わりたいと思います。
新入会員(田中紀章さん)入会式
田中紀章さんの紹介…田中 彰さん
昭和43年に岡山大学医学部を卒業後、第一外科に勤務。岩国の国立病院を経て、平成8年岡山大学教授。昨年4月、鳥取市立病院の院長として赴任。今年1月、山陽新聞から新聞社賞を受賞されました。
新入会員・田中紀章さんの挨拶
昨年、この場で卓話させていただきました。鳥取について分からないことが多く、お誘いを受けてから時間が経ってしまいました。ようやく鳥取に慣れてきました今は、雪を楽しんでいます。鳥取の医療・福祉に何らかの貢献をしていきたいと思っています。
幹事報告
A)到着文書
1)ガバナー・エレクト事務所より
・会長エレクトセミナー(PETS)開催のご案内について
3/13(土)〜3/14(日)岡山プラザホテル
・地区協議会開催のご案内
4/11(日)岡山コンベンションセンター
2)国際RC 第2720地区パストガバナー
前岡忠郎様より
日本RC認証順位一覧
3)日本エクアドル友好協会
平成21年度日本エクアドル友好協会総会の開催について
B)例会変更
1)東部5RC合同例会に伴う例会変更
・鳥取中央RC
2/8(月)ニューオータニ鳥取2F
・智頭RC
2/10(水)鳥銀智頭支店カウンター
・鳥取RC
2/18(木)アクティビル5階
・鳥取西RC
2/12(金)ニューオータニ鳥取2F
2)米子中央RC
2/11(木)休会 ビジター受付なし
2/18(木)例会変更
ビジター受付 定刻定例会場
3/18(木)休会 ビジター受付なし
3)例会場変更
・倉吉中央RC 1/27(水)
→ホテルセントパレス倉吉へ
・倉吉東RC 1/28(木)〜6/10(木)
→新日本海新聞社中部本社2階
C)連絡事項
松長政幸さんはクラブ運営委員会。
田中紀章さんはクラブ総務委員会の所属となります。
委員会報告
◎出席率報告
1月19日 会員51名中欠席7名 86.27%
12月22日 補正後欠席8名 84.00%
◎創業記念日御祝
森下耀雄さん 早川慶子さん
松田恭子さん 本家勇子さん
ビジター
松江南RC 田中正彦さん
鳥取RC 藤川昭夫さん
メークアップ
1/14 鳥取RC 田中英教さん
1/15 鳥取西RC 笹野眞紀さん
1/18 鳥取中央RC 田中和夫さん
森下耀雄さん 村田誠治さん
スマイル報告(本日 19,000円 累計 544,000円)
田中正彦さん(松江南RC)あけましておめでとうございます。初めておじゃまします。よろしくお願いします。
藤川昭夫さん(鳥取RC)本日お世話になります。本年もよろしくお願いします。
植田哲朗さん 良いお天気になりました。田中紀章さんのご入会有難うございます。
小林弘尚さん 昨日、一寸嬉しい事がありました。
松下栄一郎さん 卓話でおじゃまします。
前田清介さん @藤川さんようこそ北クラブへ
Aやっと年賀状を出し終えました。
米村信哉
古川郁夫 誕生日
貞永 智
早川慶子 創業記念日
本家勇子
秦野諭示 出席表彰(12月)
卓話
松下栄一郎さん
対決1.奉仕・拡大Vs親睦
ポール・ハリスは1905年RCを創立する。
1906年1月に制定された最初のシカゴ・ロータリークラブの定款・細則には奉仕の概念はなく、事業の繁栄と親睦を目的にして創立された。
会員同士の互恵取引が積極的に行われ、堅固で排他的な相互扶助のグループで、ロータリーは出発した。
この排他的かつ物質的相互扶助を重視するクラブ運営に関しては、1906年4月に起こったドナルド・カーター事件で、ハリスは1907年版の定款と細則を改訂。
これが「親睦Vs奉仕」論争を引き起こす。
対決2.社会奉仕の実践Vs職業奉仕の哲学
1923年。「職業奉仕」と「社会奉仕」の対決は決議23-34によって、職業奉仕理念を必要条件とし「一定の枠内」で寄付集めを認めるということで妥協した。
対決3.ポール再登場とシェルダン退会
14年間の引退後、1926年ポールはロータリーに復帰した。新しく採用された四大奉仕手続きでは、実践に当り、理念の構築は必須でなくなった。
1929年のダラス国際大会で、決議23-34が無視され、「身体障害児童の救済」を名目に、組織的寄付集めが強くアピールされた結果、シェルドンが退会した。
対決4.「経済援助」Vs「相互理解」
金銭やボランティアで途上国を援助しようという発想は、60年代から起こり世界社会奉仕WCSと呼ばれる。
一方で、本来のロータリーの国際奉仕とは、国家、思想、宗教などが複雑に入り交じって分裂している世界で、ロータリアンのFellowshipに基づいた相互理解によって、現実的に世界平和を目指そうとするところにあるという意見もある。
時代変化とロータリー
経済発展で企業は巨大化。元来ロータリークラブは絶対的な権限を持っている零細企業のオーナーが集まって、理想的な職業奉仕理念を編み出し、それを自らの企業に取り入れて実践に移すための組織ですから、今の状況は想定していなかった。
1948年にRIの職業奉仕委員会が廃止になり、1963年の「職業分類の概要」の発行を最後に職業分類への関与からも手を引いてしまい、事実上RIのプログラムから、職業奉仕は消えた。
利益の適正配分や従業員の福利厚生といった修正資本主義を先取りしながら、ロータリー運動は発展してきた。その段階からロータリーは職業奉仕の道を外れて、国際ロータリーはすでに会員相互の親睦も事業の発展も職業奉仕も捨てて、人道的奉仕活動に専念するボランティア組織に転換している。
新資本主義が幅を利かせた現在の世相は、ロータリーが創設された19世紀初頭の無秩序な自由主義の世相と酷似している。職業奉仕理念を今一度見直す必要がある。
日本のロータリークラブは何故、衰退の一途を辿っているのでしょうか。
ロータリーに入るメリットが余りにも少ないから。世界で一番高い会費を払って、任意だとは言いながら、半ば強制的にロータリー財団寄付を割り当て。支払った会費や寄付金に比べて、あまりにも少ないメリットとあまりにも低い世間の評価が、衰退の理由ではないか。
(担当 秦野諭示)