No.32
本日の例会
2010年3月9日(火)第2412回
ロータリーソング 我等の生業
献立 和食
委員会事項 結婚記念日御祝
卓話 「日本語とアナウンス」について
    NHK鳥取放送局アナウンサー
    児林大介氏

次週の例会
2010年3月16日(火)第2413回
唱歌 春の小川
献立 洋食
委員会事項 創業記念日御祝
卓話 会員卓話

先 週 の 例 会
2010年3月2日(火)

会長挨拶
 3月となりました。2月下旬に続いた4月中旬のような高温で、桜の芽もみるみる大きくなり、また、ラッキョウや玉ねぎ、麦も急速に緑を濃くしております。足早に春がやって来たことを実感致します。
 しかし、今朝からまた薄寒い天気模様です。昔から東大寺二月堂のお水取り行事「修二会」が行われている間は寒く、終わるとともに本格的な暖かい春の日が多くなると言われております。
 3月は卒業式、教師にとっては気心の通じ合うように成長した教え子との別れの季節です。去年までは巣立ってゆく学生からよく色紙やカードに一言書いて欲しいと所望されました。私は至らない自分はかくありたい、との思いを卒業生にも書いておりました。
 記念に梨の字が入った格言や詩文がないかと調べてみましたが見つかりませんでしたので、「知足」「一隅を照らす」「桃季不言、下自成蹊」を書いておりました。自分でも「桃季言わずとも、下自ずから蹊(けい)を成す」がお気に入りで「徳」の大きい人物になれとの教訓として、今日なお座右の銘としております。季節に因んだ話題で挨拶と致します。
 *ミニ解説
 桃季不言下自成蹊〔とうりものいわざれどもしたおのずからみちをなす〕桃や季は黙っていても、花をめで実をとろうとする人々によって自然に道ができる。人格者の下には自然と人が集まってくるということ。「史記」(季将軍列伝)

幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナー・エレクト事務所
  ・地区夢計画合同セミナー出席の御礼
 2)ガバナー・ノミニー事務所
  ・事務所開設のご案内
 3)浜坂ロータリークラブ 週報
 4)全国健康保険協会より
  ・協会健保に係る保険料率改定についての広報
B)例会変更
  米子南RC
   3/22(月) 振替休日
   3/29(月) 夜間例会
   4/ 5(月) 移動例会
   4/19(月) 休会
   ビジター受付は3/29と4/5 定刻定例会場
C)連絡事項
  ・鳥取ローターアクト例会案内
   3/4(木)19:30〜
   鳥取市文化ホール 担当「網師本」
  ・行事予定表とホテルモナーク鳥取の駐車場   案内配布

委員会報告
◎出席率報告
3月 2日 会員53名中欠席6名 88.68%  
2月16日 補正後欠席6名 88.68%  
◎誕生日御祝
宮川敬学さん 松田恭子さん 田中和夫さん
朝倉通憲さん 宮崎正彦さん

ビジター
米子RC  勝部不二夫さん
鳥取RC  安住 庸雄さん
鳥取西RC 錫木 卓朗さん

メークアップ
3/1鳥取中央RC 道上正矢見さん 前田清介さん

スマイル報告(本日 15,000円 累計 637,000円)
錫木卓朗さん(鳥取西RC)久しぶりにお世話になります。
田邉賢二さん 地上、地下のあらゆる生命が躍動を始める啓蟄の候となりました。
植田哲朗さん 厚生年金会館は今月で最後となります。1ヶ月じっくりと味わっていきたいと思います。
山本潤一さん 先日は、SAAとクラブ運営のIDMでご利用頂きありがとうございました。
笹野眞紀さん 会の皆様にはいつもお世話になりありがとうございます。
宮崎正彦さん 田中和夫さん 誕生日
松田恭子さん 朝倉通憲さん
早退 1件

「卓話」
松長政幸さん
 私は鳥取大学を卒業するまでの23年間を鳥取で過ごし、その後明治製菓で農薬販売の営業を41年間やり65歳で退職して故郷に帰ってまいりました。入社の時から、退職したら鳥取へ帰るという志を持っており、その事がスムーズに運ぶように女房は地元の女性を選びました。実は、5番目の見合いで決めた女房であります。また、地元に帰るという志のため都会で家は建てず、41年間社宅に入り、62歳の時に地元国府町に自宅を新築し現在住んでおります。41年ぶりに地元に帰って来たことを契機にして、私は3つの事を始めました。@3度の食事は愛する女房のために全て自分が作る、A趣味で釣りを始めた、B市民図書館に行って2週間に4冊のペースで本を読む、ということであります。鳥取に帰っても比較的スムーズに生活に慣れたのは、親族や地元の友人が多くいて、そして優しい人が多いということ、そして鳥取の風土が自分に合っていて、安心感があったためだと思います。
 一方で、以前とは鳥取も変わったと感じる事を率直に申し上げると、@鳥取の道路網は人口、税収面に比較して意外としっかりしていること、A鳥取市内の繁華街が寂れて昔の商店街ではなくなったこと、B雨滝のあたりなど全体的に過疎化が進んでいること、C高校の授業料の滞納率が全国ワースト1という不名誉な状況であること、などであります。
 41年間営業でがんばってきましたが、振り返ると自分に何も残っていないと感じるところもあります。今後、ロータリーの例会や活動、親睦を通じて鳥取の地域に少しでも役に立ちたいと思っていますのでよろしくお願いします。

塚田 隆さん
 私はローターアクトのOBで8年間活動していました。内2年間は米子高専時代に米子で、古切手を集めて、ネパールの子どもたちを支援する活動などをしていました。ローターアクトの活動を通じて国際奉仕、職業奉仕ということが勉強になりました。
 国際奉仕では、活動の一環でタイやシンガポールに行った経験などから国際的な人と人とのつながりを学びました。職業奉仕については、自分が今やっている建築設計という仕事が天職かという事をずっと考えていましたが、現在では、自分が設計したものが、地域や街の活性化に役立ったり、クライアントに満足して喜んでもらえるこの仕事が天職だと感じられるようになりました。
 建築設計の仕事も時代や環境変化によって変わってきているので、言われた通りに設計するのではなく、今の社会や地域がどういう設計を求めているのか、それを問い質すのが自分の務めだと思っている。環境共生のために、どういう建物が、社会・地域にふさわしいのかを考えなければいけない。最近の設計は、プロポーザルにより採用されている(多くの企画・提案の設計の中から優れた提案を採用)、私の手がけたものでプロポーザルで最優秀として採用されたものとして、「鳥取環境大学の環境センター」や鳥取市立の「久松保育所」があります。
 プロポーザルで採用されてこれから4月にオープンする施設が2つあります。1つは、「むきばんだ遺跡展示館」、もうひとつは「鹿野往来交流館」です。また、以前はスクラップアンドビルドの考え方が一般的でしたが、この方法では元の建物の残骸の捨て場所に困ったり、せっかくの建物の歴史も捨て去ることになります。そのため今では、リノベーションという考え方で建物を再生するという設計も手がけています。「鳥取市役所駅南庁舎」「NKCビルディング」等がそうであります。私の仕事内容の話になってしまいましたが、いずれにしましても私自身の次のステップをロータリークラブの活動の中で成し遂げたいと思っていますのでよろしくお願いします。
(担当 宮崎正彦)