No.42
本日の例会
2010年6月1日(火)第2422回
ホテルニューオータニ鳥取
君が代・奉仕の理想
献立 中華
委員会事項 誕生日御祝
委員長・リーダー退任挨拶

次週の例会
2010年6月8日(火)第2423回
ロータリーソング 我等の生業
献立 和食
委員会事項 結婚記念日御祝
物故会員法要(天徳寺)

先 週 の 例 会
2010年5月25日(火)

会長挨拶
 わが鳥取北ロータリークラブにとって大変うれしく名誉なことが続く5月です。宮崎正彦さんには鳥取銀行頭取に6月1日付けでご昇任になります。
 次いでパスト会長の道上先生には、前原国土交通大臣直々の要請で「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」政府委員に就任され、政府の国土政策や治水に関する施策に関わる重要な委員としてご活躍いただいております。
 道上先生には審議会のため大変ご多忙で、先週末に例会出席免除の申請が出され、私共はじめて知ったところで大変失礼致しました。
 本日はご多忙の中、ご出席いただき、卓話を拝聴する事になっております。お忙しい中、本当にありがとうございます。
 一昨日来不順な天気が続いております。平成7年は4〜5月低温、6〜7月空梅雨で高温、8月高温でした。せめて今年も平成7年に似てほしいと願うところです。
 農業はお天気次第のきわめて不安定な産業です。収穫し終えるまで気の抜けない生業で、二宮尊徳は「この秋は雨か風かは分からねど、今日の業に田草とるなり」と、農民教育を行っています。
 近年パソコンでシュミレーションなる予測を行って、早々と「やってもあかん、止めた」の若い生産者が増えております。
 尊徳の教えと、もう一つ「金は後からついてくる」で、どのような天気でも手抜きせずに品質のよいものを生産すれば、自から収益が上がることをよく理解しなければなりません。これは農業に限らず工業分野にも言える事で、手先の器用な人の多い日本の生き残る道の一つではないかと思っております。

幹事報告
A)到着文書
 1)鳥取大学
  ・平成21年度の奨学金の礼状
   奨学金授与者
    鳥取大学農学部生物資源環境学科
    3回生 津坂宜宏(ツサカ タカヒロ)
 2)鳥取市立若草学園
  ・平成22年度理事会並びに総会のご案内
B)例会変更
  ・倉吉ロータリークラブ
   2010/6/22(火)夜間例会
   ビジター受付 定刻事務局
   2010/6/29(火)休会 ビジター受付なし
  ・倉吉東ロータリークラブ
   2010/6/24(木)夜間例会
   ビジター受付 定刻事務局
   6月より倉吉シティホテルへ例会場変更
C)連絡事項
  ・来週6/1 再来週6/8 移動例会です。
  ・6/1例会
   鳥大 津坂宜宏君出席し、ご挨拶をされます。
  ・6/15例会後 職場訪問
   訪問先 岩美町 「渚交流館」
岡森会員より
先日の妻の葬儀には大変お世話になりました。
クラブから生花や香典を頂き、心よりお礼申し上げます。

委員会報告
◎出席率報告
5月25日 会員54名中  欠席9名 83.33%  
5月11日 補正後    欠席9名 83.33%  
◎出席表彰
西浦伸忠さん(4年)
山本朝子さん(8年)

ビジター
鳥取西RC 渡樌由章さん
      倭島昭博さん

スマイル報告(本日 26,000円 累計 909,000円)
渡樌由章さん(鳥取西RC)久しぶりにお世話になります。
倭島昭博さん(鳥取西RC)お世話になります。
田邉賢二さん 道上先生本日はお忙しい中の卓話、ありがとうございます。
植田哲朗さん 5月最終例会です。残り1ヶ月となりました。
岡森 裕さん 妻の葬儀には大変お世話になりました。通夜、告別式など皆様にはていねいな対応、生花や香典等大変ありがとうございました。心から御礼申し上げます。
松長政幸さん 山田さん釣り有難うございました。忘れていた誕生日22日でした。大きな真鯛とめ鯛で今年は良い事がありそうです。感謝、感謝!
田中 彰さん 宮崎さん、おめでとうございます。

創業記念日
 原田 克巳さん
 小谷経三郎さん 
早退 2件

卓話
「よみがえらそう『イナバの白兎』」
 道上 正矢見さん
 鳥取県の知名度の高い観光資源は、No.1砂丘、No.2大山、No.3水木しげるロードでしょうが、No.4の可能性として「イナバの白兎」があるのではないかと思います。5月18日の読売新聞に「すさのをも大黒主も 常わかく をとめを恋ひて国成しにけり」と岡野弘彦さんが初春に歌ったものが記載されていました。スサノオノミコトも大黒主も、常に若々しくて美人のところに行って恋愛をし、それをエネルギーにして新しい国作りをしたという意味でしょう。
 「イナバの白兎」は皆様がご存じのとおり兎がワニをだましてワニを怒らせて皮を剥がれる内容です。ここで兎がトリックスター、つまりペテン師、詐欺師の役となっています。皮を剥がれた兎の皮膚をオホクニヌシが治癒したことによりオホクニヌシが医療神としての役割を果たすことになります。また、トリックスターの兎は予言者として八上姫とオホクニヌシとの恋の成就を予言します。このことが縁結びの神様としてのオホクニヌシと結びついています。
 因幡の国には、多くの渡来人が住んでいて、石薬を採掘したり、漢方薬を開発したりしていましたし、オホクニヌシの医療技術によって医療が発達していたものと思われます。その結果、この周辺には多くの薬師寺があって、因幡薬師霊場巡りとして30の札所も整備されています。
 「イナバの白兎」に似た話が韓国や中国にもあります。韓国には「すすきの穂と兎」という民話があります。これは、兎が「島に急用があるから」と亀にウソを告げて、島までの亀の橋を作らせますが、騙したことがわかって皮を剥がれるという話です。兎は騙した罪で口が利けなくなります。また中国には、「ちぎれた尻尾」という民話があります。これは、兎が「互いの家族の数調べをしよう」とスッポンにもちかけ、スッポンの背中を飛びながら島に渡りますが、やはりウソがわかってスッポンにシッポを噛み切られるという話です。その結果、兎は今でも尻尾が短いままです。こうしてみると、日本、韓国、中国のそれぞれの話には国際性があることがわかります。トリックスターとしては兎やキツネなどがよく登場します。3国の神話を活用していけば白兎神社が国際的に通用するのではないかと思われます。例えば修学旅行のテーマとして有効かもしれません。
 恋愛成就の神様・医療神の神様としてのオホクニヌシにスポットをあて、観光ルートの設定をきちんとすれば、白兎神社の活性化が一つのテーマとなって観光につながるのではないかと思います。その際、オホクニヌシと八上姫のデートスポット、大江の里の虎御前ゆかりの能引寺、船岡の美人湯、八頭の赤倉神社、などもルートに入れるといいかもしれません。
 姫鳥線の開通で東部にも多くの観光客が訪れていますが、「イナバの白兎」で新しい国づくりができるのではないでしょうか。たまたま来年は、兎年であるのでこれを契機に大々的に「白兎」を全国に売り出してはどうでしょうか。
(担当 山田雅文)