No.6
本日の例会
2009年8月11日(火)第2386回
ロータリーソング 我等の生業
献立 和食
委員会事項 結婚記念日御祝
      創業記念日御祝
第1グループガバナー補佐
    藤井禧雄氏(鳥取西RC)

次週の例会
2009年8月18日(火)第2387回
18:00〜 鳥取砂丘ゴルフ倶楽部レストラン
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献立 パーティー料理
納涼夜間例会

先 週 の 例 会
2009年8月4日(火)

会長挨拶
 まず、米山奨学生の巴図さんに奨学金をお渡ししたいと思います。
 ワンフレーズ内閣以来、地方経済は長期間に亘って低迷を続けていますが、昨年秋のアメリカの不良証券問題に端を発した世界的不況が追打ちをかけ、閉塞感の強いこの頃です。
 せめて梅雨が早く明ければ滅入った気分も少しは和らぐものと思われます。太平洋上の「小笠原さん」の尻を引っぱたき喝を入れてやりたい思いは皆さんも同じことと存じます。
 太陽エネルギーに関しての話になりますが、鳥取県農業の生産高は約1000億円。三洋や王子製紙の一社分の生産額です。しかし無料の太陽エネルギーと先祖伝来の農地を使い、智恵と労力をつぎ込んで手に入れた収入です。
 県外の金を鳥取県内によび込むと言う事で、鳥取県経済に寄与しています。
 しかし、この農業生産も太陽エネルギーあっての事、今年は大変に苦労しておりますが、どうぞ県内農産物を愛して購入していただきたく、また進物に使ってやっていただきたいと思います。

幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナーエレクト事務所
   ロータリーカード加入のお願い
 2)国際ロータリー
   8月のロータリーレート1ドル=94円
 3)鳥取大学
   広報誌「風紋」21号
 4)高知北ロータリークラブ
   クラブ運営計画書2009年〜2010年及び月報
 5)ロータリーの友 8月号
 6)2008-2009 ガバナー月信13号
 7)ガバナー月信2号
B)例会変更
 ・智頭ロータリークラブ
  9/23(水)休会 ビジター受付なし
 ・米子南ロータリークラブ
  8/17(月)休会 ビジター受付なし
  8/31(月)夜間例会 ビジター受付定刻定例会場
  9/21(月)休会 ビジター受付なし
C)連絡事項
 ・鳥取ローターアクト例会
  2009/8/6(木)19:30〜
  場 所:鳥取市文化センターにて
  テーマ:「熱気球を作ろう」
 ・次週クラブ協議会10:30より開会

委員会事項
◎出席率報告
8月4日 会員51名中欠席5名 90.20%  
7月21日 補正後欠席6名 88.24%  
◎誕生日御祝
牧浦繁雄さん 奥山育英さん 山本潤一さん
山本朝子さん 森本正行さん

ビジター
大阪東RC 丹羽一郎さん
倉吉RC  山下恭史さん

メークアップ
7/31 鳥取西RC 貞永 智さん

スマイル報告(本日 24,000円 累計 109,000円)
山下恭史さん(倉吉RC)本日のホームクラブの例会に急遽出られなくなり、こちらに出席させて頂きました。今日で2回目です。これからもよろしくお願い致します。
田邉賢二さん 教え子からの嬉しい便りが届きました。
植田哲朗さん 小林SAAの奥さんの顔を、日本海新聞の紙面で拝見しました。ごくろうさまです。
入江宏一さん 森下耀雄さん、貴重な写真しばらく拝借します。ありがとうございました。
田中英教さん お盆です。ご先祖に感謝。
貞永 智さん 1.今年も住友生命連でしゃんしゃん祭に参加します。しっかり踊りますよ!
2.出席表彰
前田清介さん 1.当社の決算、何とか越えました。2.「フジヤマのトビウオ」ローマに死す。…御冥福を祈って。
山本朝子さん 1.63年前の明日、5日が私の生れた日です。波瀾万丈だったとしか言えない私63年の人生でしたけれど、今こうして、心温かな皆様の中で幸せな時をいただいております。心からロータリークラブに感謝しております。2.誕生日
牧浦繁雄さん 山本潤一さん
森本正行さん        誕生日
早退1件

卓話
「裁判員裁判における裁判員の役割について」
朝倉通憲さん
・裁判員裁判は司法の民主化
 いよいよ裁判員裁判が始まりました。昨日から東京地裁で、全国で初めての裁判員裁判が行われ、47人の候補者から6人の裁判員と3人の補充裁判員が選ばれ、早速審理に入りました。
 鳥取でも、裁判員裁判の第一号となる強盗殺人未遂事件の公判前手続きが先月から行われ、8月12日に第3回の公判前手続きが終わって、9月か10月には、裁判員裁判が行われます。
 裁判員裁判についてはこれまでいろいろ議論があり、裁判員になりたくないという意見も多数ありました。その理由は、人を裁くことはできないとか、法律知識が乏しいとか、恨みを買う・仕返しされるのではないか、といったものでした。そんなことはまずない、と言い切れます。
 この裁判員制度というのは、行政改革の一環としての司法改革のひとつです。これまでは、司法に国民が参加してきませんでした。これからは、国民に裁判員として司法に参加してもらい、一般国民の考えや感覚を反映させて、国民の司法に対する理解や信頼を求めることを期待しています。いわば司法の民主化というべきものです。
・裁判員になる割合
 ついこの前までは、裁判員として参加しないとする人が過半数でしたが、7月末の新聞では72%の人が裁判員に応じるとの報道でした。裁判員制度が国民に理解され、その趣旨が浸透した結果かと思います。
 裁判員になる確率はそう高くありません。鳥取では、昨年1,040人の候補者が決まっていて、その中から1つの事件で50人程度の裁判員候補から6人の裁判員と2人の補充裁判員が選任されます。鳥取で対象となる事件は年11件程度ですから、有権者が49万人程度とすると472人に一人の割合で裁判員候補として登録、5,500人に一人の割合で裁判員になります。
 もし裁判員に選ばれたら、国民の義務として是非参加したいものです。通常の感覚、一般常識を備えておれば誰でもその役割を果たすことができます。
・供述の信用性を吟味する
 人を裁くことはできないと思っている人も多いでしょう。しかし、自分一人で裁くわけではありません。6人の裁判員と3人の裁判官とで意見を出し合い、議論し、時には裁判官に質問もして、全員の意見が一致して決めることですから、心配する必要はありません。最終的には、原則は全員一致で決めますが、意見が分かれた場合は多数決で決めます。
 供述の信用性、真実性を吟味し判断する基準は3つあります。まず第一は、供述が客観的事実と符合しているかどうかです。
 第二に、供述内容が不自然でなく、具体的で合理的である場合は、真実性を認められるでしょう。逆に、不自然で合理的でなく、現実性に乏しい場合、例えば、@犯人なら当然知っているはずなのにその事実を話していない場合、A犯人ならば間違えるはずのない事実なのに、何回も供述を訂正・取消す場合、B通常人なら詳しく記憶しているはずがないのに、余りにも詳しく供述している場合、そういう場合は信用性が薄いと言えます。
 第三は、犯人でなければ知り得ないことを、被告人自らが供述しているかどうかです。捜査官も予想しなかったことを供述し、それが客観的事実と符合した場合、この供述は、信用性・真実性が充分あるといえます。
・むすび
 被告人の一方的な犯行なのか、被告人が主張するように被害者が挑発的な言動をした結果なのか、その辺りの真実性を他の証拠関係を見て、よく吟味する必要があると思います。量刑にかなりの差がつくからです。殺人事件では被害者が死んでいるのですから、犯行時の状況は被告人の供述しかありません。しかし、それが被告人が嘘をついているかどうかについては、何かの証拠を細かく検討して吟味するしかありません。こういったことを念頭において、裁判員の役割を果たすことが必要かと思います。
(担当 秦野諭示)