No.18
本日の例会
2010年11月2日(火)  第2443回
君が代・奉仕の理想
献立 米山ミール
委員会事項 誕生日御祝
IDMの報告会
※例会後 定例理事会 1F「梨花の間」

次週の例会
2010年11月9日(火)  第2444回
ロータリーソング 我等の生業
献立 和食
委員会事項 結婚記念日御祝
会員卓話

先 週 の 例 会
2010年10月26日(火)

会長挨拶
 皆さん今晩は。住友生命の貞永さんの後任で鳥取支社長の湯浅浩司さんの入会式を後程行いたいと思います。
 さて、先週の土曜日は旧暦では霜降でした。この時期になると、朝夕一気に寒くなり紅葉が始まり、晩秋のもの哀しさと、寂しさが同居するような頃になります。また、この頃になりますと、「つまずくのは、小石」と昔から言われ、風邪が蔓延し冬の間中、尾を引いて大変な状態となりがちですので、体調管理を十分にする必要が有ります。どうぞ皆さん気を付けてください。
 今日は久しぶりに美味しい料理を楽しんで頂けたらと思います。

幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナーエレクト事務所
  ・次年度のクラブR財団委員長に関するお願い
 2)国際ロータリー日本事務局
  ・11月のロータリーレート 1ドル82円
 3)鳥取県留学生等交流推進協議会
  ・外国人留学生のための就職に関する情報交換について
 4)日本・エクアドル友好協会
  ・平成22年度日本・エクアドル友好協会総会の開催について
  ・「NHK文化センターケーナ教室」のタイムフェスティバル出演についてのお知らせ
B)例会変更
  ・倉吉中央ロータリークラブ
   平成22年11/ 3(水)休会
   平成22年11/17(水)→11/14(日)
   ビジター受付11/17のみ定刻事務局
  ・倉吉東ロータリークラブ
   平成22年11/11(木)夜間例会
   ビジター受付定刻事務局
  ・境港ロータリークラブ
   平成22年11/ 9(火)移動例会
   平成22年11/23(火)休会
   ビジター受付11/9のみ境港マリーナホテル1階
C)連絡事項
  ・元会員 貞永 智さんより 鹿児島から「さつま焼酎」2本が届きました。

新入会員 入会式
湯浅浩司(ゆあさひろし)さん(44歳)
住友生命保険(相) 鳥取支社長
趣 味:バレーボール
推薦者:福石幸市 山根敏男
湯浅さんの挨拶
 先日は、会長様、幹事様、クラブ総務委員会様よりインフォメーションをして頂き、本日入会の運びとなりました。鳥取勤務は初めてです。皆様に色々教えて頂き頑張って行きたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

委員会報告
◎出席率報告
10月26日 会員55名中  欠席8名 85.46%  
◎クラブ運営委員 霜村さんより
 次週はIDMの報告会です。委員長さんは宜しくお願い致します。
◎ゴルフ同好会
 先日、東部5RC親睦ゴルフ大会が有りました。優勝は鳥取中央RC、準優勝は智頭RC、三位は鳥取北RCでした。

ビジター
岡山南RC   1名  倉吉RC  1名
鳥取RC   16名  鳥取西RC 5名
鳥取中央RC  2名

メークアップ
10/25鳥取中央RC  前田清介さん
スマイル報告(本日 7,000円 累計 391,880円)
福石幸市さん 雨降りの夜間例会ご苦労様です。卓話をしっかり聴いて、予防に励んで下さい。
山根敏男さん 先日の5クラブ合同ゴルフ大会、雨の中御苦労様でした。奥山さん入賞おめでとうございました。
宮崎正彦さん このたび、鳥取県経営者協会の会長に就任いたしました。中国経済連合会や日本経団連の事業や活動のため、ロータリー活動にご迷惑をおかけするかも知れませんが、ヨロシクお願いします。
松長政幸さん 先週例会を欠席して、会社のOB会に参加して来ました。又、初孫の顔も観て来ました。孫のかわいさを実感致しました。
小谷経三郎さん この度、小谷家三兄弟の末っ子の私が、三姉妹の長女の真理の坂野家に養子に行くことになりました。今後ともご指導の程を宜しくお願い致します。

「今日から取り組む認知症予防」
渡辺病院 院長 渡辺 憲 氏
 皆様こんばんは。私は、大学時代から脳神経や精神科を専門に研究し、またその面から約30年地域医療に携わってきました。近年、認知症についての研究が進み、発生の機構など新しい知見が得られてきました。本日は、この認知症にスポットをあて、予防方法についてお話をいたします。
 ご存知のように日本は世界第一位の長寿国です。さらに、介護等が必要無く生活できる尺度である「健康寿命」も長いのが特徴で、この点は非常に素晴らしい点であります。認知症の問題が取り上げられるようになったのは、この高齢化が進んだからにほかありません。加齢に伴って起きやすくなる病気は癌、心疾患、脳血管疾患の三大疾病やアルツハイマー病を代表とする認知症などです。さらに認知症は死亡原因になるこれら三大疾病のリスクを高めます。これらをうまくコントロールできれば健康寿命がさらに延ばせるわけで、その意味からも認知症予防がいかに重要なのかがわかります。ところで、このような病気の発病リスクは、主に遺伝子によって決まっています。しかし、病気に対する適応力や未然に防ぐ「予備能力」は環境によって変えられます。従って、予備能力を高めることで、発病を予防でき、さらにはいわゆる「廃用症候群」とならないようにできるのです。また、そのためには正しい生活習慣によって心身の機能を高めることが重要なのです。
認知症の40%を占めるアルツハイマー病は、脳にアミロイドが蓄積し、それによって引き起こされる炎症や酸化ストレスによって脳神経が壊れることで発生するといわれています。現在ではこの仮説を基に、様々な治療方法、新薬の開発研究がなされています。しかし、アミロイドの蓄積から発症までかなり時間がかかります。そこで、早期発見が大切なのですが、その目安となるのが「同じことを言う、名前が出てこない」などです。一方、アルツハイマー型の認知症は他の生活習慣病と同様に酸化ストレスによって引き起されるので、生活習慣によってリスクを抑えることができるといえます。そのなかで、特に食事、運動、ストレス管理、睡眠は予防に大切な習慣です。
 まず食事についてですが、青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸や、野菜果物に含まれる抗酸化ビタミン、ポリフェノールは酸化ストレスから脳神経を守ってくれます。従ってこれらを積極的に食事に取りいれることは認知症予防につながるのです。一方、脳神経は一度できると、後は壊れてゆくだけと思われていました。しかし、近年では主に海馬で再生したり、壊れた部分を補うネットワークができること、またそれらを促進する因子も明らかになっています。ストレスはこのような脳神経の再生を活性化させる因子の活性を抑制し、また脳の萎縮を引き起こします。従って、楽しいコミュニュケーションや笑いによるリラクゼーションはストレスを抑え、認知症を予防する効果が高いのです。また、運動はこれら脳の再生に関わる因子を活性化するので、リラックスした雰囲気での運度は非常に予防に重要と言えます。さらに睡眠にはストレスを緩和したり、海馬における神経再生を促す効果を持つことが明らかになっています。特にお昼ご飯の後の短時間の昼寝は効果が高いようです。以上のように、糖尿病、高血圧、高血脂症など生活習慣病を予防することで、アルツハイマー型の認知症やうつ病のリスクをへらすことができるのです。
 最後に本日お話したことを元に、皆さんに次のようなライフスタイルを提案したいと思います。@笑いのある毎日、A新しいものに興味を持つこと、B食を大切にすることC身体活動・社会活動です。笑いは非常に認知症などの予防効果が高く、さらに免疫力上昇や癌予防にも有効です。一方、新しい興味は新しいコミュニケーションを生みます。またバランスのとれた食事は先ほど述べたように認知症を含む生活習慣病予防に非常に重要です。ぜひ地産地消を心がけましょう。一方、運動や社会活動を地域の人たちと行うことは、免疫力のみならずコミュニケーション、生活リズムの面からも大切な事柄です。会員の皆様がこのような点に気をつけていただき、生涯現役でご活躍くださいますよう祈念いたします。

懇親会
 渡辺先生の卓話の後、懇親会が行われました。
 乾杯は道上さん、中締めは森下さん、久しぶりの移動夜間例会で元鳥取厚生年金会館料理長さんのおいしい料理と元会員の貞永さんの差し入れのさつま焼酎で皆さん楽しまれました。

(担当 田村文男)