週報37

本日の例会
2011年4月12日(火)第2462回
18:00〜
ロータリーソング 我等の生業
献立 パーティー料理
委員会事項 結婚記念日御祝
お花見夜間例会

次週の例会
2011年4月19日(火)第2463回
ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献立 和食
委員会事項 創業記念日御祝
会員卓話
※例会後 次年度理事会1F「梨花の間」

先 週 の 例 会
2011年4月5日(火)
会長挨拶
 今だ、福島第1原発の終息の目途が立たないというなかで、関係者たちは廃炉の声を挙げておりました。しかしこの廃炉の声は私の従兄の話によると、地震があった翌日には封じ込めして廃炉にした方が良いということで打診をしてきたようです。しかしそれを断ったのは東電のようであります。というのは一つの会社の固定資産税が大きく減少するということが問題であったようです。しかし、チェルノブイリの状況を考えると、廃炉の方向に進んだ方が良かったのではと感じた次第です。そうして、現在、この地域に暮らしていた人々はこれからどうするのであろうか?と感じています。この東北地方は世界の電子部品、機械部品、および鉄鋼の供給基地であったということであって、シリコンウェハー等は大変なことになりそうであります。こうした状況で世界がどのようになるかということをIMFが試算しており、現在の状態が続くと、世界のGDPの合計が4.4%減少するであろうということで、とてつもないGDPの減少につながるということのようです。さらに、日本のシリコン産業は3か所に集中しており、その7割が東北圏内にあるが、これを政治力で全国各地に分散してリスク回避できるような状態を作るのも政治家の仕事ではと思っています。現実に電池が不足しているとのことであり、岩美町の工場では単1電池を災害用に制作しているとのことであります。
 オール日本でこの危機に取り組む事を期待して会長の挨拶とします。
幹事報告
A)到着文書
 1)ロータリー米山記念奨学会
  ・カウンセラーハンドブック
 2)米山梅吉記念館 ・館報 春号
 3)鳥取県企画部 ・「こらぼれーしょん」No.3
B)例会変更
  ・鳥取RC
   2011/4/28(木)休会 ビジター受付なし
   2011/5/5(木)休会 ビジター受付なし
  ・鳥取中央RC
   2011/4/25(月)職場訪問 
            ビジター受付定刻定例会場
   2011/5/2(月)休会 ビジター受付なし
  ・倉吉東RC
   2011/4/21(木)花見例会 
            ビジター受付定刻事務局
   2011/4/28(木)休会 ビジター受付なし
   2011/5/5(木)休会 ビジター受付なし
  ・米子RC
   2011/4/29(金)休会 ビジター受付なし
  ・米子南RC
   2011/5/2(月)休会 ビジター受付なし
C)報告事項
  ・東日本大震災義援金 
   3/15 ¥44,852  3/21 ¥20,084
   3/25にガバナー事務所へ寄付
  ・鳥取ローターアクト例会
   4/7(木)19:30〜 
   鳥取卸センター2階会議室
   「子ども祭りに向けての試作品づくり」
委員会報告
◎出席率報告
4月5日 会員54名中 欠席8名 85.19%
3月15日 補正後 欠席12名 78.18%
◎誕生日御祝
入江宏一さん 角脇篤彦さん
田邉賢二さん 早川慶子さん 村上保雄さん
メークアップ
3/25 鳥取西RC  坂根 徹さん 前田清介さん
3/28 鳥取中央RC 植田哲朗さん
スマイル報告(本日 24,000円 累計 862,180円)
福石幸市さん ようやく春らしくなって来ました。元気良くロータリー活動を行いましょう。
山根敏男さん 坂野経三郎さんにいい事がありますように。
朝倉通憲さん 山田さん、田邉さん、小林さん、松長さんの魚つり会の皆さんには、昨日は大変お世話になりました。ありがとうございました。
田邉賢二さん 入江宏一さん 
角脇篤彦さん 早川慶子さん 
村上保雄さん
会員卓話
田村文男さん:今回は「柿」の話をしようと思います。特に、鳥取のローカル品種を取り上げ、そこから見えてくるものは何かを話してみたいと思います。先日、教え子とともに、岩美町の延興寺に行きました。「新平柿」は鳥取県の東部、特に鳥取市周辺の生まれの方々はほとんどご存じであろうと思います。その他の方々はほとんどご存じないと思います。私(米子出身)も専門家でありながら知らなかったということです。延興寺には原木とおぼしきものがありまして、それがまだ枯れずに残っていることがわかりました。この「新平柿」は江戸時代に鳥取に持ち込まれたものだということで、竹鼻新平さんという方がお伊勢参りの帰りにこの寺に持ち帰ったそうで、現在も残っているとのことです。この新平柿を食べたいという関西の方(鳥取県東部出身)のプロジェクトを手伝ったときに調べたが、その結果によると、岩美の庄屋の太田さんがこの柿を広めていったと言われています。岩坪という集落に松上山成就院という寺社がありますが、その縁日で物々交換した結果この周辺に広まったと言われています。さて、いい品物を選ぶために、いろんな木から枝を取ってきて接ぎ木して比べて見ると、江戸時代に植えられた木が鳥取に広がってきますと、「実」が段々大きくなり、よりよい品種のものが広がり、品種改良が進んだものと思われますが、高々300年前の話です。最後にDNAを調べてみると、変位をおこしていることがわかります。昔の人は良く見て改良を進めてきたことがわかります。
 この後に続く「花御所柿」、「西条柿」は紙面の都合上省略します。
田村博信さん:今日は私の趣味の話を致します。小学生のころから、柔道とお茶に興味がありました。柔道は小学生の時だけでありましたが、お茶の方は高校まで続けました。その後、大学、社会人となってからも、30歳代までは比較的真面目にお茶を続けていました。
 今日は茶の湯についてお話したいと思います。茶の湯といえば、茶人千利休の名前を挙げる方が多いのではないでしょうか。千利休が相手をもてなすときの心構えを説いた言葉、すなわち、「利休七則」があり、本日はこれを紹介します。これは茶の湯を学ぶ者にとって基本となる心得です。
 第一則 茶は服のよきように点て
 第二則 炭は湯の沸くように置き
 第三則 花は野にあるように
 第四則 夏は涼しく冬は暖かに
 第五則 刻限は早めに
 第六則 降らずとも傘の用意
 第七則 相客に心せよ
 本日はこの中の幾つかについて掻い摘んで紹介します。
 最初は、第六則「降らずとも傘の用意」であります。これはまさに鳥取の気候を言っているようで「弁当忘れても傘忘れるな」でしょう。利休が活躍した四百数十年前、大阪近辺も鳥取と同じように変わりやすい気候だったんでしょうか?そうではありません。一言でいえば、備えを怠らない心掛けを説いていることになりますが、「備えあれば憂い無し」とは少し意味が異なります。
 後者の場合、「憂い」とは自分自身の心配であって、それを消すことによって安心を得る意味になります。しかし備えを怠らない心掛けは、招く側が客に対して行う気遣いを言っているわけですから、他者に対する思いやりを持つ意味になります。ここで言う「傘」は、現在とは異なった状況になった時に初めて必要になる物の象徴です。つまり、その時他者に「憂い」を持たせないため、自分が不測の事態を想定しておくことが大切なのです。
 第五則「刻限は早めに」であります。これは、単に「時間の約束がある時は早めに行くように」などと時間厳守を説いているのではありません。何故なら、それはわざわざ言うまでもない、至極当然のことだからです。ここで言う「刻限」とは、「時刻」に対する意識・認識を指します。つまり、それを「早めに」とは、常に自分の中の時計の針を進めておくことです。いかなる場合でも、現実の時間よりも自分のイメージの時間が常に先行していれば、その時差が心の余裕となって、焦りを防止してくれます。焦りがなく平常心でいることは、ゆとりをもって人に接するためにとても大切なことです。(一部省略)
 この七則は、相手をもてなすときの心構えと申しましたが、これは究極のCSといえると思います。最後にお茶の美味しい点て方、飲み方を紹介します。
 湯の温度は、その時々の季節あるいは体調等に合わせ、冷水から沸騰水でもOK。
 茶筅でサバサバとするわけですが、出来るだけ少ない方が、お茶本来の風味が残る。お菓子は先にいただく。
湯浅浩司さん:入会して5か月経ちましたが、こんなに早く卓話をするとは思ってもいませんでした。本日の会長の挨拶に「東日本大震災」について話がありました。日本全国を震撼させた未曾有の大震災の中で私どもの保険会社も多くの被害を受けた現実があります。東北地方の各支社が被災地を抱える部署でありますが、残念ながらこれらの地(特に仙台総支社)で働く職員やその家族を失い、多くの職員が行方不明の状況であります。テレビ報道によると、死者・行方不明者は約2万5,000千人、避難者が約16万人といった想像を絶する状況であります。
 この震災に伴って、住友生命、損害保険の三井住友海上の2社における保険金の受け付け、支払い状況を紹介しながら若干のPRも兼ねてお話したいと思います。
 まず、地震保険の付帯(セット)率および世帯加入率(2009年度末)の表では都道府県別に数値で示されています。火災保険の付帯率は当該年度中に契約された火災保険に地震保険契約は付帯されている割合を示し、この表で鳥取県をみると、48.2%、火災保険の約半分に地震保険がセットされていることがわかります。さらに、その右の世帯加入率ですが、これは地震保険の契約件数を住民基本台帳に基づく世帯数で除した数値であって、鳥取県のそれは16.8%であり、全国の数値は、それぞれ46.5%および23%であって、なお低いことがわかります。ちなみに今回の大震災で宮城県の数値は高いのがわかります。つぎに、この震災の保険金は、事故が発生してのちご遺族から申し出がないケースが多い。そこで、例えば、新聞に掲載されている名前や住所から加入者かどうかを判断し、現時点で1万2,000人の死者に対してわが社で名前が確認できている人は約7,600人であり、その中で、わが社の加入者が約300名おられます。この300名の方々の支払い金額は先週末で42億8,000万円です。地震保険の支払額は三井住友海上に受理件数が約4万件があり、支払いの意思を示しているのが3,000件であります。
 当社でも、各種行事を自粛しているのが現状であります。(一部省略)
 (担当 野田英明)