No.43
本日の例会
2011年5月31日(火) 第2468回
唱歌 桃太郎
献立 和食
委員会事項 出席表彰
委員長・リーダー退任挨拶
次週の例会
2011年6月7日(火) 第2469回
君が代・奉仕の理想
献立 100万ドルミール
委員会事項 誕生日御祝
委員長・リーダー退任挨拶
※例会後 定例理事会1F「梨花の間」
先 週 の 例 会
2011年5月24日(火)
会長挨拶(松下副会長代行)
世の中で何が起っているのかわからない、視界不良の場合は、自らの生業から見えるものが一番ピンときます。
今回の震災も、その意味を各地の印刷工業組合の情報から考えてみます。
3月17日。震災直後には観念論が先行しました。
◆東京都より…イベント中止で発注キャンセルも起きている。
混乱は当面続くが、日本の産業界そのものが力を失ったわけではない。危機をバネに前向きな推進力を得ていく可能性もある。
4月20日頃には、現地の実態も見えてきました。 悲観論と楽観論が交錯しました。
◆福島県いわき市…印刷工場は操業停止。顧客の水産業は立ち直れなくなっている。瓦礫もほとんど片付いていない。
福島第1原発から約60キロ、トラックや作業員が入ってこない。ようやく稼動が始まったところへ余震で再び機械がずれた。
震災で人の垣根がなくなった。仕事は減っているが、今まで何度営業しても仕事をもらえなかった大手スーパーから、チラシの仕事をいただいた。われわれもお客様も互いに相手が見えてきた。今まで見えていなかった人の心が分かるようになった。
そして現在、変化への模索が始まっています。
◆福島県…設備メーカーの対応は早かった。官公需では、県は早急に発注の回復に努めてくれている。
製品に添付する説明書、包装資材で放射能汚染がないというトレーサビリティが求められると、福島の業者は県内の仕事しかできなくなる。今後従業員の雇用が課題になるだろう。材料値上げが出てくることを恐れている。
◆岩手県…一番被害の大きかった所も、中古機械の無償提供を受け、プレハブで仕事を再開する。
仕事さえあれば廃業するケースはないだろう。自粛ムードが一番怖い。
避難所では、震災直後から石巻日日新聞が手書きの壁新聞を発行した。
この新聞は、米国の報道博物館で、歴史的な印刷物として展示された。
今回の震災で、紙情報の優位性を実感した象徴的な出来事でもある。
◆宮城県…今回の大震災で、日本の社会、くらしが大きく変わると思う。
業界はこれまで、お客様のニーズに応えてきた。
しかし、過度な品質・コストの要求に応えることが、果たして本来印刷物を造る目的に沿ったものだったのか問い直す時期に来ている。
幹事報告
A)到着文書
1)ガバナー事務所より
・米山記念奨学生オリエンテーションのお礼
2)国際ロータリー
・6月のロータリーレート 1ドル82円
3)鳥取県
・出前説明会の案内チラシについて
・留学生交流推薦会議開催について
B)例会変更
・鳥取西RC
2011/6/10(金)夜間例会
ビジター受付 定刻定例会場
2011/6/24(金)休会 ビジター受付なし
・倉吉東RC
2011/6/23(木)夜間例会
ビジター受付 定刻事務局
2011/6/30(木)休会 ビジター受付なし
委員会報告
◎出席率報告
5月24日 会員55名中 欠席10名 81.82%
5月10日 補正後 欠席10名 81.82%
◎創業記念日御祝
小谷 寛さん 竹田達夫さん
原田克巳さん 湯浅浩司さん 坂野経三郎さん
◎50周年記念誌委員会から報告とお願い
・6月には校正に掛かります。
・記念誌用の写真の変更のある方は、今月中に申し出て下さい。
◎国際奉仕委員会
・R財団と米山奨学金の寄付のお願い
◎ゴルフ同好会
・第5回福石会長杯 5/21(土)優勝 山根敏男さん
・第6回福石会長杯 6/19(日)鳥取砂丘CC
スマイル報告(本日 27,000円 累計 1,012,180円)
松下栄一郎さん 雨上がりです。
山根敏男さん 先般のゴルフで優勝させて頂きました。有難うございました。今年度幹事として残り1ケ月余り、しっかり頑張ります。
森下耀雄さん 此の度の病気は腸閉塞だった様ですが、入江先生の敏速な対処によって事なきを得ました。又、クラブからは見舞金までもいただき、誠に有難う御座いました。
松田恭子さん 東大、東大の大学院と進んだ生徒が、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に就職が内定しました。人の為になる働きを目指していた生徒だけに夢を叶えたことが、うれしくてなりません。ちなみに200倍の難関を突破しました。
千金周一さん 今月は出張続きで初めての例会です。来月売場をリニューアル・オープンしますので、宜しくお願いします。
坂野経三郎さん @山根幹事おめでとうございます。一緒にまわらせて頂き、私も30伸ばしました。コーチして下さり、ありがとうございました。
A創業記念日
小林弘尚さん 今年度も残り少なくなりました。“スマイル”予算収入不足。ワンコインで目標を達成しましょう。
竹田達夫さん 創業記念日
宮崎正彦さん 結婚記念日 出席表彰(4月)
早退 3件
「卓話」
西川淳次さん
(司会 今日は会員卓話ならぬ会員演奏会となりました)
先日私も50歳となりました。塾の仕事とともに簡易郵便局を経営しておりまして、何とぞ遠慮なくご用命ください。
さて、今日は映画音楽を2曲ギター演奏いたします。高校時代、ロードショウ、スクリーンなどの雑誌で映画に親しみ、大学ではギターサークルでよく映画音楽を演奏していました。「魅惑の映画音楽」と題しましたパンフレットを付けておりますが、「ムーンリバー」と「ひまわり」の2曲です。
ムーンリバーは1962年、アカデミー賞、グラミー賞を受賞した映画「ティファニーで朝食を」のテーマ曲で、映画のプロットはあまり覚えていないのですが、主演のオードリーがティファニーのショウウィンドウをのぞきこむシーンが印象的でした。
(司会 私もこの二つの曲よく覚えています。あまり期待するとプレッシャーになるから・・・)
次は1970年日本公開の映画「ひまわり」のテーマ曲です。戦争の悲劇を主題にしたものですが、イデオロギーや悪役、戦闘シーンはありませんが、それだけに奥深いものになっています。ソフィアローレンとマストロヤンニが扮するカップルが戦争で引き裂かれ、再会を果たした時にはそれぞれ別の家庭を営んでいて、ただ、アントニオという子供の名前だけが二人を結びつける証であったという悲劇です。
この二つの曲はどちらもヘンリーマンシーニの作曲で、彼は60年代から70年代にかけて数々の名曲を世に送り出しています。
(司会 本日の西川さんのギターリサイタル、あっという間に最後の曲となりました。それでは「ひまわり」をどうぞ)
(演奏は「ひまわり」の二人の運命をたどるかのように途切れ途切れとなり、それが心残りの西川さんに司会者が慰めの言葉をおくる。・・・次回を期待したい。)
笹野眞紀さん
西川さんの演奏を聞いて、緊張がとれ、心が和んだところです。震災を契機にあらためて心のつながりが大切と気づかされますが、先日5月15日の市内一斉清掃ではいつもより若い人の参加が多く、何かみなさんの気持が変わってきたかのように思いました。
「三丁目の夕日症候群」という言葉があります。昭和30年代を懐かしむ傾向に対する批判でしょうが、昭和31年生まれの私にとってもあの頃は懐かしく、田んぼ、小川、線路、ザリガニ、西瓜、種飛ばしなど、その頃の景色が鮮明に思い出されます。ご近所の助け合いなどもあって、心が豊かであった時代でしたが、それが40年代、50年代と高度成長を重ね、欲望を膨らませ、消費に明け暮れ、いつしか日本古来の文化を忘れ、自分を育むことに関心を失ってしまいました。
私が今のお店を始めた55年、当時のアルバイトの鳥大の学生さんは男らしく、自分の意見をはっきり言い、たくましさ、目の輝きがありました。私も若かったからでしょうか、「僕がマキちゃんを守ってあげる」なんて言ってくれたんです。それが時代を経て、自分も変わり、周りも変わりました。哀しいことに、今の若い人たちは表情に乏しく、目配せ、気配りをせず、ケータイ、パソコンに夢中で、ひと本来がもっているものが無くなってきたように思えます。そこで、私もアルバイトの学生さんの将来のことを考えて、また、それが自分の役割と考えて、しつけなど厳しくするように努めています。
おかげで、先日店のスタッフの女の子の就職が決まりました。希望する会社にトップの評価で採用されたのです。面接を受けた時、審査の方々の顔がいつものお客様のように見えて、あまりあがらなかったそうです。ソレイユにつとめていた経験が役に立ったそうです。(その経験とは・・)
「ことば」は「癒し」になり、また、「刃物」にもなります。お客さまを増やし、ひとを育てることになればと、「ことば」の大切さを思うこの頃です。
(担当 田中紀章)