No.30

本日の例会
2013年2月12日(火) 第2547回
◆ロータリーソング  我等の生業
◆献立 和食
◆委員会事項  結婚記念日等御祝
◆勤労学生表彰式
※例会後 次年度理事会  1F「梨花の間」

次週の例会
2013年2月19日(火) 第2548回
◆ロータリーソング 奉仕の理想
◆献立  パーティー料理
◆東部5RC合同例会  
18:30から  ホテルモナーク鳥取  「仁風の間」

先 週 の 例 会
2013年2月5日(火)
会長挨拶  
先週の土曜日BSで「田原総一郎の仰天歴史塾」という番組で、1989年の特集が組まれておりました。  
思い起こすと、1989年は正月早々に昭和天皇の崩御、平成の時代のスタート。4月には消費税3%がスタートし、竹下内閣の崩壊、続けざまに宇野内閣の崩壊…と政治の世界でも大きな変化が見られました。そして11月のベルリンの壁の崩壊です。  
国内的には、竹下内閣を崩壊に導いた「リクルート事件」の発覚。多くの政治家、経済人、官僚が逮捕されたことは今でも思い出されます。当時は「あぶく銭を稼ぎやがって」的な見方が大半で、冷やかに見ておりましたが、この番組の中では少し変わった指摘をされております。  当事者のリクルートの社長さんは、直接インタビューをされた感想として「日本のために政治家とか関係者に財布の心配なく力を発揮してもらうために」上場前の株を買ってもらったとのこと、職務権限とかの頭はなかったようだといわれておりました。  
裁判の事実は事実として、結果として当時の改革の旗頭が一掃されてしまったとのことです。いつの時代にも、後の「ホリエモン」に代表されるように、成り上がりの人間を嫌がる風潮が日本にはあるようです。ただ所詮明治の元勲も、元をただせば下級武士、力を持った者が幅を利かせる時代だったのでしょう。  
時代も変わり、一般市民も大きな声を出せる時代にはなりましたが、冷静さを欠いたことをすればポピュリズムの横行する時代になり、立場が違っただけの社会現象に陥る危険性があることを認識しとかねばならないと思います。  
その年の1989年12月29日の大納会で38,915円87銭の最高値を記録した株式市場ですが、落ち続けた株価もチョット上向き加減になっています。後程佐々木様には良いお話を聞かせていただけるものと思います。楽しみにしております。

幹事報告
A)到着文書  
1)ガバナー事務所  
・「ロータリアン配偶者、パートナー奉仕功労賞」についてのお知らせ  
・ガバナー月信8号  2)ロータリー米山記念奨学会  
・確定申告用領収証の送付について
B)例会変更  
倉吉東RC  
2013年2月21日(木)合同例会の為  ビジター受付定刻事務所
C)報告事項  
・鳥取ローターアクト例会   2013/2/7(木)午後7時半から   商栄町卸センター2階「美容について」

委員会報告
◎出席率報告  
2月5日 会員51名中 欠席7名 86.07%  
1月22日 補正後   欠席4名 92.16%

◎ゴルフ同好会より
・第3回植田会長杯 3/10(日)白兎コース
・東部5RCゴルフコンペ 5/26(日)を予定

メークアップ  
1/31 鳥取RC     
田中和夫さん 松下栄一郎さん     
千金周一さん 田村博信さん     
植田哲朗さん 坂野経三郎さん     
山本潤一さん

*スマイル報告(本日12,000円 累計425,500円)
植田哲朗さん 2月になりました。来週は勤労学生表彰式、再来週は5クラブ合同例会があります。ご協力宜しくお願い致します。
千金周一さん 佐々木さんの卓話、どうぞよろしくお願い致します。再来週の合同例会、皆で盛り上げていきましょう。
田中英教さん 柔道始めスポーツ界の不祥事、残念至極です。
森下耀雄さん 足が動く限り、いつまでも出席したいと思います。
田邉賢二さん 今夜お世話になります。ご厚情に感謝致します。    
松長政幸さん 佐々木さん、ご多忙の中卓話よろしくお願い致します。
田村文男さん ティプ君の博士論文審査会が無事に終了しました。ホッとしています。

*四大御祝(本日8,000円 累計204,000円)
森下耀雄さん 道上正規さん 誕生日
霜村哲男さん 小林弘尚さん

*ワンコインスマイル(本日0円 累計67,224円)

卓話
「グローバル投資環境の展望」  
野村證券 投資情報部  グローバル情報課長  マーケットエコノミスト             
佐々木文之 氏  
本来なら半日かけての説明内容を、凝縮して話させていただきます。  
昨年から、世界経済は大きな転換点を迎えた。先ず米中のリーダーが決定した。米国の大統領選は4年毎であり、中国は2期10年が慣例であり、双方のリーダーが同時に決定するのは20年毎になる。また、日本でも政権交代があった。  
中国は、今後10から15年かけて成熟化していくであろう。その過程で消費主導の経済となるため、諸外国は、中国の内需を狙った活動が活発化する。  
米国は、オバマ政権2期目となり、アメリカの再生に向かうであろう。軍事費を削減し、シェールガス革命により、再生を図っていこうとしている。そして、中国の金融市場の開放を迫るだろう。  
日本は、株・為替ともに、政権交代による期待先行の部分があるが、海外の目は、デフレ脱却に向けた議論の本格化など、金融政策にある。物価上昇率2%は厳しいが、変化への期待から円安株高となっている。海外投資家の日本株保有はアンダーウェートとなっており、中立に戻すだけでも日経平均株価は 12,500円となる。円安も、企業業績の回復につながる。ただし、13,000円以上となると、もっとテーマが必要であり、それは「設備投資」。為替について、ドルは大底を打っており、円安方向が続く。  
FRBの金融政策は、市場がデフレマインドになることを避け、緩和政策をとってきた。資金供給を継続することにより、“デフレを起こさない”メッセージを発信し続けた。満点の政策といえる。安部政権でも、“スピード感”と“切れ目なく”がキーワードとなっており、市場のマインドが変化してきた。直近では、個人投資家の目も明るくなっている。  
重要指標の一つが、米国雇用統計である。失業率は1月で7.9%とまだ高水準であるが、非農業部門雇用者数は着実に増加しており、月20万人の水準となるのが鍵となる。失業率6.5%の達成は、FRBの見立てでは3年後だが、金融緩和解除が前倒しとなる可能性があり、そうなれば、米短期金利が上昇し、ドルをサポートする。
商業用不動産は既にかなり上昇している。投資リターンの尺度が明確であり、割安だと買いが入る。住宅価格も底を打ち、上昇局面となっており、まさにFRBの狙い通りとなっている。自動車市場も同様である。  
中国については、“誰”が“何を”言ったかが重要である。25名の政治局委員の年齢等を見ると、長期的に見れば、日本にとって悪い人事ではない。また、労働力不足もあり、日本の商機ともなり得る。  オバマ政権はドル高・安定を国益と考え、メッセージを発するであろう。ドルを基軸通貨として維持することが、米国の国益となり、米国の再生に必要だから。  
本年のキーワードは“円安”、“日本株”              
(担当 田村博信)