No. 10

本日の例会
2013年9月10日(火)   第2574回
◆ロータリーソング  我等の生業
◆献立 和食
◆委員会事項 結婚記念日等御祝
◆卓話  
「コミュニケーション」  
八百谷コミュニケーションアカデミー  代表 八百谷和子 氏

次週の例会
2013年9月17日(火)   第2575回
◆ロータリーソング  鳥取北RCの歌
◆献立 洋食
◆委員会事項  結婚記念日等御祝
◆卓話  
竹田達夫さん   古川 徹さん

先 週 の 例 会
2013年9月3日(火)

会長挨拶  
皆さんこんにちは。やっと涼しくなり、気持ちもしゃんとしてきました。  
一昨日、9月1日(日)には津山国際ホテルで森本地区ガバナー主催の「2690地区会員増強・R財団合同セミナー」があり、雨の中、山田幹事さん、千金財団委員長さん、秦野会員増強委員長(代理)さんとともに参加してまいりました。そこでの話題を一つ二つご紹介いたします。  
まず、基調講演で興味深いことが話されました。演者は就実大学学長の稲葉英男氏(エネルギー工学専門)で、演題は「地域における高等教育機関の改革に向けて」というもので、ロータリーとはちょっと違うかなと感じる演題でした。まず我国の大学教育の現状を簡単に紹介したあと、今大学に求められているのは、地元の産業界が必要とする「学び直しのための教育プログラム作り」を産学共同で取り組むべし、というのが講演の骨子です。  我国の大学教育の現状は、大学数が減少しつつあり、大学進学率が今一つ伸びない中で、大学生自身もあまり勉強せず、学修態度もパートタイム化している、と指摘したうえで、これからの大学教育では「(教員が)何を教えるか」から「(学生が)何ができるようになれるか」への転換が必要で、そのためには産学連携よりも、もう一歩踏み込んで産学共同で新しい教育プログラムを作る必要があると言われました。すなわち、地域の大学は、周りの産業構造の変化に対応した学び直しの機会を提供できるような学修プログラムを持つことが必要で、この「学び直しの教育プログラム」をつくるためにこそ、地域の大学と地域の産業界(主に中小企業)とが共同して、産業界のニーズに応じた少人数制のオーダーメイド型の実践的職業教育プログラム作りに取り組むことが、今こそ必要だ」とのことでした。すでにこのような取り組みを沼津高専と東海大学で始めているとのことでした。  
次に会員増強とR財団の分科会について。会員増強分科会には古川と秦野が、R財団分科会には千金と山田が参加しました。会員増強では、地区内のクラブからも「何故、会員増強が必要なのか」という質問がよくあり、これへの答えとしては、「ロータリーは時代とともに変化すべし」というP.ハリス氏の言葉を引用して、「R精神として変えてはならない部分(越我の奉仕、奉仕の理想、職業奉仕、仲間意識など)」と「ロータリーとして変えなければならない部分(制度疲労の部分、時代の変化とのミスマッチ部分、会のあり方の多様性・柔軟性、国際化対応、IT革命への対応など)」とがあり、そのうえで「新しいロータリーのあり方(e-クラブとか準会員制とか法人会員制など)」について、寛容に、積極的に取り組んでくださいとのことでした。  
R財団については、既存のポール・ハリス・フェロー(PHF)制度(すなわち1000ドル寄付者のこと)に加えて、新たにポール・ハリス・ソサイエティー(PHS)制度がつくられ、2013年度の地区内第1号該当者として伊藤文利P/Gが認定されました。PHSは、PHFを2〜3年続けて実践された方が対象となります。  以上、研修セミナーの概要をご報告させていただきました。

幹事報告  
A)到着文書
・鳥取中央RCより「運営計画書」
・鳥取中央RCより「会報第24号」
・(財)鳥取県臓器・アイバンクより臓器移植推進街頭キャンペーンの依頼  
10/20イオン鳥取北ショッピングセンター内
・昨年度のガバナー事務局より、昨年度のガバナー月信(CD)
B)例会変更
・米子南RC
9/9 夜間例会、ビジター受付は定刻定例会場にて 10/7 休会、ビジター受付なし
・鳥取中央RC  
9/30を9/29へ変更(砂丘除草例会)  10/7 休会  ビジター受付は9/30のみ、定刻定例会場にて
C)連絡事項
・9/15 ローターアクトの梨狩り例会、福部町「さんこうえん」にて会費は1,000円
・9/6(金)事務局は休み
・米山奨学寄付の領収書は1月初めに発行

委員会報告
◎出席率報告  
9月3日 会員50名中 欠席12名 76%  
8月20日 補正後   欠席10名 80%
◎誕生日御祝  
前田清吉さん
◎国際奉仕委員会(千金さん)より  
ロータリー財団、並びに米山奨学会の寄付のお願いを、本日書面にてさせて頂きました。ご協力よろしくお願いします。

ビジター  
鳥取RC 坪井秀明さん
メークアップ  
8/21 智頭RC 田邉賢二さん 植田哲朗さん  
8/21 米子東RC 宮ア正彦さん  
8/27 倉吉RC 田邉賢二さん  
8/29 鳥取RC 田村博信さん  
9/1 R財団会員増強セミナー  田邉賢二さん 古川郁夫さん 山田雅文さん  千金周一さん 秦野諭示さん  
9/2 植田哲朗さん 田中英教さん

*スマイル報告(本日13,000円 累計147,000円)
坪井秀明さん(鳥取RC)本日お世話になります。
古川郁夫さん 新名阿津子様の卓話「山陰海岸ジオパーク」のお話し、楽しみにしています。
山田雅文さん 田邉ガバナー補佐、古川会長、秦野さん、千金さん、ご苦労様でした。車が古くて、カーナビも壊れていて道を間違えすみませんでした。
田邉賢二さん 去る8月27日で第1グループの各クラブ協議会を終了しました。随行幹事の御三方には大変お世話になりました。有難うございました。
早川慶子さん 長い間休んでいました。手術により腹の中まで見えるようになり、こんな男前がおられたかと見直しております。又今後とも宜しくお願い致します。
宮ア正彦さん ロータリーバンド「ノース・ジュエルズ」の練習風景をYoutubeにアップしました。「たしかなこと north jewels」で検索して見てください。現在73名が見ています。「田村さんとミキさんが後向きで唄っています、山根さんも後姿が写っています」
田村文男さん 宮アさん色々有難うございました。アップされた動画、学生に好評でした。
福石幸生さん 先日ロータリーバンド「ジュエルズ」の反省会兼地方営業の壮行会?を行いました。又、頑張ります。宮アさん、有難うございました。
秦野諭示さん 新名先生、今日は宜しくお願いします。
小林弘尚さん 9月季節は確実に変化している今日この頃。夏の疲れが出てきます。体調管理は自己責任。食欲の秋を楽しみたいものです。 *四大御祝(本日6,000円 累計48,000円)
前田清吉さん 誕生日
田村博信さん 創業記念日等(8月) 出席表彰(8月)
*ワンコインスマイル(本日0円 累計15,364円) 

卓話
「山陰海岸ジオパーク」  
鳥取環境大学  地域イノベーション研究センター  新名阿津子氏  
山陰海岸ジオパークは「日本海形成に伴う多様な地形・地質・風土と人々の暮らし」をテーマとする世界ジオパークである。2010年にGGN加盟認定を受けて以降、3府県6市町の広域連携によってジオパーク活動が推進され、その活動は地域的にも大きなインパクトを与えている。そもそもジオパークは、地球の成り立ちやメカニズム、生命の誕生、人類との出会いなど、地球や地域、環境をテーマとした「大地の公園」である。そこでは「ジオ遺産(geoheritage)」の保護保全、地球科学教育の普及、ジオツーリズムを活用した地域振興を通じて、「持続可能な開発」を実践し、「地域アイデンティティ」を再構築することが求められている。2013年8月時点で26か国92地域がGGNに加盟している。国内ではGGN加盟5地域を含む25地域が日本ジオパーク委員会によって日本ジオパークの認定を受けている。  
山陰海岸ジオパークのジオサイトの一つである湖山池は、湖山砂丘と末恒砂丘の発達によって日本海から切り離された潟湖である。池が成立したのは中世頃と言われている。それ以前は日本海の内湾であり、中世因幡の中心地である天神山城の海運を支えていた。また、池の周辺には古墳や遺跡群が多く分布しており、古代から人々が池の周辺で生活していたことを示している。砂丘が発達し潟湖となってから池の水は汽水となり、フナやコイが生息するようになった。そこから無形民俗文化財である「石がま漁」が発達した。戦前は水上飛行機の滑走路、飛行場として利用されるも、戦後は砂丘地で急速な都市化が進展し、土地利用も大きく変化した。  
「ジオパークは人である」とも言われている。湖山池の事例で示したように、ジオ遺産をはじめとする自然環境や地域文化の保護保全、教育、地域振興には、その地域に暮らす人々が足元から自分たちの地域を見直すことが必要不可欠であろう。              
(担当 田邉賢二)