No. 14

本日の例会
2013年10月8日(火) 18:00から第2578回
◆ロータリーソング  我等の生業
◆献立 和食
◆移動夜間例会  明石家(岩井)

次週の例会
2013年10月15日(火) 第2579回
◆ロータリーソング  鳥取北RCの歌
◆献立 洋食
◆委員会事項
結婚記念日等御祝 創業記念日等御祝
◆卓話
 ソレイユ法務・FP事務所 代表 谷川裕美氏

先 週 の 例 会
2013年10月1日(火)

会長挨拶  
29日の日曜日は鳥取市主催の砂丘大掃除日でした。彼岸を過ぎたとはいえ、日差しは強く、風もあって、とても暑い中を、ご参加いただいたクラブの皆様には心からお礼を申し上げます。  
今回、私としては、寄贈した「砂丘用車椅子」の現状を確認することも兼ねて参加しました。幸い、寄贈後の利用状況も管理者の方から直接お聞きすることができ、また実際の砂丘上での操作具合も確認できましたので、それらの事を皆様にご報告させていただきます。  
まず、「利用状況」については、寄贈後、これまでに30回以上の利用があったとのことでした。一般の方だけでなく、観光客の熱中症救出にも利用したとのことでした。救出には患者さんの発症場所にも依りますが、この車椅子で救出できないときには、ヘリコプターの出動を頼んだとのことでした。  
次に、「操作性」については、砂丘の上り坂では介助者1人で動かすのは難しく、前を2人が引き、後ろを1人が支えるという3人掛りで動かすことが必要でした。そのための専用の牽引用ベルト(車用シートベルトと同じ材質のベルト)2本を、各台に装備してくれていました。実際にラクダのいるところから大スリバチに向かっての下り坂では介助者1人で充分操作でき、手を放せば、勝手にユルユルと動くくらいで、乗り心地も快適なようでした。でも、問題は、元のところへ帰るとき(上り坂)です。上り坂では、やはり専用のベルトで前を2人が引き、後ろを1人が支えるという形で動かすのが最も良いようでした。ただし2人で引けば1人の引く力はホンのわずかで済み、しかも引いているときは前輪が少し浮き上がるので、大きい後輪で車体を支えるのもたいして負担にならないことも分かりました。  
実際に使ってみて、介助者さえいれば、この砂丘用車椅子は砂丘上で大いに役立つだろうと思いました。現在、大砂丘の管理事務所(大砂丘入口のところ)には5台の砂丘用車椅子が有りますが、そのうちの1台はプロトタイプのもので、現在使えるシロモノではなく、もう1台もプロトタイプの改良版で使い勝手が悪そうで、現在は使っていないとのことでした。結局、現在使えるものは3台しかなく、そのうちの2台が我がロータリーが寄贈した最新式のものでした。十分な台数が有るわけではありませんが、利用状況から考えて、現在はこれで充分、間に合っていると判断いたしました。

幹事報告
A)到着文書
・森本ガバナー事務所より  10月のロータリーレート 1$=100円
・米山記念奨学会より 2012年度の決算報告書
B)例会変更
・境港RC   10/22夜間例会 定刻定例会場受付あり  12/17忘年家族会 定刻定例会場受付あり
・倉吉RC   10/15会場変更 ビジター受付定刻定例会場受付あり
・倉吉中央RC   10/16職場例会 ビジター受付定刻定例会場受付あり
C)連絡事項
・10〜12月分会費請求額、地区大会の登録料1万円プラスの7万円。
・次週の移動例会(明石家)  駅南出発PM5:30、例会PM6:30より。
・鳥取ローターアクト例会   10/3(木)19:45〜「歯科基礎知識」

委員会報告
◎出席率報告  
10月1日 会員50名中 欠席6名 88%  
9月17日 補正後   欠席13名 74%
◎誕生日御祝  
竹田達夫さん 入江敏夫さん 塚田 隆さん   松下栄一郎さん
◎ゴルフ同好会より  
9/28(土)第2回古川会長杯  優勝 松長政幸さん

*スマイル報告(本日25,000円 累計199,000円)
古川郁夫さん 砂丘一斉清掃へのご参加、有難うございました。
山田雅文さん 砂丘一斉清掃、ご苦労様でした。
秦野諭示さん 母の葬儀に際しましては、会長並びに会員の皆様より、温かいご配慮を頂きました。心からお礼申し上げます。
森本正行さん 先日、鳥取砂丘へ行き「皆さんから寄贈して頂いた砂丘乗り入れ用の車椅子」のその後の様子を見てきました。管理をして頂いている自然公園財団からも丁重な御礼のごあいさつを頂きました。末永く鳥取の皆様のおもてなしの心の象徴として活躍してくれることを皆様と一緒に念じたいと思います。
田邉賢二さん 先日の砂丘一斉清掃にご出席の皆様ご苦労様でした。
松田恭子さん 息子、鉄平に結婚のお祝いをいただき、誠に有難うございました。息子も沖縄から「みなさんにくれぐれもよろしく伝えてください」と申しておりました。
小林弘尚さん 10/5〜6、米子市にて全日本シニア、ソフトボール大会(全国48チーム)に我が「鳥城クラブ」が鳥取県代表として出場。目標はベスト8。第1回戦は石川県代表と11:00に米子市民球場で行います。ちなみに、私はプレイング・マネージャー。健全な日常生活を心がけ体調管理に徹します。
宮ア正彦さん 「半沢直樹」が終了して少しさびしい気持ちです。本日の支店長会議では、何処でもいそうな「いい人」ではなく、半沢直樹のような骨のある「いい男」が欲しいと部店長に伝えたいと思っています。
霜村哲男さん スポーツの秋、食欲の秋、そして、米山奨学会の秋になりました。宜敷くお願いします。
松本啓介さん 女子会楽しかったです。又誘ってください。
山根京子さん 出席ボックスを会長と幹事に修理して頂きました。有難うございました。
早退 1件
*四大御祝(本日14,000円  累計78,000円)
竹田達夫さん 
入江敏夫さん 誕生日
塚田 隆さん
山根敏男さん 
米田由起枝さん 出席表彰
松田恭子さん
森本正行さん 誕生日(8月)
*ワンコインスマイル(本日0円 累計24,942円) 

卓話
「米山奨学会の話」   霜村哲男さん
A.初めての山陰地区研修・親睦会 (9月8日 松江東急プラザ) (役員10、会員24、奨学生5、学友12)
1.地区委員長の講話…治郎丸氏 2.グループ討議と発表…達成クラブ、未達成クラブの状況  対象者を増やして奨学金の減額とか!
B.資料説明
1.地区の2012年度、2011年度の寄付実績
2.米山奨学会の事業収支の状況 ・ピーク時125,000人の会員数が今は、88,000人に減少したため、20億あった寄付金が、13.6億に減少しています。 ・奨学生1,000人も、2005年度より800人、2013年度は700人と削減
3.留学生の状況 ・累計17,545人の奨学生 世界121ヵ国のうち  1位 中国5,440 2位 韓国4,210 3位 台湾3,330 4位 マレーシア 5位以下 ベトナム ・インドネシア ・タイ 4.米山財団の保有資産について ・100億円の資産が現在は75億円に減少
C.割り当て基準平成 2690地区19人・内継続4人(岡山11人 島根5人 鳥取2人) (14年度21人 内継続5人 新規16人を割り当てる)
D.疑問点について @RC財団とは異なり、日本だけの勝手な事業ではないのか A反日の中国・韓国の奨学生になぜ?相互理解と信頼で辛抱強く B経済的に余裕のある留学生も、日本と母国の懸け橋的人物を選考 C日本人の海外留学生にも、現地の考えを理解する事も重要で留意 E.
印象に残った親睦会について
1.学友会の親善大使…楊 小兵氏 2.米山事務局の卓話…武本泰子氏 3.奨学生と学友の話…奨学生5名 学友10名のスピーチ

「受け継がれていく命」 松田恭子さん  
ウランバートルから西方160キロにあるルン村に、4日滞在した。夜の灯はローソクと満天の星だけ。水汲みは20キロも離れたところに車で行く。かなりの重労働だ。このとき、羊を解体する場面に立ち会った。その作業をしていたのは、私がお世話になっているゲルの持ち主の息子さん(17歳)。  
羊は2日前に群れから離し、別の処に繋いであったという。暴れるわけでもなく穏やかな死だった。少年は右胸上を少し切り開き、指を差し込んだ。何やら探している。その神経を押さえると、一番苦しみが少なく息絶えるところを見つけようとしているのだった。皮を剥ぎ、内臓を出し、血を掬い、下半身と上半身を切り離し、翌日の昼食用にと、ゲルの壁に掛けられた。その間、一滴の血も外に流れなかった。解体に使われたのは10センチ程の小さなナイフだけ。  
内臓は水できれいに洗われた。小腸には、羊の血とタマネギのみじん切り、小麦粉、塩を混ぜたものが詰められ、他の内臓とジャガイモ、ニンジン、カブと一緒に塩茹でされた。命を食べているという実感がいつになく静かに訪れてきて、「最期まで食べたい」という気持ちが押し寄せてきた。少年はこの技術を父に教わったという。父もまた、その父にその技術を教わったと聞いた。内臓の処理と料理も母から娘へ、母はその母から受け継いでいた。そして、息子ができないところを父がカバーし、娘のできないところを何も言わずに母がサポートしていた。  
無言で行われる一連の作業を一部始終見ながら、命に対する心構えの精神と、暮らしていくために必要な技術が綿々と受け継がれていることに感動した。  
数日後にこの村を後にし、ウランバートルのホテルに着いたその瞬間目にしたのは、世界貿易センタービルへ飛行機が突っ込み煙がもうもうと上がっている衝撃的なテレビ画面だった。忘れられない年になった。                (担当 宮ア正彦)