No. 36

本日の例会 
2014年4月1日(火) 第2600回
◆君が代・奉仕の理想
◆献立  100万ドルミール
◆委員会事項 誕生日御祝
◆卓話  
「前立腺について」  早川慶子さん
※例会後、定例理事会「梨花の間」

次週の例会
2014年4月8日(火) 第2601回
◆ロータリーソング  我等の生業
◆献立 和食
◆委員会事項  結婚記念日等御祝
◆卓話  福田 収さん
※例会後、次年度理事会「梨花の間」

先 週 の 例 会
2014年3月25日(火)

会長挨拶  
本日は、因幡一之宮宇倍神社禰宜の金田祐季(ゆうき)様の外部卓話がございます。興味深いお話が聞けるものと大変楽しみにしております。  私も個人的には「お寺」とか「神社」に興味があります。お寺は、飛鳥・奈良時代のものに、神社は、何といっても出雲大社が気になります。とくに、私の関心は、これらの建物に使われる「木材」が何かということです。そこで、本日は、昔、卒論で調べた「因幡地方の神社(本殿)の様式と本殿につかわれている木材について」、金田様の露払い役として、最初に少しお話をさせていただきます。  
神社本殿の様式を分けるには、何を基準に分ければよいか?最初はそれが見当つかず、困りました。そこで、考えた末に本殿への入り口の付き方で分けることにしました。神社本殿の形は、本を中開きにして伏せたような形の屋根があり(切妻タイプ)、その妻側(屋根が三角形に見える側)に入口のあるものを「妻入り」といい、屋根が流れて下がってくる側に入口のあるのを「平入り」と呼ばれています。  
因幡・伯耆の神社約200社を神社台帳から任意に選び、屋根の形と入口の付き方を観察しました。すると、伯耆地方の神社は殆どが「妻入り」タイプであったのに対して、因幡の神社は殆どが「平入り」でした。さらに、後年、これらの神社本殿に使われている木材の調査も行いました。その結果は驚くべきものでした。伯耆の神社の本殿にはスギ、ヒノキなどの「針葉樹材」が主に使用されているのに対して、因幡の神社本殿には「ケヤキ」などの硬葉樹材が結構多く使用されていました。  この違いは何に起因しているのでしょう。私は、伯耆の神社は出雲大社(「大社造り」)の影響を強く受けているのに対して、因幡地方の神社は加茂神社などの「流れ造り」やその他の神社様式が混ざり合っているものと推察しました。さらに、面白いことに、倉吉を中心とする中部地方では、それぞれのタイプの様式と用材が検出されました。  では、金田様のお話をお聞きすることにしましょう。

幹事報告
A)到着文書
・岡山RCより週報、月報
B)例会変更
・米子東RC 
4/26 IMに振替 ビジター受付あり 定刻定例会場       
4/30 休会 ビジター受付なし       
6/25 夜間例会に変更 ビジター受付あり 定刻定例会場
C)連絡事項
・4月のロータリーレート 1ドル/102円
・8/10から11日高知北RC交流会のよさこい祭は、現在17名

委員会報告
◎出席率報告  
3月25日 会員49名中 欠席8名 83.67%  
3月7日 補正後   欠席9名 81.63%
◎出席表彰  山田雅文さん(17年)山本 潔さん(3年)
◎ゴルフ同好会より  
古川会長杯 第5回 4/29(火)  旭国際白兎コース

*スマイル報告(本日12,000円 累計438,500円)
古川郁夫さん 本日の金田祐季様の卓話を楽しみにしています。
山田雅文さん 春が近付きましたが、消費税UPの影響で、心は冬に向かっています。
田邉賢二さん 金田祐季さん、本日はお世話になります。卓話宜しくお願い致します。
入江容子さん 金田祐季さん本日の卓話楽しみにしています。
田中英教さん お彼岸も過ぎ春本番ですね。
宮ア正彦さん 21日に大阪から乗った「特急はくと」に忘れ物をしました。智頭急行にメールし、倉吉駅に問い合わせをしたところ、無事ジュエルズ用の楽譜と家族写真を入れたファイルが戻って来ました。日本国は安心・安全だと再認識しました。
田中 彰さん 例会欠席が多くて、申し訳ありません。
早退 3件
*四大御祝(本日10,000円 累計246,000円) 
山田雅文さん
山本 潔さん 出席表彰
村上保雄さん 創業記念日等  
田中英教さん
山本 潔さん 結婚記念日等
*ワンコインスマイル(本日0円 累計83,924円)

卓話
「因幡一の宮 宇倍神社」   宇倍神社禰宜 金田祐季 氏  
宇倍神社のご祭神は武内宿禰命であり、648年の創建と伝えられています。  
神社は全国に約8万ありますが、小さな祠(ほこら)まで含めると数は不明です。神社に仕える神主は、全国で約2万人います。その8、9割が兼業です。ちなみに、お寺さんは全国で約8万、和尚さんが約30万人いらっしゃるそうです。  
私は、大学で経済学を学びましたが、進路を決める時期になって、神主の仕事を考えるようになりました。神主になるには、国学院大学のような専門の大学を卒業することが必要ですが、四年制大学を卒業していると、1年だけで資格がとれる制度があったので、その道を選びました。そしてその後、明治神宮に奉職する機会に恵まれました。明治神宮で3年間務めた後、鳥取に帰り、丸8年経ちました。  よく宮司さんと呼ばれることがありますが、宮司というのは神社における役職のことで、会社で言えば社長にあたります。宮司、権宮司、禰宜、権禰宜、出仕、といった位があります。権というのは格上のように思われますが、「仮の」という意味をもっています。  神社はこうである、という明確な定義は難しいです。諸説ありますが、確定したものはありません。キリスト教や仏教が、聖書や経典に基づく「教え」であるのに対して、神道(しんとう)というのはそういう書き物がなく、「道」、即ち追い求めている過程ではないかと思います。  
開祖も不明です。神道という言葉は、用明天皇(550年頃)の頃生まれました。ちょうど仏教が日本に伝来した頃で、今までにあった価値観に名前をあてはめて神道と呼んだものと考えられます。今までにあった価値観は、地域によって異なり、多種多様であったと思われます。八百万の神々というように、教えを一つに限定するのでなく、多様性を認めるおおらかな思想が神道ではなかったかと思われます。  
現在の宇倍神社の社殿は、明治31年に完成しましたが、翌年には全国の神社で最初に、命(みこと)の御尊像とともに、5円紙幣に載せられました。以後、大正・昭和と数回、御社殿が5円紙幣、1円紙幣の図柄となっています。              
(担当 笹野眞紀)