No.20 本日の例会 
2014年11月25日(火) 席くじ引き  第2629回
◆唱歌 焚火
◆献立 和食
◆委員会事項  出席表彰
◆卓話  
「日本料理について」  
味楽庵なか山  中山政光 氏
次週の例会
2014年12月2日(火) 第2630回
◆君が代・奉仕の理想
◆献立  100万ドルミール
◆委員会事項  誕生日御祝
◆年次総会
※例会終了後 定例理事会1階「梨花の間」       
次年度理事会1階「梨花の間」

先 週 の 例 会
2014年11月18日(火)

会長挨拶  
先週は市議会議員選挙で気分が高揚しておりまして、一昨日は午前様まで反省会をやっており、胃袋に相当負担をかけているなと実感し続けた1日でした。そのようななか、昨日は福祉施設「幸朋苑」で、関係者連絡会の「ふれあいの橋の会」があり参加しました。この会は、毎月1回、苑内のいろいろな施設をみて回り、施設の改善すべきところ、不具合な点を、利用者の立場にたって考え、改善に結び付けていこうという会です。  
その時に入所されている2人とお話したことを、述べたいと思います。話したくなりました理由は、自宅のテーブルの上に女房が、佐藤愛子の「冥土のお客」夢か現(うつつ)か、現か夢か という本を置いていたので、パラパラと見ていましたらこの2人の顔が浮かんできたからです。  
はじめに、廊下で会った93歳の女性は、備前の陶芸家のお母さんで18歳ごろ、走り回って“千人針”をつくった話、それから、何千体ものお地蔵さん作り手がこんなになってしまったと、曲がりごわごわ硬くなった手を見せてくださいました。そして作ったお地蔵さんは、兵庫、鳥取といたるところに置いて廻った話をされました。話されたあと聴いてくれたことに感謝されました。もうお一人も99歳の女性の方で、窓側のテーブルに2人で座って外を見ておられました。声をかけるといきなり和歌を聴かされました。自分は、ここで見る景色(太陽、お月さんの位置を含め)が大好きで、女学校のころ好きで歌った歌が、声を出せば次から次と出てくるといって、私には理解できない歌を聞かせてくださいました。  
お二人ともいい話を聞かせてくださり、こちらが感謝しなければいけないのに話しを途中で切らなければいけなかったのが、お互いに残念だったです。先の、テーブルの上の本との因果関係については、わかりませんが、人の生き様について考えさせられました。

幹事報告(福石副幹事代理)
A)到着文書
1)倉吉東ロータリークラブより    創立45周年参加の御礼  
2)岡山ロータリークラブより   週報、月報
B)例会変更・メークアップ情報  
クラブ名 日にち・会場
倉吉中央RC 12/10(水)倉吉シティホテル
境港RC 12/16(火)境港ビアガッセ
米子東RC 12/17(水)ホテルサンルート米子
C)その他
・鳥取ローターアクト例会日変更  11/20→11/27(木)へ
・3連休になります、11/25(火)お休みの方は今週中にお知らせ願います。

委員会報告
◎出席率報告  
11月18日 会員49名中 欠席8名 83.67%       
補正後   欠席7名 85.71%

◎結婚記念日等御祝  
松下栄一郎さん 霜村哲男さん(追悼)  山田雅文さん 笹野眞紀さん 前田清吉さん
◎創業記念日等御祝  
森本美明さん 西浦伸忠さん

◎クラブ運営委員会田中委員長より
・本日御案内しました様に12/16(火)は年忘れ家族会です。たくさんの御参加をお待ちしています。締切りは11/28(金)です。
・本日18:30よりクラブ運営委員会のIDMを行います。

◎国際奉仕委員会古川委員長より  
お手元に資料を配布しておりますが、今年度もR財団と米山奨学会の寄付をお願い致します。

ビジター
岡山北RC 吉次博昭さん
鳥取RC  松浦 広さん

*スマイル報告(本日15,000円 累計260,000円)
松浦 広さん(鳥取RC)前月に続き2回目です。宜しくお願い致します。
入江敏夫さん 栽培漁業センター所長古田様、ようこそいらっしゃいました。卓話が楽しみです。
坂根 徹さん 古田晋平さん、卓話楽しみにしています。ちなみに、お父さんお母さんにはお世話になりました。懐かしく思い出されます。
松原雄平さん 私の敬愛する、そして長年の共同研究者である古田晋平さんの卓話をお聴きできます事を大変嬉しく思います。
岡森 裕さん 今日の卓話に古田所長をお願いしたところ、快く受けて頂きました。お話を楽しみにしております。 森本正行さん 皆様に御支援賜りながら、「職業奉仕」の源を失ってしまいました。皆様にお世話になりましたことに感謝致します。
笹野眞紀さん 本日、それいゆビルは26周年を迎えました。これもひとえに日頃の皆様の御厚情のおかげと心より感謝申し上げます。
宮ア正彦さん おかげさまで、増収増益の中間決算となりましたが、頭取の報酬が上がるわけではありません。銀行としての信用力が上がる事を喜んでおります。
田中 彰さん 先週は弾丸で、米国テキサス州に行って来ました。かつての交換留学生の結婚式です。かつては楽々出来た事、しなくてはならない事は大儀で、本当に年齢を感じる旅でした。
山田雅文さん 今月は財団月間です。宜しくお願いします。
早退 2件
※四大御祝(本日14,000円 累計134,000円)
前田清吉さん 
松下栄一郎さん
笹野眞紀さん 
山田雅文さん  結婚記念日等
霜村哲男さん
香月三郎さん 出席表彰(10月)誕生日

卓話
栽培漁業センター 所長 古田晋平氏  
昭和56年に泊村に栽培漁業試験場を新築整備し、栽培漁業試験場の二水産研究機関が発足しました。  
養殖と栽培の違いは、養殖は稚魚から収穫まで、持ち主が決まっています。一方で、栽培漁業では、作った稚魚を放流して漁師がそれを獲るので、放流したら所有できません。  
栽培漁業では稚魚の大量生産と放した稚魚が獲れる歩留りが研究課題です。アワビは鳥取県では生息域が限られてましたが、淀江地区では仕入れ価格60円の稚貝を10個放流すれば、売値1,000円のアワビが3個回収できるまでになりました。 ヒラメ、アワビ、バイ貝、サザエ、キジハタ(アコウ)、マサバ、アユカケは実用化が成りました。海草も栽培してますが、これは海草を収穫するというより、海の環境を豊かにして漁場を整備する目的です。海水温度の異常や、バブル崩壊で魚価の下落など、厳しい環境が起こっています。 しかし採算以上に深刻なのが漁師の減少です。漁師が居なくなっては、栽培しても獲れません。そこで、鳥取県ではこれまで栽培一本で、未発展だった養殖に力を入れることになりました。養殖を、漁師だけでなく企業にも参入してもらって産業化するのです。先般の大震災を契機に、東北から銀鮭の養殖場が美保湾に避難してきて、今年は700tが水揚げされました。採算ラインは2000tですから、もう一歩です。鳥取県の海岸はフラットで入江が少なく、冬は海が荒れるので、養殖のイケスの適地が少ない。また養殖のイケスには、海水循環や浄化の設備投資が大変です。鳥取県に適った陸上養殖技術を創ろうと研究をし、海水井戸を使用する方法を開発しました。これまでの陸上養殖の課題は疫病対策、夏季水温上昇、また閉鎖循環式による膨大な設備費用と維持コストがありました。海水1t当たり5円かかりました。海水井戸を使用すると、水温が安定し(15〜20℃)、維持が容易で水質が保たれます。海水1t単価も1.2〜1.3円です。画期的な技術を中心に、漁業に対する鳥取県の振興策を立てました。
Step1.適地づくり  県の役割
Step2.技術づくり  センターの役割
Step3.経営体づくり 企業への支援、技術および経費  
マサバは、中国などから買う稚魚も年々高騰しておりましたが、卵から作っていくメドも立ちました。キジハタの養殖も境港の廃棄物エネルギー利用による温度管理で高い成果を上げています。泊、網代、境港で企業化の動きが進んでいます。砂浜を使った陸上養殖企業が何件立ちあがるかが成果として求められています。             
(担当 松下栄一郎)