29

本日の例会
2015年2月10日(火)  第2638回
◆ロータリーソング  我らの生業
◆献立 和食
◆委員会事項
 結婚記念日等御祝
◆勤労学生表彰式
※例会後 次年度理事会1階「梨花の間」

次週の例会
2015年2月17日(火) 18:00から 第2639回
◆ロータリーソング  鳥取北RCの歌
◆献立 パーティー料理
◆創立54周年記念例会 
◆卓話
 牧浦繁雄さん
 早川慶子さん


先 週 の 例 会
2015年2月3日(火)

会長挨拶
 戦後70年、信仰の自由・政治活動の自由を国是としてきた日本人にとって、「イスラム国」と称する集団による、日本人殺害の報はわれわれ日本人に大きなショックを与えました。亡くなられたお二方には深い哀悼の意を表する次第です。国際社会と連携して平和・自由・正義・博愛を尊重する幸福な社会を築くとはどういうことか考えさせられました。
 今日は節分です。昨日、1日早い「豆まき」をしました。季節の変わり目には、邪気(鬼)が生じると考えられ、それを追い払うための行事が豆まきです。京都・鞍馬山の鬼が都を荒らすのを、祈祷して大豆で鬼の目を打ちつぶし災厄を逃れたという伝説が始まりといわれています。
 そこで、大豆について調べてみました。日本には、縄文時代から存在していたようです。ヨーロッパに伝わったのは18世紀、アメリカには19世紀と聞き驚きました。また大豆の世界での消費形態は、大豆油が87%、飼料用が7%、食用がたったの6%とは、また驚きです。生産国の1位はアメリカ、2位ブラジル、日本は中国から輸入しています。欧米では1920年から食用に使うようになったが、それ以前は工業用(プラスチック原料)が主な栽培理由であったようです。しかし現在では、食用としては、肉に匹敵するたんぱく質を含有する特徴から、世界的な健康志向の中で「ミラクルフード」として脚光を浴びています。日本、ドイツでは、「畑の肉」、アメリカでは、「大地の黄金」と呼ばれて注目されています。大豆について勉強した一部を報告し、挨拶といたします。

幹事報告
A) 到着文書
 1)第1G第2G合同IM開催のご案内
2015.4.26(日) 開始12:45、懇親会17:00〜
会場:倉吉シティホテル
 2)東部5RC合同例会のご案内
2015.3.16(月)18:30〜Hニューオータニ鳥取
 3)米山記念奨学会より
2014年確定申告用寄付領収書
 4)鳥取県未来つくり推進局より
鳥取力創造祭り2015の開催について
 5)岡山RC 週報
 6)熊平製作所より抜萃の綴り
 7)地区RACより
地区大会のご案内 2015.5.9(土) 
大山町総合体育館にて
B) 例会変更・メークアップ情報
クラブ名 日にち・会場
鳥取中央RC 2/16(月)ホテルニューオータニ鳥取
米子中央RC 2/12(木)ホテルサンルート米子
米子RC 2/13(金)米子全日空ホテル
米子東RC 2/18(水)ホテルサンルート米子

C)連絡事項
 ・鳥取RAC例会案内 2015.2.5(木)19:00
委員会報告
◎出席率報告
 2月3日 会員48名 欠席8名 83.33%
 1月20日 補正後  欠席7名 85.42%
◎誕生日御祝
 森下耀雄さん 小林弘尚さん 霜村哲男さん
 森本美明さん 道上正規さん 松本啓介さん
*スマイル報告(本日12,000円 累計382,000円)
入江敏夫さん 安倍首相を励まして・・。岡田先生の卓話を楽しみにしています。
坂根 徹さん 岡田浩子先生、卓話楽しみにしています。医療センターでは母が大変お世話になりました。有難うございました。
森本美明さん 「小さな村の物語」イタリアの田舎町で暮らす年老いた夫婦の日常を描いた物語ですが、穏やかにその町で暮らす。私はこの物語が大好きです。
森下耀雄さん 私は2月3日生まれなので、私だけのために祝っていただいたような気がしています。
小林弘尚さん 遂に嫌な言葉の後期高齢者の仲間入り。せめて「ハイ、シルバー」と呼べば気持ちが明るくなりますョ。
早退  4件
※四大御祝(本日14,000円 累計210,000円)
森下耀雄さん 小林弘尚さん 霜村哲男さん
森本美明さん 道上正規さん 松本啓介さん 誕生日
田中和夫さん  出席表彰(1月)

卓話 
「心豊かに」―新うつ病について
おかだ内科 岡田浩子氏
 2月3日は私共の結婚記念日でありまして、こうした機会を与えてくださった事も何かのご縁と感謝いたしております。私は2003年に鳥取大学医学部を卒業しました。所属は脳神経内科でありました。脳神経内科とは脳卒中でアリとか、脳障害、パーキンソン病や頭痛を専門としておりました。卒業後、県内各地の病院で医療に当たっておりましたが、平成13年に鳥取市に参りまして、医療センターで心療内科に属しておりました。その後、精神科にも興味を持ちました。
 神経内科と心療内科との区別がつかない方々も多くおられますが、心療内科は「うつ病」等の精神疾患は診ません。心療内科は脳や神経そのものを診察するもので、神経内科とは別物です。心療内科に行かれても、分野が異なるので断られることもあります。私は精神科のある病院で一緒に勉強させていただく機会を得ました。体も頭も心も診察できるということで、多くの貴重な経験を得ることができました。更に産業医ということで、あちこちの企業や学校とかでも診察させていただいています。こうしたことから、色んな立場からの経験をお話できればと思っています。
 「うつ病」についてはご経験をお持ちの方も多くおられると思います。本日は「新うつ病」ということで、よく知っておられる方もおられるでしょうし、それはどんな病気だと思われる方もおられるでしょう。そこでここでは「新うつ病」について話してみたいと思います。
 日本人の死亡率のベスト10のうち自殺は交通事故死よりはるかに多く、日本は自殺大国といわれるぐらい自殺率が高いです。自殺者の年次推移を見ましても1997年は銀行や証券会社の破綻等があった年で、そのあと自殺者が激増しています。世の中が不況になり、不安定になっていることが反映されているようです。
 最近こそ少し自殺率が下がってきており、5年連続減少し、徐々に昔に戻りつつあるといわれています。
 「うつ病」は心の病気です。何かあると、すぐ病院にいきましょうといっても、なかなか精神科の病院にいかず敬遠されることが多いようですけれども、最近では診療に来る人々は増加の傾向にあります。しかし最近特に目立つのは若い方で、働き盛りの方々の自殺率がかなり増加していることです。これは生活状況特に経済状況が関係しているようです。
 企業でアンケートをとると、「心の問題」について質問しても、実際に明確に答える方は多くないようです。一方、公務員は企業イメージ等とは関係がないので明確に答える方が多く、別の見方ができるようです。
 「うつ病」および「躁うつ病」の総数を示す図では、2000年を境にかなり多くなっています。その原因は経済状況や失業等の影響と考えられます。2008年をピークにやや減少しているにもかかわらず「新うつ病」の患者数を表す折れ線グラフは増加傾向にあります。
 1998年「うつ病」の新薬が開発されました。この薬は昔の薬に比べて副作用が少なく、効果もよいということで大変使いやすい薬です。2000年代に入り、更に使いやすい新薬が開発されているところです。これらの薬は「うつ病」の専門医でなくても使いやすいので、かかりつけの医者でも使っていただけます。ただ逆に「むやみやたら」に使っているケースも見られ、これらについては危惧しているところです。
 「うつ病」における心の症状としては、記憶減退、気分がさえないで落ち込んでしまうとか、集中力が出なくて仕事ができない等の症状が明らかになると、自覚症状がつくと思います。疲労感、頭痛がする、眠れない等ですが、診察時よく聴くと気持ちの落ち込みが激しいようです。とくに、「従来型うつ病」で体が消耗してしまっているのですが、働き過ぎで大変疲れるといった症状を訴えられますが、よく聴くと心の症状にたどり着きます。こうした症状は診察医として、注意して診察する必要があります。
 ストレスが溜まると気分が乱れ、初期症状が出現してきます。専門的になりますが、神経伝達物質が減少したり、これらを受ける受容体が増加すると出現する症状とも考えられ、こうしたメカニズムから解決を図ることになります。
 今日、お話したいのは曾遊昔からよく聴く「うつ病」ではなく、職場等で聞かれる「新型うつ病」であります。この新型うつ病は一生懸命働きすぎ、疲れすぎて起こる病気ではなく、若い人々とくに20〜30代の新社会人に見られる症状です。「新型うつ病」がうつ病学会が認めていないものです。したがって、学会のホームページにもこういう専門用語はありません。実際にはこの新型の人々が多くおられますので、俗に「新型うつ病」と呼んでいます。
 ある産業医によると、従来型と新型は半々であると言われ新型が増しつつあります。たとえば、20代で大学を卒業して、就職し、入社の初期には問題がなかったにもかかわらず、就業すると先輩から指導を受けることも多く、しかし自分自身は頑張っていると考え、実力が発揮できないのは、先輩の指導が悪いからだとなどの不満を漏らし、更に皆が残業しているにも関わらず、自分は先に帰ってしまうことも多く、先輩がフォローしても感謝の気持ちを持たなかったことや上司が苦言を受けると、次の日から職場に来なくなり、母親から診察の結果、「うつ病」になったと連絡があり、今、息子は気分転換のためスポーツジムに行っていること、そして翌日「診断書」が届くといったところです。
 仕事柄こうした経験をお持ちの方々もおられるかも知れませんが、皆様方が御存知の「うつ病」とはちょっと違うかもしれません。自分は悪くない、周りが悪いといった症状で、自分個人を重視した行動パターンです。これでも会社としては対応しなければならないということになります。(一部省略)「従来型」は脳のものの病気ですが、「新型」は心の病ということで、あることに悩みたくないということで新型は従来型とは別物である考えています。
 「新型」ではいわゆる「ゆとり教育」を受けた時期1987-1995年で現在20〜30代で、かつ社会に出たばっかりで個性尊重、自分らしく生きる等の教育を受けられた方々です。こうした時期に育った青年が「新型うつ病」になる可能性が高いことです。こうした場合、職場での対応をどうすればよいか問う、対応が難しく、場合によっては「パワハラ」等で訴えられるケースも考えられますので、専門医に相談することを望みます。
(担当 野田英明)

鳥取北ロータリー 行事予定表
2015年3月…
3月3日 火 通常例会・理事会
3月10日 火 通常例会
3月16日 月 東部5RC合同例会(18:30〜)
3月17日 火 休会
3月24日 火 通常例会
3月31日 火 通常例会