No.32

本日の例会
2015年3月3日(火) 「四つのテスト」第2641回
◆君が代・奉仕の理想
◆献立 米山ミール
◆委員会事項
 誕生日御祝
◆卓話
「中国人民銀行の独立性に関する研究 ―法制度の発展を中心に―」
米山奨学生 リュウ・レイさん
※例会終了後定例理事会「梨花の間」

次週の例会
2015年3月10日(火) 第2642回
◆ロータリーソング  我等の生業
◆献立 和食
◆委員会事項
 結婚記念日等御祝
◆卓話
 PETSの報告
  坂根 徹さん
米澤信也さん


先 週 の 例 会
2015年2月24日(火)

会長挨拶
 最近の明るいニュースと言えば株価の上昇ぐらいです。私もこれに乗り遅れないように先日購入しました。今後どうなるか不安が増えました。自ら入り込んでしまいました。
 話は変わりますが、川崎市の中学1年生の事件など、どうしてそのような事になるのか、また子どもの貧困率が20%に近づいています。貧困の連鎖が止まりそうにもありません。アベノミクスが大成功し、国民津々浦々まで効果が現れるのを待つより仕方ないでしょうか。
 そこで幸せについて考えてみました。「幸せは何処にあるのか」「幸せはどうしたらつかめるのか」、コツコツと働き、知恵を絞ってお金をためたとしても、その時からお金が減っていく事に対して不安感を味わうことになるように、物や地位を手に入れたところで、決して心が休まることはないのです。幸せとは、何かを手に入れることではないようです。幸せは、自分の心にあるネガティブな感情を手放すことで手に入れる事ができるように思います。ネガティブな感情とは、「不安」「罪悪感」「怒り」などですが、この感情は、逆に習慣化、慢性化し「恨み」「妬み」に変化しますから気をつけなくてはいけません。「幸せは星の数ほどある」と言うフレーズがあります。星の数は、銀河系でも4000億もあるそうです。空を見上げない人は、星が輝いていても気がつきません。探せば「幸せは無数にある」のです。夜空をずっと見つめていると、だんだん星が見つかるようになります。幸せ探しも、星探しといっしょで、だんだん上達するようです。結局幸せとは、幸せに気づくことであるというのが、私流の幸福論ですが、私の買った株の株価が下がれば、私は幸せに気づくことができなかったという言い方になります。

幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナー事務所より
 ・米山奨学生引き受けのお願いについて
遊 冠禎(ユウ カンテイ)さん 鳥取大学地域研究科在学
カウンセラーは入江敏夫さん(現会長)です。
 2)国際ロータリーより
   3月のロータリーレート 1$ 118円
 3)米山記念奨学会より ハイライト米山179号
 4)鳥取県未来作り推進協議会より 鳥取力創造祭り2015の案内
B)例会変更・メークアップ情報
クラブ名 日にち・会場
鳥取RC 3/12(木)アクティビル5階
倉吉東RC 3/12(木)倉吉シティホテル
鳥取中央RC 3/16(月)ホテルニューオータニ鳥取
智頭RC 3/18(水)鳥取銀行智頭支店
鳥取西RC 3/20(金)ホテルニューオータニ鳥取
米子東RC 6/24(水)ホテルサンルート米子
C)その他連絡事項
 ・東部5RC合同例会の登録は33名です。集金は2/24と3/3に行います。

委員会報告
◎出席率報告
2月24日  会員49名  欠席6名 87.76%
2月10日 補正後 欠席9名   81.63%
◎創業記念日等御祝
田中英教さん

◎出席表彰
入江宏一さん(48年) 牧浦繁雄さん(38年)
笹野眞起さん(15年) 千金周一さん(15年)
山本潤一さん(15年) 田村文男さん(5年)
塚田 隆さん(5年)

◎ゴルフ同好会より
第3回入江会長杯 優勝 小林弘尚さん

メークアップ
2/19 鳥取RAC 塚田 隆さん 福石幸生さん 
2/20 鳥取西RC 田中英教さん

*スマイル報告(本日6,000円 累計402,000円)
入江敏夫さん PM2.5、花粉の季節がやってきました。自己防衛するより他にありません。皆さん気を付けましょう。
森本美明さん 家内を東京に盗られてしまいました。天気がよい、子供の側にいたい。など帰りたくないそうです。私は通い妻ならぬ通い夫をしています。どんな人生になることやら・・トホホ!
早退 2件
※四大御祝(本日14,000円 累計228,000円)
田中英教さん 創業記念日等
牧浦繁雄さん 田村文男さん
千金周一さん 入江宏一さん  出席表彰
塚田 隆さん 山本潤一さん

「卓話」
 松本啓介さん
 遺言書は身近な問題で、皆が関心はあるけど作っている人は少ない。
 遺言書は簡単に作れます。自分がしたい事を書き、年月日と名前を書いてハンコを押すだけで有効です。
 遺言書には色々なストーリーがあります。
 子どもの居ない夫婦で、夫が妻に「自分が死んだら妻に遺産は全部あげると遺言書を書いてあるから安心して」と言っていた。ところが急に亡くなってしまい、遺言書のありかが分からない。このままでは、遺産は妻だけでなく夫の兄弟に、兄弟が死んでいればその子にも与えられます。
 最終的に遺言書がみつかれば全部妻のものになりますが、そうでないと4分の1は兄弟にも与えないといけない。全部の兄弟から相続結果に了解のハンコをもらうのも大変ですが、そこでうまく調整がつかないと家裁の調停人に入ってもらい、嫌な思いもしなければならない。
 亡くなった時に法定相続人が居ない時、遺言書がなければ相続財産は全部国のものになります。こんな時にも、遺言書に遺産をあげたい人の名を書いておけば、ちゃんとその人のもとにいきます。
 夫も子供も亡くなり自分の兄弟とは疎遠だ、いつも世話になっている姪に全部をあげたい、こんな時もちゃんと遺言書を作ればその通りになります。何も遺言書がなければ、遺産は自動的に法定相続人の兄弟のものになり、姪にはいきません。紙きれ一枚でまったく違うのです。
 一番確実な遺言の残し方は公証人のところで作成することです。遺言書は何度でも書き換えができます。後の日付が優先されます。誰かの偽造や強制ではないことを証明するには自筆が望ましい。判断力のあるうち、元気なうちに書きましょう。
 特に事業をしておられる方は重要です。事業の継承者の苦労を考えれば、単純に法定相続人に分配されるより、事業継承者に手厚く配慮することは遺言によって簡単に実現できます。

 山本潤一さん
 2013年から2014年にかけて、京都アニメーションの作成したTVアニメ「Free」とその「続編」が放送されました。
 鳥取の地上波では放送されなかったので、岩美町内では知らない人が多かったのですが、岩美町が背景のロケ地ではないかという話がネットで話題になり、町に問い合わせが殺到しました。作品では岩美でなく岩鳶となっています。
 岩美町が京都アニメーションに問い合わせたところ、ロケ参考地であると回答を頂きました。作品を制作するために、海辺の町を参考地として物色していた京都アニメーションから「NPO法人とっとりフィルムコミッション」に問い合わせがあり、同法人が岩美町を紹介し、同行して2日間の県内取材を行った結果、正式にロケ参考地として採用されたものでした。
 アニメファンが、実在のアニメの背景地を探し出して訪ねる行為は「聖地巡礼」と呼ばれ、2005年の任天堂ゲーム「ラキスタ」で埼玉県の春日部市が有名になった頃から始まっています。
 「Free」の聖地として岩美町が注目され、全国すべての県から、遠くは韓国台湾からもファンがやってきました。主人公は5人のイケメン岩鳶高校生なので、ファンのほとんどは20〜30代の女性です。
 巡礼者は岩美町に来るとまず、地図情報を求め、書き込み帳に記入してロケ参考地を捜して巡礼を始めます。30台あるレンタサイクルなども、週末にはいっぱいです。当地でもポストカードほかFreeグッズを岩見町内限定で発売して喜ばれています。
 しかし、イベントや表示看板などが目立っては、ファン一人一人が、主人公と同じ空間を共有して没頭する行為に反するので逆効果です。聖地の前例をみましても、5年くらいはブームが続くようです。
 岩美町は今は巡礼者に評判がよい。業者だけでなく、町民全体が暖かく迎え、リピーターも増えています。数字的にも3倍以上の来町と2、3億円の経済効果ではないでしょうか。
 今はアニメファンが対象ですが、その中には岩美の景色や食べ物、人情に触れて、ファンが家族を連れて一緒にまたやってくる、そういう例もあります。それが町民に誇りも与え、アニメファン以外にももっと岩美町の良さを知ってもらえるようにしよう、そういう動きのキッカケになってもらえたと思います。
(担当 松下栄一郎)