No.36

本日の例会
2015年3月31日(火)   第2645回
◆ロータリーソング
 それでこそロータリー
◆献立 ミール
◆委員会事項
 出席表彰
◆卓話
 田中 英教さん
 小林 弘尚さん
※例会後 次年度理事会「梨花の間」

次週の例会
2015年4月7日(火)   第2646回
◆唱歌 さくら
◆献立 お花見弁当
◆委員会事項
 誕生日御祝
◆お花見例会
 (鳥取シティホテル)
※例会後 理事会「鳥取シティホテル」

会長挨拶
 3月の第2例会は所要のため欠席、前回は5クラブ合同例会のため、我がクラブの例会上で挨拶するのは3週間ぶりです。卒業式も終わり、待ちに待った春を実感できる季節となってきました。我が家の庭も、梅の花が散り、杏の花が満開になっています。さらに、連翹や木瓜の花も咲き始めました。我が家には、37年ほど前から「ほほえみ文庫」という家庭文庫を開いておりますので、絵本が沢山あります。本でも読もうと本棚を探し、「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」という絵本が目に留まりました。表紙に各メディア大絶賛の嵐!amazon 総合ランキング第1位、すでに知っておられるかもしれませんが、私が日頃話していることと一緒なので、目からうろこでした。時間も限られていますが、少しだけご紹介します。
 初めに、その人は、南米ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領のことです。内容は、2012年地球サミット(リオ会議)で為されたスピーチが、人道的で世界の人々に感動を与えた話と、彼の過去と現在の生活や行動が書かれています。見せ掛けのパフォーマンスでないことで、さらに感動させられます。ウルグアイは、第1回ワールドカップも行われ決して貧困な国ではありません。国土の90%で牧畜を営み、農業・牧畜のみならず、観光業も盛んです。彼は大統領官邸に住んで42人の職員を雇うぐらいなら、ほかに使うといって、自宅から自家用の中古車で官邸に通勤しています。そして政治家は国民の平均収入(10万円程度)で生活すべきだとして、月給の90%を寄付しています。さらにお金が好きだという人々は、政治的に危険な存在だと述べ、政府に富裕者層を介入させていません。軍事政権化では、約13年間の服役経験もある壮絶な経歴の持ち主でもあるのに、政権をとってもその人たちをうらみもせず、自分も驕りもせず、欲も出さず、質素に国民の平均的なスピードで歩む姿勢に愛着を持たれ、人気があるのです。
 彼の環境サミットでのスピーチを少し紹介して終わりとします。
 1.私は、世界一貧しい大統領と呼ばれていますが、貧しいとは、豪華な暮らしを保つためだけに働き、次から次へと物を欲しがる人のことを言うのです。
 2.私達は、代表民主制というものを発明しました。これは多数派の人が決定権を持つ世界だと私達は言います。ならば、各国の指導者たちは、少数派ではなく多数派のような暮らしをすべきだと私には思えるのです。

幹事報告
A)到着文書
 1)ガバナー事務所より
  2015年度米山奨学生オリエンテーションのご案内
  5/10(日)岡山国際交流センター
 2)ガバナーエレクト事務所より
  地区協議会アンケートのお願い
 3)米山奨学生より
  ハイライトよねやま180号
 4)鳥取中央RCより
   3/16(月)の東部5RC合同例会収支報告
B)例会変更・メークアップ情報
クラブ名 日にち・会場
米子南RC 4/6(月)米子全日空ホテル
米子東RC 6/24(水)ホテルサンルート米子
委員会報告
◎出席率報告
 3月24日 会員49名  欠席9名81.63%
 3月10日 補正後   欠席10名80.00%
◎創業記念日等御祝
 野田英明さん  岡森 裕さん 村上保雄さん
メークアップ
3/12 鳥取RC松下栄一郎さん 田村博信さん
3/19 鳥取RAC福石幸生さん        
3/20 鳥取西RC秦野諭示さん        
*スマイル報告(本日12,000円 累計421,000円)
入江敏夫さん 待ちに待った春がやってきました。何か良いものを運んできてくれそうな気がします。
森本美明さん 友達に自由人だなーとよく言われます。褒められているのか、貶されているのかよくわかりません。
田中英教さん お彼岸も無事済んで・・。
宮ア正彦さん 「故郷応援定期預金」でのふるさと納税の促進や、「とっとり共生の里」作り活動で、智頭町の五月田集落への豊作業への参加など、地域貢献に頑張っています。お金と体力には自信があります。
笹野眞紀さん 先日は、2次会での御利用ありがとうございました。
山根京子さん 合同例会では、綺麗なお花有難うございました。
早退 2件
※四大御祝(本日8,000円 累計248,000円)
岡森 裕さん 野田英明さん 創業記念日等
入江敏夫さん 結婚記念日等
田中和夫さん 誕生日

卓話
 「振返ってみて」:松下栄一郎さん
 私は今年65歳の年金年齢になりまして、人生そろそろ総括しなければならないと思っています。私は強度の付き合い下手で「人付き合いの間合い」は極端から極端にぶれてきましたが、その割に65歳まで無難であったので、運は良かったと思っています。私が社会との付き合いを意識し始めたのは小学校3年生頃でした。「小学校3年・つきあいを強いられる」、低学年では見逃してくれたのに、一人でマイペースしていると放っておいてくれなかった。先生からは周りの人々と雰囲気を共有して楽しむのが「良い子」だという指導がありました。それを無視してマイペースでうろうろしていると、時々「しょうの辛い子」がおり、ちょっかいをかけてきました。毎日となると、喧嘩になってしまいます。ただ、私は度胸も腕力もないので、連戦連敗でした。先生は明るい子の言葉を信じるので、私は先生から態度が悪く、しぶとい、ということで「渋柿」だといわれ、それ以来「渋柿」が小学校時代のあだ名になりました。
 中学生になると、「付き合いから逃げる」ということで自分は特に人になじめない性格のようだという自覚をもったようです。交友を浅くし、深入りしないようにしたら、人間関係は急に楽になりました。その反作用として、同級生から本質的な情報が入ってこない状況でした。
 高校生になると、女性にもてようと、付き合いに向かうようになりました。マイペースをやめて、クラス活動他に積極参加しましたが、そんなことともてることは関係がありませんでした。しかし、リーダーシップをとる面白さには目覚めました。
 高校3年生の秋、東大紛争で、入試が中止になり、その当時理系を望んでいましたが、考えを変えて文系が「かっこいい」と思うようになり、受験直前、理系から文系に転向しました。しかし大学入学後は付き合いの必要性を知りましたけれども、大学生はみんな白けており、天下の志に興味がない。そこで、旅に出たわけですが、異国では芸人、最後は暴力が存在感を持つと分かり、嫌だった付き合いの方が根無し草よりマシだと分かりました。就職先では正論だけでは通らない。人間関係作りがまず必要だと思い知りました。その後、中央印刷に就職し、付き合いが全てと分かり、中途半端な理念はないと気付き、中小企業は仕事をもらえないと話しにならないと分かりました。
 バブル時代、根明で前向きな付き合いやバブリーな騒ぎに違和感を覚え、付き合い過剰と思い、34歳で「僕は根暗です」と宣言してオタクに復帰しました。45歳のころ、「コンピュータ時代」となり、デジタル化とモジュール化の波がきました。早めに失敗していたので、技術と商いは別だと割り切れました。
 65歳の現在、後継者の育成を誓いました。新しいことをはじめたい。例えば、ボランティアです。特に集団的ボランティアを始めたいと考えました。ただ、集団的ボランティアはだめだけれども、個人的には本当に自分の好きな“I serve”で良いと思っています。この年になって、「オタク」とか「ひきこもり」という子が多くいます。何とか社会化・更生させようという動きはありますが、何か余計なお世話という気がします。それより「オタク」とか「ひきこもり」がありのままで。社会に害をなさないよう、そっとしておくというあり方がないかと考えています。

 「インドネシアの風物紹介―ボコールとジョクジャカルタ」:古川郁夫さん
 今日はパワーポイントを使ってスライドを視て頂きたいと思います。タイトルは「インドネシアの風物」であり、特に、ボゴールという都市とジョクジャカルタについて簡単に紹介します。ジャカルタには国立博物館があり、ここにはジャワ原人のレプリカが飾ってあります。私がインドネシアを訪問するようになったのはジャカルタの郊外にある国立研究所と交流していたからであります。ジャカルタから南約80kmのところにボゴールという都市があり、この都市は小高い丘の上にあります。夏でも涼しくて気持ちの良いところです。普通の住宅は日干し煉瓦と比較的細い木材からできています。共同研究を進めていたのはボゴール農科大学であり、ボゴール市から30kmほど離れたところにあり、非常に立派で広大な構内に、農業専門の単科大学です。さらに、ボゴールにはインドネシア国立の森林総合研究所もあります。ボゴール市は学園都市の色彩が強く、ほとんどの専門書もここで手に入ります。ボゴール大学の先生方とともに、パタン料理を食べますが、定食は焼き飯・焼きそばに加えて、鶏肉もあり、日本人にも合います。宗教は90%以上がイスラム教ですから、お酒は飲みません。ボゴール郊外にチポタという花のきれいな場所があり、その周辺にジャワ・ティーのための茶畑が拡がっています。ここには森林総合研究所のチポタ見本林があり、熱帯ではありますが、比較的高地に生える樹木の見本林があります。その代表的な樹木がナンヨウスギ(アガチス)で、直径が80cm程度あり、100年程度の樹木です。さらに、ボゴールにはボゴール植物園があります。ここには熱帯性絶滅種が非常に良好な状態で保存されています。何故かといえば、第2次大戦中、日本軍が占領していた当時、この植物園を非常に大事にしたとのことです。ここには、アガチスの他にパンの木(食用可)やカポックの花、蘭や竹、オニバスも有名です。
 次に、ジョクジャカルタ市にある最古の大学、ガジャマダ大学です。この大学の森林学部とも交流があります。この大学の背景にはメラビ山(活火山、4000m)が見えます。ジョクジャカルタは古い都市であり、周辺には、ヒンズー教のプランバナン遺跡、世界遺産である仏教のボルブドール遺跡等があり、ワヤンクリ(影絵)も有名です。
(担当 野田英明)