No. 7

本日の例会 
2014年8月19日(火) 18:00から   第2616回
◆ロータリーソング  我等の生業
◆献立  パーティー料理
◆納涼夜間例会  鳥取ゴルフ倶楽部レストラン

次週の例会
2014年8月26日(火)第2617回
◆唱歌  ふるさと
◆献立  和食
◆委員会事項  
結婚記念日等御祝   創業記念日等御祝
出席表彰
◆卓話
第一グループガバナー補佐
 太田 勝氏(倉吉中央RC)
※10:30からクラブ協議会 3階久松の間

前 回 の 例 会
2014年8月5日(火)

会長挨拶  
先週土曜日平和学習のため広島に行ってきました。これは、城北地区の人権啓発推進の一環として、平和記念公園一帯を視察、研修することによって平和について学習するものです。まず、公園内の駐車場にバスを止め、相生橋を渡り原爆ドームを見て公園に入りました。私は、この公園の設計者が「世界の丹下」といわれた、日本の代表的な建築家の丹下健三氏であること知っていましたので、都市計画的な面から、原爆の子の像、平和の灯、平和の池、原爆慰霊碑、資料館、祈りの泉、嵐の中の母子像、と一直線に配置し、和を意識した洋風の公園、建築に感心しました。ほぼ爆心直下の壊滅したドームの一部を残し、核兵器の怖さ、命の重さ、戦争の悲劇さ、子どもたちの犠牲と、犠牲者への慰霊、平和への願いを意図した設計になっているなと思いながら、歩きました。  
明日8月6日には、この公園で、広島合同供養慰霊祭が営まれるため、テントが設営されていました。埴輪の屋根の下の石棺には、原爆死没者名簿約20万人が納められています。今年はケネディーアメリカ大使が献花されるはずです。私の少し複雑な思いは、未だわだかまりが残っているせいでしょうか。  平和とは失われて初めて尊さがわかる類のものでしょうか。  
平和をつくっていく大切さと共に、命を重く受け止め、決して軽く扱わない社会を目指すための勉強をしてまいりました。

幹事報告
A)到着文書
1)鳥取ローターアクトより 
・2014年度予算書、2013年度決算書
B)例会変更
・メークアップ情報 
クラブ名 日にち 会場
米子東RC 9/3(水)ホテルサンルート米子
C)報告事項
・8/12(火)休会
・8/19(火)は18:00から納涼夜間例会です。  17:30に鳥取駅南にて送迎バスが出発します。
・8/10から11日は高知北RC交流会、時間厳守で。

新入会員紹介
:米澤信也(よねざわ のぶや)さん :(有)米澤自転車店  (専務取締役) :昭和53年3月6日生まれ
推薦者の紹介 坂根 徹さん  
31歳の坂野さん、33歳の福石さん、36歳の米澤さんということで、これからの北クラブを背負っていくイケメン3人トリオの誕生です。これからのお引き立てを宜しくお願いします。 米澤信也さんの挨拶  世のため、人のため、鳥取のために社員一丸となって日々奮闘をしております。私たち若い世代は勢いがあるのですが、時流の流れに乗り行動しがちです。また時間というのはアッという間に過ぎてしまう事を痛感しております。  だからこそ、今日という一日を未来に繋げていくためにできる限りの事はやっていくべきだと思います。この北クラブに参加させて頂くことに感謝をして一生懸命吸収していきたいと思いますので、ご指導の程よろしくお願いします。

委員会報告
◎出席率報告  
8月5日 会員51名中 欠席11名 78.43%  
7月22日 補正後   欠席8名 84%
◎誕生日御祝    
牧浦繁雄さん 山本潤一さん 森本正行さん  坂野経三郎さん 山本 潔さん
◎B級グルメ本家さんより  
8/28(木)B級グルメを行います。 

*スマイル報告(本日11,000円 累計81,000円)
入江敏夫さん クラブ協議会練習会ご苦労様でした。米澤新会員、大歓迎致します。お待ちしておりました、仲良くやりましょう。
坂根 徹さん 米澤信也さんの入会を歓迎します。ともに頑張りましょう。
森本美明さん 米澤新会員の入会を歓迎致します。夕方早くも赤とんぼが飛んでいました。秋にはまだ早いかな。
田中英教さん いよいよお盆です。
森本正行さん 早川先生、“一服の涼”をありがとうございます。
田村文男さん 本日は、3月に行ってきましたヨルダン・パレスチナのお話をさせて頂きます。
早退 1件
*四大御祝(本日8,000円 累計34,000円) 
森本正行さん
牧浦繁雄さん 誕生日
山本潤一さん
小林弘尚さん 出席表彰         

卓話
「パレスチナの農 業と今後の援助」  田村文男さん  
今回は、本年3月に行ってまいりました、パレスチナの農業支援についてお話をいたします。ヨルダン政府は、イスラエルから先進農業技術を導入普及する、ヨルダン-日本-イスラエルの三角協力によるプロジェクトを行っています。さらに、日本はヨルダンと、パレスチナを含む近隣諸国の農業第三国研修を実施しています。これらの取り組みによって、中東諸国の間での信頼醸成に貢献することが期待されております。私は、専門家でこのプロジェクトの国内支援委員という立場で果樹の普及について見学し、現地の研究員等に指導を行ってきました。  
農業の指導を行うには、その地域の自然はもとより、歴史や文化、社会構造を良く理解したうえで行う必要があります。ご存知のように、この地域は、古代から多くの国、民族の興亡が繰り広げられた地であり、しかも宗教上非常に重要な場所です。しかも乾燥地域であり、肥沃な土地はすでに何千年以前から農地となっています。果樹を植えようと言う前提は、一般作物が栽培しにくい荒れ地でも栽培可能であるからというのが一因です。  
今回は、まず、ヨルダンに入国してその後パレスチナ、イスラエルの順に現地の状況を見てまいりました。最初に訪問したヨルダンですが、プロジェクトが行われている場所は、死海に近い地域です。海抜マイナス200m以下の地域で、灌漑水の塩分濃度が問題のようでした。また、ヨルダンの農家はあまり技術が高くないようで、野菜等も生育が揃っておりません。その原因の一つとして、経営者自体は働かず、技術も身につけようとしないことがあげられます。労働の主体はほとんど賃金の安い外国人で、雇ってもすぐに他業種に移るので生産技術の蓄積ができないようです。農業生産は植物や水を含む環境の自然科学的な知識を持っており、しかもある程度の経験が無ければ出来るものではありません。立派なハウスを作っても中身はダメということは国内外の援助・補助でよくみられることです。また、国内の農業改良普及事業も低調のようで、この点も技術レベルが高くない一因と言えそうです。  
一方、数日後に移動したパレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区ですが、ご覧のように非常に高い技術水準を有しています。農家は自ら作業に従事しており、また経営者として花、野菜等、地域にあったものはないのか、作り方はどうであるのかなど、色々な創意工夫をしておりました。このように若い後継者が多くおり、なんとか国のため地域の為にも農業を根付かせたいとがんばっておりました。彼らは園芸のセンスはあるようですし、パレスチナ農業省の次官も、うちにはすばらしい若い農業者が多数いるが、日本にはいないだろうと言っておりました。どちらかと言えば、この地域で直接日本からの援助をした方が、より地域の安定につながるのではと感じたところです。  
最後にイスラエルにいった訳ですが、研究者、普及員とも非常にレベルが高く、博士号を持った普及員が何人もおりました。しかも、世界の情勢をみながらの指導や研究開発を行っておりました。私の事も論文を読んで名前だけは知っているようで、すぐに仲良しになってきました。日本において攻めの農業といっておりますが、農家や指導者の資質で完全に遅れをとっていると感じました。  
以上、見たままにこの地域の農業、中でも果樹や園芸の状況をお伝えしましたが、農業の指導のあり方や日本の援助のあり方を再度深く考えさせられる旅でした。ロータリアンとしても今後平和に少しでも貢献できればと思いを深くしたところです。              
(担当 植田哲朗)