No.14

本日の例会
2015年10月13日(火)
ホテルニューオータニ鳥取 第2669回
四つのテスト
◆ロータリーソング
 我等の生業
◆献立 ミール
◆委員会事項
 結婚記念日等御祝
◆卓話
R情報  田村博信さん
研修報告 本家勇子さん
地区大会の報告
※例会終了後、クラブ運営「例会場」

次週の例会
2015年10月20日(火) 鳥取シティホテル第2670回
◆ロータリーソング
 鳥取北RCの歌
◆献立 和食
◆委員会事項
 創業記念日等御祝
◆卓話
塚田 隆さん
(四つのテスト英語版)
松原雄平さん
※例会終了後、55周年委員会「例会場」

先 週 の 例 会
2015年10月6日(火)

会長挨拶
 10月4日岡山ドームにて地区大会開催。本クラブからは会員13名、アクト2名、游君、山根さんの合計17名が参加しました。
 佐藤芳郎地区ガバナー特別賞として「ロータリークラブ在籍50年になられた会員」として森下耀雄さんが表彰されました。森下さん、大変おめでとうございました。
 本会議等の様子について詳しくは来週霜村さん、米澤さんがお話になります。私は前日行われました会長、幹事対象の地区指導者育成セミナーについて報告いたします。
 まず基調講演ではパストガバナーの延原正さんが「私と国際奉仕」について話されました。
 「海を越えて来た人を大切にしよう。親切にしよう。」というお話で、6回目に渡日に成功した鑑真和上のこと、大仏建立に多大な功績を挙げた行基はもともと百済人の末えいだったことなど話され、「海を渡って来た人によって現在がある」と強調されていました。岡山藩主池田家の菩提寺である曹源寺は住職以外全て海外より来日した修行僧だそうです。
 続いて元RI理事の小沢一彦さんが、「これからのロータリー米山記念奨学会の目指すもの」と称して特別講演をされました。
 「改革なければロータリーの未来はない」と強調されていました。例会も朝や夕方にしても良い、年会費を18万にしたら大幅に増えた年功序列人事もやめた方が良いなど歯切れ良く語っておられました。
 最後はスポーツ用品ミズノ株式会社会長 水野正人氏による記念講演「オリンピックとロータリー」でした。自ら「私は何の苦労もないお坊ちゃま君です。」と言われるなど大変楽しいお話でした。とても72歳とは思えない色つやで若々しく、本当に毎日が楽しいんだろうなあという素敵なキャラでした。モテモテでしようね。きっと。
 三者三様の本当にためになるお話を拝聴でき、有意義でした。感謝!

 福石会員と田村会員(お嬢様)へ結婚のお祝いが贈られ、お礼の挨拶がありました。
 また、地区大会での在籍50年表彰が森下会員へ贈られました。

幹事報告
A)到着文書
 1) ガバナー事務所より
  第44回ロータリー研究会登録のご案内
  2015.12.3(木)〜4(金)グランパシフィック台場
  登録料30,000円
 2) 鳥取ローターアクトクラブより
  地区代表公式訪問のご案内
  2015.10.31(土)17:00から商栄町卸センター
B)例会変更・メークアップ情報
クラブ名 日にち・会場
鳥取中央RC 10/19(月)ホテルニューオータニ鳥取
11/30(月)ホテルニューオータニ鳥取
倉吉東RC 10/22(木)倉吉シティホテル
11/5(木)倉吉シティホテル
米子南RC 10/26(月)米子全日空ホテル
11/30(月)米子全日空ホテル
米子東RC 12/9(水)ホテルサンルート米子
米子RC 10/23(金)米子全日空ホテル
12/18(金)米子全日空ホテル
C)その他連絡事項
 ・会費10月から12月納入のお願い
 ・小谷寛さんの入会は10/13からです

委員会報告
◎出席率報告
 10月6日  会員48名中 欠席10名 79.16%
◎誕生日御祝
 竹田達夫さん 入江敏夫さん 松下栄一郎さん
 塚田 隆さん

ビジター
米子RC1名 米子東RC1名
鳥取RC10名 鳥取西RC1名 鳥取中央RC1名

メークアップ
10/3〜4 地区大会 坂根 徹さん 村上保雄さん
   入江敏夫さん 入江容子さん 植田哲朗さん
   岡森 裕さん 笹野眞紀さん 霜村哲男さん
   田邉賢二さん 塚田 隆さん 本家勇子さん
   山田雅文さん 米澤信也さん
10/4 臓器キャンペーン 乾 康彦さん

*スマイル報告(本日22,000円 累計180,000円)
坂根 徹さん @田宮佳代子鳥取河川国道事務所長様、本日はご苦労様です。卓話楽しみです。A森下さん、佐藤芳郎地区ガバナー特別賞、大変おめでとうございました。B岡山地区大会ご参加の皆様方、大変お疲れ様でした。有難うございました。
村上保雄さん 10/4(日)の地区大会に参加して頂きました会員の皆様、お疲れ様でした。
森下耀雄さん 在籍50年、地区大会での表彰有難うございます。残念ながら当日は出席できませんでした。
田中 彰さん 大村先生のノーベル医学賞受賞は、山中教授に続く栄誉です。それにしても、今までにもらわれた研究予算200億円は驚きです。
宮ア正彦さん 10月1日に来年度の新入行員の内定式を行い、54名の行員予定者が出席しました。地元の雇用にも貢献するため昨年から多めに採用しています。
山根京子さん 地区大会に参加の皆様、朝早くからお疲れ様でした。入江前会長、送迎有難うございました。
早退  4件
*四大御祝(本日6,000円 累計76,000円)
竹田達夫さん  入江敏夫さん  誕生日
米田由起枝さん  出席表彰


卓話
「国土交通行政における最近の話題」
国土交通省中国地方整備局
鳥取河川国道事務所長田宮 佳代子氏

 本日は、国土交通行政における最近の話題ということで大きな柱3点をお話したいと思います。
 私どもの鳥取河川国道事務所は鳥取県東部(鳥取市、岩美町、八頭町、若桜町、智頭町)を担当しています。この中で千代川、袋川等の整備・管理、殿ダムの管理をしています。また、道路では国道9号、29号、53号、それから鳥取自動車道の整備・管理を通して元気な鳥取づくりに貢献できるように鳥取県、鳥取市、地域の皆さんと連携をして様々な取り組みをしているところです。
◆中長期的な社会資本整備の取り組み
 社会資本整備重点計画について、少しご紹介します。
○社会資本整備をめぐる状況の変化と基本戦略等の概要
社会資本整備が直面する4つの構造的課題とそれに対する持続可能な社会資本の整備に向けた基本方針が掲げられています。
 具体的には(1)加速するインフラ老朽化に対して、集約・再編を含めた既存施設の戦略的メンテナンスや賢く使うような取り組み(2)脆弱国土(切迫する巨大地震、激甚化する気象災害)の課題に対して、安全安心のインフラ整備をする(3)人口減少に伴う地方の疲弊に対しては地域の生活インフラの整備、生活の質の向上を図る事業に重点化して取り組む(4)激化する国際競争に対して、生産拡大効果を高める事業に重点化をする、この4つの課題と基本方針が掲げられています。
○社会資本整備の目指す姿と計画期間における重点目標、事業の概要
□4つの重点目標と13の政策パッケージを策定  
重点目標1:社会資本の戦略的な維持管理・更新を行う
重点目標2:災害特性や地域の脆弱性に応じて災害等のリスクを低減する
重点目標3:人口減少・高齢化等に対応した持続可能な地域社会を形成する
重点目標4:民間投資を誘発し、経済成長を支える基盤を強化する
 このような目標を掲げてそれに対応する具体的な13の政策パッケージを設定してすすめていきます。
○計画の実効性を確保する方策
 いろいろ方策はあるのですが、今後、地方ブロックの特性に応じた社会資本整備重点計画を策定することとしています。

◆鳥取河川国道事務所の取り組み
【河川関係】
○千代川の治水状況及び千代川流域での取り組み
 先般、関東・東北で大規模な水害が発生いたしまして、改めて洪水対策の重要性が認識されているところです。あれくらい大きな雨が降りますと、千代川も同じような洪水が発生する可能性がありますので、私どもも気を引き締めて様々な対策をしていかなければと思っています。具体的な治水対策ですが、下流から順番に河川の改修をしています。また、日頃の維持管理も大切なことです。
 治水対策以外に川との係わりを深める活動もしています。道上先生に会長をして頂いている千代川流域圏会議は平成9年12月に発足し、千代川を軸として流域の交流・連携を図り、流域全体の広い視点に立って千代川をより良くするような取組をしています。(例:千代川流域圏会議、千代川流域一斉水質調査、千代川フェスティバル、千代川ニュースの発行他)
○殿ダムによる洪水調節及び利活用の取り組み
 平成24年4月から殿ダムの管理が始まりました。それ以来16回の洪水調節を実施しています。最も洪水調節効果を発揮したのが平成25年7月の降雨でした。殿ダムの効果で、宮ノ下地区で水位を60センチ低減し、水防団待機水位以下に抑えることができました。
 また、殿ダムは治水効果のみならず利活用をされています。昨年は9000人弱の方にご来場いただき、昨年から野外音楽祭も開催され今年も約4000人のご来場がありました。

【道路の関係】
○鳥取県内の道路の整備状況及び整備効果事例
 鳥取自動車道が平成25年3月23日に全線開通し、岩美町に行く駟馳山バイパスも平成26年3月に開通しました。季節を問わず安全に通行できるようになったという声が上がっています。
 鳥取自動車道のストック効果としては、移動時間の短縮により、関西、山陽地方への交通アクセスが改善され、震災の備え、人材の確保を目的に、進出企業が増加し鳥取県内の雇用拡大へつながっています。
○鳥取県東部の主な道路事業等の状況
 鳥取西道路は、今、力を入れている事業です。埋蔵文化財の調査ですとか、トンネル工事、橋梁工事を全線で展開しています。吉岡温泉IC(仮称)から青谷IC間の平成29年度の開通を目指して工事を進めています。
 鳥取道は、今、片側1車線で供用しておりますが、智頭-用瀬のあたりではもう1本トンネルを掘るなど、部分的に付加車線(2車線化)の整備をしているところです。県内では鳥取インターの近く、智頭インターの近くで事業を進めているところです。
 このような大規模な事業のほかに、交通安全事業で国道29号の花地区歩道の整備とか、笹子トンネルの事故以来、構造物の老朽化対策が重要な問題と認識しており、橋梁についても5年に1回定期点検を行うこととし老朽化対策をしております。
○高速道路ネットワークを生かしたまちづくり研究会
 高速道路を活かしたまちづくりの方向性として、地域の魅力の向上、拠点の強化ということで、道の駅を活用した情報発信をするとか、災害に強い高速道路ネットワークを考えるとか、鳥取市街地北部のミッシングリンクの解消をするとかの提案がされています。本年度からですが、鳥取から福部の間で、計画段階評価を進めるための調査に着手をしており、現在、概略ルートや構造の検討を進めているところです。
 今年7月に道の駅「きなんせ岩美」がオープンしました。この中で私どもの事務所では、防災拠点施設、駐車場、トイレの整備を行いました。災害時の一時避難所と広域災害の物資輸送の拠点として活用するために非常電源設備を整備しており、上下水道が使用できなかった時、仮設のトイレが設置できるような整備も行っています。オープン当日から盛況な状態が続いているようです。

◆自然災害等への対応
○TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)の概要
 最近雨の降り方がかなり変化してきていまして、危機感を持っております。先日の関東のような水害が発生した時に、被災状況の把握、被災した地方自治体の支援をしたり、被災地の早期復旧の技術的支援を行うためにTEC-FORCEが組織されています。各地方整備局の職員が任命をされており、各地に派遣されています。
○これまでの活動実績
 例えば、平成23年3月の東日本大震災では1万8000人、平成26年8月の広島豪雨災害、今年9月の関東・東北豪雨災害でも多くの職員が派遣をされています。
 今回の関東・東北の豪雨災害では、鬼怒川上流の4ダムができる限りの洪水をため込み、ダムがない場合はさらに浸水面積が1.3倍になっただろうという試算結果が出ており、ダムの整備により治水効果が発揮されていると考えております。

 以上、駆け足でご紹介をさせて頂きましたが、このように道路、河川、ダムは事業を実施すること自体が目的ではなくて、それによって暮らしを支え、地域の発展を支援していくという重要な役割を担っていると、私どもは考えております。また、地域の方々に喜んでいただけるような取り組みをしていきたいと思います。本日はありがとうございました。
(担当 植田哲朗)