No.28

本日の例会
2016年2月9日(火)  四つのテスト 第2683回
◆ロータリーソング
 我等の生業
◆献立 和食
◆委員会事項
 結婚記念日等御祝
◆勤労学生表彰式
※例会前、11:00〜55周年実行委員会1階「梨花の間」
※例会終了後、次年度理事会1階「梨花の間」

次週の例会
2016年2月16日(火)  席くじ 第2684回
◆ロータリーソング
 鳥取北RCの歌
◆献立 ミール
◆委員会事項
 創業記念日等御祝
 出席表彰
◆卓話
 R情報 田中 彰さん
  会員 小谷 寛さん

先 週 の 例 会
2016年2月2日(火)

会長挨拶
 一昨日は倉吉シネマエポックで「杉原千畝」を見て来ました。(アナと雪の女王は日吉津で見ましたが)鳥取商工会議所では鳥取にもシネマコンプレックス(シネコン)を誘致しようと運動しています。ぜひ実現して欲しいものです。
 さて杉原千畝(スギハラチウネ)。テレビでも何回か特集が組まれ、そのたびに感動してきましたが、今回は人道主義者とは別の側面にも光を当てていました。(歴史は奥が深いです)インテリジェンス・オフィサー(情報士官)としての杉原千畝です。
 最近よく話題となるインテリジェンスですが、知力、知能のほかに情報(機関)、諜報部という意味もあり、インテリジェンス・オフィサーといえばふつう諜報部員(スパイ)となります。
 杉原は1941年6月のドイツのソ連侵攻情報をいち早くキャッチし本国へ打電しますが、本国統帥部は無視しています。
 手嶋龍一氏によれば、杉原こそ真のインテリジェンス・オフィサーであり、外務省を追われても、掟通り黙して語らなかった、と絶賛しています。
 杉原はリトアニアの領事代理として、1940年8月ポーランドのユダヤ難民に2139枚のビザを発給し、約6000人のユダヤ人を出国させますが、難民たちがシベリアを横断し、ウラジオストクから日本へ渡り、アメリカへ亡命するまでに、五人のサムライ(日本人)の「命のリレー」があったことを忘れるわけにはいきません。
 その一人がウラジオストク総領事代理の根井三郎です。彼のおかげで難民はウラジオから日本へと向かうことが出来ました。
 杉原と根井は満州国のハルビン学院の二年ちがいの先輩後輩です。学院の教えは、「人のお世話にならぬよう。人のお世話をするよう。報いを求めぬよう。」です。この教えは二人の心に深く刻み込まれていたと思います。
 これ以上お話しますと「ネタバレ」で怒られます。ぜひ倉吉でご覧ください。
 2月6日からは「海難1890」が鳥取シネマで上映されます。こちらも楽しみです。

会長挨拶に引き続き、新会員 坂根さんの入会式が行われました。

幹事報告
A)到着文書
 1)ロータリー財団より寄付金領収書
 2)ロータリー米山記念奨学会より寄付金領収書
 3)国際ロータリーより「The rotarian」7月号
 4)国際ロータリー第2690地区より第1・2グループ合同IMの案内
  4/16(土)13:00〜米子全日空ホテル
  登録料8,000円
B)例会変更・メーキャップ情報
クラブ名 日にち・会場
鳥取中央RC 2016.2.29(月)ホテルニューオータニ鳥取
境港RC 2016.2.9(火)境港ビアガッセ
米子東RC 2016.2.10(水)ホテルサンルート米子
米子RC 2016.2.12(金)米子全日空ホテル
米子中央RC 2016.2.18(木)ホテルサンルート米子
倉吉RC 2016.2.23(火)倉信うつぶき支店2階
C)その他連絡事項
 1)2/21(日)高知北RCとの食事会 明石家
   カニ料理10,000円(酒代込み)
 2)3/9(水)18:30〜東部5クラブ合同例会
   ホテルニューオータニ鳥取 会費7,000円
 3)2/4(木)19:45〜商栄町卸センター2F
   鳥取ローターアクトクラブの例会案内「パティシエ例会」
 4)熊平製作所「抜萃のつづりその七十五」
 5)2/9(火)例会前11:00〜55周年委員会
 6)終了後第8回理事会

新会員
坂根 さん


委員会報告
◎出席率報告
 2月2日 会員50名中   欠席7名86%
 1月19日 補正後 会員49名中欠席6名 87.76%
◎誕生日御祝       
森下耀雄さん 道上正矢見さん 霜村哲男さん
森本美明さん 小林弘尚さん 松本啓介さん 

*スマイル報告(本日9,000円 累計387,800円)
坂根 徹さん @田邉先生、先日は貴重な資料大変ありがとうございました。感激です。A会員の皆様、よろしくお願いいたします。
村上保雄さん 坂根さん、御入会おめでとうございます。楽しいロータリー生活に期待してください。
植田哲朗さん 先週末、夫婦で京丹後くろまつ号でディナー、生野銀山、姫路城見学ツアーに参加しました。当日牧浦さんの奥さんも参加されており、楽しいツアーでした。
宮ア正彦さん 銀行の銀行である日本銀行に預けると「マイナス金利」、つまり預けると利息ではなく、手数料を支払う事になりました。鳥銀にお預けになっても手数料は取りませんので、「安心してください」「金利は付いています」。
福石幸生さん 坂根さん、ご入会おめでとうございます。よろしくお願いします。
森下耀雄さん 本日ネクタイを忘れてしまいました。
早退  1件
*四大御祝(本日14,000円 累計198,000円)
森下耀雄さん 道上正矢見さん 
霜村哲男さん 森本美明さん  誕生日
小林弘尚さん 松本啓介さん
田中和夫さん         出席表彰(2月)

卓話
「創立55周年記念式典・祝賀会について」
実行委員長 霜村哲男さん
 2月20日(土)に予定されている記念式典と祝賀会について、しおりをお配りしました。一番頭を悩ませたのは、会場と時間の調整でしたが、結果的にこのような日程で進めさせていただくことにしました。
 記念講演の講師は、白駒妃登美様です。
 式典は、5時から約1時間となります。記念事業として、岩美町道の駅に写真パネルを贈呈します。また、スポンサークラブへの感謝状贈呈、在籍年数が永い会員さんおよび事務局への感謝のしるしを差し上げることを考えています。
 祝賀会が始まる前に時間が若干あるので、記念撮影の後、ウェルカム・ドリンクの時間を設けます。
 祝賀会は2時間を予定します。なお、高知北RCから21名の会員とご家族が参加される予定です。
 長時間の式典・祝賀会になりますが、会員の皆さまには、お客様へのおもてなし等、ご協力をお願いします。

「アウシュビッツの樹」
古川郁夫さん
 アウシュビッツは、ポーランドの首都ワルシャワの西南160マイル程離れたところにある小さな町、オシュエンチウム(Oswiecim)にナチスが建設した強制収容所・絶滅収容所(アウシュビッツ・ビルケナウ収容所)の名称であり、アウシュビッツという地名は存在しない。オシュエンチウムという所は、大きな河川の合流点に位置し、湿地帯で人間の生活には全く向かない土地である。ポーランドは、地形が平坦で、森と鉄道が発達しているため、ナチスはこの国に絶滅収容所(クルム、ベルツエック、ゾビボール、トレブリンカ、ビルケナウなど)を集中的に建設した。これらの収容所は、人目を遮る森や河川があり、しかも近くを鉄道が通っているような所に建設された。1939〜1943年の間に、全ヨーロッパから600万人以上のユダヤ人が、これらの絶滅収容所で殺害されたのである(このあたりの事情は、ギッタ・セレニー著(小俣和一郎訳)『人間の暗闇』、岩波書店(2005)もしくはビクトル・E.・フランクル著(霜山徳爾訳)『夜と霧』、みすず書房(1961)に詳しい)。しかも、これらの収容所はドイツの敗戦が決定的となる前に、ナチスの手によって悉く粉砕隠滅され、しかも跡地には樹木が植えられたため、今ではその場所すら確認することができない。
 フランクルの言葉を借りれば、アウシュビッツに収容された人たちは、多くの収容者が陥ったような「囚人として貧しい生存をする」か、あるいは少数の人達が為し得た「内的な勝利を得るか」のどちらかであった。収容所内にあった僅かの樹木(オーク、リンゴ、クリ)は、強制収容された人たちを慰め、ときには内的な勝利をもたらすこともあったのである。
(担当 秦野諭示)