No.30

本日の例会
2016年2月20日(土)  第2685回
◆ロータリーソング
 奉仕の理想
◆献立
 パーティー料理
◆創立55周年
 記念講演・記念式典
祝賀会
※2/23(火)休会

次回の例会
2016年3月1日(火)  第2686回
◆君が代・奉仕の理想
◆献立 米山ミール
◆委員会事項
 誕生日御祝
卓話 米山奨学生
   游 冠禎さん


先 週 の 例 会
2016年2月16日(火)
会長挨拶
 私の好きなテレビ番組に金曜夜10時からのNHKファミリーヒストリーがあります。
 先日は手塚治虫さんの長男眞さんでした。
 手塚家のルーツは源平合戦で木曽義仲側につき、義経に敗れた武将手塚盛光と判明。
 長野県上田市須川に現在も末裔が住んでおり、このたび手塚治虫と先祖が同じと分かり口々に感激しておられました。
 治虫の祖父太郎が孫たちに絵を描いて、宇宙少年の話などのストーリーを作って聞かせており、治虫のマンガ家としての原点はここにある、と治虫の妹さんが語っておられました。
 曽祖父は緒方洪庵の適塾で福沢諭吉とともに学んだ医者のようですね。治虫も阪大医学部でしたね。
 片岡鶴太郎さんのファミリーヒストリーのときも強く感じましたが、先祖のDNAは子孫たちに必ずやいろいろな形で現われますね。
 さて話変わって、「海難1890」見て来ました。
 1890年のトルコエルトゥールル号遭難事件と1985年トルコ機によるテヘラン邦人救出劇を描いたものです。
 主人公ともいえるトルコ大使館のムラトが「祖先たちは異国の地で絶望に陥ったとき、日本人に救ってもらった。今日本人を救えるのはあなたたちだけだ。」「祖先たちは困っている人を救え、と教え実行して来た。」と呼びかけ、トルコ人たちが日本人を優先するくだりには、胸が熱くなりました。
 気になってトルコ人のルーツを調べてみました。テュルク・トルコ民族のルーツは突厥のようです。
 中央アジア、モンゴル高原からシベリアあたりに住み、唐代までは黒髪、直毛、黒目のモンゴロイドであったが、その後西方へ移住拡散し、コーカソイド(白色人種)と混合したとのこと。トルコ語はアルタイ語系です。
 つまりは日本民族のルーツと全く無縁というわけではない、ということが分かりました。
 歴史の探究は本当に楽しいですね。「博多の歴女」こと白駒妃登美さんのお話にも期待が高まります。
 20日はいよいよ55周年記念式典です。よろしくお願いいたしまして挨拶とします。

幹事報告
A)到着文書
 1)岡山ロータリークラブより 週報・月報
B)例会変更・メーキャップ情報なし
C)その他連絡事項
・鳥取ロータリーアクト例会
2/18(木)19:45〜商栄町卸センターにて
「次期役員選出について」
・2/20(土)55周年について 
 翌日集合時間 実行委員 午後1:30 一般会員 午後2:00
・2/21(日)明石家バス
 集合時間 午前11:00 駅南
・3/8(火)休会
・3/9(水)東部5クラブ合同例会
・4/10(日)鳥取砂丘一斉清掃
・4/16(土)合同IM(米子)

◎次年度 委員長・担当リーダーについて
 山田副会長より、次年度委員長及び担当リーダー予定者の発表がありました。
クラブ運営委員会 委員長 福石幸生、プログラム担当リーダー 野田英明、親睦担当リーダー 福石幸生、出席担当リーダー 塚田 隆
クラブ総務委員会 委員長 千金周一、広報・R情報担当リーダー 田邊賢二、会員増強担当リーダー 千金周一、活動記録担当リーダー 古川郁夫
地域奉仕委員会 委員長 牧浦繁雄、職業奉仕担当リーダー 牧浦繁雄、社会・環境奉仕担当リーダー 田中和夫、青少年奉仕担当リーダー 米澤信也
国際奉仕委員会 委員長 坂根 徹、国際奉仕担当リーダー 坂根 徹、ロータリー財団担当リーダー 村上保雄、米山記念奨学会担当リーダー 田中 彰

委員会報告
◎出席率報告
 2月16日    会員51名中 欠席9名 82.35%
 2月2日 補正後 会員50名中 欠席5名 90.00%
◎創業記念日等御祝       
 田中英教さん
◎出席表彰
入江宏一さん(46年) 牧浦繁雄さん(39年)
笹野眞紀さん(16年) 千金周一さん(16年)
山本潤一さん(16年) 田村文男さん(6年)
塚田 隆さん(6年) 大山茂生さん(1年)

*スマイル報告(本日9,000円 累計411,800円)
坂根 徹さん いよいよ20日は55周年記念式典です。よろしくお願いいたします。
村上保雄さん いよいよ55周年記念事業が近づきました。皆さん、よろしくお願いします。
竹田達夫さん さすが眞紀ちゃん、美味しいチョコレート有難うございました。
早退  5件
*四大御祝(本日14,000円 累計216,000円)
牧浦繁雄さん 千金周一さん 
笹野眞紀さん 塚田 隆さん  出席表彰
田村文男さん 大山茂生さん
入江宏一さん

卓話
「ロータリー情報」田中 彰さん
 ロータリーの友2月号の特集「子どもたち、若い人たちが夢をもてる未来のために」の中に、旭川北RCの「育児院の子とのふれあい事業」がありました。今年はJR留萌本線の汽車の旅を楽しんだそうです。また、Rotary at workには、和歌山アゼリアRCの「児童養護施設の子供たちと野外交流会」開催の記事があり、バーベキューを楽しんだことが報告されました。そこで、児童養護施設入所児童の生活・教育・卒園後の生活について調べてみました。
 児童養護施設とは、養護を要する児童を入所させて養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設であり(児童福祉法)、原則18歳未満が対象です。2014年10月現在、全国で601施設に約28,000人の子どもが暮らしています(県内5か所、市内2か所)。
 入所理由(13年調査)は、虐待37.9%、親の精神疾患12.3%、経済的理由5.9%、親の就労5.8%など、いずれも子どもに起因する問題ではありません。
 入所後の生活では、親との交流は9割の児童がありません。目標は、こころの安定です。
 教育・進学については、学校側の受入の問題があります。例えば、教育困難児童のイメージがあって受け入れられないことがあります。中学校卒業児童の97.2%は高等学校等に進学し、1.3%が就職します(H25)。高等学校等卒業後は、大学・専修学校等への進学が22.6%に減少し、就職が70.9%に増加しています(H25、H21と比較)。
 14歳以上の子どもたちの退所後の生活・将来の希望を見てみると、77%が家庭復帰を希望し、60%が結婚を希望、54%が生活の為の自信をつけたいとしています。年齢とともに結婚願望が増加しています。
 問題を見てみると、@自立生活への自信がない児童が増えていること、A自立に必要な力が育っていないこと、B退所後には、孤独感・孤立感、金銭管理、生活費、職場での人間関係で困っていること、などがあげられます。
 ロータリークラブは、子どもたちに足りない「彼らの世界と社会との繋がりを作る為の機会」を提供できるかもしれません。

「論語とロータリー」 小谷 寛さん
 例会の会長挨拶をいつも楽しみにして聞いています。そして、格調高いお話に感銘を受けています。
 かつて県内では、教育委員会を揺さぶるために知事部局に、ある委員会ができました。その委員会の提言の一つは中高一貫校で、それに基づいて中高一貫校の委員会ができました。灘高の教頭も委員の一人でした。しかし、結果的に県立の中高一貫校は実現せず、そこで坂根会長は、自ら湯梨浜学園の一貫校を創られました。素晴らしいことだと思います。
 その湯梨浜学園では、安岡定子先生を招いて論語教室を開いておられます。安岡先生は、安岡正篤を父に持ちます。安岡正篤はこう言っています。「飲んで騒いで今年の憂さを晴らすというのは本当の忘年会ではない。お互いの齢を忘れて交わること」。西洋の諺にもこうあります。「老人からは知恵を学び、若者からは感覚を学ぶべき。」と。
 鳥取県における論語の権威は、西晋一郎です。鳥取市栗谷町で生まれた倫理学者であり、教育勅語と修身の著作が有名です。教育勅語は、身近な者への愛情から始まって人類愛に広がるという思想です。この考え方は、「クラブ」「職業」から「社会」「国際奉仕」に拡がるロータリーの考え方と同じでしょう。
 西晋一郎は昭和18年(1943年)正月の宮中の講書の儀には昭和天皇に論語を進講しています。そして、戦争の真っただ中の昭和18年に「軍隊を廃止すべき」と天皇陛下に御進講したのは西でした。これは、兵よりも、食よりも、民の「信」を優先するのが政治だとする孔子の教えと一致しています。
 最後に酒の話をひとつ。鳥取県には良い酒米ができます。八頭の酒米・山田錦が、獺祭の原材料になります。山田錦・百万石・玉栄の先祖は雄町ですが、これは伯耆大山で発見された米です。鳥取県は水が良いので良い米ができます。加えて酒造技術も卓越しています。朝ドラにもなった漫画「夏子の酒」にでる醸造の権威である上田久のモデルは上原浩さんですが、この方は鳥取大学教授でした。
(担当 秦野諭示)