No.7

本日の例会
2016年8月23日(火) 18:00から 第2707回
◆唱歌
 我は海の子
◆献立
 パーティー料理
◆納涼夜間例会
 鳥取ゴルフクラブレストラン
※送迎バス17:35
 鳥取駅南富国生命前発

次週の例会
2016年8月30日(火)  第2708回
◆ロータリーソング
 鳥取北RCの歌
◆献立
 和食
◆委員会事項 出席表彰
◆卓話
 「熊本地震について」
 松原雄平さん

前 回 の 例 会
2016年8月9日(火)

会長挨拶(本家副会長代行)
 リオのオリンピックが始まり、日本人の活躍が報じられております。昨年のブラジル訪問を思い出し身近に感じます。今日9日は、長崎に原爆が落とされた日です。本当に悲しい出来事です。私たち日本人はこの悲しみを忘れてはいけません。また、核の恐ろしさを後世に伝えていかなくてはなりません。
 さて、8月は会員増強・新クラブ結成推進月間となっております。理事会におきましても、会員増強にあたっては、担当者を決めて「この人は」と思う方に接触し、説明し、説得することを決定しました。皆様も心当たりの方がいらっしゃいましたら、担当リーダーの「千金さん」にお知らせくださいますよう、よろしくお願いいたします。
 クラブの運営においては、会員数が多いにこしたことはありません。皆様と共に活力あるロータリーの運営に努力したいと思っております。あらゆる機会の広報・対話等を活かすとともに、皆様からの細やかな情報をお待ちいたしております。

幹事報告
A)理事会(第2回)報告  内容は別紙
B)例会変更、メーキャップ情報
クラブ名 日にち・会場
米子南RC 8.29(月)米子全日空ホテル
C)連絡事項
1)鳥取砂丘一斉清掃 9/25(日)9:15より
2)8/16(火)は休会

委員会報告
◎出席率報告
 8月9日  会員50名中欠席13名  74%
 7月26日  補正後欠席9名  82%
◎結婚記念日等御祝
坂根 徹さん(初孫誕生記念) 
宮ア典之さん
◎創業記念日等御祝
田村博信さん 
福田 収さん

メークアップ
8/4 鳥取RAC 福石幸生さん
8/7 広報・R情報セミナー 田邉賢二さん 

*スマイル報告(本日9,000円 累計98,000円)
本家勇子さん 暦の上では立秋ですが、暑いですね。日本の体操が金メダルをとりました。本当にうれしい事です。
伊藤教史さん 先日の理事会では会員増強に向けて、いろいろな策が出ました。6名増強に向けて盛り上がってきましたので、適当な人があれば是非情報をお願いします。
植田哲朗さん 先日、西部のべた踏み坂と植田正治写真館に行って来ました。親戚ではないのですが、写真美術館には感動!!早いうちに大山の見える日に行ってみたいです。
田中英教さん オリンピック、日本選手の活躍に期待。
宮ア正彦さん 60過ぎてから、50肩で苦しんでおります。が、朝の自転車や体操のおかげで、最近痛みが減ってきました。肩が痛いのに、なぜかゴルフは好調であります。不思議です。
早退 1件
*四大御祝(本日6,000円 累計42,000円)
坂根 徹さん  
宮ア典之さん 結婚記念日等
山本潤一さん 誕生日

「卓話」
農家に嫁が来ないってホント?
―統計からみる農家のすがた―
 公立鳥取環境大学副学長補佐
      教授 西村教子氏
 「農家の嫁不足」とよく言われるが、研究は進んでいない。何が問題なのだろうか。農家という「イエ」だろうか?とはいえ、農家や自営業世帯の実態把握は、困難である。ホントの収入はどうなっているのか。ホントに嫁は来ないのか。
 そこで今日は公的統計を利用して農家の実態に近づきたい。
@男子の未婚の現状  
 産業別男子未婚率…40代では農業以外産業で23.4%、農業では34%。35〜49才で、農業とそれ以外で、10ポイントの差がある。
A日本の結婚難と結婚の経済学
 ・男女性比のアンバランス
 −都市部と郡部に格差がある。東日本は特に男が余っている。鳥取も少し男が多い。
 −人口が逆ピラミッド型の少子化時代に、男性の下方婚(年齢、学歴が少し下)選好は不利。
 ・結婚行動の経済学的アプローチ
 −「Beckerモデル」結婚は独居→夫婦世帯。アメリカでは、一人暮らしより結婚や同居のほうが経済的と考える。
 −「乗り換えモデル」日本の結婚は親同居→夫婦世帯。日本の場合は、ずっと親と同居しているほうが経済面(父の収入)でも生活面(母の家事)でもメリットがあると考える女性が多い。
 ・未婚時の生活水準と結婚後の生活水準の比較
 ・女性の高学歴化、就業率上昇
 ・若者男子の所得低下、不安定雇用の日本の現状(非正規雇用男子の未婚)
B親と同居する未婚者割合(2010年、18〜34才)
 男性 正規職員 66.7%、パ−ト・アルバイト 83.7%
 女性 正規職員 76.3%、パート・アルバイト 86.9%
C産業別に見た男性未婚の地域格差(2010年、40〜44才)
       鳥取県 全国
  農業   41.5% 34.0%
  農業以外 23.3% 23.4%
D農家女性就業率のM字カーブ
 一般的な就業率は、30才位まで上昇し、結婚、出産によりその後低下。40才位から再び上昇に転じるが、50才位から徐々に低下する。ところが農家では70代になっても60%の人がフルタイムで就業している。農家の女性は働きづめ。
E農家の若者の未婚の現状(全国)
 40〜44才の年齢階級で、農業経営者22.6%、同居後継者36.9%。農業経営者より同居後継者の未婚率が高い。
F農業経営規模と未婚
 ・農産物販売金額が1000万円をこえるあたりから未婚率は減少する。農家だから嫁が来ないのではない。ところが、多くの農家では50~100万円の農業収入が圧倒的。父母の年金と息子の勤労所得で成り立っている。
 ・農家非農家別未婚率 非農家<農家。農家の特徴は親との同居。
 ・親同居者の未婚率 非農家>農家。親と同居していると非農家でも未婚率が高い。
 ・年齢別平均個人所得 既婚男性>未婚男性。非農家=従農家>主農家。
 ・年齢別平均世帯所得 非農家=従農家=主農家。既婚男子>未婚男子。
 20代は所得に既婚、未婚の差がない。30代から差が開く。既婚世帯は、自らの所得も上昇し、妻も所得を得る。未婚世帯では、本人の所得も上がらず親の収入も下がる。
G未婚女子の生活水準
 20代後半〜30代前半で、男子個人所得>女子父親所得。
 男性世帯所得/未婚女性世帯所得(1.0を超えると乗り換え時)。
 女性本人が30代で父がリタイアし、世帯所得が下がる。このタイミングで男性の所得が上がると父親からの「乗り換え時」。女性30-34歳頃。未婚女子世帯所得を超えれば「乗り換え」成功。
 但し、親年金・本人非正規雇用(3割を超え4割に近い)の世帯では所得が伸びる希望なく、親の死で所得はさらに下がる。この層が増えているのが問題。結婚できないことで少子化問題へとつながっていく。
H結論
 ・個人所得や世帯所得水準が重要。若者の経済的自立は結婚に大きくかかわる。農家の男性に嫁が来ないのは所得のため。
 ・親との同居は結婚を困難にしている。
(担当 米田由起枝)