第36号

発行年月日:98年8月11日(火)


きらめく交流のシンフォニー

高文祭鳥取大会もいよいよ終盤を迎え、十日もまた多くの部門で高校生の若さ溢れる活躍が見られた。

■ INDEX ■

来年の開催地山形からも五校参加(器楽・管弦楽)

「最高の演奏をしたい」(吹奏楽)

奨励賞に米南商・吉次さん(小倉百人一首)

スネ夫の声の肝付兼太さん登場(放送)

米子コンベンションセンター 今年4月にオープン


来年の開催地山形からも五校参加
(器楽・管弦楽)

 大会第四日目の八月十日、米子の各会場で、器楽・管弦楽の練習が行われ、その会場の一つである福生中学を取材した。
 この会場には、山形県の五つの高校(酒田中央高校、楯岡高校、山形城北女子高校、米沢女子高校、米沢東高校)の生徒約七十名が集まり、準備に取りかかっていた。
 音楽室に全員が集まり、練習が始まると、全員が真剣な眼差しで、指揮者を見ていた。周りで指導されていた五校の顧問の先生方が、生徒の演奏を細かいところまで指摘していたので、何度も演奏が止まっていた。
 また、この練習に参加していた山形県立岡島高校の寒河江尚貴さんは、「五校合同で演奏するので、周りの人と上手くかみ合うかどうかとても心配です。本番前はとても緊張するので、何とかして気持ちをほぐしたいと思います。また、本番では今まで練習してきた通りに演奏すれば、素晴らしい演奏になると思います」と語ってくれた。
 ところで、この福生中学には、山形県の視察団員五名が来られていた。視察団とは、今回の高文祭の準備や実行の様子を見学し、来年の山形大会へ向けて参考にするための組織だそうだ。
 まず、私たちがこの鳥取大会を成功の内に閉じ、視察団が来年の大会につなげてくれることを期待するものだ。


「最高の演奏をしたい」(吹奏楽)

 十日朝、米子コンベンションセンター付近は土砂降りだったが、開会の時刻には雨もあがってきた。
 ホールでは鳥取県の境高校の吹奏楽部員がTVの大画面に群がり歓声をあげていた。甲子園で試合中の境高の野球部の中継だった。境高の黒田あすかさんは「本当は甲子園に行って応援したかった」と語っていた。
東京都立豊島高校の河辺誠也君に本番前の心境を聞いた。「毎日一生懸命に練習してきました。合宿もハードだった。今日は練習の成果を出して最高の演奏をしたい」と緊張気味に語っていた。 開会式では米子東高の井田勝大君が「集う感動、伝える感動、支える感動を実現し、心に残る大会にしたい」と挨拶した。
 最初の演奏は米子北高だったが、堂々と力強く音を響かせていた。演奏を終えた二番目の三重県立白子高校の牛田禎司君は「緊張したけど練習の成果が発揮できた」と落ち着いた表情で語っていた。


奨励賞に米南商・吉次さん(小倉百人一首)

 小倉百人一首の決勝戦、三位決定戦が九日一時半より同時に行われた。
 決勝は静岡チームと東京チーム、三位決定戦は神奈川チームと愛媛チーム。
試合が始まる直前、十五分の暗記時間の後、和やかだった雰囲気も次第に交わす言葉が少なくなり緊張した空気が漂い始めた。試合の最中、仲間同士声を掛け合い、いつになく慎重なおももちを見せた。
 試合終了とともに和やかな雰囲気が再び漂い、戦ったチーム同志が肩を組み合い一緒に写真を撮るなどさわやかな光景が見られた。 結果、優勝は静岡チーム、準優勝は東京チーム、三位は神奈川チームとなった。
 閉会式が三時十五分より始まり、上位三チームと優秀読手の表彰が行われた。優勝チームには文部大臣賞、全日本カルタ協会会長賞、トロフィー、メダルが授与され、準優勝チームには文化庁長官賞、トロフィー、メダル。三位のチームには全国高校文化連盟より優良賞、メダルが贈られた。
 最優秀読手賞に広島県の佐々木圭君、優秀賞に島根県の桐田真一郎君、優良賞に島根県の川上圭君、奨励賞に鳥取県の吉次悠美さんが選ばれた。


スネ夫の声の肝付兼太さん登場(放送)

 八月十日、放送部門がスタートした。
 会場は米子市文化ホール。九時三十分からメインホールでオープニングセレモニーが始まった。舞台そでと客席から浴衣を着た司会者たちが登場し、さすがに放送部だけあって巧みな司会で会場を盛り上げた。
 今まで秘密となっていた特別審査員は肝付兼太さんだった。あいさつの中でもスネ夫やじゃじゃ丸を演じられサービス満点で拍手を誘っていた。会場の高校生も「全く予想外でした」と嬉しそうだった。
 イベントホールでは、アナウンス・朗読部門が行われ、スライドや音響を使ってより雰囲気を盛り上げていた。発表を終えた静岡の高校生達は「思ったよりも緊張しなかったけど、手がふるえた」と元気に答えてくれた。
 メインホールではオーディオピクチャー・ビデオメッセージ部門が行われた。ドキュメンタリーばかりでなく、TVのバラエティ番組のコーナーを使って笑いを誘った岩手県の作品や、ゴミ問題をドラマ仕立てに仕上げた作品など個性的な作品も多くあった。
 本番後、岩泉高校の部員は「あとは、結果が気になるところです」とホッとした様子であった。


米子コンベンションセンター
今年4月にオープン

 米子コンベンションセンターは今年の四月二十九日にオープンした施設だ。別名ビッグシップ。「情報・交流の船」をイメージした楕円形のホール棟と会議室棟から構成されている。ちなみに、Conventionは元来「集まること」という意をもつ言葉だと辞書にあった。


[(Today's NEWS)に戻る]

ページ内の文書、写真はすべて、鳥取県高等学校新聞専門部およびその関係者の著作物です。無断転載は一切禁止します。