わんがし岩
むかし、金屋の村に「赤松の歩危」というみちのけわしいところがありました。
用瀬から二キロメートルほどはなれたところです。
そこは、かたがわが山のがけで、はんたいがわは、ふかい谷になっています。
この岩を村の人たちは「わんがし岩」とよんでいたそうです。
そのむかし、金屋の村人たちは、たくさんのおきゃくさんをむかえるようなとき、
この岩にきて、 「お茶わんを、三十人ぶんかしてください。」
と言っておねがいしました。
つぎの日の朝早くきて見ると、この岩の上におねがいした数だけお茶わんがおいてありました。
村の人たちはとてもよろこびました。
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