
若桜駅は、昭和5年に木材をはじめとする貨物や旅客輸送を目的として開通した鉄道省若桜線の終着駅です。本屋は木造平屋建で現在も外観を大きく変えることなく、若桜鉄道の本社機能と駅舎機能を両立させています。プラットホームは石積みで、本屋の下屋状にトラス構造の屋根をかけています。
機関車の方向を変えるための設備です。機関車を載せるプレートガーダーを人力で回転させます。底部はすり鉢状になっており冬期は、流水を導いて融雪、凍結防止するように設計されています。現在も、この設備の操作を体験することができます。
転車台の北西に位置する機関車に給水するための施設です。鉄筋コンクリート造の基礎の上に鉄製の円筒タンクを載せ、基礎部の東側には鉄扉を、北側にはタンク上部へ上がるはしごを設けています。かつての終着駅の機能を知ることができ、転車台とあわせ若桜駅のシンボル的施設です。
直径:約4.5m/高さ:約6m/容量:約37㎥
駅本屋の西方に隣接してホーム上の木造平屋建の建物が、駅物置及び灯室です。線路側西寄りの部屋は信号灯の保管室、東寄りの部屋はかつて構内の腕木式信号を操作、制御していた灯室でした。現在は、この腕木式信号を駅本屋で展示しています。
駅構内の南東方に建つ木造平屋建、切妻造鉄板噴の建物で、線路側を開放として、内部には保線用の車両等を収める車庫です。現在は,線路点検用に軌道自転車2台と保線資材運搬用トロッコ2両が置かれています。
線路を分岐させる分岐器を操作する装置を転轍機といいます。開通当時は,手動で転轍機を操作しており、箱番所は係員が待機した1.7m四方の建物で、内部には腰掛けが設けられています。現在では転轍機関連のメンテナンス用品の物置として使用されています。
駅構内の線路に平行して南東から北西に向かって設けられ、総延長約278mに及ぶコンクリート造の導水路で、駅構内の除雪された雪を流すための水路です。
ピットは機関車の足回りを機関車下部より整備点検する場所です。炭台は、機関車に石炭を搬入するための台場です。