アンタエウス最終兵器 5年前、初めてアンタエウスを目にした時の度肝を抜かれた記憶は今でも忘れられない。
あの重量感、体幅、顎の大きさ...しかも、その時見たのはタイ産でした。
それから1年後、マレー産、インド産と立て続けに化け物のような個体を目の当たりにして、
今ではすっかりアンタエウスの虜になってしまっています。
そして昨年、巷がブータンの話題で持ちきりになっていた頃、私の目を釘付けにした1つの
個体があったんです!みなさんも御存知の、昆虫フィールドbP5の表紙のカチンです。
(Dorcus antaeusu Myanmar Kachin)
あの、昆虫フィールドbP5の表紙の個体は、独特な形状をしていると思ったのは、私だけ
ではないでしょう。パッと見た感じでは、グランディスか台湾オオの様な大顎をしており
明かに他産地とは違うアンテらしからぬ形状をしています。
今、第4の産地としてチンヒル産と同様に話題となっているが、カチンこそアンタエウスの
最後の砦と言っても過言ではないように思います。
その理由として、採集がとても困難で、今現在、日本に入っている本物の個体は数少ないと
いう事と、ブータンが採集が難しいように言っていましたが、昨年後半に沢山の採集者が
ブータンに入りアンテの持ち込みに成功しています。おそらく今年は数多くのブータンが
巷に出回ることでしょう。
しかし、カチンは今のところ特定の業者しかルートが確立されていない様です。
また、現地での採集も非常に難しいと聞いています。
このような経緯で、今回カチンの魅力に執り付かれて、販売元のチャンプさんにダメ元で
予約を入れたところ、運良く購入することが出来たのです。
今回購入した、昆虫フィールドbP5の表紙の遺伝子を受け継ぐ個体には、
今後注目していきたいと思います。
ミャンマー・カチン州の地理・気象状況
ミャンマーの首都ヤンゴン(北緯17℃ 東経96℃)から北へ約1200km行くと
カチン州プータオ(北緯27℃ 東経97℃)がある。
ミャンマーの気候は主に熱帯気候で、2月〜5月が夏季、5月〜10月が雨季、
10月〜2月が冬季となっているが、首都のヤンゴンでは冬季でも日中の最高気温は
30℃を越えます。
しかし、1200km離れたプータオでは気候が全く違い、5月〜10月の雨季の間でも
日中の最高気温はなかなか30℃を越える事は無い様に思います。
また、冬季になると最高気温が20℃ほどで、最低気温は10℃を下回ります。
アンテの生息地、標高1500m〜2500mは、もっと気温は低いのではないでしょうか。
今回購入したカチンアンテの種親79mmの写真〈クワショップ Champさん提供〉
まずはお馴染の昆虫フィールドbP5の表紙から * 4枚の写真は全て同じ個体です。
Champ発行のシリアルカード
みなさんもどーですか?カチンアンタエウス!さー今すぐチャンプさんの所へGO!
クワショップ Champ
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