■人工交配について |
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| ■はじめに 四月上旬になると20世紀梨は開花し花が咲きます。梨の花には当然おしべとめしべがあり、生殖的な機能をもっています。もちろんこの花が果実になるわけですが、梨には自家不和合性という性質があり、自分のおしべとめしべでは授精せず結実しません。(つまり、自分と同じ品種の花粉では実がならない) |
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| ■準備 ということで他の品種の花粉を採取してその花粉をつけて実をならせます。(20世紀梨なら新興や幸水の花の花粉を利用。基本的に20世紀なら20世紀より早い時期に花が咲く品種。) この花粉をとるために“花とり”という作業をします。花とりとはつまり、木から花をとり、花粉を集めるというそのまんまな作業です。花粉は買えば手に入りますが、コストが高いので農家の家にはたいてい数本の受粉樹という専用の木が用意されています。 花を採取した後、その花は採葯(さいやく)機という機械にかけられ花と葯(やく)に分離されます。葯はおしべの先端の部分で花粉が集約している部分です。葯は次に開葯機という装置にかけられます。この装置は簡単にいうと葯を乾燥させる乾燥機のような物で余分な水分を抜き花粉をサラサラにします。 |
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| ■交配作業 こうして集められた花粉でいよいよ交配作業にはいります。この時、花粉には粉末の増量剤が添加されます。これはごくわずかしかとれない花粉を有効に使うためです。こうして水増しされても花粉はしっかりめしべにつきます。また、この増量剤は着色されており作業時にどこに花粉をつけたのか分かるようになっています。花粉は絵筆等を利用してめしべにつけます。 |
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| ■交配の条件 交配は天候や温度に左右されます。花が開花しているのはごくわずかな期間なので作業が無駄にならないように注意します。 ―下記の点に注意― ・交配は約15℃以上の時に行わないといけない。 ・受粉後2〜3時間以内に雨が降れば天気が回復後、再度受粉作業行う。等 |
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