MS−11
−ACTION ZAKU−

Titans Colour
<MS−11>U.C.0087年
 オーガスタで使用されていた機体。基本塗装はいわゆる「ティターンズカラー」で、各種パイプは警戒色の赤、ダクト類のホットゾーンは黄にそれぞれ塗られている。
 パイプが赤く塗られた例は一時期のRMS−106等にも確認できるが、高熱の熱伝導パイプに対して注意を促すためであったと考えられる。
 一般に、MSに使用される機外パイプは、動力伝達なり冷媒循環なりの単機能パイプではなく、これら諸々の配管・ケーブルを収容する集合管であったものと考えられる。これはMS−06の頭部パイプ等を見ても明らかであり、後頭部から口吻部へ至る配管が流体内パルス駆動の動力伝達ケーブルであるとは到底考えられない。その一方で、MS−06等の機外パイプを「動力パイプ」とする記述も多く、集合管であったと考えるのがやはり妥当であろう。となれば、「機体全体に熱を分散させるため」と説明される冷媒循環管が通っている以上、戦闘時、ないし戦闘後にはかなりの高熱になったものと思われる。昇降時や整備時に誤って触れれば危険でもあり、警戒色で塗られることも肯けるというものであろう。

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