■ハーディガンの謎


ハーディガンの謎 投稿日 2月1日(月)22時49分 投稿者 与謝野折檻

> ところで、これでRGM系については年号説を受け入れてしまって
>いいんでしょうか?ジェガンとヘビーガンについてはとりあえず根拠が
>ありますし、ジャベリンも説明がつくと思うのですが。
 おそらく連邦軍統合・アクシズ戦争集結後はそういうことになるのでしょう。具体的にはRGM−88Xくらいからでしょうか。(RGM−87は後付けっぽい)
 ところで、RGM−111ハーディガンはどうなのでしょう? 111年なのでしょうか? それを123年にテストしてるのもおかしな話ではありませんか? ひょっとしたらハーディガンのキット解説書に何か書いてあるのかもしれませんが、残念ながら所持していないため判然としません。こうして考えるとハーディガンの製造時期は結構ヤバイかもしれませんね。
 MSハンドブックによると、UC0112年6月にシルエットフォーミュラプロジェクトが始動したことになっています。ところが、本文では「F71のOEMに前後して"S・F・P(シルエット・フォーミュラ・プロジェクト)"を始動させた。さらに、非合法手段によって入手したサナリィの極秘資料を基に、新たなモビルスーツ群が誕生した。RGM−111ハーディガン、F71B Gキャノンマグナ、そしてアナハイム版F91のRXF−91である。」としています。ちなみに同資料によると、F71GキャノンのロールアウトはUC0115年4月となっております。???って感じです。この辺、どう考えたらよいのでしょうか?

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さっそくハーディガン 投稿日 2月2日(火)00時26分 投稿者 nuts

 我が家に死蔵してある未組立キットの山から発掘してきました。以下ハーディガンの説明書から引用です。
「宇宙世紀0120年代、小型MS開発で新興勢力のサナリィ(海軍戦略研究所)に遅れを取ったアナハイム・エレクトロニクス社は、連邦軍の次期主力兵器の開発製造からスポイルされることを懸念し、F71のOEM供給に前後して、"シルエットフォーミュラプロジェクト(SFP)"を発動させた。そしてSFPによって非合法に入手したサナリィの資料から得た"F計画"の技術を元に新たなMS群が誕生した。F71Gキャノンは戦時下の開発ではなかったため暴徒の鎮圧などを主任務として作られていたが、このRGM−111ハーディガンは対MS戦闘を想定しているため、通常装備のGキャノンを上回る戦闘性能を持っている。また、サナリィの技術転用で大幅なジェネーレータのパワーアップも達成された。F90と同様のハードポイントが増設され、マニピュレータのフレキシビリティが温存されており、ビームライフルなどの武装を各所に装着することが可能である。F90のフィードバックMSであるF70から直接リニューアルされた機体で、系統的にはRGM−109ヘビーガンとGキャノンの中間に位置する。」
 F71のロールアウトが0115年4月ですから、0111年に完成しているのはおかしな話ですね。どうしましょう(笑)。何とかこじつけなければなりませんが、この計画自体、非合法のヤバめのものなので、通常とは異なる法則で付けられた、と解釈するしかないようですね。

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RGM 投稿日 2月2日(火)00時58分 投稿者 かつらマン追跡

ハーディガンですが、
その前に111年に連邦が次期主力MS開発を決定し、その際、F90がアナハイムのMSA−120(これのナンバーも問題アリ?)を下し正式採用されてますよね。
でもF90が「コバヤシ丸」でテスト飛行してたのってそれから9年も後の120年なんですよ。
ハーディガンが採用されたのも111年として、実際にテストしたのが122〜123年だから、その間「採用」から「テスト」まで12年。

ここで考えたんですが、「計画を採用(もしくはとりあえずゴー・サイン?)」と「実機がロールアウト」は別物なんじゃないでしょうか。
ジャベリンに関しても計画が採用されたのは122年ですが、クロスボーン軍が登場し、実際に生産ラインにショットランサーが採用されたのは少なくとも123年かそれ以降(もしかしたら実際のロールアウトはもっと後かも)のはずです。

RGM(RXも含む?)ナンバーは、計画が採用された時点で正式にナンバーが与えられるのでは無いでしょうか。
RX−78なんかも、完成してテストされてたのが79年ですが、採用自体は78年だったとか。

F71やF90、F91なんかも、実際にF71がロールアウトするもっと前に計画自体は出来上がっていて、それをパクったと考えられないでしょうか。ハーディーガンがパクった資料を取り入れているとなると、F71は少なくとも111年より以前に計画の形が出来ていた、もしくは採用が決まっていたのでは。

採用から10年近くたって実機がロールアウトしてるっていうのも変な話ですが、そりゃもう、30年も前の機体をず〜っと使ってる様な御事性ですから・・・。

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解説の「宇宙世紀0120年代」って所がやや引っかかるけど・・・。 投稿日 2月2日(火)01時26分 投稿者 かつらマン追跡

つまり111年10月に自慢のMSプランが不採用になったアナハイムは、サナリィから資料をパクってF計画(F71、90、91)を研究する訳です。で、残りの年内の二ヶ月の間に取りあえずパクリ(シルエットF)第1号のハーディガンの計画を完成までこぎつけ(RXF−91とは違い、元々あったヘビーガンのプランをベースにFシリーズの特徴を取り入れる様な改造を加えた程度なので、そんなに時間がかからなかった)、素早く採用、もしくは試作機として連邦から計画にゴーサインが111年内に出て、RGM−111として登録される訳です。
で、実際のロールアウトはもっと後という事で。

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ヘビーガンとか 投稿日 2月2日(火)22時50分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
>RGM(RXも含む?)ナンバーは、計画が採用された時点で正式にナンバーが与えら
>れるのでは無いでしょうか。
 その線でいくと、RGM−109、RGM−119、RGM−122は計画承認と同年にロールアウトしたことになりますよね?(^^;) 設定によると、それぞれの機体は型式番号と同じ年号にロールアウトしているようですから。ジャベリンの場合も、名称や形状の差はともかく、一応は完成していたわけでしょう?
 それに、これは一年戦争期のことですので「直接の関係はない」とされてもしかたないのですが、RGC−80の計画承認はUC0080年だったのでしょうか?(笑)

 ちなみに、ハーディガン系列の機体で最初に歴史に登場するのは、おそらくRGM−111NRで、UC0118年にインドで起こった内乱の鎮圧に出動しています。つまり、ハーディガンの発展型がUC0118年には実戦で使用されているということですから、UC0123年のテストは、ほんとに「RXF−91に付き合っただけ」なんでしょうね。つまり、けっして「RGM−111のテスト」ではなかった…と。

>F71やF90、F91なんかも、実際にF71がロールアウトするもっと前に計画自
>体は出来上がっていて、それをパクったと考えられないでしょうか。ハーディーガンが
>パクった資料を取り入れているとなると、F71は少なくとも111年より以前に計画
>の形が出来ていた、もしくは採用が決まっていたのでは。
 F71はF90Sから派生した機体ですが、F90用S装備の完成はUC0111年9月となっています。また、F90SからF70が派生し、その製造をアナハイムが請負って生産された量産モデルがF71だとされるわけですが、常識的に考えて、この時初めて具体的な小型MSのノウハウを手に入れたような気がするんですよね(^^;)

>採用から10年近くたって実機がロールアウトしてるっていうのも変な話ですが、そり
>ゃもう、30年も前の機体をず〜っと使ってる様な御事性ですから・・・。
 30年間同じ機体を使用することと、30年間開発が遅延するのはかなり別問題です。
 特に、お役所では前者は奨励され、後者は厳しく追及されます。正反対のことだと考えて良いでしょう(笑)

■nutsさんへ
>F71のロールアウトが0115年4月ですから、0111
>年に完成しているのはおかしな話ですね。どうしましょう
>(笑)。何とかこじつけなければなりませんが、この計画自
>体、非合法のヤバめのものなので、通常とは異なる法則で付
>けられた、と解釈するしかないようですね。
 それなら型式も「RXF」か「MSA」、「AFX」辺りが妥当でしょう。
 しかし、それならいっそのこと(というか折檻はもともと)「年号ではない」と考えるのはどうでしょうか? RGC−80、RGM−86R、RGM−111は「非年号派の三種の神器」と言われるくらいで(^^;)、年号で説明するのは難しいんですよね。たとえばこれが「開発順」だったらどうなのでしょう。それぞれ一長一短あるわけですが、真剣に考えてみてはどうでしょう?

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VFとRGM 投稿日 2月3日(水)12時29分 投稿者 かつらマン追跡

企画検討を書類等だけで選考するとは思えないんです。実際に試作機(雛形)をちょうど「マクロスプラス」みたいにテストして、その結果判断を下す。
たぶんプレゼン(?)用の機体、プロトタイプは122年に完成してたと思うんです。その雛形を元に検討して、その結果採用。
製品仕様の量産型がロールアウトしたのが123年以降。

黄色のプロトタイプ機が「カワイコちゃん」で、青のランサー装備の量産型機が「エメラルドフォース機」なのでは?

ジャベリンの場合は、恐らく122年暮れに試作機を参考に採用を決定し、123年春頃から現行の仕様で量産される所にクロスボーンの事件が起こり、このままでは対処出来ないという判断から、一時量産を見送ったのでは?でも実際クロスボーンが沈静化すると、「なぁんだ、大した事ねぇじゃんか!」って事で取りあえず武装の見直しはショットランサーの追加に止まり、そのまま量産化。

「マクロス」の設定を持ち出すのは何ですが、高性能、というか常人にはとても扱えない位の性能の「YF−19」のプランが採用(いつ頃採用が決定したかは不明だが、惑星エデンのテスト飛行から、量産まではかなり間が開いている)された後、「VF−19」としてのテスト機(これは実際に使用される際、外装を中心に手が加えられてた為、「VF−19改」と呼ばれていた)が作られて、凄腕の操縦テクを持つ某ロックシンガー(笑)により先行試験運用された後、そのデータを元にして一般パイロット用にさらに性能を落としたJ型とS型(J型に更に強力なセンサー類と頭部レーザー砲を追加したタイプ)が量産されてますよね。この「VF−19量産機S型」にも直前に「テスト機」なる物が存在してます。

う〜ん、でもそんな事を言ってみた所で、「試作機」のF90が111年に採用されて、120年にテストしてる事のフォローは出来ないっスわ。お手上げです。
明日郵送しますので、到着したらゆっくり考えてみて下さい。

でもRGC−80って当初はジムが「80年6月中旬から量産された」っていってた頃の設定ですからね・・・。
「ロールアウトして、実戦参加するハズだった(生産ラインには乗ったが、完成して実戦参加する前に終戦)」って設定だった時に登場したナンバーですから。(79年に既に実戦参加してたっていう設定は後から)

「センチュリー」が改訂されるとして、この辺の下りや微妙に違う日付を変えちゃうと、このMSのナンバーまで変えなくちゃならなくなると思うんです。つまりRGC−79になるのかっていう。

ジムキャノンって元々「ガンキャノンの量産型プラン上の物だが、ジムのパーツを60%流用している為、一般的にジムキャノンの愛称で呼ばれた」という機体だから、「ガンキャノン量産計画をジムの生産ラインを流用し、早期実現を目指す」という案が79年に計画される→プロトタイプ(あのSDのアレ)が作られ、検討の結果採用→79年内に量産型がロールアウトって事で。

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女教員号〜 投稿日 2月3日(水)20時57分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡 さんへ
>企画検討を書類等だけで選考するとは思えないんです。実際に試作機(雛形)をちょう
>ど「マクロスプラス」みたいにテストして、その結果判断を下す。
>たぶんプレゼン(?)用の機体、プロトタイプは122年に完成してたと思うんです。
>その雛形を元に検討して、その結果採用。
>製品仕様の量産型がロールアウトしたのが123年以降。
 そうですね。ジャベリンに関しては間違いなくそんな感じでしょう。そもそもが現行機ジェムズガンの強化発展型なわけですから、実機製造なんて朝飯前でしょう(^^;)
 ところで、実際の軍用機の開発ですが、メーカーが勝手に自社開発しておいて売り込むなんてことはめったにありません。きちんと試作契約を結んで行われます。そういう意味でも、絶対に損をしない業界なんですよね。ですから、テスト機であっても試作機製造の契約を軍と交しているはずであって、かつらマンさんの想定しているRGMナンバーってのは、この時に与えられる、という意味ですよね? 実機のロールアウトや正式採用の年号じゃなくて。

 そう考えるとハーディガンの仕様書提出と試作契約の日付がUC0111年だったから、実機の完成はもっと後だけどRGM−111となる、っていう考え方ですよね? 確かにこの考え方に則ればハーディガンのロールアウトは最悪の場合、UC0118年でも問題はないわけです。世間で良く言われるRX−75、RX−77、RX−78なんかを説明するにも「もってこい」の考え方ですし、ホビージャパンなどもこの考え方です。ところが、「ハーディガンの場合」を説明するにはそれでいいんですが、それだとRGM−109、RGM−119等は仕様決定から実機のロールアウトまでが同じ年ということになり、いくらなんでもペースが早くないですか?
 つまりは、そういうことが言いたかったわけです(^^;)

 今日、「年号説」自体はかなりコンセンサスを得ているんですが、「仕様決定、ないし試作指示があった年号」説と、「実機の採用された年号」説がごっちゃになって、都合の良い部分だけが使われているように思うんです。具体的にいうとRX−75、77、78、RGM−86R、111といった機体が「開発開始の年号」系で、RGC−80、RGM−109、119等が「正式採用された年号」系ですよね。これらは同じ「年号」派であっても、相互に矛盾しているんです。この辺は最終的にはどちらか一方で説明できなければおかしいと思うんですが、どうでしょうか?(^^;)

>う〜ん、でもそんな事を言ってみた所で、「試作機」のF90が111年に採用されて、
>120年にテストしてる事のフォローは出来ないっスわ。お手上げです。
 これは機体自体のテストではなく、コンピュータのプログラムであるところの「A.R」と「C.A」のテストなんじゃないですかね? でもって、当時のサナリィにはF90の1号機と2号機しか自由になる機体がなかった、ということでどうでしょう? 現在のNASAもそうですが、政府、ないし軍の諮問研究機関ではあっても、大規模な生産施設は持っていないじゃないですか。だから軍の採用を勝ち取ったとはいえ、F71もそうですけど、量産型の生産はアナハイムに委託していた、と。実際、アメリカのベクタード・スラストノズル実験機なんて3機しかないの(ですよね?)をず〜〜っとテストしていましたから(^^;)
 あの時(0123年)初めてテストしたんじゃなくて、新しいOS作ってみたんで、ちょっと実際に搭載して試してみよう!>だけど、機体がないじゃん>あ、F90なら2機あるわ>それにのっけてみるか?!>で、テスト…と(笑)

>明日郵送しますので、到着したらゆっくり考えてみて下さい。
ありがとうございます(;_;)/

>でもRGC−80って当初はジムが「80年6月中旬から量産された」っていってた頃
>の設定ですからね・・・。
確かにセンチュリーではそうですが、それを言ってはミもフタも…(笑)

>「センチュリー」が改訂されるとして、この辺の下りや微妙に違う日付を変えちゃうと、
>このMSのナンバーまで変えなくちゃならなくなると思うんです。つまりRGC−79
>になるのかっていう。
 それはないでしょう。既にZガンダム等に登場してしまっていますし、他人の責任にして「無かったこと」にはできないでしょう(^^;) だから困るんですが…。

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ライセンスと開発競争 投稿日 2月4日(木)20時31分 投稿者 かつらマン追跡

ライセンス契約っスか!なるほど。
VF−1なんかもまさにこのケースでしたね。

「開発競争の末〜」っていうのは、ギャンとゲルググ以降、Z−MSVなんかでは頻繁に語られたケースですが、実際にそれをドラマの舞台にした「マクロスプラス」っておもしろいですね。
TVシリーズに登場する最新鋭機が、OVAでこういう風に、実にMSV的に絡むっていうか。(実際、双方の「総監督」河森氏が観る対象に向けて演出を選んでるとも見えますよね。こっちが商売に乗せられてるって言えばそれまでなんですが・・・。)

「プラス」って「あの大友克洋が認めた板野サーカスを始めとする映像美」もさる事ながら、お話の「イケてなさ」は「7」とどっこいどっこいだったと思うんですが、あの絶妙な「イナタさ」というか、「ヘタリ具合」が好きでした。もはやギャグというか。「7」は笑えなかった。(「プラス」はあの映像であのドラマだから、「ギャグか?」って感じでしたが、「7」はそれどころじゃ無かったんです。単純に口パクならまだしも、演奏とギターが合ってないとか。今思えば、「マクロス」もそりゃヒドかったんですけどね・・・)

連邦ナンバーに関しては、なるほどnutsさんが最初におっしゃっていた「受け入れていいものか」ってこれを踏まえた上でだったんですね。で、僕は「もってこい」なHJ的観点を優先してしまったと(笑)
相変わらず申し訳ない・・・。

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ハーディガンとジャベリン 投稿日 2月5日(金)20時43分 投稿者 nuts

 ハーディガンについて、詳しい情報がHJ92年8月号に載っていたので、ご存じの方も居られるでしょうが、とりあえず書いておきます。
「AE社の「シルエット・フォーミュラ・プロジェクト」はRX−99の完成を待つことなく着実に成果を挙げていった。中でもRGM−111ハーディガンは、その後も各種武装の実験機として20機種以上及ぶバリエーションが提案され、そのうちの約半数が実際に建造されている。それぞれの機体には、その用途に応じてコードネームが付けられている。また、このバリエーションの中には、宇宙用、コロニー戦用とは他に、地球圏内での使用可能な機体もいくつか試作され、L型(陸戦用)とA−1型(強襲用)はわずかながら量産されている。AE社では今後もそれらのテストデータ、及び実戦データを元にハーディガンのマイナーチェンジあるいはアップ・トゥ・デイトを進めており、宇宙世紀0124年10月までに約4000機の生産を見込んでいると思われる。(ディリー・サンズ/U.C.0123年5月30日付より)」原文ママです。
この記事につづいて、
RGM−111G(白兵戦主体、ガンダムタイプ)
RGM−111R(偵察型)
RGM−111C(中距離支援型)
のマイナーチェンジが作例と共に紹介されています。
その中の、R型の解説を引用します。
「ミノフスキー粒子散布下における情報収集活動は従来の戦艦クラスでは極めて難しいテーマとなっていたが、MSの登場とともに、それらの役割もMSが果たすようになっていた。宇宙世紀0122年にロールアウトしたAE社のハーディガンはその汎用性の高さから、いくつかのバリエーションが建造された。このR型もその一つで、試作機から5機生産されたのち、その一部が実戦で運用され、成果を挙げている。」

 ハーディガンのロールアウトは0122年である事が判明しました。そして、ハーディガンは4000機も量産される予定だった事も明らかになりました。この4000機という数は、連邦軍の主力機といえる数なのか、一部採用という数なのか、どちらなんでしょう?(RGM−79Rの1万機に比べると半数以下です)RGM−122ジャベリンとの兼ね合いは?上記の文中では、「生産を見込んでいる」と書いてあるので、ジャベリンとの主力機選定に破れたのでしょうか、それともジャベリンを普及機、ハーディガンを高級機として両方採用したのでしょうか。はたまたジャベリンのロールアウトは0122年よりさらに後で、ハーディガンの後継機だった、という考えもありかもしれません。

 でもこの記述って、以前折檻さんが書かれていた
>ハーディガン系列の機体で最初に歴史に登場するのは、おそ
>らくRGM−111NRで、UC0118年にインドで起こ
>った内乱の鎮圧に出動しています。
という記述に反していますね。ところでこの記述の出典はどこなんでしょう。不勉強ですみませんが、教えていただけないでしょうか。毎度済みません。

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明日は外泊です。カキコはお休みします。 投稿日 2月6日(土)00時10分 投稿者 与謝野折檻

■nutsさんへ
>ハーディガンについて、詳しい情報がHJ92年8月号
>に載っていたので、ご存じの方も居られるでしょうが、
>とりあえず書いておきます。
 貴重な情報ありがとうございます(^^)/

>「AE社の「シルエット・フォーミュラ・プロジェクト」
>はRX−99の完成を待つことなく着実に成果を挙げてい
 これは、「RX−99の完成はず〜〜〜っと後だが、計画自体はUC0099年にスタートしていた」と言いたいんですかね(^^;)
 どうしてホビ○ジャパンって、こういう発想しかできないのかなァ?

>り、宇宙世紀0124年10月までに約4000機の生産
>を見込んでいると思われる。(ディリー・サンズ/U.C
>.0123年5月30日付より)」原文ママです。
 なんか、物凄い数字ですね。ジェガンの調達数(記事では「総生産数」となっていrますが、現在となっては「初年度分」というところでしょうか)は「80機程度」(B−CLUB参照)ですから、ハーディガンの122年から124年10月までの3年間(それもおそらく10月で年度変わりを想定していると思われるフシがあり、実際には122年10月〜124年10月の2年分でしょう)で4000機というのは、平時としては「とてつもない」数字と言えるのではないでしょうか。その意味では主力機といっても差し支えないと思います。でも、そうなればハーディガンってのは一時代を築いた「大ベストセラー」なんですね(^^;)大丈夫かホビージ○パン?!って感じです。

>ジャベリンとの主力機選定に破れたのでしょうか、そ
>れともジャベリンを普及機、ハーディガンを高級機と
>して両方採用したのでしょうか。はたまたジャベリン
>のロールアウトは0122年よりさらに後で、ハーデ
>ィガンの後継機だった、という考えもありかもしれま
>せん。

 ジャベリンの試作機は122年には完成しているようです。すると、ご指摘の通り、思いっきりハーディガンとかぶることになりますよね。こんなの、軍政当局は何を考えて調達していたのでしょう。長期の防衛整備計画なんかは存在しないのでしょうか(笑)。
 さらに、もしこの122年が本当なら、またおかしなことになってしまいます。ジェムズガンのロールアウト年から考えて、119年にジェムズガンを完成させ、122年にその宇宙用ジャベリンを開発しているアナハイムは、同じ122年に109年採用のヘビーガンの発展型を製造していたことになってしまいます。だいたい、ジェムズガンとジャベリンは同一のフレームで宇宙・地上それぞれの専用MSを製造するという、極めて合理的で洗練された構想のもとに計画的に進められた開発計画だと思われるんですよね。そこから考えると、やっぱり「おかしい」ような気がします。
 そもそもこの新聞記事、信用していいんでしょうか(^^;)
 なんとか上手い「捉え方」が出来ないですかね?

>ハーディガン系列の機体で最初に歴史に登場するのは、おそ
>らくRGM−111NRで、UC0118年にインドで起こ
>った内乱の鎮圧に出動しています。
>という記述に反していますね。ところでこの記述の出典はどこ
>なんでしょう。不勉強ですみませんが、教えていただけないで
>しょうか。毎度済みません。
 RX−99キット同梱のMSハンドブックに掲載されています。他にも数機のバリエーションタイプが掲載されていますが、どれも設定画等が存在するわけではなく、いかにも「その場のノリ」で作られたとしか思えない、豪快な改造プラモの写真が載ってるだけです。ハーディガン関係ではUC0119年のサイド1の反乱を鎮圧したと言われるRGM−111BTなんかも載っています。容易に入手できますので、興味のある方は買ってみるのもいいかもしれませんね。

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ハーディガン問題 投稿日 2月6日(土)14時51分 投稿者 nuts

ハーディガン&ジャベリン問題
>そもそもこの新聞記事、信用していいんでしょうか(^^;)
>なんとか上手い「捉え方」が出来ないですかね?
 この記事は、HJ92年8月号の「GUNDAMF91 MSV」というページのものです。恐ろしいことに、このハーディガンが連載第4回目らしいのです。ということは、これ以前の5,6,7月号において、さらにヤバい記事が載っている可能性もあるのです。今後古本屋で捜索してみます。
 そしてG型の作例記事の見出しに、こんな一文があります。
「今後もハーディガンを含めた各MSのHJ独自のMSVを展開する予定である。リクエスト、アイデアなどもお寄せいただきたい。」
 さらに、これらのバリエーションが、バンダイからの依頼で制作され静岡のホビーショーとメッセのおもちゃショーのバンダイブースで展示されていた、とも書かれています。
 要するに、作例自体はバンダイからの依頼で作られたものだが、設定などはHJが独自に(勝手に)考案したものらしいです。この連載があった頃は、まだVガンがスタートしていませんので、ジャベリン問題についてつっこむのは少々酷な気もしますが、RX−99キット同封のハンドブックと矛盾するのは大問題ですね。
 ついでにG型、C型の解説も書いておきます。
G型
「宇宙世紀110年代に入り、MSは小型、高性能、ローコストの機体の必要性が軍を中心に高まっていた。サナリィがF90を完成した時点で、そのシルエットとともに一年戦争の名機RX−78ガンダムと対比されたのは必然的であったが、白兵戦と主体としての機体の開発はAE社でも進められていた。RXF−91と同時に開発、建造されたのが、このG型である。この"G"はまぎれもなく、ガンダムを意識して付けられたと思われる。」
C型
「一年戦争時より、MSには白兵戦(近距離戦)、中距離支援、長距離支援といった役割が明確となっていた。しかしHPの普及により、その概念も変わってきていた。汎用性の高い機体を量産し、オプショナル・ウェポンだけと作るといった、極めてローコストな対策がとられていた。このハーディガンC型も同様なコンセプトで作られた機体で、少数しか量産されなかったものの、予想を上回るポテンシャルの高い機体として活躍している。」原文ママ

RX−99キットの情報、爵位についての解説ありがとうございました。
本当にためになりました。こういう周辺知識は不足しているので大変ありがたいです。

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パジャマザク MG編 投稿日 2月6日(土)20時56分 投稿者 かつらマン追跡

nutsさん
>HJ92年8月号の「GUNDAMF91 MSV」
>というページのものです。

言われるまでこの記事の事は完全に忘れてました(笑)
今ごろ探してみて、おお!とか言ってみたり・・・。
でも同じ作者だからといって、何故に以前同誌に掲載されたνガンダムと同じ色なんでしょう?「特にこの機体はνガンダムとハーディガンとの中間的な雰囲気がある」って何でやねん!で、何故かライフルはビギナ・ギナ用。

>恐ろしいことに、このハーディガンが連載第4回目らしいのです

これ以前にも91年1月号の巻頭でも似た様な特集を組んでいて、そこでは大河原氏が書き下ろしたF91 MSVの設定画をベースにいくつかの作例が制作されてます。
しかし、いずれも「〜強化型」程度の物で、「〜は〜の発注を受けて、〜に〜を追加して強化したものである」くらいの解説で、Gキャノン、ヘビーガンそのものにツッコんだ記事は無かったです。
この頃は、今までに無くガンプラ勢が弱ってて、ほとんど毎月シルエットフォーミュラ関係の新作キットレビューだけだったと思うので、もしかして、コレが「F91 MSV」の第一回目だったのでは?

与謝野さん
>「RX−99の完成はず〜〜〜っと後だが、計画自体はUC009
>9年にスタートしていた」と言いたいんですかね(^^;)
> どうしてホビ○ジャパンって、こういう発想しかできないのかなァ?

スマン!代りに謝っときます(笑)
帰ってこられた頃には「例のブツ」が到着してると思いますので、どうかコレでお怒りをお静め頂きたいっス!

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ありがとうございます 投稿日 2月6日(土)21時58分 投稿者 nuts

かつらマン追跡さんへ
>この頃は、今までに無くガンプラ勢が弱ってて、ほとんど毎月シルエットフ
>ォーミュラ関係の新作キットレビューだけだったと思うので、もしかして、
>コレが「F91 MSV」の第一回目だったのでは?
 そうだったんですか。ページの角に、意味ありげに「4」という数字が書いてあったので、憶測で書いてしまいました。フォローありがとうございます。
 91年1月号、今度探しておきます。貴重な情報ありがとうございます。

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帰ってきました(^-^;) 投稿日 2月7日(日)20時19分 投稿者 与謝野折檻

■ かつらマン追跡さんへ
>でも同じ作者だからといって、何故に以前同誌に掲載されたνガンダムと同じ色なんで
>しょう?「特にこの機体はνガンダムとハーディガンとの中間的な雰囲気がある」って
>何でやねん!で、何故かライフルはビギナ・ギナ用。
 この機体の色が気になります。だって、ハーディガンが量産機なら、連邦軍の正式塗装にも関わってきますもんね(^^;)

>スマン!代りに謝っときます(笑)
>帰ってこられた頃には「例のブツ」が到着してると思いますので、どうかコレでお怒り
>をお静め頂きたいっス!
 明日くらいですかね? 期待して待っております(^^)/

■ nutsさんへ
>ハーディガン&ジャベリン問題
>要するに、作例自体はバンダイからの依頼で作られたものだが、設
>定などはHJが独自に(勝手に)考案したものらしいです。この連載
>があった頃は、まだVガンがスタートしていませんので、ジャベリン
>問題についてつっこむのは少々酷な気もしますが、RX−99キット
>同封のハンドブックと矛盾するのは大問題ですね。
 模型誌の記事をどこまで参考にするかは難しい問題ですよね。基本的に「オレ設定」なワケですし、結局は「良くできたオレ設定」か「ダメダメなオレ設定」か?ってだけの違いなんですから(^^;)
 そもそもシルエットフォーミュラー自体がかなり強引な展開ですから、この他にも突っ込めば突っ込むほどアラが出ますよね。それが面白いといえば面白いのですが(笑)

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ハイパスとジェガン 投稿日 2月7日(日)21時29分 投稿者 nuts

>この機体の色が気になります。だって、ハーディガンが量産機なら、連邦
>軍の正式塗装にも関わってきますもんね(^^;)
 全面ホワイト、胸部と足首部分がブルー(Sガンダムみたいな明るい青色)です。あと「へそ」の部分(わかります?)と顎が赤く塗られています。しかしこいつらは試作機っぽいので、量産されたタイプの塗装とは違うかもしれません。
RGM−1?? 投稿日 4月15日(木)15時01分 投稿者 かつらマン追跡

このところの話の流れから全く関係無くて恐縮なんですが、「ヘビーガンカスタム」っていう機体の詳細設定とかありませんか?
いわゆる「ヘビーガン重装型」とは違う物らしいんですが。

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ヘビーガンカスタム 投稿日 4月16日(金)20時38分 投稿者 かつらマン追跡

以前、少し話題になったRGM−111のナンバーですが、Bクラブ77号の「シルエットF」企画発足を伝える告知+設定資料集にて「気になる事に、(ハーディガンの)外観はサナリィの試作機F70、通称キャノンガンダム(Gキャノンの前身)に酷似している。この両者の間に、何らかの因果関係があったかどうかは不明。しかし、Gキャノンの量産はアナハイムで行われた為、その内部機構を参考にしたというのは十二分に考えられる。ただし一応、機体の開発開始は宇宙世紀0111年とされているが。(Gキャノン試作機完成が0120年前後)」とありました。
このRGM−111って、当初から「疑惑のナンバー」扱いだったみたいです。
RGMナンバーが年号制だったとして、それを逆手にとって0111年開発開始を主張してたというか。そんな事できんのかってのが問題ですが、この他にBクラブには「ハーディガンはRGM−109の強化型であるヘビーガンカスタムを経て開発された機体である」って記述があったんで、もしこの「ヘビーガンカスタム」って機体に形式番号等の詳細な設定が無いのならば、この機体が元々は0111年開発開始でRGM−111ナンバーを獲得した機体であり、後のハーディガンはこの機体に盗んだF70の技術を投入した機体と言う事で、こじつけて0111年開発開始を主張したってのはどうか?と思ったんですが・・・。そうなってくると、このRGM−111のBT型やNR型といった試作機の存在がどういった位置づけになるかも気になるんですが。

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ナックルバスター 投稿日 4月16日(金)22時00分 投稿者 nuts

グリプス戦役が集結し、エゥーゴが連邦政府の主導権を握った88年以後の連邦軍MSの型式番号を並べてみましょう。
RGM−86  ジム3
RGM−87  バージム     
RGM−88  ジェダ?     0088年ロールアウト?
RGM−89  ジェガン     0089年ロールアウト
RGM−90  ジェガン重装型
RGZ−91  リ・ガズィ    0091年ロールアウト
RX−93   νガンダム    0093年ロールアウト
RX−94   量産型νガンダム
RX−99   ネオガンダム   
RX−107  ガンタンクR44 0107年ロールアウト
RGM−109 ヘビーガン    0109年ロールアウト
RGM−111 ハーディガン   0111年開発開始(一応)
                 0118年非公式に実戦参加
                 0122年ロールアウト(一応)
RGM−119 ジェムズガン   0119年ロールアウト?
RGM−122 ジャベリン    0122年ロールアウト

開発順説で考えた場合、ヘビーガンの直後のナンバーを取得してあって、そのナンバーを使ってF70以降に開発し始めた、と考えれば、「本当はF70のパクリなのに、古いナンバーを使うことによってF70以前から開発していたと言い張る」のが偽装ナンバーの目的なのでは?とも思えます。RGM−111であれば0111年頃の開発のように一見見えますし。ちょうどこの時期は開発順と年号が一致していますし年号説ではなくても説明が付くと思います。

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ハイパーナックルバスター 投稿日 4月17日(土)09時46分 投稿者 かつらマン追跡

>開発順説で考えた場合、ヘビーガンの直後のナンバーを取得
>してあって、そのナンバーを使ってF70以降に開発し始めた、
>と考えれば、「本当はF70のパクリなのに、古いナンバーを使う
>ことによってF70以前から開発していたと言い張る」のが偽装
>ナンバーの目的なのでは?とも思えます。
そうそう。全くその通りだと思います。
しかし、ヘビーガン直後のナンバーを「確保」しとく事なんて出来るのか?ってのが疑問に残ったワケです。替え玉受験じゃないけど、正式にRGM−111を取得した0111年開発開始の実機が存在したのではないか?と考える訳です。理由は「その方がカッコイイから」。
F70以降のハーディガンは、かつてRGM−111を取得したヘビーガンカスタムと入れ替わって、いや、ヘビーガンカスタム改めハーディガンって言う事にして、RGM−111(きっかり年号制だとか言い張る気は無く、しかし少なくともこの時代ではこのRGMナンバーは開発開始年を表すアリバイになりうる要素として利用されてたって事です)である事を主張したっていう。原作版「デビルマン」の飛鳥了みたいな。キャスバルがシャア・アズナブルっていう名前を得たのもそんな感じでしたか。
で、この「〜年ロールアウト」ですが、必ずしもその年に量産型が登場した年とは限らないみたいですね。あくまで雛形、というか試作機が完成した時点で承認されたとか、立ち上った計画に基づいて完成した試作機の事とか、その辺を指して「〜年ロールアウト」みたいです。ハーディガンのロールアウトが0122年ってのも別に変じゃ無いと言えば変じゃないっていうか。クロスボーンの技術を取り入れて完成したジャベリンって、この機体のプロトタイプが正式承認されてからもっと後みたいですし。Fシリーズのデータ奪取とかクロスボーン襲撃とかいった特別な理由が無い場合は、試作機完成・承認から量産までの間はあまり開く事が無かったとか。ただし、F70の技術を取り入れてる機体が0111年に「開発開始」ってのはオカシイっていう考えですね。この時点ではF70の完成はおろか、シルエットF計画もまだ発足してないみたいですから。

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ハーディガン再燃(^^;) 投稿日 4月17日(土)12時16分 投稿者 与謝野折檻

■nuts さんへ
>開発順説で考えた場合、ヘビーガンの直後のナンバーを取得してあって、
>そのナンバーを使ってF70以降に開発し始めた、と考えれば、
 こういう「正式ナンバーといえども融通の効くものだった」と解釈するのには賛成です。
 というか、そうでもしないともはや説明が付かないですよね(^^;)

 ちなみに、F90とS装備が完成したのがUC0111年で、同年中に採用が決定し、真っ先に量産発注されたのがF70「キャノンガンダム」なわけですよね。そうなれば、「キャノンガンダム」のRナンバーを想定した場合、「RX−111」となるのではないでしょうか? で、その思想を受け継ぐ機体が「ハーディガン」なわけですから、これが「RGM−111」でも問題ないように思えますね(^^;) ヘビーガンはベース機に使用したのでしょう。ちょうど、ガンキャノン(F70)とGM(ヘビーガン)、GMキャノン(ハーディガン)の関係でしょうか。

 それよりも、Fナンバーって、結局どうなってしまったのでしょう?
 正式採用機ってF71系だけみたいですし、UC0133年現在でF97なんかを開発しているみたいですが、完全に主流から外れていまっているようです。予算も連邦から出ているとは思えません。さらに、連邦軍にしてみれば、「FD−03」とか「F71」みたいな「仲間はずれ」の型式番号をその後もずっと「ほっといた」んでしょうか? それとも、「R」ナンバーを与えたのでしょうか? このへんが長年の疑問です。

■かつらマン追跡さんへ
>Bクラブ77号の「シルエットF」企画発足を伝える告知+設定資料集
貴重な情報ありがとうございます(^^)

>RGMナンバーが年号制だったとして、それを逆手にとって0111年開発開始を主張
>してたというか。そんな事できんのかってのが問題ですが、
 折檻もここが問題だと思うんです。そもそも「年号説」といっても、「完成(ロールアウト)した年」と「開発を開始した年」は別物ですよね。これらを「混同している」というのは作り事だから可能なのであって、実際の兵器開発には有り得ないことだと思うんですよ。そこで「絶対に年号というわけではない」と考えてはどうでしょうか?

 例えば、軍部が要求項目をまとめるかたちで作成した仕様書に仕様書番号が与えられ、これが機体に与えられる番号になる、というのはどうでしょうか?
 仕様書番号は「遡ること」は出来ないとしても、「スキップ」はできると思うんです。つまり、普段なら仕様書を提示しない、どうでも良いような「試作爆弾」や「試作バイク」についても仕様書を作成してナンバーを調節し、「可能なかぎり年号に近い番号」を採ってくるのです。この考え方だと、複数のメーカーに競合試作発注する時は(連邦にはあまりない事態みたいですが)、別の機体が同じ番号になることになりますが、そのへんが問題ですかね。
 次に「できない」と書いた「遡り」ですが、実はこれも可能です。一度発行されている内容は変更できないとしても、曖昧な仕様書に「但し書き」というか追加項目を加えることはできると思います。ですから、「RX−99においては次世代MSの基準である小型軽量化を徹底し、UC0100年以降の標準機として妥当と思われる程度の装甲、武装を施すものとする。詳細は別紙」みたいな漠然とした仕様書を作成しておくことは可能です。後で実状にあわせて追加項目を加えていくわけですね。こういう「番号合わせ」のために無理をするというような場面はそうそうないと思いますが、「カッコイイ番号」を「目立つシチュエーションの機体に与えたい」というのは誰しも(議会とか政府とかも)が思うことですから、意外と可能だったのでしょう。

 RX−99を例にしますと、もちろん、99年発注が妥当とは思いますが、UC0098年以前に開発指示されていても問題ありません。さらに、100年以降の発注であっても問題なしです。仕様書第98号の次に出されていれば良いわけですから。しかも、詳細事項は100年以降に追加されたりもOKなわけで、実機の完成が122年になろうが問題なしです(笑) 周辺の番号、「100」「101」とかも、曖昧な仕様書で押さえられている可能性は高いですね。

>この他にBクラブには「ハーディガンはRGM−109の強化型であるヘビーガンカス
>タムを経て開発された機体である」って記述があったんで、もしこの「ヘビーガンカス
>タム」って機体に形式番号等の詳細な設定が無いのならば、この機体が元々は0111
>年開発開始でRGM−111ナンバーを獲得した機体であり、後のハーディガンはこの
>機体に盗んだF70の技術を投入した機体と言う事で、こじつけて0111年開発開始
>を主張したってのはどうか?と思ったんですが・・・。
 個人的にはヘビーガンカスタムは「RGM−110」の方が向いてると思います。「ハーディガンがRGM−111になる方法(笑)」は上で書いてますが、F70が「RX−111」に相当すると考えれば、間に「RGM−110」が入った方が好都合だと思うんです。どんなもんでしょうか?

 あ、でも一つの問題として、グリプス戦争期に3桁で付けられた型式番号と抵触するものに関しては「飛ばしてある可能性」もありますね。「110」は「ガブスレイ」が使用していますから、問題あるかもしれません。そもそも、連邦はこういうグリプス期MS型式番号とのバッティングについて、どういう方針だったんでしょうね?
「RGM−119」なんて、「RMS−119」とメチャクチャ紛らわしいですが、それでも問題なかった、ってことは、「飛ばし」は行われていなかったんでしょうかね。

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「塗り」とか(^^) 投稿日 4月17日(土)21時31分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
>「〜年ロールアウト」ですが、必ずしもその年に量産型が登場した年とは限らないみた
>いですね。あくまで雛形、というか試作機が完成した時点で承認されたとか、立ち上っ
>た計画に基づいて完成した試作機の事とか、その辺を指して「〜年ロールアウト」みた
>いです。
 どちらにしろ、実機が完成していないことには「ロールアウト」とは言いませんよね。「〜年、開発スタート」っていう感じでこじつけられることの多いRX−99やRGM−111の場合、試作機すら完成してない可能性が高いと思われませんか?(^^)
 もしUC0111年に「なんらかの機体」が存在していたとして、おっしゃるようにそれは「ヘビーガンカスタム」か「キャノンガンダム」それ自体だけでしょうね。

 ところでこの業界、わりと「承認」って言葉が登場するんですが、「MSの開発」って、実機が完成した後から承認するものなんですかね? そんなリスキーな商売、アナハイムでなきゃ手が出せないですよね(^^;)
 実際、莫大な費用をかけて開発した機体が「承認されなかった」ら、どうなるのでしょう? マンガの持ち込み原稿じゃないんだから、そんなことはないと思うんですよ。ですから、少なくとも設計図面等を提出し、有望と認められたうえで「承認」され、試作契約を結んだんじゃないかと思うんです。競合試作に敗れたメーカーには量産発注が来ないだけで、別に大損するわけではないのでしょう。それとも、連邦とアナハイムの癒着は某国防衛庁みたいに「戦闘機は三菱」「ヘリは川崎」みたいな、あからさまな談合だったのでしょうか。

 ちなみに、『自衛隊リストラ大計画』(アリアドネ出版)に自衛隊の新型機開発プロセスが詳しくかかれていて面白いですよ。
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ガ・ゾウム 投稿日 4月17日(土)19時50分 投稿者 nuts

与謝野折檻さんへ
>ちょうど、ガンキャノン(F70)とGM(ヘビーガン)、GM
>キャノン(ハーディガン)の関係でしょうか。
これ、非常にわかりやすい例えですね。ヘビーガンをベースにしている
とも言えるし、F70の簡易量産型とも言える、という訳ですね。
ところでF70とかMSA−120の設定画って存在するのでしょうか。
F70はハーディガンにそっくりらしいですけど・・・。

>Fナンバー
Fナンバーと連邦軍の正式な型式番号とはやはり別物っぽいですよね。
Fナンバーはあくまでサナリィ内のコードナンバーであって、連邦軍の
RXナンバーやRGMナンバーは別個に存在したと思いたいです。

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RXとFとRXFとRXRとAFX、そしてFAZ 投稿日 4月17日(土)23時17分 投稿者 かつらマン追跡

FシリーズもやっぱRナンバーに組み込まれてたんでしょうか?
F71はずっとF71で登録されてると思ってたんですが・・・。
量産されてないF90やF91はそのままだったんでしょうか?AFX−9000みたいにアレは社内における製造番号というだけで、承認ナンバーは無かった、もしくはRX−○○って感じで別にナンバー付けがされてたんでしょうか?

しかし、仮にF−70がRX−111だったとして、ハーディガンが事実上キャノンガンダムからのジムキャノン的な物だったとして、その思想を受け継いだとしても、ハーディガンがそれを名乗るって事が許されるんでしょうか?公式にはアレは0111年にヘビーガンから改良してAE社が独自に開発した機体って事を主張してる訳ですよね。ずっと後になってのF71請け負い量産以後に開発した、F71のジムキャノン的機体だったならまだしも、F70に関してAEはノータッチの様です。「偶然F70に似た機体をAE社は0111年に開発してた」みたいですよ。
それを言っちゃうとRXF−91ってのは何だって気もしますが。
だってアレ、どこから観てもF91でしょ?しかも名称からしてF91じゃないですか。F91との関係、というか資料をパクって取り入れたぜって事を主張してるみたいですよね。もうちょっと隠せよっていう(笑)挑戦状的な意味合いがあったんでしょうか?あの機体のみに関しては。盗んどいた上にケンカふっかけるのもタチ悪いですね(笑)

ところで、RXナンバーの位置付けって、非常に曖昧な気がしてるんです。RXF−91とかRXR−44(この形式番号って嘘っぽい感じがするんですけどね。RX−107説もあるから、こっちが本当なのかもしれない)とかも不思議なナンバーに思えちゃうんです。
RXF−91ってのは、連邦の公式なRXナンバーとは無関係のAE社内での単なる製造番号なんでしょうか?
HJ誌93年1月号のRX−99の解説には「このRX−99こそAE社の真の時期MS開発群「RX−100」シリーズのプロローグなのであった」とか書いてありますが、コレをよしとするかは別として、量産機として採用されてない「試作型MS」ってのがRGMではなくRXを取得するってパターンで良いもんなんでしょうか?ご指摘の通り、RX−110にはガブスレイが収まってますよね。やはり非常に収まりが悪いというか。

あと、最近フルアーマーZZの形式番号が「FAZ−010S」になってますね。以前は「FA−010S」だったり「FA−010B」だったりしてたんですけど。因みにFAZZは「FA−010−A」が正しいみたいですが。

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ハーディガンとか 投稿日 4月18日(日)21時34分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡 さんへ
>F71はずっとF71で登録されてると思ってたんですが・・・。
 この「ずっと」ってのがミソだと思うんですが、UC0110年代の連邦軍って、今までのMSの「規格」を改めようとしていたんだと思うんです。それで「フォーミュラ=規格」なんて言葉を持ち出したと思うんですよね。でもそれはあくまで「作ってる側の規格」であって、技術的な側面からのネーミングでしかないと思うんですよ。曰く「F7系の1番目」とかいうのは一種の短期集中的連載的な模索期間だけに通用するナンバーじゃないか?ってことです。たとえばクロスボーンガンダム「F97」の次の次は「F99」でしょうが、その先はどうなるのでしょう? 登録したり運用したりする側の発想からいけば、「末永く使用できる体系的な番号管理システムじゃない」ですよね。格闘戦用MSは将来的に10種もあれば十分なんでしょうか? アメリカ空軍のセンチュリーシリーズみたいに「期間限定、好きなようにやってみろ!」的な大試行錯誤運動だったのだと思いたいです。
 結局、フォーミュラーシリーズって何だったのでしょう? ジェムズガンは規格的にはFシリーズのそれに準拠してると思うんですが、RGMナンバーを貰ってますよね。ってことは、119年にはもう「フォーミュラ」って概念は一般化していて、敢えてことさらに取り上げる必要もなかったんでしょうか?
 ちなみに、日本陸軍の戦闘機には「三式戦闘機」といった正式採用機にのみ与えられる番号と、機体設計全てに与えられる「キ61」というような番号があります。「フォーミュラ91」とかってのは、この「キ61」みたいなものだと思いたいんですが…。
 ドイツの戦車とかはもっと複雑で、「VK番号」と「Sd kfz番号」なんてのが込み入っていて、有名なタイガー戦車などは「Panzerkampfwagen VI Ausf E(Sd kfz181)VK4501(H)」ってな感じで、「VI号戦車」「Sd kfz181」「VK4501(H)」のどの名前で呼んでも正解です(^^;)「Pkw(装甲戦闘車両)」ってのは主力戦車に付ける番号ですし、「Sd kfz(特殊車両)」は陸軍の特殊車両(要するに徴用したトラックとか以外)には全て与えられる番号です。また「VK(全装軌式車両)」はキャタピラ付きの車両に与えられるナンバーですね。ちなみに「Pkw」の「wagen(車両)」を「anzug(服)」に置き換えただけの安直なネーミングが「PKA」だったりします。横山先生こういうの大好きですから(笑)

 おそらく、F91を企画した段階では、今後のMSはみんな「F○○」みたいな型式番号にしていくつもりだったんでしょうが、結局そうはならなかったわけで、そのへんは割り引いて考えてやる必要があるように思います(^^;)

>しかし、仮にF−70がRX−111だったとして、ハーディガンが事実上キャノンガ
>ンダムからのジムキャノン的な物だったとして、その思想を受け継いだとしても、ハー
>ディガンがそれを名乗るって事が許されるんでしょうか?
 「許される」って言うか、「RX」や「RGM」って番号は「名乗るもの」じゃなくて「与えられるもの」だと思うんです。アナハイム社が自己主張したいから「RGM−111」を名乗る…んじゃなくて、あくまでも連邦から与えられたナンバーだと思うんですよね。(RXF−91やAFX−9000はまた別ですよ)だから、「キャノンガンダムがRX−111なのかどうか」はこの際そんなに問題ではなくて、ハーディガンが製造される基になった基本仕様書の文書番号なり何なり(年号でもいいんです)が「111号」だったんじゃないか?ってことです。で、「111号」が何年に出された仕様書か?ってことを考えると、おそらくUC0111年(F90S完成の年)だろう、ってことですね。なんでUC0111年なのか?ですが、これが「F90からスピンオフした最初の派生型=F90S>F70」だから、って図式になると思うんですよね。この年に開発が決まったMSってF70系だけなんじゃないかな?と。

>公式にはアレは0111年にヘビーガンから改良してAE社が独自に開発した機体って
>事を主張してる訳ですよね。ずっと後になってのF71請け負い量産以後に開発した、
>F71のジムキャノン的機体だったならまだしも、F70に関してAEはノータッチの
>様です。「偶然F70に似た機体をAE社は0111年に開発してた」みたいですよ。
 もちろん、ヘビーガン系の機体として独自に開発された機体でも結構なんですが、そもそもF70の委託生産は何年に請負契約したんでしょう。ロールアウトがUC0115年なのは確実としても、それに先立つ諸々の手続きや交渉、施設整備や量産化に向けての独自改良なりを施した結果の生産型ロールアウトが115年だったとすれば、それ以前にデータが渡っていても問題ありませんよね。っていうか、111年に比較審査の結果F90系の機体が採用されて、そこから初の量産機であるF7系というカテゴリーが新設された場合、量産委託契約が111年度内に済んでいる可能性も皆無ではない、というか、かなりの高確率だと思うんですよ。であれば、ヘビーガン改良のためのヒントなり何なりを得たアナハイムが、ヘビーガン近代化改修案として111号仕様書に準じて(「111年に」でも結構です)開発着手したのが後のヘビーガンだった、ってとこじゃないですか? きっと「111号」って「小型軽量の15m級MSで、砲撃戦用の固定武装を備えつつ、緊急時には排除して格闘戦も可能な量産型MS」ってな感じだと思うんですが、これは完全な暴走ですね(笑)

>RXF−91
>だってアレ、どこから観てもF91でしょ?しかも名称からしてF91じゃないですか。
>F91との関係、というか資料をパクって取り入れたぜって事を主張してるみたいです
>よね。もうちょっと隠せよっていう(笑)挑戦状的な意味合いがあったんでしょうか?
>RXF−91ってのは、連邦の公式なRXナンバーとは無関係のAE社内での単なる製
>造番号なんでしょうか?
 難しいですね。MSA−120とかAFX−9000とかアナハイムの社内番号みたいなものが多すぎて、しかも各々が支離滅裂なんですよね。
 MSA−120ってのはすごく分かり易いんですよ。それまでのアナハイム機の法則を引きずってますから。で、AFX−9000とRXF−91ですけど、もうちょっと分解して考える必要があるかな?と思うんです。まず、「正式な番号かどうか」は別として、「A=アナハイム」、「F=フォーミュラ」、「X=実験機」というような感じで、「R=連邦の国籍記号」でしょうか。すると、RXF−91は「連邦軍に認可された実験機でフォーミュラー仕様書の9番台1号機」というような位置づけになるのではないでしょうか? つまり、F計画の仕様は各企業に公開されているはずで(そうでなければ競合試作にならない)、MSA−120もそれに準じて製作されたか、あるいは現物をそれに合せて改修したのかだと思うんですよ。ただ、番号がMSA−120ってことだから、後者の可能性の方が高いですね。で、「そんなんじゃイカン」ってことでF規格準拠の完全新型を開発することにして、某社の機体のデータをほんのちょっと(自称)参考にして開発されたのがRXF−91なんじゃないでしょうか。問題は「R」ですが、「連邦が全く関知していなかった」ということはないと思いま す。パイロットもレンタルしているワケですし、意外と予算は付いてる、というか試作契約はしているのかもしれません。「F91」も正式番号というよりは、サナリィの開発コードか、仕様書の番号なのかもしれませんね。ちなみにタイムスケジュール的にどうなるかは未確認です。
 次にAFX−9000ですが、これは「AFX」については解釈し易いと思います。「アナハイム社自社コード/F規格準拠の実験機」ってところでしょうか? 問題は9000ですが、フランスのミラージュ戦闘機のように「調子こいて桁を増やしてしまった」というのでなければ、考えられる可能性としては「F9シリーズ−000番」って線でしょうか。RXF−91とAFX−9000って、「基礎研究の着手はAFX−9000の方が先だ」っていう説があるんですよね?そこから、ことさらに「0」を強調したのかもしれませんし、実際にそうでなくても、ニューセンチュリー・シリーズなんて銘打って宇宙世紀0100年代をリードしていこうという気構えがあるなら「後々のことを考えて桁を多くとっておこう」くらいの気概はあるかもしれません。「どうせ自分のホームページに人なんかこないんだから、カウンターも4桁あればいいや」なんて人はいませんよね?(笑) 又は、「9000」のうち、「千の位=F規格分類」、「百の位=機体開発番号」、「十の位=コアファイター番号」、「一の位=オプション兵装番号」なんていうリガ・ミリティアなみのシステマティックな型式番 号だったりして(^^;)

>あと、最近フルアーマーZZの形式番号が「FAZ−010S」になってますね。
え、そうなんですか? それはどんな資料でそうなってるんでしょう?

 ちなみに、ASPECTの「Gジェネレーション・コンプリートガイド」にはハーディガンの説明として「ジェガンシリーズをベースに開発した格闘戦用のMS」とあります(笑)

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ガザbイラスト 投稿日 4月18日(日)22時19分 投稿者 nuts

他にBクラブ76号を入手しましたが、ハーディガンのイラストが「仮称・ヘビーガンカスタム」として紹介されていました。どうやらヘビーガンカスタムという名称は、ギャンに対するハクジの様な企画段階の仮称だったようです。しかし、バウのキット解説書でヒリューという名称が公式化したように、ヘビーガンカスタムという名称を取り込んでも構わないと思います。現に「ハーディガンはRGM−109の強化型であるヘビーガンカスタムを経て開発された機体である」という記述があるらしいですし。

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アナタの知らない画稿〜(^^;) 投稿日 4月19日(月)02時14分 投稿者 与謝野折檻

■nutsさんへ
>他にBクラブ76号を入手しましたが、ハーディガンのイラストが
>「仮称・ヘビーガンカスタム」として紹介されていました。どうや
>らヘビーガンカスタムという名称は、ギャンに対するハクジの様な
>企画段階の仮称だったようです。
 つまり、「同じもの」とうことですね(^^)
 そういえば「ギャン」ですが、某ジェネレーションによれば、当初はMS−X10だったんですね。これって、ジオニック社が「MS−11」をアクトザクに譲った様に、ツィマッド社も「MS−10」をドワッジに譲ったと考えると面白いですね。ペズン計画の型式番号は一度ボツになったものらしいですし、辻褄は合うと思います。「MS−10対MS−11」が「MS−14対MS−15」になったってのも、なんんだか曰く因縁がありそうで面白いですね。

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お久しぶりです(^^;) 投稿日 4月27日(火)22時55分 投稿者 与謝野折檻

 さて、常連さんたちの間で話題のシルエット・フォーミュラですが、失踪中に色々と情報を仕入れて来ました(^^;)
 また、型式番号研究家の皆さんに一石を投じる記述を発見しました。同じく『MJ』の第160号掲載の小説ですが、「"AFX−9000"はアドバンスド・フォーミュラ・エグゼミネーションの略で、いわばアナハイムの社内コードである。正式な名称は"RX−99ネオガンダム"。それはRX−93νガンダムまで継承された、連邦軍の誇りである"GUNDAM"に冠せられるナンバーであるが、宇宙世紀0099年の制式採用という意味ではなく"F91"を越える主力MSになってほしいという、開発スタッフの願いが込められたものなのだ。」とあります。ありゃりゃ。個人的には嬉しい記述ですが、年号派の人にはどうなんでしょう?(^^;)

 さらに、F71を「ヘビーガンの部品を使っている=低性能」というのは少々短絡的ではないでしょうか? 『Bクラブ』70号の記事「不快な表情〜」も、あくまで「MSジャーナル誌の記者が面白おかしく書き立てた」ものであって、「=低性能」とは書かれていませんよね。面白い記述では『MJ』156号に「"RXF−91"は限られた開発予算で賄わなければならなかったため、内部フレーム等の部品をRGM−109から流用していた」とあります(^^;) それでサナリィのF91とほぼ互角の性能を実現しているわけですから、RGM−109系の部品を使用しているからといって低性能ということは言えないと思われます。

 最後にハーディガンですが、この機体の初期設定は
『MJ』152号=型式番号なしで「ヘビーガンカスタム」
『MJ』153号=RGM−109II「ハーディガン(ヘビーガン・カスタム)」
『MJ』154号=RGM−111「ハーディガン」
と変化しています。もしヘビーガンカスタムが「初期設定」ではなくて、「実際にそう呼ばれていた」ということであれば、型式番号は「RGM−109II」ということになろうかと思います。ハーディガンの盾には「HGII」と書かれていますが、これも「ヘビーガン(RGM−109)II」という意味だと取れば、「RGM−109II」と呼ばれていた時代がある、と考えた方が良いかもしれませんね。

 長い間留守にしていましたが、復帰しましたのでまた宜しくお願いします(^^;)

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深いぞ、ヘビーガン 投稿日 4月28日(水)14時58分 投稿者 かつらマン追跡

>=低性能
RXF−91がヘビーガンの部品を流用してるって言っても、所詮は骨ですよね。
ヘビーガンのフレームをベースにF91並の高性能機を目指した機体と、逆にF90クラスから高性能な各部機構を取り去り、並のヘビーガンのパーツに交換し、ヘビーガン同様に並の機体に格下げになったGキャノン(実は数字的にはF70とそんなに変わらないんだけど)とでは、方向がまるっきり正反対ですよね。おっしゃってる事は理解してますが、これらの機体ってほとんど比較になりませんよね。
ま、性能が良いって言っても色々な解釈があると思うんです。総合スペックが抜きんでていても、燃費が悪かったり、整備性に優れていなかったり、パイロットにとって扱いにくい機体って、高性能とはいい難いとは思いますね。
量産機としては、やはりF70よりF71の方が断然優れていたというか。

>ヘビーガンカスタム
僕としては「RGM−109の改良型、ヘビーガンカスタムを経て完成した機体」とあるんで、前身としてまた違う機体がこの記述の時点では存在していたと思いたいです。
HGUにしては、これまでイニシャルとしてHGシリーズの二番目って解釈してました。いや、何言ってんだって感じですが(笑)

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ホ命日。 投稿日 4月28日(水)23時13分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
○=低性能
>RXF−91がヘビーガンの部品を流用してるって言っても、所詮は骨ですよね。
>ヘビーガンのフレームをベースにF91並の高性能機を目指した機体と、逆にF90ク
>ラスから高性能な各部機構を取り去り、並のヘビーガンのパーツに交換し、ヘビーガン
>同様に並の機体に格下げになったGキャノン(実は数字的にはF70とそんなに変わら
>ないんだけど)とでは、方向がまるっきり正反対ですよね。おっしゃってる事は理解し
>てますが、これらの機体ってほとんど比較になりませんよね。
 比較になりませんか(^^;)
 前から書いてますが、折檻は「報道される性能」というものをまるっきり信じていません。大西学長の手にかかれば、九七戦でもP−51より「高性能」ということになりますし、そこまで極端でなくても、「Me109とFw190はどちらが強いか」というアンケートを採ったら、おそらく票はキッパリ分かれることと思います。「ミリタリー業界の常識」が世間の非常識なのは承知していますが、こと兵器の性能に関しては、「強い・弱い論」はあまり意味をなさないと思います。

 また、RXF−91の流用部品ですが、「フレームだけ」ではなく「フレーム等」と書いてあるのに注目したいと思います。「方向がまるっきり正反対」なのは機体製作の動機が逆だからであって、「コスト低減のために在来機(ヘビーガン)の部品を使用せざるを得なかった」という点は共通しているのではないでしょうか?
 「高性能な各部機構」に対し「並のヘビーガン」「格下げ」と酷い言われようですが(笑)、何もそこまで悲観することもないと思います。「強い・弱い論」的先入観は公平な判断とは無縁だと思うからです。
 実際、MSA−0120一つとっても、「F90より高性能だったが高コストゆえにボツ」、という説と「あらゆる面でF90が勝ったor総合性能でF90が勝った」という相反する表現が用いられています。これらを額面通りに受け取ったのでは解釈不能です。つまりはそんな風なことが言ってみたかっただけです(^^;)

>量産機としては、やはりF70よりF71の方が断然優れていたというか。
 これは本当にそうでしょうね(^^)

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WD−M01 投稿日 4月30日(金)19時20分 投稿者 かつらマン追跡

>RXF−91の流用部品ですが、「フレームだけ」ではなく「フレー
>ム等」と書いてあるのに注目したいと思います。
ムーバルフレームシステムはフレームそのものの他にフレームプロセッサーコンピュータやら駆動系のシステムがあって成り立ってますよね。ムーバルフレームを流用するとしたら、フレーム本体以外のその辺も込みで使用すると思うんですね。だから「フレーム等」なんじゃないかっていう。

>こと兵器の性能に関しては、「強い・弱い論」はあまり意味をな
>さないと思います。
>相反する表現が用いられています。これらを額面通りに受け取
>ったのでは解釈不能です。
これ、兵器だけに関わらず、いろんな分野に当てはまりますよね。例えばPGザクなんか。どうなんだ実際っていう。
実際ヘビーガンも解説によっては「相当使える機体」だったりしてますよね。しかし、例のMSジャーナルの現場の兵士の証言なんかは見逃せないと思うんですよ。強いか弱いかは別にして、使えないっていう。アレがMSジャーナル側の脚色込みだって言われればそれまでっスが、ジェガンからの配備転換も満足に進んでいないかなり早い時期に、もう後継機のジェムズガンやらジャベリンが登場してるって事は、クロスボーン戦で決定的なダメっぷりをさらす前(ってまたまた酷い言い方っスが)にも、ヘビーガンには少なからず不満があったんじゃないかなぁと思う訳です。

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草履んソール。 投稿日 4月30日(金)22時17分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡 さんへ
>ムーバルフレームを流用するとしたら、フレーム本体以外のその辺も込みで使用すると
>思うんですね。だから「フレーム等」なんじゃないかっていう。
「〜等」なんていう表現をめぐって意見を交してもおそらく不毛ですから、これはヤメにしましょうか?(^^;)

>例のMSジャーナルの現場の兵士の証言なんかは見逃せないと思うんですよ。強いか弱
>いかは別にして、使えないっていう。アレがMSジャーナル側の脚色込みだって言われ
>ればそれまでっスが、ジェガンからの配備転換も満足に進んでいないかなり早い時期に、
>もう後継機のジェムズガンやらジャベリンが登場してるって事は、クロスボーン戦で決
>定的なダメっぷりをさらす前(ってまたまた酷い言い方っスが)にも、ヘビーガンには
>少なからず不満があったんじゃないかなぁと思う訳です。
 この辺は「ミリタリーの人」と「そうでない人」には考え方に差があるんだなぁ…ってのを再認識しますね(^^)
 実際に機体を使用している兵士が、自分の乗ってる兵器を誉めちぎることなんて、普通はありませんよ。身近な例では、F1ドライバーが自分のチームのマシンを誉めちぎることってあります? 何かしら欠点を探して「ここがダメだ!」「あそこがなってない!」と不平を言うじゃないですか(笑) 2位とか3位に入賞していてもそれなんです。
 また、兵器というのは新兵器が正式採用された瞬間に、次期新兵器の開発に着手するのが普通です。後は、その新型が出来てくるのが早いか遅いかの違いでしょう。また、兵器の評価は本当にマチマチなんです。アメリカ、イギリスでは「カス」扱いだったブリュースター「バッファロー」戦闘機は、フィンランドに売却された44機が444機のソ連機を撃墜しています。また、それとは正反対に米英蘭のバッファローは日本軍の「隼」程度の機体にバタバタと撃墜され、壊滅してしまいます。その隼はというと、イギリスにスピットファイアが登場すると、これに楽々と叩き落とされ、そのスピットファイアはフィンランド上空ではバッファローにギタギタにやられています。兵器というのは「はまるツボ次第なんだ」ってのが実感される瞬間ですよね。個人的には、日本での「ワイルドキャット」、「ヘルキャット」の評価も気に入りませんね。

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115? 投稿日 4月30日(金)23時24分 投稿者 かつらマン追跡

>実際に機体を使用している兵士が、自分の乗ってる兵器を誉
>めちぎることなんて、普通はありませんよ。
う〜ん、でもジョニー・ライデン少佐って06R−2がかなりお好きみたいですよ(笑)

>兵器というのは「はまるツボ次第なんだ」ってのが実感される瞬
>間ですよね。
これ、メチャクチャよく分る表現っスわ。MSで具体例って言ってもすぐに挙げられませんけど、確かに数字だけではそれを推理する事ができませんね。RX−78−2やホワイトベースも結局はツボにハマった例なんでしょうね。

>「〜等」なんていう表現をめぐって意見を交してもおそらく不毛
>ですから、これはヤメにしましょうか?(^^;)
そうっスね。もうキャノンガンダムから離れちゃってるし(笑)

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だいぶ俺説(笑) 投稿日 5月2日(日)00時37分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
>>実際に機体を使用している兵士が、自分の乗ってる兵器を誉
>>めちぎることなんて、普通はありませんよ。
>う〜ん、でもジョニー・ライデン少佐って06R−2がかなりお好きみたいですよ(笑)
 気付いておられると思いますが、この場合はニュアンスが異なりますね。その機体に乗って戦果を挙げ、共に戦場を駆け巡った機体には愛着が湧くってもんです(^^)
 第二次大戦のエースたちは、必ず「自分の乗っていた機体こそベストだった」と言い張ります。ドイツの場合でも、例えばハルトマンは「Bf109こそがベストだった」といいうようなことを言っていますね。彼の場合、「Fw190は素人には良い機体だが、エース級の人間にはBf109の方が扱い易い」などと言っています。これなどは、ザクでのし上がってきた人間が「ドムとザクを比較してどちらが高性能か?」という質問に「もちろんザク!」と答えているのに似ています(笑)。また、彼はMe262を装備するスーパーエース部隊に召喚された際にも、(諸般の理由があったにせよ)これを拒んで終戦の日までBf109で戦い抜きました。「キマイラでゲルググに乗ってみないか?」というお誘いに「ザクの方が性に合っています」と突っぱねているようなものだと理解してください(笑)
 しかし、くどいようですが、これらは「その機体とともに修羅場をくぐってきた歴戦のエースのみが抱きうる独断と偏見に満ちた幻想である」と言わざるを得ません。ご理解いただけますでしょうか? もちろん、この場合も客観的に見て、これら3機種の中ではBf109が最も低性能であることは言うまでもありません(^^;)


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