■ZII・百式改・エプシィ・リガズィ問答PART.2


魚屋てれぴん(笑) 投稿日 4月20日(火)20時15分 投稿者 与謝野折檻

■Walfischさんへ
>確かに量産されたとは何処にもかいてませんでしたね(^^;)。しかも量産型Zは「赤
>塗装」だったり・・・。
 ところで量産型Zは誰に売り込むつもりだったんでしょう? カラバはそんな金持ってなさそうですし、後にはZプラスを採用してしまいます。やっぱりエゥーゴなんでしょうか? あの当時(88年頃)の連邦とエゥーゴの関係ってハッキリしないというか、FAZZやZプラスは連邦軍が装備していたりしますよね。量産型Zも連邦軍宇宙艦隊に売り込む目的で「ああいう色」に塗ったのでしょうか?

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メカブースト? 投稿日 4月20日(火)23時04分 投稿者 かつらマン追跡

>量産Z
Zプラスは最初、カラバが大気圏内機として単独で開発、少数生産を行なって、少ない数ながらも大変有効に使用された後、連邦軍がそのTMSとしての性能を高く評価して、今度は宇宙機として「まとまった数」を量産するんですね。
量産型ZってZガンダムのMSとしての性能を重視して変形機構を始めから廃して、百式改に対抗して量産機選定にぶつけられた機体ですよね。連邦(エゥーゴ含む)に売り込まれた機体だったとしても、TMS機として採用されたZプラスとはまた別の分野だったのではないでしょうか。
ところで、採用された量産型百式改って、一体どれくらいの数が投入されたんでしょう?
FAZZはAE社でテストを行なっていた機体が、連邦の「ガンダム大量投入で恫喝作戦」の一環として駆り出されたのではないでしょうか?

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色々(^^;) 投稿日 4月21日(水)00時45分 投稿者 Walfisch

>量産型Z
とりあえずエゥーゴに売るつもりだったのではないでしょうか?量産型百式改と競合してますし(^^;)。
ところで変形機構がないZ系ってどんなメリットがあったんでしょう?並みの量産機(GM系)よりは性能が良いが、コスト高で量産見送り。後のリ・ガズィにしろ変形しないZ系は、そのコンセプト自体に問題があったような気がします。

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「Z」になったガンダムと「ガンダム」になったZ 投稿日 4月21日(水)11時17分 投稿者 かつらマン追跡

>量産Zのコンセプト
Zガンダムって、「便利なTMS機」って側面とは別に、大出力ジェネレータ搭載等による「パワーウェイトレシオが重視された、UC0100年代以降のMSに近い思想の機体」って側面がありますよね。バイオセンサー搭載とカミーユの能力はともかく、単なるTMS機ってだけでは、Zは「ガンダム」に成り得なかったというか。
そもそも、開発当初のこの機体はTMS機なんていう考えは念頭に無かったみたいで、むしろ後者の方が元々のZガンダムの開発プランだったみたいです。量産Zはこの辺に基づいた量産機だったのではないでしょうか。

パワー重視の機体であるMSZ−006−X(この機体が「MSZ−006」になったのって、Zが後にMSZ−006として承認された後からだと思うんです。Z計画以前と言う事で、当時はもっと別のナンバーなり愛称なりが冠されて開発されたのではないでしょうか?)を開発後、TMS機の必要性を感じて百式を開発、でも失敗。しかし、さらに開発を進めていった結果、TMS機が一応の完成を見る(これがメタス)。そこにMK−Uのムーバルフレーム技術とカミーユのプランがもたらされて、MSZ−006−Xをベースにこれらの技術が取り入れられてZガンダムが誕生。
順番的にはディアス>プロトZ>百式>メタス>フライングアーマー>Zガンダムの順ではないでしょうか?

百式はTMS機としての開発が失敗に終わったと判断された後、MSとしての性能は買われて、非可変型の機体に改造されてますよね。この改造はMK−U奪取後の物であり、実戦参加した百式が「ガンダムMK−Uのできそこない」呼ばわりされているのは、この改造の際にMK−Uの技術がかなり取り入れられたからじゃないでしょうか?改造前はもっとMSZ−006−X1に近い感じで。

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む 投稿日 4月21日(水)11時43分 投稿者 かつらマン追跡

ジェネレータ出力はプロトZが1790kw、量産Zが1830kwと言う事で、普通の量産機に毛が生えた程度ですね。Zプラスの2070kwには及びませんね。メガビームライフルなんかを装備してるところから、並みの機体より「パワー重視の設計」なのは確かなんですが。
このメガビームライフルの破壊力ってどれほどの物だったんでしょうか。「Gジェネ」ではそこそこ高い戦闘力を誇ってましたが。

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ノーマルスーツとか(^^) 投稿日 4月21日(水)22時30分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
>量産Z
>連邦(エゥーゴ含む)に売り込まれた機体だったとしても、TMS機として採用された
>Zプラスとはまた別の分野だったのではないでしょうか。
なるほど「非変形の量産機」という扱いですね(^^;)

>ところで、採用された量産型百式改って、一体どれくらいの数が投入されたんでしょう?
 グリプス期の戦況のどこが「不明」って、「アーガマとアウドムラがいる空間以外の状況がまったく不明」というところでしょう。ですから、メタス改だろうがネモIIIだろうが、量産型百式改だろうが「どこで、どんな敵と、どう戦ったのか?」が全然わかんないです。
フルアーマー百式改ならわかるんですが(^^;)

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開発当時の性格 投稿日 4月22日(木)20時46分 投稿者 かつらマン追跡

コレ、非常に面白い事になってきましたね。
まず気になるのが出力関係です。ジェネレータ5200kwっていったら当時のMSではほぼNO.1ですね。っていうか全体から見てもかなり高い数値です。並のガンダムタイプより上で、ZZやSガンダムよりは下って感じですか。後のクロスボーンガンダムがほぼ同じくらい。それに対してスラスター出力が68000kgってのはかなり心もとないですね。グリプス戦争時の量産機をも下回ります。
その辺と武装から察して、この機体に求められた物ってのが見えてくるようなこないような(どっちやねん)。

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エプシィガンダム型式番号問題 投稿日 4月30日(金)21時30分 投稿者 nuts

ところで重要な記述を発見しました。MJ誌91年11月号からです。
「002はマラサイに与えられるべき番号であったため欠番扱いになって
いる」
やっぱり記述があったんだ・・・と驚きを隠せませんが、我々が成すべき
事はエプシィガンダムのナンバーを考える事でしょう。暫定案を3つ提示
したいと思います。
(1)案
MSA−099   リックディアス (γガンダム)
MSN−100   百式      (δガンダム)
MS?−001   エプシィガンダム(εガンダム)
MSA−002   マラサイ
(2)案
MSA−099   リックディアス (γガンダム)
MS?−000   エプシィガンダム(εガンダム)
MSN−00100 百式      (δガンダム)
MSA−002   マラサイ
(3)案
エプシィガンダムは開発中止により、ナンバーを与えられなかった

(1)案だとギリシャ文字の順番と数字順が対応していい感じですが、
ニュータイプ付録のZZハンドブックにある「RDと百式の間」という
エプシィに関する記述と矛盾します。(2)案はその逆で、ギリシャ文
字がちぐはぐな感じです。ただし、百式の後に開発されたエプシィが、
百式が設計変更(可変>非可変)している間に、先に完成したとも解釈
できますし、数字順とギリシャ文字の順が必ずしも対応するとは限りま
せん。
例   MSA−014  シグマガンダム(κガンダム)
    MSA−0012 ラムダガンダム(λガンダム)
要するに、(1)案も(2)案も一長一短です。(3)案が一番無難と
いえば無難ですが、面白みがないですよね。個人的には(1)案が
良いかな、と思いますが、MSN−00100とMS?−001を区別
出来るのか、と問われると苦しいです。皆さん、どう思われますか?

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エプシィガンダムとは 投稿日 4月30日(金)22時21分 投稿者 かつらマン追跡

エプシィガンダムって「エゥーゴで二番目に開発されたMS」とされてますね。指摘されてるとおり、それだとエプシィガンダムって名称と矛盾してる様な気もしますが、僕的にはもともとこの機体は百式のプロトタイプのうちの1機だと解釈してるんです。(このデザインがナガノ版百式として先駆けて発表されてるからってのも多少にアタマにある事は否定しないです)
この機体は百式として完成する機体とは別に、Zプロジェクトの際に「ブラッサム」実験機に改修、一部本体パーツも完成した百式(MK−Uの技術を取り入れて通常MSとして改修された後)のパーツに換装されてるのでは?と。
百式は元々MSN−001として登録される所を、「百式」の名称とディアスのMSA−099を引く継ぐってのとのダブルミーニングでMSN−100(MSN−00100)で登録されますよね。
だからこの時期のプロト百式の本体はMSN−001Xって所じゃないでしょうか。
このプロト機1号機が百式に、2号機がエプシィにっていう。
百式だけナガノ博士の愛情がそそがれてMSN−00100デルタガンダムに、残ったMSN−001はそのまま2号機改めブラッサム実験機エプシィガンダムが貰ってたんだと思います。
形式番号的にはMSN−001のケツに「BR」とかそんな記号が付いてるんじゃないかと。
いや、MSN−001Xのまま実験機として使用され、正式に登録なんかされてないって事もありうるかも。っていうか、この説がありうるなんて事はありえないかも(笑)

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だいぶ俺説(笑) 投稿日 5月2日(日)00時37分 投稿者 与謝野折檻

■nuts さんへ
>ところで重要な記述を発見しました。MJ誌91年11月号からです。
しまった〜、買ってるのは91年12月号からでした。惜しい(;_;)/

>やっぱり記述があったんだ・・・と驚きを隠せませんが、我々が成すべき
>事はエプシィガンダムのナンバーを考える事でしょう。
 うーん。ギリシア文字を冠した開発プロジェクトが進行していながら、型式番号ももらってない、という事態はちょっと想像がつきませんね。特にアナハイムの場合、型式番号といっても、グリプス期のそれは社内コードとほとんど同義ですから、「正式採用がどう」とか、「軍からの開発指示がどう」とかいうものではなく、企画スタートと同時に与えられるものだと思うんです。
 また、自分達が結構気付かないうちにハマってる陥穽として、「アナハイムの型式番号は同じ数字を持つ機体でも、開発部署・スタッフが別なら存在しうる」ということがあると思うんですよ。実際、MSF−007「ガンダムMkIII」とか、MSA−008「バージム」って、MSZ−007「ZII」、MSZ−008「量産型Z」とカブってますよね。MSZ−007に関しては、さらに「レイピアI」もカブってるという(笑) ですから、別に番号のカブりは問題にならないことが分かると思います。
 それでは開発史的な背景ですが、『プロジェクトZ』では「(ガンダリウムイプシロンを使用したエプシィガンダムに対し)設計を流用し、ブラッサムを排除したガンダリウムガンマ製のものを百式として区別する。」とあります。その意味では『GUNDAM ZZ BOOK』
の記述もイイ線をいっていることになりますね。
 これらを踏まえて、個人的には百式がMSN−00100なんていうイレギュラーな番号をもらっていることが気になります。もちろん、00100の部分は「わざとイレギュラーさせた部分」ですので問題ではないのですが、設定成立の舞台裏がミエミエなためにかえって誰も疑わない「ナガノ主任」という胡散臭さを疑ってみたいと思うのです。同様にイレギュラーなMSF−007は、すっかり「イレギュラー」として認識されているのに対し、MSN−100(面倒クサイので以降は「100」)はレギュラー扱いされていますよね。これって、やっぱしMSN−100もイレギュラーだったんじゃないでしょうか? つまり、本当は「MSA−100」とか、「MSZ−100」っていう計画があって、それがポシャってしまった…と。何の先入観も持たずに考えた場合、そう考える方が妥当じゃないでしょうか?
 よって、折檻説はエプシィ=MSZ−100(MSZ−001)
 MSZ−007(MSF−007も)とか、MSZ−008って、エプシィと同じで結局ボツになりましたよね。この辺も番号カブリと何か関係あるような気がしませんか? ダブってる番号のうち、どちらか一方は必ずポシャってる、という法則があるようです。そう考えると、MSZ−100がポシャったのを受けて、基本設計を同じくする機体を(どちらかというとサブの位置にあった)ナガノ研が改修して百式に仕立てたのは良いが、番号が同じ「MSZ」じゃいくら一方がポシャったとは言え混乱するので、「MSN」というイレギュラー番号を充てて良しとした、っていうシナリオが想定できると思うのですが、どうでしょうか?

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捕捉。 投稿日 5月2日(日)01時12分 投稿者 与謝野折檻

 ちなみに、少なくとも「γガンダム」、「δガンダム」の2機種に関しては、開発順にギリシア文字を与えていったんじゃなくて、「ガンダリウムγを使ってるからγガンダム」とか、「ε合金を使用しているからεガンダム」という意味だったんだと思います。『プロジェクトZ』の記述もそう読めますよね。それが、εが早くもポシャったのを始め、そんなに次から次ぎへと新合金が出来るわけでもないのに新型機開発の波はとどまることを知らず、まさに「MS開発戦争」へと突入していくわけですよね。そこから、何か開発コードを設定しなくては混乱する、という要請がある一方、社運を賭けたプロジェクトを飾るためにも何かしらの分かり易くて格好良いネーミングが欲しかったアナハイムが、結局は惰性で付けたのが「ギリシア文字ガンダム」のコードネームだったんじゃないでしょうか。

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ひとり相撲(;_;)/ 投稿日 5月2日(日)01時28分 投稿者 与謝野折檻

ごめんなさい。MSZ−100ってことはないですね(^^;)
この時期に「Z計画」って名前であってはおかしなことになるのは自分で指摘している通りですから、あるとすれば「エプシィ=MSA−100(MSA−001)」でしょう。

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プロジェクトZZ 投稿日 5月2日(日)15時53分 投稿者 nuts

与謝野折檻さんへ
>アナハイム社の番号カブリ問題
MSZ−007   量産型Zガンダム
MSZ−007   レイピアI
MSA−007   ネロ
MSF−007   ガンダム・マークIII
MSZ−008   ゼッツー
MSA−008   バージム

う〜む、だいぶカブっていますね。まずガンダム・マークIIIですが、本音を言えば認めたくありません。あれはRX−166イグレイであって、フジタ博士がマークIIを元に造った機体とは思いたくないです(笑)。次にレイピアIと量産型Zですが、過去ログを読む限り、以前ここで熱い問答が繰り広げられた様ですね。レイピアIが実機ロールアウトまでこぎ着けた事は確か(プロジェクトZZ、20ページの年表参照)ですから、個人的には量産型Zは実機完成前に開発中止になり、後がまにレイピアIが坐ったのだと思います。
 そう考えても、やっぱり007枠でネロとレイピアIがカブる訳ですから、折檻さんのおっしゃる通り、カブっても問題ないのだと思います。
 するとカブっている番号の意味って何でしょうか?単純な競作関係でも無いようですし、たまたま同時期に開発案がスタートした、というだけなんでしょうか?

ところで上記したプロジェクトZZの年表、面白い日時が幾つかあります。古い年表なのでこのまま使えないのですが、出来る限り使える日時を拾い出したいと思っています。折檻さんはこの年表の記述、どう思われますか?

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ζ計画 投稿日 5月2日(日)17時34分 投稿者 かつらマン追跡

当初の予定はMSN−001だったって記述が「MS大辞典」にあるんで、百式もエプシィもナガノ班によって開発されていた機体、「N計画」って事で、始めからMSNで良いんじゃないでしょうか?実は「00100」ってのはMSN−001の00型、もしくは00号機とかいってムリヤリ「001」を百式の「100」に見せようとした結果だったりして。

>何か開発コードを設定しなくては混乱する、という要請がある一
>方、社運を賭けたプロジェクトを飾るためにも何かしらの分かり
>易くて格好良いネーミングが欲しかったアナハイムが、結局は
>惰性で付けたのが「ギリシア文字ガンダム」のコードネームだっ
>たんじゃないでしょうか。
「Z計画」なり「Zガンダム」なり「MSZ」って名称は、カミーユの案が提出されるまでには存在してませんよね?MK−Uがもたらされるまでに既に完成していたっていうプロトZのMSZ−006Xってのも、後にZガンダム完成後にMSZ−006として登録された後に付けられた物だと思うんです。
Zガンダムって名称が付けられたのは、カミーユの「ゼータガンダムって名前も付けてんです」(第6話)ってセリフの後からのハズです。カミーユはγの後にδとεってのが開発中ってのを知って、(ガンダリウム合金とは関係なく)、それから継続してζガンダムって名前を付けたんだと思います。この辺が後のギリシア文字継続の切っ掛けだったんではないでしょうか。

>「アナハイムの型式番号は同じ数字を持つ機体でも、開発部署
>スタッフが別なら存在しうる」ということがあると思うんですよ。
他には007にはネロ、008にはディジェがいますね。
カラバ版ZがわざわざMSKで登録しなおされてる所をみると、逆にそこらへんを確認できる様な気もします。
しかし、MSRってのは独特のナンバーですね。量産型百式改の他に使用した機体ってあるんでしょうかね?
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カブリとか(^-^;) 投稿日 5月3日(月)02時35分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
>当初の予定はMSN−001だったって記述が「MS大辞典」にあるんで、百式もエプ
>シィもナガノ班によって開発されていた機体、「N計画」って事で、始めからMSNで良
>いんじゃないでしょうか?
 「MS大辞典」って何ですか? すいません知らないんです(^^;)
 ちなみに、百式がMSN−001だと「百式もエプシィもナガノ班によって開発されていた機体」ということになるのが良くわかりません。「00100」という変則的な番号は、099の次で「100」という意味と、「あんまり数字が大きくなったから、そろそろこの辺で引き戻すか?」の「001」という2つの番号を、整合性を持ちつつ橋渡しする役目を負っているのだと思っていました。また、「100年使える機体」という例の説はマユツバっぽいですが(「ある有名人がそのときそう言った」といわれる類の伝説が事実であったことはあまりないです、歴史上。)、あるとすれば100年間続くシリーズの最初のスタートとして、「100(到達点)であり001(出発点)である」という番号を与えたのではないでしょうか? それから「N計画」という表現はどこかに記述があるんですか?

>「Z計画」なり「Zガンダム」なり「MSZ」って名称は、カミーユの案が提出される
>までには存在してませんよね?MK−Uがもたらされるまでに既に完成していたってい
>うプロトZのMSZ−006Xってのも、後にZガンダム完成後にMSZ−006とし
>て登録された後に付けられた物だと思うんです。
 手近かな資料を開いてみても、「Zプロジェクトの進行中、大きな収穫がふたつあった。それがガンダムMk−IIの入手と、カミーユ・ビダンによる「Zガンダム」の基礎設計である。」「エゥーゴは、ガンダリウムγ採用したリック・ディアアスを完成させたのと前後して、さらなる次世代の超高性能MSを開発するべく「Z(ゼータ)プロジェクト」を発動させた。」(『データコレクション5 機動戦士Zガンダム下巻』参照)等とあります。0087年3月頃には発動していたんじゃないでしょうか? アーガマのアンマン入港を待って開始されたのであれば、もっと下って3月25日以降ということになるかもしれませんね。そんでもって、実機が完成するのがギリギリ8月頭くらいでしょうかね。

>Zガンダムって名称が付けられたのは、カミーユの「ゼータガンダムって名前も付けて
>んです」(第6話)ってセリフの後からのハズです。カミーユはγの後にδとεってのが
>開発中ってのを知って、(ガンダリウム合金とは関係なく)、それから継続してζガンダ
>ムって名前を付けたんだと思います。
 これはカミーユの「単独犯」か、「共犯者がいたのか」ということでニュアンスが違ってくると思います。相手はアストナージでしたっけ? 既になんらかの理由でカミーユがアナハイムのZ計画を知っていて、しかもアストナージが知らなかった場合、「ゼータガンダムって名前も付けてんです(アナハイムが!)」という風に言葉の主体が変ってくると思うんですよね。ですから、カミーユは既に進行中のZ計画に興味を持ち、彼なりの発想で可変MSというZのプランを描いてみたのではないでしょうか? その後の描写がちょっと上手く繋がらない嫌いはありますが、そうでなければ「偶然」ということになるのじゃないでしょうか?

>他には007にはネロ、008にはディジェがいますね。
>カラバ版ZがわざわざMSKで登録しなおされてる所をみると、逆にそこらへんを確認
>できる様な気もします。
 カラバ・ナンバーについては、既に戯言集の「カッパ問答のこと」で少し触れていますが、「独自のナンバー」ってことはないのでしょうか? といっても問題のありそうなナンバーって「ディジェ」と「Σガンダム」だけなんですけどね(^^;)

>しかし、MSRってのは独特のナンバーですね。量産型百式改の他に使用した機体って
>あるんでしょうかね?
 この「R」って、例によって例の如く「リファイン」の意味なんじゃないでしょうか?
 百式「改」っていうくらいですし…。

■nutsさんへ
>う〜む、だいぶカブっていますね。まずガンダム・マークIIIですが、本音
>を言えば認めたくありません。あれはRX−166イグレイであって、フジタ
>博士がマークIIを元に造った機体とは思いたくないです(笑)。
 でも、イグレイの記事には「お遊びである」って書いてありますからねェ(^^;)
 お遊びの記事が流用されて「本チャン」になった場合、やっぱり「本チャン」の方の設定を重視しないとおかしなことになると思うんですよね。「なんらかの理由によりRX−166のデータが流出し、このデータとMk−IIの解析データからMSF−007を設計した」みたいな両方を活かす説でも考えないことには(かなりツラいですが)、初期設定を重視して本編を曲解するようなことになってしまうと思うんですよ。「自分達がその成立過程を良く知ってる」という理由でことさらに初期設定を重視したり、逆に良く知らないものについては「そんな経緯は大人の事情以上の何物でもない」といって無視したりするのは、やはり行動原理が一貫してないと思うんです。ということで、公式設定になんとか乗るかたちで収めてみませんか?(笑)

> そう考えても、やっぱり007枠でネロとレイピアIがカブる訳ですから、
>折檻さんのおっしゃる通り、カブっても問題ないのだと思います。
 レイピアは「完成はした」でしょうが、プロジェクト自体は中止されてますよね?
 Zガンダム系がしっかり成功してしまったわけですし、レイピア程度の機体では存在意義が無くなってしまったことになりますよね。そういう経緯で空いた「007」がネロに流用された、ってことで解釈できると思います。ネロ自体は、MSA−0011「ιガンダム」、MSA−0012「λガンダム」という4桁台の開発グループによって開発された機体の合いの子量産機ですから、本来的には13番以降の型式番号が与えられるハズです。それが一気に遡って「007」を頂いているってことは、やはり「欠番の再交付」という匂いがしませんか?

>ところで上記したプロジェクトZZの年表、面白い日時が幾つかあります。
>古い年表なのでこのまま使えないのですが、出来る限り使える日時を拾い出
>したいと思っています。折檻さんはこの年表の記述、どう思われますか?
 現在手元に無いので何とも言えませんね(^^;)
 数日中にはなんとかなると思いますので、しばしお待ちを。

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Z計画前後 投稿日 5月3日(月)10時45分 投稿者 かつらマン追跡

>Z計画
Z計画自体は確かにディアスの完成と同時にスタートしてますね。しかし、「Z計画」の名が冠されたのは「ζガンダムって名前も付けてんです」の後だと思うんです。γガンダム完成と同時に、エゥーゴ/AE社が後にZ計画の開発途上で生まれる事になるδやεの事も念頭に入れて、先を読んで当時からζ計画を命名していたとは思えないんです。
百式もエプシィも、そしてガンダムMK−V(「大全集」設定)やメタスなんかもZ計画上の機体ですけど、MSZのナンバーをもらってませんよね。これはZ計画って名前が付けられる前に出来上がってたからじゃないでしょうか?それこそプロトZも当時はMSA−006Xとかだったかもしれません。
やはりカミーユがδガンダムとεガンダムの存在を知ってから付けたと考えると、しっくりくると思うんですよ。もしかしたらプロトZ(この機体って、元々は進行中のTMS機開発から少し離れた、エゥーゴのフラッグシップ機としての「ガンダム」開発の為の機体とも思えるんです)の存在も十分知っていたかもしれません。
もしかしたら、「Z計画と名付けられたMS開発計画は、地球連邦軍およびティターンズの軍備拡張をはばむ為の切り札」(「プロジェクトZ」)ってのもあるんで、切り札=Zって事でZ計画ってのが始めに決まってて、Zとζのダブルミーニングで、ギリシア字ネーミングは完成するZ(ζ)ガンダムに帳尻を合わせて付けられたのかもしれません(笑)

δガンダム(百式)に関しては、ガンダリウムδを使ってたからδって訳じゃないですよね。γ製ですね。でも、ガンダリウムεってのが存在する以上、完成・実用化にこぎ着けたは別として、ガンダリウムδってのが存在するんですよね。でもδガンダムはそれを使ってない。δガンダムとガンダリウムδは無関係の様です。ガンダリウムεってのも試作品段階の物であり、実際に信頼が置けるほど物として採用されてるのって、ガンダリウムγだけなんでしょうね。
「δガンダム」ってのは、ガンダリウムγを使った「γガンダム」とガンダリウムεを使った「εガンダム」との間をうめる為にεガンダム完成後から付けられた名称ですね。ここから使用素材の名称を取ってた所から、単にギリシア文字を継続する方向にシフトしていったんでしょうね。
いや、開発段階ではガンダリウムδの使用を想定していて、δガンダムなんて名前が付けられてたってのも十分ありうるかもしれませんね。どっちなんだ(笑)

>カミーユ案
「Z計画」の存在をカミーユが知っててアストナージが知らないなんて事はまず有り得ないですよ。
小説版ではカミーユはアンマン入港以後にAEで「Z計画」なる物が進行している事を初めて知った様です。そもそも、この小説版には「カミーユ案」の下りが無いんで、あの世界ではカミーユはZの設計には携わってない様にも思えるんですが。

>Zガンダム誕生
一応ジャブロー降下作戦直後には完成していて、テストを行なってたとされてますね。だから5月中旬〜という事になりますな。MK−U奪取から二ヶ月余りと異常に早いっスが(笑)
ただ、Zガンダムのウリは、事前に軽量で堅牢なガンダリウムγとそこに変形機構には非常に有益なムーバルフレーム技術+それらをまとめたカミーユ案がもたらされた事、そして短期間での完成を可能とする資金力や政治的な要請、時流的に環境が整っていた事ってのがありますよね。プロトZっていう「ガンダム」としての母体がほぼ出来上がってた事ってのも非常に大きいと思います。

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「ゼータ兄弟がひらかたパークに集結!」 投稿日 5月3日(月)13時23分 投稿者 かつらマン追跡

Z計画に関して、ちょっと俺説を展開してみようと思います。
読むのがメンド臭かったら読み飛ばして頂いて結構っス。
何もこの設定をゴリオシズム宣言な訳では無く、とりあえず今の所はこんな風に解釈してますわって程度の物ですんで。

プロトZってのはリックディアス完成後、もしくはその前後にエゥーゴが提唱した「さらなる次世代の超高性能MS開発計画」に則ってガンダリウムγを継続して使用したディアスの高性能発展型、つまりγガンダムU的(リックディアスのUじゃない所がミソ)な機体として開発スタートします。しかし、連邦やティターンズのTMSの戦略的有効性から、エゥーゴはさらにこの「さらなる次世代の超高性能MS開発計画」にTMS機っていう要素を取り入れます。そこで制作したのが「TMS用素体MS」(「プロジェクトZ」より)ですね。この機体は開発中のプロトZの機構を一部流用していた為、頭部にはプロトZのX1型の名残も見られる(←思いっきり俺設定!)んです。しかし、この機体はTMS機としては欠陥がある事が判明し、保留にされてしまいます。

で、そうこうしてる間にココでMK−Uのムーバルフレーム技術が到着。

AE社は直ちにこの技術を取り入れ、TMS機を再設計します。これがメタスです。
さらには、同時期に偶然もたらされたカミーユのZガンダム案は、この「TMS開発」と「さらなる次世代の超高性能MS開発計画」っていう部分と多くの点がリンクしていて、しかも完成度が高いと言う事で、早速計画に取り入れられ、計画の名称も「Z計画」に改められます。Zガンダムは開発期間の短縮を考慮し、実機が完成していたγガンダムU(プロトZの事です)を母体に開発が進みます。結果的にこの選択はパワー重視の高性能機であるプロトZの長所も同時に取り入れる事となり、Zガンダムは単なるTMS機としてだけでは無いエゥーゴのフラッグシップ機=「ガンダム」として完成します。
なお、開発途中で保留にされた「TMS用素体MS」は、単体MSとしての性能が買われて、MK−Uの機構を取り入れた大幅な改修を受け、非変形の実戦仕様のMSとして数機(ZZに登場した機体を考慮して、3機程度が適当だと思います)が完成。内一機は開発中のガンダリウムεと「ブラッサム」用のテスト機にまわされる、と。(これだとεガンダムはまんまMSN−100系列のMSVって事になっちゃいますが)

量産Zってのは、γガンダムU(プロトZ)の当初のコンセプトに忠実に、完成したZガンダムのMSとしてのデータも取り入れつつ計画された機体だと思うんです。(この説って既に似たのがココで展開されてたんですね。スンマセンでした)勿論、「あのZガンダムの量産型」って要素も取り入れつつ。
Zプラスに関しては、カラバがZガンダムを地上用の機体として使えないかって事で、ごく少数を生産していた所を、連邦が「何?それええやんか」って事で大気圏内/外用TMSとして後乗り採用(?)しますよね。カラバにも連邦にもこの機体は売り込まれて無いんですよ。カラバの経済的事情もあって、TMSとしては比較的安価に仕上げられてた所を、連邦はこのお値段なら少数量産は可能って事で、Zプラスはちょっと高めの量産機扱いになる訳です。つまり、他の機体と「争った形跡が無い」んです。いや、連邦が採用する際にちょっとあったかもしれませんが、量産型Zと「量産Z枠」を争ったって事は無いと思います。落語に例えると、いとこ弟子って感じだと思います。同じ「Z一門」でも師匠というか派閥が違うっていうか。
ZUはメタス系っていうよりは、「生産性と操縦性」(MS大全集)を考慮して、Zガンダムにメタス式のパターンを差し戻しで採用したって事なんじゃないでしょうか。メタスって意外と評判が良くて、初期に生産された試作機からさらに数機が追加注文されてたりしますね。各バリエーションも然り。

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で、百式だ。 投稿日 5月3日(月)15時22分 投稿者 かつらマン追跡

δガンダム(百式)とεガンダム(エプシィ)って、「翻訳」してやれば実は全く同じデザインだと思うんです。つまり、「プロジェクトZ」に載ってるエプシィってのは永野版エプシィである、と。
ちょっと異論はあるかもしれませんが、「プロジェクトZ」でのε発表に先駆けて、1年ほど前にHJ誌で永野版百式が発表されてるんですね。これをエプシィのデザインと見比べると、モデラーさんの解釈の関係で、各部ユニットのバランス取りが多少異なってはいますが、この永野百式とエプシィは基本は全く同じデザインと解釈できます。
ただし、エプシィはこの永野百式と違って「プラッサム」を背負っていて、頭部も小田氏により全く別の物が書き下ろされているんですね。両者の違いって、実はココら辺と使用素材の違いだけで、素体は同一機である、もっと言えばエプシィってのは、2〜3機あった百式(「TMS素体機」のムーバルフレーム改修後)からブラッサム+ガンダリウムε実験機に改修された機体ではないかと思うんです。よって、形式番号的にも百式のMSN−100に準ずる物ではないかと。MSN−100Bとかそんなん。別冊「センチネル」の「−」っていう表記も、「形式番号無し」って言うんじゃなく、「上と一緒」って意味なんじゃないでしょうか?(笑)

>「MS大辞典」って何ですか? すいません知らないんです(^^;)
こっちこそスンマセン、「MS大全集」の間違いっス(笑)

>それから「N計画」という表現はどこかに記述があるんですか?
いや、「モノの例え」ってヤツですわ。

>MSR−100S
「プロジェクトZ」のシャア専用リックディアス(シュツルムディアス)って、後にネオ・ジオンが採用したRMS−099Bと違って、RMS−099RSって形式番号ですよね。これってMSAナンバーになった時、MSA−099RSじゃなく、MSR−099Sだったら良いなぁって思いません?(笑)

>Οガンダム
コレがRX−115とかで、あの辺のスキマを埋める機体なんだと考えたいものですな。

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エプシィ問答&謎の年表 投稿日 5月3日(月)20時02分 投稿者 nuts

かつらマン追跡さんへ
>エプシィってのは、2〜3機あった百式(「TMS素体機」のムーバルフレ
>ーム改修後)からブラッサム+ガンダリウムε実験機に改修された機体では
>ないかと思うんです。よって、形式番号的にも百式のMSN−100に準ず
>る物ではないかと。MSN−100Bとかそんなん
プロジェクトZZによるとエプシィガンダムは「長期的展望にたったMS開発
プランであり、完成は0090〜0095年を目指していた。(中略)即戦力
になるMSを要求されたためブロッサムを除いた本体を別の開発班に回してい
る。それが後のデルタガンダム(百式)である」ということで、百式のベース
機らしいです。つまり百式にブロッサムを追加したのがエプシィではなく、
エプシィからブロッサムを除いたのが百式で、因果関係が逆だったようです。

また、「別の開発班に回して」の部分に注目すると、エプシィの開発班は百式
とは別チームで、ナガノ博士班では無かった事になります。つまりMSNナン
バーではなく、MSAナンバーであった可能性が高いです。数字部分は、カブ
る可能性がありますから、100、001、00100のいずれかでしょう。

与謝野折檻さんへ
>でも、イグレイの記事には「お遊びである」って書いてありますからねェ
当時のMG本誌の方は未読なので、知りませんでした。プロジェクトZZでは大まじめに取り上げられていて、年表にも試作機焼失の日付が記載されています。MSF−007を認めることは仕方ないと思いますが、デザインが別物のRX−166という機体が存在して、キリマンジャロ戦で焼失した、という設定は残してやりたいです。一応、立場的にはレイピアIとRX−166は同等だと思いたいのですが・・・。

>007枠レイピアI>ネロ説
何となく重複番号に違和感のある私としては大賛成なんですが、それでもMSF−007が残っていますし、エプシィも001枠でカブりそうな感じです。サンライズの方では、あまり型式番号の意味とか深く考えていなさそうですが、我々としては何とか法則性を見いだしたいですよね。
MSF−007って何で007なんでしょうか?

>プロジェクトZZの年表
これは失礼しました。大した量では無いので、重要な部分を引用します。

0079年11月24日 RGM−79実戦配備
0081年 3月29日 RGM−79R配備
0085年 8月 7日 ティターンズ、RX−178の開発に着手
0086年 6月12日 エゥーゴ、AE社に「G」の開発を依頼
0087年 1月20日 RX−178ロールアウト
0087年 2月30日 MSA−099ロールアウト
0087年 4月11日 ガンダム強奪事件
0087年 4月13日 エプシィガンダムのテストに失敗
0087年 5月 1日 MSN−00100ロールアウト
0087年 5月17日 RX−272ロールアウト
0087年 6月 8日 MRX−009ロールアウト
0087年 8月21日 MSZ−006ロールアウト
0087年 9月18日 MSZ−006実戦配備
0087年 9月28日 Gディフェンサー実戦配備
0088年 1月10日 キリマンジャロ基地全滅、RX−166焼失
0088年 1月25日 MSZ−007レイピアIロールアウト
0088年 2月 6日 MRX−010、80%の状態で出撃
0088年 2月27日 ORX−013アクシズへ渡る
0088年 3月 3日 MSZ−010ロールアウト
0088年 4月12日 MSZ−010実戦配備
0088年 5月 1日 RGM−89R実戦配備
0088年 6月 9日 MSK−006ロールアウト
0089年 1月21日 エゥーゴMSZ−010にFA−010−Bを装備 

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金メッキへの道 投稿日 5月3日(月)21時15分 投稿者 かつらマン追跡

となると、TMS素体MSにMK−Uのノウハウを注入してεガンダムの本体を作っていたという事になりましょうか。で、クワトロ大尉の為に本体だけをナガノ班が実戦用攻撃型MSとして仕上げたって感じですか。某氏が制作中の1/220デンドロビウムから、完成しているステイメンのパーツを別のモデラーさんが単品として見れる様に仕上げたって感じでしょうかね。

「MS大全集」の「予定ではMSN−001だった」を考慮して、このエプシィがMSA−001、そしてこの機体のナガノ班版って事でMSN−001、転じてMSN−00100になったってのはどうでしょうか?

これまで「プロジェクトZZ」をやや軽視していて、入手してなかったんですが、nutsさんのおかげで重要性を確認したんで、さっそく「かつら機関」を発動させて入手する事にします。

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Fは藤田のF? 投稿日 5月3日(月)21時46分 投稿者 かつらマン追跡

Fは絶対にフジタ班のFなんでしょうが、この機体が007っていうのは、やはりMSZ−006完成以後の機体って事ですかね?
これまでZ開発の為の試作機って捉えかたをしてたんですが、Z以後もMK−Uのムーバルフレームの可能性を追求する為に制作された試験機っていう事もありましょう。でも、結局はこの機体もレイピアと同じ様にポシャってしまい、007は空きナンバーになってしまった。だから007はMK−V>レイピア>量産Zの手を経て、ようやくネロで落ち着いたと。

MSA−001>MSN−001ってのは、MSZ−006>MSK−006みたいに同型機内での開発者の移行ですから、カブってても問題ないのでは?

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ちょっと遅レスです(^^;) 投稿日 5月4日(火)02時16分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡 さんへ
 どうも「Z」という機体に愛情を感じられないんで、思い付いた点だけ書いてみますね(^^;)
>なお、開発途中で保留にされた「TMS用素体MS」は、単体MSとしての性能が買わ
>れて、MK−Uの機構を取り入れた大幅な改修を受け、非変形の実戦仕様のMSとして
>数機(ZZに登場した機体を考慮して、3機程度が適当だと思います)が完成。内一機
>は開発中のガンダリウムεと「ブラッサム」用のテスト機にまわされる、と。(これだと
>εガンダムはまんまMSN−100系列のMSVって事になっちゃいますが)
 個人的には、どうしても「MSN」のナガノ研はイレギュラーだと思うんですよね。他でもない『MISSION ZZ』にも「また、即戦力になるMSを要求されたためブロッサムを除いた本体を別の開発班に回している。それが後のデルタ・ガンダム(百式)となった。」とあります。この「別の開発班」ってのがナガノ主任の統括するセクションのことだったんじゃないでしょうか? そのために、本来「MSA−100」だった機体からのスピンオフとして「MSN−100」という番号が与えられたと考える方がしっくりくるのでは、と思います。

>ZUはメタス系っていうよりは、「生産性と操縦性」(MS大全集)を考慮して、Zガン
>ダムにメタス式のパターンを差し戻しで採用したって事なんじゃないでしょうか。メタ
>スって意外と評判が良くて、初期に生産された試作機からさらに数機が追加注文されて
>たりしますね。各バリエーションも然り。
 メタス式のフレーム&変形パターンを採用したMSを「Z系」と呼ぶのには抵抗があるんですよ。どちらかというと、「メタス系のフレームにZなみの部品をつぎ込んだ機体」という感じでしょうか。
ジェネレータ出力/スラスター総推力ですが、
1,833kW/ 74,800kg(リック・ディアス)
1,790kW/ 99,000kg(プロトZ)
1,640kW/ 77,000kg(メタス)
2,020kW/112,600kg(Zガンダム)
1,830kW/ 73,700kg(量産型Z)
2,130kW/114,300kg(ZII)
1,850kW/ 74,800kg(百式)
3,340kW/155,500kg(エプシィ)
2,150kW/112,600kg(レイピアI)
という感じになってます。といってもエプシィとレイピアはバカみたいに重たいんですが…。

 Z>ZIIに関しては、スペック的にいかにも「純粋進化」っぽいですよね。要するに「○○系」という問答はこの際置くとしても、機体の性格(出力重量比等)は同じ路線を狙っていたのでしょう。
 プロトZ>量産型Zも「エンジンパワーはそつなく上げつつ、スラスターはそこそこに」という思想が見え隠れして良い感じです。パワーは万人に必要ですが、スラスター推力はベテランにしか使いこなせないスペックだと思われますから、これで良いと思います。また、どちらかというとエンジンパワーは純粋に技術の進歩につれて進化していくものですし、それに対してスラスター推力は上げれば上げた分だけプロペラント消費が早まるわけで、潜在的にジレンマを抱えたスペックなんですよね。
 また、ディアス・百式・メタス・量産Zが、ほぼ同じスペックライン上に乗っているのも興味深いですね。数値だけ見ると、これらは使用しているジェネレータ等が同じ系列っぽいです。定格出力1800kW前後のアナハイム製「普及版ジェネレータ」があったと思われます。これに対して、ワンランク上に2000kWオーバーの「ハイスペック・ジェネレータ」があって、これは高出力だけども整備の難しいジェネレータだったんでしょう。で、ジェネレータの積み替えみたいなことは、わりと簡単に行えたと思うんですよ。ですから「量産型○○」を製造するときにはジェネレータを信頼性のあるスペックのものに搭載し直したりするから、出力が下がるんでしょう。兵器として考えたら不思議な事態ですが、レーシングマシン等ではあり得る話です。「マクラーレンF1」という車がありますが、あれが本当にF1のエンジンを搭載していたらエライことです(笑)
 また、F1関係の話題が出たところでZII問答ですが、ZIIのフレームはどう考えてもメタス系のものです。でもパワープラントと推進器関係はZクラスのものを搭載しています。それでは世間一般でこういう機体を「メタス系」というか「Z系」というか、どちらだと思われます? F1マシン等はエンジン供給元が毎年その供給先を変えたりする関係で、同じマシンでも年によってエンジンがガラリと変わります。去年までV12エンジンだったマシンがV10になったり、トランスミッションが縦置きから横置きになったり、とシャーシ以外の変遷はめまぐるしいものがあります。では自分達がF1マシンの系譜を追う時に、エンジンやトランスミッションの開発史を組み上げて○○系マシンとは呼ばないですよね。基本はシャーシだと思うんです。実際、マクラーレンMP4系とかフェラーリF310系とかシャーシの設計で区別しますよね? だから、MSを「○○系」というときも、これはフレームで区別すべきだと思うんです。そこから考えて「ZIIはメタス系」という表現で間違いではないと思うんですが、どうでしょうか? ベネトンB192系のマシンは非力なフォードのV8エンジンで 苦労してきましたが、これにウィリアムズが使用し、当時最強エンジンと言われたルノーRS系V10エンジンを搭載して生まれ変わりました。こうして完成したマシンをRS系、それ以前のマシンをゼテックR系とは呼ばないですよね(^^;)

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基本セット 投稿日 5月4日(火)10時36分 投稿者 かつらマン追跡

ココに来るまでは、自称「Z番長」(「Z博士」というよりは、ただ単に好きなんですわ。ファースト派とかZ派とか関係無く「MSZ−006」が!)を名乗ってた僕ですんで、話がそっち系に流れると、どうもじっとしていられない物があるんス(笑)

εガンダムに関しては、「軽量で堅牢」だったγからさらに「軽量じゃないけどもっと堅牢」だったガンダリウムε製だったと考えられませんでしょうか。これだとブラッサム推進器搭載ならまだしも、通常スラスター使用機では重たすぎて使い物にならんって事で、ナガノ班はまず装甲素材をガンダリウムεからγに換装するところから着手したって所でしょうか。
ただ、TMS素体機のフレームで、重たいガンダリウムεを支える事ができたのかが不思議です・・・っていっても宇宙だが。
レイピアに関しては、本体重量43tってのは、かつてのジム級のウェイトですね。身長が他のMSに比べて高めなんで(22mと言ったらほぼメッサーラ級ですね)、設計からしてZとは全く別物のかなり大型の機体だったとも思えます。
そういえば、「センチネル」でのヌーベルジムVとバーザムって、MK−Uの機体をほぼ流用しているにも関わらず、旧設定スペックのままなんで、本体重量がMK−Uよりかなり重いんですね。
新設計とは言え、所詮ジムにMK−Uの機構を取り込んだだけのヌーベルジムVならまだしも、MK−U直系の量産型であり、しかもMK−Uのチタン/セラミック複合材より軽量であるガンダリウム合金に衣更えしているハズのバーザムの重量はいかんともしがたいモノがあります。

ひとくちにメタス系と言いますが、メタス改は「メタスの変形機構を流用して開発した機体」と言う事で、あの元祖メタスからいわゆるメタスバリーションの間には、やや間隔があるようにも思えます。フレーム的にも同じ変形方式を採用しているけども、もはや別物と言っても良いかと思います。
このメタス改が使用していたフレームってのは、「メタス式の変形パターンを踏まえたAEのTMS用規格フレーム」なんじゃないでしょうか。生産性や整備性、操作性やお値段といった点を考慮して、その辺に関して適当だったメタス方式を参考にし、まず基本シャーシを用意してから各タイプの開発を始めたんじゃないでしょうか。つまり、「TMS基本セット」とかそんなん。
ZU、メタス改、ガンキャノンディテクターといった機体は、スペック的にもこのTMS用基本フレームを使用した機体だと判断できましょう。ただ、ここでこれらが=メタス系と言い切ってしまうのもどうでしょうか。変形方式にメタス式を取り入れたってだけで、他の構造にはZ系の構造が幾分取り入れられていないとは限らないと思うんです(いや、純粋にメタス系でも、Zのノウハウは多分に取り入れてるでしょうが)。たまたまメタス改がメタスっぽかったってだけで、ディテクターはガンキャノンっぽい、ZUはZっぽいTMS基本セット使用機だったのかもしれません。「変形パターン」だけで系列ってのは断定しがたいのではないでしょうか。
形式番号から察するに、メタス改とディテクターはメタス系のチームが、ZUはZ系のチームがそれぞれTMS基本セットをベースに料理したって感じではないしょうか。メタス改はZUにやや譲るものの、アレでなかなかの高性能=ハイエンドな機体だと思いますよ。

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微妙だ 投稿日 5月4日(火)10時51分 投稿者 かつらマン追跡

メタス改は宇宙でエゥーゴが開発してカラバで使用された機体、ガンキャノンディテクターはカラバが開発した機体なんで、別の開発チームと考えられますな。カラバがメタス改のパーツ機からフレームを抜き取って支援MSを作ったとも考えられるし。
メタス開発チームのMSA−005系がカラバにスライドしてMSK−005と言うよりは、ディテクターは単にMSKの四番目とも考えられますな。

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ごめん 投稿日 5月4日(火)10時52分 投稿者 かつらマン追跡

「五番目」だった

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リターン・オブ・ジオンその弍 投稿日 5月4日(火)12時08分 投稿者 ぷろっと

>ゲーム中の描写に外形やハンガー内部の描写、搭載機のリスト等はありますか?
>なんか記憶ではガンダムMk−IIとか、見てはいけないものが搭載されていたよこのゲームをやったのが隨分前なので、ゲーム中のことははっきりと覚えて
いないのですが、搭載機はガンダムMk−IIなんて生やさしいものだけではなく、
ΖガンダムやΖΖ、Ζイージィ(MSZ−007S)、ZARG(MSZ−007AR)
といった、ガンダム系MSがうじゃうじゃと搭載されています。
「アドバンスド・オペレーション」ではμガンダム(YRX−90A)なども
搭載しています。

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バーザムとか。 投稿日 5月4日(火)12時24分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡 さんへ
>εガンダムに関しては、「軽量で堅牢」だったγからさらに「軽量じゃないけどもっと堅
>牢」だったガンダリウムε製だったと考えられませんでしょうか。
>ただ、TMS素体機のフレームで、重たいガンダリウムεを支える事ができたのかが不
>思議です・・・っていっても宇宙だが。
 「ε合金の比重がγ合金より重かった」という具体的な記述はどこかに存在するのですか? エプシィが重いのはMS単機とは別に、まるまるあんなバカでかいブロッサムシステムを搭載したからで、レイピアもウェイブライディング・ボードをオプション化したために構造重量がかさんだんじゃないでしょうか? 一体化していたものをオプション化すると、「同じ強度を持たせるためにはその分重くなる」というのはモノコック、セミモノコックという概念が存在するガンダム世界では否定のしようがないですよね。後のムーバブルフレームに発展するセミモノコックの利点と欠点はそこにあったわけですし、一面でそうした奇形的な進化への懐疑がMCAを生み出したのでしょうから。

>レイピアに関しては、本体重量43tってのは、かつてのジム級のウェイトですね。身
>長が他のMSに比べて高めなんで(22mと言ったらほぼメッサーラ級ですね)、設計か
>らしてZとは全く別物のかなり大型の機体だったとも思えます。
 22.6mのことでしょうか? Zプラスと50cmも変わらないんですけどね(^^;)
22.11mありますから。このへんは色々と大人の事情があるのでしょうが、ボールの全高をあそこまで心眼で読み取ることができるなら、Zは「頭頂高」だけど、プラスは「ウイングバインダー込み」とか、そういう超読解術は使えないでしょうか?(笑)

>新設計とは言え、所詮ジムにMK−Uの機構を取り込んだだけのヌーベルジムVならま
>だしも、MK−U直系の量産型であり、しかもMK−Uのチタン/セラミック複合材よ
>り軽量であるガンダリウム合金に衣更えしているハズのバーザムの重量はいかんともし
>がたいモノがあります。
 これも、センチネル教の信者の方でなければ納得してもらえると思うんですが、公式見解では、バーザムが「Mk−II直系の機体」というほどに「まんまMk−II」ということにはなっていないですよね。
○ サンライズ発行『機動戦士ガンダム用語辞典』(1996)
「ガンダム系のコンセプトを受け継いだ量産機。外見は大幅に異なるが、ガンダムMk−IIよりもすぐれた性能バランスを持った機体に仕上がっている。」
○メディアワークス発行『データコレクション4機動戦士Zガンダム上巻』(1997)
「ガンダムMk−IIを参考としているため、基本性能は高水準で生産性も申し分なかったが、逆にこれといった特徴もなかったためか、本格的な量産機とはならなかった。」
○ホビージャパン発行『GUNDAM MECHANICS III』(1999)
「ガンダムMk−IIを参考としているため、基本性能は高い(抜粋)」
ガンダム系との関連を匂わす記述と言うのは少なく、ちょっと探した限りでは、こんなもんでしょうか? 

○サンライズ発行『機動戦士ガンダム設定大全集』(1991)
「ジムIIに代わる連邦軍の量産型モビルスーツ。各所にマウントラッチを備え、ガンダムMkII用のバルカンポッドなどの様々な装備を装着することができる。」
○ バンダイ発行『GUNDAM ZZ&Z保存版設定資料集』(1986)
「エゥーゴとの戦闘激化にともない、多量のMSが必要となった連邦軍は量産を目的とした生産性の高い機体の開発に迫られた。そこで一般パイロットでも操縦できる汎用戦闘タイプのMSとして登場したのがバーザムである。頭部にはガンダムMkII用のバルカンポッドがマウントできるほかビームライフル、ビームライフルはジムII及びハイザック等のものが共用できる。」
○ラポート発行『機動戦士Zガンダム大事典』(1986)
「前略〜このバーザムは最新のテクノロジーも取り入れられており、ノーマルのガンダムMk−IIくらいならば互角に戦う位の能力は持っていた。」
 普通はこんな感じで、「Mk−II」という単語が登場しても、それは「Mk−II用の装備が使える」「Mk−IIと互角」という文脈でしかありません。さらに注意したいのは「Mk−IIを参考に」という表現が登場するのは1990年代以降であって、1989年発行の「GUNDAM SENTINEL」を意識している可能性が高いことです。逆に、意識していながらも、あそこまで突っ走った記述がないのは、業界にセーブが働いているためだと考えられます。つまり、センチネル系の人以外には「ちょっとな〜」という考え方なのではないでしょうか。
 だからダメというわけではありませんが、「Mk−II直系」という考え方はセンチネル一派の「オレ説」の類であって、コンセンサスを得ていない(というか得られない)考え方だと思うんですが、どうでしょうか?

>ひとくちにメタス系と言いますが、メタス改は「メタスの変形機構を流用して開発した
>機体」と言う事で、あの元祖メタスからいわゆるメタスバリーションの間には、やや間
>隔があるようにも思えます。フレーム的にも同じ変形方式を採用しているけども、もは
>や別物と言っても良いかと思います。
 「物は言いよう」であって、問題は「Z系」か「メタス系」か、というところだったと思います。メタスの装甲を剥がしてガンキャノン・ディテクターの装甲を被せたら「ハイ出来上がり」なんてことはもちろんありません(笑)

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007の謎 投稿日 5月4日(火)13時36分 投稿者 与謝野折檻

■ぷろっと さんへ
>ΖガンダムやΖΖ、Ζイージィ(MSZ−007S)、ZARG(MSZ−007AR)
>といった、ガンダム系MSがうじゃうじゃと搭載されています。
>「アドバンスド・オペレーション」ではμガンダム(YRX−90A)なども
>搭載しています。
 これらの機体の詳しい設定が知りたくなりますね(^^;)
 ZZに関しては、各所に登場しており、どうも複数機が運用されていたようですから問題ないとして、Zが登場するんですか? いやー、なんとかプラスとは解釈できませんかね?(^^)
 さらに今、全然別の観点から問題になってる「007」カブリ問題にまた一石を投じる機体がゾロゾロと団体で出てきてしまいました(笑)アドバンスドオペレーションの年号って0089年頃になるんですか? するっていうとMSA−007「ネロ」とほぼ同時期に運用されていたことになりますよね。

■かつらマン追跡 さんへ
>メタス改は宇宙でエゥーゴが開発してカラバで使用された機体、ガンキャノンディテク
>ターはカラバが開発した機体なんで、別の開発チームと考えられますな。カラバがメタ
>ス改のパーツ機からフレームを抜き取って支援MSを作ったとも考えられるし。
 ディテクターの開発はエゥーゴの発注によりアナハイムで行った後、これを地上に降ろしていますです。ことの顛末は「エゥーゴはその支援組織であるカラバの要望により、地球圏での活動を主任務とした局地戦MSの生産をアナハイム・エレクトロニクスに発注していた。」(『Bクラブ』第8号)ということらしいです。同じ開発セクションと考える方が妥当でしょう。また、生産機数もわりと大したことなくて、MSA−005K「ガンキャノン・ディテクター」が2機、MSA−005S「メタス改」が1機、MSA−005M「メタス・マリナー」は先行量産機がロールアウトした段階でキャンセル(推測)されたようで、シリーズ全機足しても、おそらく10機に満たないような塩梅です。

>メタス開発チームのMSA−005系がカラバにスライドしてMSK−005と言うよ
>りは、ディテクターは単にMSKの四番目とも考えられますな。
 その辺のカラバ・ナンバーの謎ってのはありますよね。個人的には「エゥーゴ・ナンバーを多分に意識しながらも、実はぜんぜん別の制度」という説を支持しています。理由はMSK−008「ディジェ」、MSK−009「Σガンダム」です。開発資金がカラバから出たもの(要するにカラバが独自に発注した機体で、エゥーゴも使用していないブランニューMS)に関しては「MSK−○○○」が与えられるのに対し、もともとエゥーゴが使用していた機体を地上用に改修し、結果的に無償(?)供与してくれた機体に関しては「MSA−○○○K」として区別しただけだったのかもしれませんね。問題は「MSK−100S」ですが、モビルスーツコレクションの設定には「戦力不足を痛感したカラバは、エゥーゴから各種のデータ提供を受け、宇宙用・汎用MSを大気圏内用に再設計している。陸戦用百式改もその1つである。」としていますから、百式を参考にしつつ、カラバの発注で開発されたみたいです。そういう意味で、「MSK」ナンバーなのかもしれませんね。

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ガンダムの背比べ 投稿日 5月4日(火)14時09分 投稿者 かつらマン追跡

>Zは「頭頂高」だけど、プラスは「ウイングバインダー込み」とか
>そういう超読解術は使えないでしょうか?(笑)
実はこれも計算済みだったりします。
ZガンダムとZプラスは同じフライングアーマー装備であったとしても、取り付け位置が異なっていて、前者の場合はやや下に付け根があって、ちょうど頭のてっぺんと同じ高さにアーマーの先が来るんですよ。だから全高も頭頂高も同じ19mで問題無いんだと思います。
Zプラスはウィングバインダーのてっぺんまで込みの全高が22mなんであって、頭頂高はZガンダムと同じ19mなんですよ。レイピアは頭頂高で既に23m程あるんですね。やっぱ一回り大きいんです。メッサーラというよりは、Sガンダムよりちょっと大きいサイズですね。EB3のセンチネルMS比較図が参考になりましょうか。それでもやはりレイピアは重くて、EWACネロと同じ位あったりします。

・・・って言ってもエプシィもほぼ同型のハズの百式よりも3mほど頭頂高が高いんですね。これはアンテナの付け根が高めの位置で、なおかつ長いからか?と思ったんですけど、アンテナまでを頭頂高に含むのかってのが問題っス。
ぶっちゃけた話、「プロジェクトZ」系はスペックをサバ読みすぎ!(笑)

>エプシィが重いのはMS単機とは別に、まるまるあんなバカで
>かいブロッサムシステムを搭載したから
僕はエプシィの自重(本体重量)125tってのは、どうもブラッサムを取り去った状態のモノと思ってた訳です。百式に関しても背面部バインダー等を取り払った状態、つまり百式とエプシィの素の状態は殆ど同じ様なモノと解釈してたんですよ。そこで付け入る先は二者の構成素材の違いしかないな、と。
ただ、実際あの巨大バインダーまで含めて本体重量としてしまって良いのでしょうか?仮にバインダー+バックパックを含んで自重とすれば、全備重量の時に加算されているあとの30t(並のMS1機分以上で、通常の機体の武装よりもやや重い)って、何なんだと思います?クレイバズーカでしょうか。
プラッサムはシュツルムディアスに搭載されたグライバインダーの発展型と言う事ですが、シュツルムディアスは自重32.5t、全備重量61.3tだったりします(ブラッサムの中身に何が詰まってるのか想像できませんから、全く参考にならないとは思うんですが)。
MSの自重(本体重量)って、ライフルやシールドだけじゃなく、フライングアーマーやバインダー、ブースターパック、フィンファンネル等も取り去った素の状態だと思ってたんですが。
ココら辺は問題ありそうなのでしたら訂正します。

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30tの謎 投稿日 5月4日(火)14時55分 投稿者 nuts

>僕はエプシィの自重(本体重量)125tってのは、どうもブラッサムを取
>り去った状態のモノと思ってた訳です
エプシィの重量に関する問題は、確かに難しい問題ですね。
「エプシィは、ブラッサム搭載のため全備重量155tの超重MSとなっているが、システム非使用時にはこれが完全に死重量となる」(プロジェクトZより)という文面からは、エプシィの重さの主原因はブラッサムであって、装甲材質では無いように思えます。

 しかしそうなると本体重量と全備重量の差である30tの中身は何か、という問題になって来ます。Zガンダムの本体重量28.7tを考えると、これはとても大きな数値です。プロジェクトZの記述によれば、背部バインダーは「ウェポンパックを兼ねる」との事ですが、何か内蔵されているのでしょうか。また武装が105mmペンシルロック×4、88mmマシンガン×2(プロジェクトZZより)に加えて頭部バルカンポット、ビームライフル×2、クレイバズーカ×2(プロジェクトZより)と、かなり豊富な点も考慮すべきでしょう。個人的には、これら大量の武装で(ブラッサムを除いても)30tを稼げないかな?とも思いますが、確証はありません。

ガンダリウムε合金は、ガンダリウムγ合金を、さらに改良した材質です。
もし、本体が百式と同じなのに、125tにも達してしまう重たい材質なら、一体何のための新合金なのでしょうか。個人的な憶測ですが、そこまで重たくなってしまう材質なら、多少のメリットは消し飛んでしまうと思いますが・・・。

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センチネル以前 投稿日 5月4日(火)14時57分 投稿者 かつらマン追跡

>つまり、センチネル系の人以外には「ちょっとな〜」という考え方
>なのではないでしょうか。だからダメというわけではありません
>が、「Mk−II直系」という考え方はセンチネル一派の「オレ説」
>の類であって、コンセンサスを得ていない(というか得られない)
>考え方だと思うんですが、どうでしょうか?
う〜ん、それは全く正論なんだと思いますが、得体の知れないラインの機体だったバーザムの素性が判明してすっきりした(笑)っていうセンチネル版バーザムの魅力が薄れちゃう気がします。そもそも、バーザム=MK−U量産型ってコンセプトは85年当時のボンボン連載の近藤「Z」コミカライズ版からで、元デザインがMK−Uのオプション(バルカンユニット)を流用していた所から、拡大解釈してMK−U量産型説に到達したんだと思いますが、センチネルはこの説を「バーザムという機体を肯定・解説する為に非常に使える説」と判断し、さらに拡大していったモノと思われます。実はセンチネル以前にもこの近藤「Z」と同時期に発表されている「プロジェクトZ」でも既にこの「RX−178をベースに」説が展開されています。というか別冊「センチネル」の解説ってほぼここでの記述が流用されてますね。あさの氏による物だったんでしょうか。

ま、ココはただMK−U説の起源を探っていってもしょうがないですから、俺説には俺説で納得と言う事で、MK−Uの量産機バーザムは、「防ぐより避けろ」のコンセプトで可動や運動性を優先した装甲配置だったMK−Uから、さらに一般兵用にコクピットや股関節、脚部フレームを防御する為の装甲追加を施したため、結果としてプロトタイプのMK−Uよりも自重が7tも増加した、と言う事でどうでしょうか?ってそんな事言うんなら、始めから話題にすんなって話もありますが(笑)

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ガンダリウムε 投稿日 5月4日(火)15時35分 投稿者 かつらマン追跡

>ガンダリウムε合金は、ガンダリウムγ合金を、さらに改良した
>材質です。もし、本体が百式と同じなのに、125tにも達してし
>まう重たい材質なら、一体何のための新合金なのでしょうか。
>個人的な憶測ですが、そこまで重たくなってしまう材質なら、多
>少のメリットは消し飛んでしまうと思いますが・・・。
全く正しい判断だと思います。
ただ、ガンダリムεはガンダリムγから軽さよりも硬さを重視し、結果的に最強の強度と引き換えに、γより重い、さらにチタン/セラミックよりも重い素材だったんじゃないでしょうか。解説での「最高の特性」って所がアレですが、それは強度に限った事で、εがその後のMSやTMS等に全く使用されていない所を見ると、やはり重さか何かがネックとなって、それまでのγが占めていたシェアに取って代わる事は難しかったんじゃないでしょうか。任天堂64とかPC−FXみたいに。
ガンダリウムγってのは「堅い」と「軽い」がウリですが、もしチタン/セラミックで百式の装甲を作ったらどうでしょう?本体重量は45〜50tくらいにはならないでしょうか?(いい加減な勘定ですけど)
百式−γ+ε+ブラッサム?=125tと言う事になりましょうか。
ただ、ガンダリウムεが仮に重かったとしても、それだけであの「重さ」を構成する事はやっぱりできないでしょうね。問題はブラッサムがどこまで本体に含まれるかですよね。
個人的にはシュツルムディアス等の様にバインダー部は取り外せる物(=武装の総重量と合わせて30tを構成する物)であり、「本体」には含まれない物と考えたい所です。そうなってくると、背面バックパックの本体側ブラッサムシステムの仕掛けに問題があるのかもしれません。でも板くらいで殆ど背中には何も背負ってないみたいですね。中身に食い込んでるんでしょうか?(笑)

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超合金εについてさらに 投稿日 5月4日(火)16時00分 投稿者 かつらマン追跡

ブラッサムシステム塔載を可能にするならば、機体がシステムを支えられなければいけないので、重量と運動性を犠牲にしても(ブラッサム自体の搭載で既にいくらか重くなってる)、今使っているガンダリウムγより重いが強度がスバ抜けている開発中のガンダリム合金(δ、ε)を使ってみようって判断なんじゃないでしょうか。
エプシィはエゥーゴの二番目のガンダムですから、本来はδガンダムを名乗っていて、ガンダリウムδを使って実験を行なっていた所にガンダリウムεを採用、名前もεガンダムにスライドし、δガンダムの名を百式に譲ったんでしょうね。
ガンダリウムδは、ある部分(強度?)でガンダリウムγより勝っていて、ガンダリウムεはδより勝っていた。どっちつかずの代物だったか、もしくはε同様に何らかの問題点を抱えていて、γに代る実用化は難しいって事で、百式やその他のMSへの採用は見送られたのではないでしょうか。

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あ、またちょっと入れ違いかな?(^^;) 投稿日 5月4日(火)16時15分 投稿者 与謝野折檻

■nuts さんへ
>ガンダリウムε合金は、ガンダリウムγ合金を、さらに改良した材質です。
>もし、本体が百式と同じなのに、125tにも達してしまう重たい材質な
>ら、一体何のための新合金なのでしょうか。個人的な憶測ですが、そこま
>で重たくなってしまう材質なら、多少のメリットは消し飛んでしまうと思
>いますが・・・。
 個人的にそう思います。エプシィが重い原因を推論するにしろ、主原因に装甲材の比重を持ち出すのは正直ツライと思います。そもそも、基本は単なるチタンに各種スパイスを加えた合金なんでしょうから、「異なる」といってもそれは強度が異なるのであって、そんな何10%も比重が異なるとは思えません。そもそも、軽量化できるのは強度が上がった分だけ装甲厚を落とせるからであって、同じ体積の合金の重さが劇的に変化するハズはないですよね。
 そういう意味で、ガンダリウム合金が「その強度を向上させていった」のだとして、γ合金に比べてε合金が同じ強度を得るのに何10%も余分に厚みを必要とするなら、それは「退化」だと思います。主原因は他に求めるべきでしょうね(^^;)

■かつらマン追跡 さんへ
>Zプラスはウィングバインダーのてっぺんまで込みの全高が22mなんであって、頭頂
>高はZガンダムと同じ19mなんですよ。レイピアは頭頂高で既に23m程あるんです
>ね。やっぱ一回り大きいんです。
 なるほど。レイピアだけは全高と頭頂高が全く同じなんですね。
 「MISSSION ZZ」にも「フライング・アーマーの再設計で、MSZ−006よりもボリュームが増している。」とあり、本当に大きかったのかもしれません。でも、設定画を見るかぎり、頭頂高と全高が同じだとはとても思えないんですよね。作例では同じようなんですが、例の「頭頂高」「全高」などの詳細設定の載った「MISSION ZZ」では正にフライング・アーマーが再設計されてまして、頭ひとつ突出しています。読み方によっては「ボリュームが増している」のは「フライング・アーマーのデザインを変更したからです」とも取れませんか? と言ってみても、センチネル版設定にまでそのように書かれている以上は、そういうことなんでしょう(^^;)

>僕はエプシィの自重(本体重量)125tってのは、どうもブラッサムを取り去った状
>態のモノと思ってた訳です。百式に関しても背面部バインダー等を取り払った状態、つ
>まり百式とエプシィの素の状態は殆ど同じ様なモノと解釈してたんですよ。そこで付け
>入る先は二者の構成素材の違いしかないな、と。
 開発経緯からいって、やはり素体は同じようなものだと思いますよ。
 どちらかというとε(エプシィ)が「主」で、δ(百式)が「従」ではないのか?というだけのことです。ギリシア文字のコードに関しては、まだこの頃は曖昧で流動的なものだったから参考にはならないという話ですし、百式の開発プロジェクトを追っていくと正に「躓きと妥協の連続」ですよね(^^;) 百式が「エプシィガンダム開発の鬼子だった」という解釈でマズイところってあります?

>ただ、実際あの巨大バインダーまで含めて本体重量としてしまって良いのでしょうか?
>仮にバインダー+バックパックを含んで自重とすれば、全備重量の時に加算されている
>あとの30t(並のMS1機分以上で、通常の機体の武装よりもやや重い)って、何な
>んだと思います?クレイバズーカでしょうか。
 どうも「ブラッサム」と「グライバインダー」を同一視されているようですが、あの推進装置と武装をコンポーネントしたバインダーはブラッサムとは関係ない装備ですよ。ブラッサムの推進原理にあのバカでかいバインダーは関係ないですし、例の原理解説イラストでも思いっきり省かれていますよね。ブラッサムはエプシィから切り離せる類のものではなく、もっと本体に食い込んだシステムなんだと思います。仮に外せたとしても、それはセイルだけで、システムそのものは本体に内蔵されているのだと思います。

>実はセンチネル以前にもこの近藤「Z」と同時期に発表されている「プロジェクトZ」
>でも既にこの「RX−178をベースに」説が展開されています。というか別冊「セン
>チネル」の解説ってほぼここでの記述が流用されてますね。
 確かに当時のMGスタッフが近藤版の強い影響を受けてバーザム=Mk−II説へ傾いたのは事実でしょうが、おっしゃるようにそんなことが問題なんではなくて、世の中への浸透度のことを問題にした場合、やはりブレイクしたのは「あの作例」が誌上で発表されたときだと思うんですね。そういう社会学的な考察だと思って勘弁してやってください(^^;)

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リターン・オブ・ジオンその参 投稿日 5月4日(火)21時22分 投稿者 ぷろっと

>これらの機体の詳しい設定が知りたくなりますね(^^;)
リクエストに答えて以下にマニュアルからの抜粋です。

「アドバンスド・オペレーション」の機体解説
MSZ−007C 「ゼータガンダム」
グリプス戦役で活躍したエゥーゴの名機Ζをベースに連邦軍が量産した大気圏用の機体である。生産性を高めた結果、MS時の耐弾性・機動性が低下してはいるが、ポイント制圧戦には欠かせない存在である。

YRX−90A 「ミューガンダム」
ロンド・ベル隊のアムロ大尉が、自ら基本設計にあたったガンダム系の最新試作機である。基本性能の試験機のため、搭載予定のサイコミュは裝備されていない。

「リターン・オブ・ジオン」の機体解説
MSZ−007C 「Ζガンダム」
グリプス戦争時に使用された機体の改良型の一つ。この時期には多くの試作機が開発され消えていったがこの機体は運良く生き残った。理由として他の機体は量産性に重点をおいていたが、この機体は士官用のみに限定した仕樣であった事が挙げられる。性能的に元の機体より格闘戦において向上している。また、この機体は変形機構を排除している。

MSZ−007S 「Ζイージィ」
前述の機体(MSZ−007Cのこと)の改造版。この機体において最も特徴的なのが裝甲を削り、構造上許す限りの軽量化を行いつつ、センサー系の強化と機動力の向上を行っている点である。結果的にこの改良は成功し、変形機構がない状態での最高水準の機動性を得る事となった。ただし生産数は少なく、一部の士官のみ使用している。

MSZ−007AR 「ΖARG」
ゼータ・アナザー・リファイン・ガンダムの略称。
MSZ−007Cの性能向上を目指し開発された機体。全ての面においてMSZ−007Cの性能を上回っている。ただ一つの欠点は基本性能の向上を目的としたため火力が若干落ちているという事である。が、それさえも補って余りある性能を持っている。

>Zが登場するんですか? いやー、なんとかプラスとは解釈できませんかね?(^^)
上気の觧説文にある通り、Ζガンダムといっても、カミーユ機とは全く別の機体で、Ζプラスに近いものであると言っても良いと思います。
ただ、上記の二つのΖガンダムは、共に「MSZ−007C」となっていますが、「アドバンスド・オペレーション」のΖガンダムは、変形機構を有し、「リターン・オブ・ジオン」のΖガンダムは、変形機構を排除しているので、別の機体であるとも言えます。

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007問答が飛び火(爆) 投稿日 5月5日(水)02時38分 投稿者 与謝野折檻

■ぷろっとさんへ
>リクエストに答えて以下にマニュアルからの抜粋です。
おおーっ、ありがとうございます(^^;)

>MSZ−007C 「ゼータガンダム」
>グリプス戦役で活躍したエゥーゴの名機Ζをベースに連邦軍が量産した
>大気圏用の機体である。生産性を高めた結果、MS時の耐弾性・機動性が
>低下してはいるが、ポイント制圧戦には欠かせない存在である。
 型式番号的にツラいですねぇ(;_;)
 MSZ−006Cなら、いや006Aなら最高だったんですが。これ、どうしましょ?(^^;)

>YRX−90A 「ミューガンダム」
 確かにRX−90はμガンダムですが、「YRX」ってのは思い切って意味不明ですよね。連邦の場合、試作(実験)機だから「RX」なのであって、それが「原型機だからYだ!」、っていうんなら「RY」とでもすれば良いんですよね。
 うーん。
 それでは、こういうのはどうでしょう。この当時、連邦軍ではもう「RX」「RGM」ってのは「兵器としてのグレード」を表わすだけの意味しか持ってなくて、試作機「RX」>量産機「RGM」という構図は既に崩壊していたフシがあります。ハイエンド機は量産されても「RX」ですし、普及機は試作段階から「RGM」です。RX−94「量産型νガンダム」、RGM−88X「ジェダ」など、それを端的に表わしていますよね。ですから、試作機・実験機の「X」、原型機の「Y」などは「R○」の部分に入れるのではなく、他の場所に挿入していたのでしょう。ですから、「RX−90」の場合も、その原型機は「RY−90」とはできない(ハイエンド機なのか普及機なのかが不明になってしまう)ため、「YRX−90」と規定されたのでしょう。で、これのプランが2種以上存在していて、そのAタイプの原型機だったことから「YRX−90A」などという型式番号になったんじゃないでしょうか?

>MSZ−007C 「Ζガンダム」
>グリプス戦争時に使用された機体の改良型の一つ。
>性能的に元の機体より格闘戦において向上している。
>また、この機体は変形機構を排除している。
 これはもう、MSZ−007「量産型Zガンダム」のバリエーションと考えるしかないですね。それで結構解釈可能なんじゃないでしょうか。

>MSZ−007S 「Ζイージィ」
>MSZ−007AR 「ΖARG」
>ゼータ・アナザー・リファイン・ガンダムの略称。
>MSZ−007Cの性能向上を目指し開発された機体。全ての面に
>おいてMSZ−007Cの性能を上回っている。
 なんか、MSZ−006R(RGZ−006)と仕様が良く似ていますね。そもそも、MSZ−006RがZプラスから直に出てきたと考えるのには無理があったわけで、そういう意味でMSZ−007(量産型Zガンダム)との関係を示唆する、この機体(ZARG)は面白いかもしれませんね(^^) MSZ−006系からのフィードバックはMSZ−006Rを通してBWSに集約され、MSZ−007からの技術はMSZ−007ARを介してMS素体の方に伝えられた、とすると、ある意味であの中途半端なリ・ガズィが「Z系の集大成」に見えなくもないかな?という(笑)

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まだあったΖ系 投稿日 5月5日(水)19時53分 投稿者 ぷろっと

「アドバンスド・オペレーション」の方で、忘れ去られていたΖ系のMSを一機発見しました。
RGZ−91AO リファインゼータ改
高価なΖシステムの廉価版量産MSとして開発された問題機リガズィの性能向上型。大幅な改造の結果、火力・機動性ともにかなり改善された。

WRモード
AOのコードをもつリガズィ改の長距離巡航形態(ウェイブライダー・モード)で運動性は抜群に高い。このモードでは使用可能火器が限定される。

このRGZ−91AOと、「リターン・オブ・ジオン」に登場するMSZ−007ARは、全く同じイラストが使われています。

>MSZ−007からの技術はMSZ−007ARを介してMS素体の方に伝えられた、
>とすると、ある意味であの中途半端なリ・ガズィが「Z系の集大成」に見えなくもないかな?
「ゼータ・アナザー・リファイン・ガンダム」の名称を持つMSZ−007ARを、「もう一つの」リ・ガズィと解釈し、上記のRGZ−91AOがリファインΖ改という機体であるとするならば、両機ともリ・ガズィより後に開発された機体なのか?と思ってしまいますが、89年時点で既にリ・ガズィが開発されていたというのはどうかな?とも思います。

>型式番号的にツラいですねぇ(;_;)
>MSZ−006Cなら、いや006Aなら最高だったんですが。これ、どうしましょ?(^^;)
「リターン・オブ・ジオン」の007Cが量産型Ζガンダムのバリエーションとするならば、「アドバンスド・オペレーション」の007CはΖレイピアIのバリエーションと言う事で・・・ダメ?(^^)
両方の機体に言えることなのですが、上記の説は、イラストがカミーユ機に似すぎていると言うことでちょっと問題があるかも知れないですが。

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MSZ−007とMSA−007 投稿日 5月5日(水)20時50分 投稿者 かつらマン追跡

>MSZ−007
またまた珍しい物を拝ませていただきました。感謝っス。
「この時期には多くの試作機が開発され消えていったがこの機体は運良く生き残った」ってのがありますから、007はこの量産Zである意味打ち止め(?)、決定なんでしょうね。ネロが貰った007ってのはまた別系統の007、つまりMSZもMSKと同じくMSAとは別制度という事なんでしょうか。・・・自分で言っててあんまり納得出来ない説の様な気も気がしますが。

>エプシィ
>ブラッサムはエプシィから切り離せる類のものではなく、もっと
>本体に食い込んだシステムなんだと思います。仮に外せたとし
>ても、それはセイルだけで、システムそのものは本体に内蔵さ
>れているのだと思います。
やはりこれが結論なんだと思います。スンマセン、書き込みする度にコロコロ変わっちゃってて(笑)
ただ、ガンダリウムδやεが後のZガンダムや百式で使われる事がなくて、γ製に差し戻しになってるってのは、やはり重量やら何やらの問題点があった物と思えます。

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かなり知恵の体操になりますね(^^;) 投稿日 5月5日(水)22時07分 投稿者 与謝野折檻

■ぷろっと さんへ
>RGZ−91AO リファインゼータ改
>高価なΖシステムの廉価版量産MSとして開発された問題機
>リガズィの性能向上型。大幅な改造の結果、火力・機動性
>ともにかなり改善された。
 この機体はBWSを装着するのでなく、変形するのですか?
 この辺で機体の性格というのも朧げながら分かってくると思うのですが、この時期のこの機種では形式学的に変形MSの方が古相を呈していますので、RGZ−91「リ・ガズィ」に先行する機体だと考えればそれなりに活路が見えてくるように思います。
 どういうことかと言うと、『Model Graphix』第51号掲載の「MSZ-006系MS進化一覧表・機体解説」ではMSZ−006R(非変形の低コスト型Zプラス)を別名「RGZ−006」と呼んでいます。ベース機はMSZ−006Cが使用されたことになっており、RGZ−91「リ・ガズィ」の前段階に位置しています。この機体ならば89年に完成していてもおかしくないですし、型式番号の「RGZ−006」から「リ・ガズィ」と呼ばれていてもおかしくありません。ようするに「リ・ガズィ」というのは1機だけ(公式設定では)製作されたRGZ−91だけを指すのではなく、低コストでTMS並の進出能力を持った「リファインZ系開発計画」によって生み出された機体群すべてを指す呼称ではないか?ということです。
 そう考えれば、後の「アムロ/ケーラ機」が最初の機体ではなくて、あの仕様の機体は1機しか作られなかったけれども、アレに至る過程で数多くの「RGZ計画機」が生み出されており、RGZ−91AOはかなり早い段階で製作された機体だったんじゃないでしょうか? 形態的にもZガンダムに良く似ているんですよね? RGZ−91ではなくて。

>このRGZ−91AOと、「リターン・オブ・ジオン」に登場する
>MSZ−007ARは、全く同じイラストが使われています。
 いっそ、同じ機体と考えてはどうでしょうか? そう考えると、MSZ−007(レイピア系ではなく、量産型Z系?)>MSZ−007C>MSZ−007S>MSZ−007AR(RGZ−91AO)という開発系統が想定できますよね。
 この「MSZ−007系」ってのも独立独歩な計画じゃなくて、どうしてもMSZ−006系との駆け引き、みたいなものは存在したと思うんですよ。MSZ−007ではあまりにもヘボい機体を設計してしまったためにリテイクを食らい、成功作006系を参考にすぐさま仕様を変更して同名の機体(ver.2)を開発したと。その「ver.2」的な機体が007Cで、これをシェイプしたのが007S、さらに性能を向上させたのが007ARで、コスト削減を目的とした006系と007系の機能統合案「仮称RGZ計画」が浮上し、そこで新たな型式番号「RGZ−007AR(後にRGZ−91AO)」が与えられた、って感じでどうでしょうか? 006系も同じ時期にRGZ計画に沿ってMSZ−006RがRGZ−006に名称変更し、この006Rで試験されたBWSと007ARの低コスト素体が合わさってRGZ−91(アムロ機)が生まれた…と。

>「ゼータ・アナザー・リファイン・ガンダム」の名称を持つMSZ−007ARを、「も
>う一つの」リ・ガズィと解釈し、上記のRGZ−91AOがリファインΖ改という機体
>であるとするならば、両機ともリ・ガズィより後に開発された機体なのか?と思ってし
>まいますが、89年時点で既にリ・ガズィが開発されていたというのはどうかな?とも
>思います。
 この問題については、上記のように、ライバルプロジェクトであるRGZ−006「リファイン・ガンダム・ゼータ006」に当てこすって(笑)、ZARG「ゼータ・アナザー・リファイン・ガンダム」と命名したのだとすれば、解釈が可能ではないでしょか?

>「リターン・オブ・ジオン」の007Cが量産型Ζガンダムのバリエーションとするな
>らば、「アドバンスド・オペレーション」の007CはΖレイピアIのバリエーションと
>言う事で・・・ダメ?(^^)
 ちょっと前に話題になりましたが、レイピアってのは「リック・ディアス系のスタッフが製作したTMS」という鬼子みたいな機体で、サイズ的にも変形システム的にも、「Z系」とはかなり違いますよね? もちろん、早くもその設計に疑問(重過ぎ!)を感じ、006系を参考に作り直したのが「真007系」なのかもしれませんね。この007はまだTMSの夢を捨て切ってなくて、数機を試作したけれど、どうしてもコストが下がらない。それじゃあ先行する006系に差別化が計れないし、会社の方からも「そんな無駄な開発に金は出せない」なんて言われて渋々非変形の機体を製作したと。でも、どうにも平凡な設計で正式採用は勝ち取れず、それから軽量化や大出力化の改修を細々と続け、その試験を兼ねてペガサス級に搭載し、ついでに既に完成していた「変形機型007」も込みでアフリカへ派遣された…なんてのでダメですか?(;_;)/

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リ・ガズィ 投稿日 5月5日(水)23時15分 投稿者 ぷろっと

「アドバンスド・オペレーション」また一つ、見逃していたΖ系のMSがありました。
TMS−007R(Ζガンダムの救助任務型)
主人公は、この機体のパイロットを目指してET−08WRタングラム訓練機で訓練をしていた、という設定なのですが、イラスト等は全くありません。

>Ζ系
私は、RGZ−006という機体をよく知らなかったのですが、この機体からだったら、ZARGを経由してうまくリ・ガズィにつながりそうに思うのですが、リファインΖ改の方は、解説に「問題機リガズィの性能向上型」という説明があるので、リ・ガズィの前段階とするにはちょっと無理がある様な気がします。しかも、問題機という言葉もあるので、
リ・ガズィは既に完成しているものとするのが自然だと思います。製造前であれば、問題機をわざわざ造る必要がないですから。
変形に関しては、リ・ガズィ・カスタムの例もあるので、リ・ガズィの後の機体としても良いとは思うのですが・・・。

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トレーナーの「T」 投稿日 5月5日(水)23時59分 投稿者 与謝野折檻

■ぷろっとさんへ
>TMS−007R(Ζガンダムの救助任務型)
>主人公は、この機体のパイロットを目指してET−08WRタングラム訓練機で訓練を
>していた、という設定なのですが、イラスト等は全くありません。
 ET−08WRの外形については、だいたい想像は付きます。
 型式番号から考えてワイバーンの練習機型でしょう。練習機型ということで、コクピットは複座ですよね。すると、機首形状はFE−08WR「クインビー」に似た(あるいは同型)ものであることが想像でき、さらにクインビーがそうであるように、ノーズとバランスを取るためにテール・スタビレーターと垂直尾翼を大型化しているハズです。結論として「クインビー」から電子戦用装備を取っ払って、投下物資なりなんなりを牽吊するためのパイロン等を装備した機体ではないでしょうか?
 しかし、この「ET−」っていう略号が良く分かりませんね。Tはトレーナーでしょうが、Eはなんでしょうね?

 TMS−007Rの方は、「可変機か?」と一瞬思わせておいて、実は「練習機型007のレスキュー仕様」なんじゃないかと…(^^;)
 RGM−79T改めTGM−79なんて例もありますし、MSZ−007の練習機仕様でMSZ−007T。で、これを例の法則(ザニー参照)で名称変更してTMS−007。これのレスキュー仕様でTMS−007R。以上「できあがり」、って感じでダメですかね?

>私は、RGZ−006という機体をよく知らなかったのですが、この機体からだったら、
>ZARGを経由してうまくリ・ガズィにつながりそうに思うのですが、リファインΖ改
>の方は、解説に「問題機リガズィの性能向上型」という説明があるので、リ・ガズィの
>前段階とするにはちょっと無理がある様な気がします。しかも、問題機という言葉もあ
>るので、リ・ガズィは既に完成しているものとするのが自然だと思います。
 自然では解釈できないから頭をヒネっているわけで、そのへんはご理解ください(^^;)
 さて、問題の「リ・ガズィ」という言葉ですが、これがMSZ−006Rを指しているのではないか?という文脈なわけです。「いーや、リ・ガズィといったら、それは断じてアムロ機のことなの!」という論法の方だったら説明のしようがないんですが、そうでなければ、MSZ−006R(RGZ−006)が「リ・ガズィ」でもいいと思いませんか?
 「リ・ガズィ」というのは「リファイン・ガンダム・ゼータ」の略号であり、なんてのは今更説明する必要もないと思いますが、要するに「RGZ−○○」という型式番号の機体群が複数種存在する以上、「リ・ガズィ」という呼称は「それらの総称」、ないしは「計画それ自体を指す呼称」と取れないものでしょうか? そう考えた場合、MSZ−006R(RGZ−006)は89年当時に存在した可能性があり、しかも型式番号が「RGZ」である、というところに着目したわけです。どんなもんでしょうか?

 もちろん、別機ということでも良いんですが、「アドバンズド・オペレーション」ってUC何年の設定でしたっけ? てっきり89年だと思い込んでいたもんで確認してなかったんですが、もし89年なら、どちらにしろ「狭義のRGZ−91」は完成していないわけで、何らかの超解釈が必要な気がします(^^;)

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リ・ガズィには困った困った(^^; 投稿日 5月6日(木)20時56分 投稿者 ぷろっと

>ET−08WRの外形については、だいたい想像は付きます。
言葉足らずで失礼いたしました。私が「イラスト等は全くありません。」という言葉が指しているのはTMS−007Rのことで、タングラム訓練機についてはイラストが存在します。ET−08WRという型式番号ですが、これは、マニュアル上のみで、ゲーム中ではFT−08WRでした。

>ET−08WRの外形については、だいたい想像は付きます。
外見は、ワイバーンに良く似た感じですが、コクピットは複座かかどうかはよく分かりません。(ゲーム中では一人乗り)

>MSZ−007の練習機仕様でMSZ−007T。
タングラム訓練機のことを、「TMSの練習機」と書いているので、TMSの「T」が意味するのは、TRANSFORM(変形)の「T」ではないでしょうか。このゲームのMSのイラストを手掛けているのが近藤和久氏なので、「SIDE STORY OF GUNDAM Ζ」に登場する、「TMS−007X Ζグスタフ」のレスキュー仕様とする方が自然なような気がします。

>「アドバンズド・オペレーション」ってUC何年の設定でしたっけ?
アドバンスド・オペレーションは、89年で、「リターン・オブ・ジオン」より前という設定です。

>「いーや、リ・ガズィといったら、それは断じてアムロ機のことなの!」
まだ私は、「リ・ガズィはアムロ機!」とこだわるのですが、RGZ−006がリ・ガズィと呼ばれていたとしても、構わないのです。確かに、型式番号に「RGZ」というアルファベットがついているものは全て、「リ・ガズィ」と呼ばれていたかもしれません。しかし、リファインΖ改の型式番号は、「RGZ−91AO」です。アムロ機のRGZ−91が開発される前に、わざわざ「AO」をつける必要が無いと思います。

>もし89年なら、どちらにしろ「狭義のRGZ−91」は完成していないわけで、何らかの超解釈が必要な気がします
もし、89年にリ・ガズィが完成していたとする資料があるのならばそれは問題のない話しだったのですが、そんな資料はどこを探しても出てきません。しかもMS大図鑑Part.3には堂々とUC0091にアナハイムによって試作されたものと書いてあります。どうしましょ?私には超解釈が思い浮かびません。(^^;

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私的リ・ガズィ考 投稿日 5月6日(木)22時38分 投稿者 与謝野折檻

■ぷろっとさんへ
>タングラム訓練機についてはイラストが存在します。ET−08WRという型式番号で
>すが、これは、マニュアル上のみで、ゲーム中ではFT−08WRでした。
あちゃー、そうでしたか(^^;)
 でも、全然違ってるワケでなくてホッとしました。
 型式番号もFT−08WRなら納得です。連邦の航空機には、かならずどこかにFが入りますからね。

>外見は、ワイバーンに良く似た感じですが、コクピットは複座かかどうかはよく分かり
>ません。(ゲーム中では一人乗り)
 あ、単座なんですか。訓練機で単座??? これも良く分からない設定ですね(^^;)

>>MSZ−007の練習機仕様でMSZ−007T。
>タングラム訓練機のことを、「TMSの練習機」と書いているので、TMSの「T」が意
>味するのは、TRANSFORM(変形)の「T」ではないでしょうか。このゲームの
>MSのイラストを手掛けているのが近藤和久氏なので、「SIDE STORY OF
>GUNDAM Ζ」に登場する、「TMS−007X Ζグスタフ」のレスキュー仕様と
>する方が自然なような気がします。
 これを「自然」としてしまうと、せっかくのこの機体も「パラレルワールドの産物」になってしまいます。そうはしたくないから、屁理屈をコネてるわけですね(^^;)
 実際、自分でも屁理屈なのは承知しているんですが、せっかく面白い話なのに「本編とは無関係」としてしまうのは、もったいないと思いませんか?

 それから、TMSの話ですが、同じゲームに登場する他の機体は皆「MSZ−007」のバリエーションなのに、この機体だけ型式番号(系譜:開発母体のこと)が異なるのは変だと思いませんか? 当時の連邦にはMSZ−007系とTMS−007系という別個のシリーズが独立して存在し、それらをチャンポンで運用していたのでしょうか?
 さらに、FT−08WRの「T」は間違いなく「トレーナー」のTでしょう。変形しないワケですし。そう考えると、う〜ん…という感じです(^^;)

>確かに、型式番号に「RGZ」というアルファベットがついているものは全て、「リ・ガ
>ズィ」と呼ばれていたかもしれません。
>しかし、リファインΖ改の型式番号は、「RGZ−91AO」です。
>アムロ機のRGZ−91が開発される前に、わざわざ「AO」をつける必要が無いと思
>います。
 アムロ機がサラピンの「RGZ−91」であった…という固定観念を捨ててみてはどうでしょうか? というか、私のフィルターは勝手にそういう処理をして突っ走ってしまうので、なかなか気持ちが伝わらないことが多いです。すいません。
 つまり、一年戦争のジムは「RGM−79」という形式番号ですが、今ではその前にRGM−79(G)だの、RGM−79Eだのが存在するご時勢ですよね。ガンダムページの「型式番号のこと」でも触れていますが、例えば「MS−06ザクII」という表記もあれば「MS−06FザクII」という表記もありますし、まして「MS−06F2ザクII」という表記もあります。どれも間違いではないですよね。場合によっては「MS−06F2/S」なんて機体も存在し得ると思います。また、メッサーG型を表現するときも、「Bf109G」という表記もあれば「Bf−109G6/R6/Trop」という細かい表記もありますよね。

 何が言いたいか?というと、「細かい表記は省かれている可能性(もろんこちらの勝手な解釈)があり得る」ということです。この考え方そのものに関しては「型式番号のこと」を読んで頂くとして、有名なCCA−MSVの「リ・ガズィ改」はRGZ−91Bという型式番号ですよね? じゃあ、普通に考えてアムロ機はRGZ−91Aじゃないのか? しかも、Aシリーズの最初の型(1型)ということであれば、厳密には「RGZ−91A1」と表記されていても、あながち突飛な考え方とは言えないと思うんですよ。すると、「RGZ−91AO」って、この機体のテストベッドとなった機体、いわゆる「A0(ゼロ)」のことなんじゃないだろうか? とも考えられると思うんです。こう考えると、時間軸の問題が一気に解決でき、非常にスカッとすると思うんです。もちろん、私はゲームそのものを見ていませんので、ゲームの持つ微妙なニュアンスを捉え損ねている可能性は大いにあります。その辺は大目に見てもらうとして、間違いに関しては逐次指摘してやってください。

>もし、89年にリ・ガズィが完成していたとする資料があるのならばそれは問題のない
>話しだったのですが、そんな資料はどこを探しても出てきません。しかもMS大図鑑
>Part.3には堂々とUC0091にアナハイムによって試作されたものと書いてあ
>ります。
 要するに、私の案は、これら(EB.3等)を踏まえてヒネッたものなんです。
やっぱり無視できないと思うんですよね(^^;)

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TMS訓練機 投稿日 5月7日(金)20時31分 投稿者 かつらマン追跡

>ロンド・ベルのリガズィ
「ベルトーチカチルドレン」によれば、ロンド・ベルで使用されたアムロ/ケーラ機ってのは、AE社にあった試作機に戦艦クラスのメガビームキャノン等の追加装備を施して、ジェガン、ジェダが主力のロンド・ベルの戦力に何とか足しになればと投入された「改造モビルスーツ」なんだそうです。
しかし、この小説中の記述って非常に微妙でして、読みようによっては、リガズィってのは元々非変形Z系の機体(量産Zの様な)として完成していた所に、ロンド・ベルでの使用にあたって、メガビームキャノンを含めたBWSを追加され、例の形態になった様にも取れます。EB3での「RGZ−91リガズィは、ZガンダムのMS形態時のみの構造をコピーして設計された物で、一般の量産機は足元にも及ばないスペックを達成している物の、単体での攻撃力はZガンダムの総合戦力には達しなかった。その為、Zガンダム開発当時考案、試作されたバリエーションの中から、R型と呼ばれるBWS装着の方式を採用しており、宇宙戦闘機形態時には巡洋艦並みの戦闘が可能な攻撃力の達成に成功している」っていう記述も、この解釈を裏付けているかの様な書き方なんですが。

>訓練機
TMS訓練機っていうと、FF−08WR/NとかMSZ−006B、あとはX−08WR「ミスルトゥ」とかが思い浮かびますな。006Bに関しては、解説によれば「当然2人乗りの複座」とされてますが、08WR/Nは単座みたいですね。

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MSZとTMS 投稿日 5月7日(金)22時54分 投稿者 ぷろっと

>せっかくのこの機体も「パラレルワールドの産物」になってしまいます。
折檻さんは、どこまでを「パラレルワールド」としているのでしょうか?
「SIDE STORY OF GUNDAM Ζ」をパラレルワールドとしてとらえているのか、または、近藤和久氏の漫画全てをパラレルワールドとしているのでしょうか?
もし、近藤和久氏の漫画全てをパラレルワールドとしてとらえているのならば、「アドバンスド・オペレーション」は、「ジオンの再興」のMSをもとにしているので、「アドバンスド・オペレーション」自体が「パラレルワールド」になっていしまいます。
「SIDE STORY OF GUNDAM Ζ」は、完全なパラレルワールドの物語なので、Ζグスタフを絡めて考えたことはちょっと無理があったのかも知れないのですが、型式番号が見事に当てはまったので、ちょっと持ち出してしまいました(^^;

>当時の連邦にはMSZ−007系とTMS−007系という別個のシリーズが独立して存在し、
>それらをチャンポンで運用していたのでしょうか?
TMS−007Rという機体は、連邦保安庁航空部隊に配備される予定であり、戦闘に参加することのない救助任務用の機体であることがMSZ−007系との最大の、というより唯一の違いです。
(それしか情報がないのですが・・・)
ということで、「連邦軍」の所属のものをMSZ系、「連邦保安庁」(どのようなものかは良く分かりませんが)所属のものをTMS系として運用していたのではないかと思うのですが、根拠としては弱いです。

>「RGZ−91AO」って、この機体のテストベッドとなった機体、いわゆる「A0(ゼロ)」のこと
>なんじゃないだろうか? 
実は、私もアムロ機にRGZ−91の後に枝番があったのではないかという考えは少し頭をよぎったのですが、RGZ−91AOとうまく結びつかなかったので、その考えを棄ててしまいました。しかし、AOをAゼロとする折檻さんの考え方はさすがですね。

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ブラダマンテ様〜(意味不明) 投稿日 5月8日(土)17時42分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡 さんへ
>読みようによっては、リガズィってのは元々非変形Z系の機体(量産Zの様な)として
>完成していた所に、ロンド・ベルでの使用にあたって、メガビームキャノンを含めたB
>WSを追加され、例の形態になった様にも取れます。
 クドくなりますが、「リ・ガズィ」が単にアムロ機のみを指す名称だとせず、「量産を目的としてコストを下げる方針でリファインされたゼータ全般を指す呼称として89年頃に計画されたRGZ計画(推定)によって生み出された機体、ないし開発は先行していたものの後にこれに統合された機体群すべてを指す」と考えれば、リ・ガズィは非変形MS(MSZ−007系)でもあり、変形MS(MSZ−006系)でもあるということになろうかと思われます。もちろん、これまでの経緯(年号の矛盾等)を見てこられた方には、「リ・ガズィ実は単機にとどまらない説」に関して、折檻が個人的な夢想を他人に押し付けるのを目的として「オレ説」をブチ噛ましているのではないことは分かっていただけているものだと思っています。

>EB3での「RGZ−91リガズィは、ZガンダムのMS形態時のみの構造をコピーし
>て設計された物で、一般の量産機は足元にも及ばないスペックを達成している物の、単
>体での攻撃力はZガンダムの総合戦力には達しなかった。その為、Zガンダム開発当時
>考案、試作されたバリエーションの中から、R型と呼ばれるBWS装着の方式を採用し
>ており、宇宙戦闘機形態時には巡洋艦並みの戦闘が可能な攻撃力の達成に成功している」
>っていう記述も、この解釈を裏付けているかの様な書き方なんですが。
 これはどうでしょう。私にはリ・ガズィのMS素体の原型となった(とおぼしき)MSZ−007系の機体群と、BWSの母体となったMSZ−006Rとの運命の出会い(再会)を描いた文章のように読めるのです(^^;)
「RGZ−91リ・ガズィは〜」=「MSZ−007AR(RGZ−91A0)リ・ガズィ(ZARG)は〜」
「R型と呼ばれる〜」=「MSZ−006R(RGZ−006)と呼ばれる〜」
と、それぞれ置き換えると、結構それっぽくありません?
 もちろん、非変形のMSZ−007ARと変形MSらしいRGZ−91AOを同一機として強引に解釈している点はツラいとは思いますが、「ならどう解釈すれば良いのか」を具体的に提示してもらわないことには、私も持論を修正しようがありません。建設的な意見αと建設的な意見βが合わさって建設的意見γになるのが最高なのは自明であって、実際、もっと皆さんの建設的な意見を聞きたく思います(^^)

>訓練機
>TMS訓練機っていうと、FF−08WR/NとかMSZ−006B、あとはX−08
>WR「ミスルトゥ」とかが思い浮かびますな。006Bに関しては、解説によれば「当
>然2人乗りの複座」とされてますが、08WR/Nは単座みたいですね。
 Z系は合体しませんし、「ミスルトゥ」はこの際、文脈に全然関係ないので省きますが、MSZ−006BとFF−08WR/Nの関係は気になりますね。パイロットがZ乗りになるためにステップアップしていく段階にあって、どちらに先に乗るかといえばFF−08WR/Nでしょう。その次がMSZ−006Bですよね。
 ではなぜ中等練習機?であるFF−08WR/Nが単座で、高等練習機であるMSZ−007Bが複座なんだ?と考えた時に当然出てくる結論として、FF−08WR/Nは「もともとワイバーン乗りだったパイロットの大気圏突入ミッション訓練のために転用された機体」ではないかと考えられます。つまり、普段から乗りなれた機体であり、練習用の特別な装備を施しているわけでもなく、「実戦用装備を外しただけ」の機体であった可能性が高いと思われます。これに対して、MSZ−006Bの方は、このFF−08WR/N上がりの戦闘機パイロットや通常MSのパイロットがZ系の飛行特性や変形ミッションの訓練用に使用する機体であり、はっきりいって皆さん最初はしがみついているのがやっとなんじゃないでしょうか? それほど特異な特性を持つZ系に一人で乗せたら制御不能になるのがオチだから、敢えて複座にしているのでしょう。逆にいえば、わざわざ金を掛けて複座練習機(専用機)を開発しないといけないほど、飛行特性が特殊だったことにもなると思います。
 翻って、FT−08WR「タングラム」ですが、この機の存在理由を考えたとき、「単なる訓練仕様」でよければFF−08WR/Nでよいハズです。わざわざ専用ナンバー「FT(トレーナー)」をもらっている以上、何かしらFF−08WR/Nより高級なものだと思われます。そう考えると、もともとワイバーン乗りではない通常戦闘機(AMBAC無し)や非変形MSのパイロットの機種転換訓練用に製作されたのではないか?と思われます。
 そうなると、気分的には複座の方が向いているような気がするのですが、設定画が単座風で、搭乗者もパイロットだけだということですので、やはり単座機だったのでしょう。

>やっぱトンデモ数値に対して「測り間違い」ってのは有り得ないみたいですね(笑)
 そこまでトンマな資料ってのはなかなか無いです(^^;)
 「勘違い」ってのならあると思いますが…
 たとえばゼロ戦の例のように、MG誌(「プロジェクトZ」作例参照)をもとに「レイピアの全高と頭頂高は同じ」という記述がどこかでなされ、これに対し、「ミッションZZ」が参考にした底本(現存しない)では「全高22.6m」としていた…と。この両者を単純に合せて、「全高と頭頂高が同じで、且つ全高が22.6mということは、当然ながら頭頂高は22.6mである」という結論が導かれてもおかしくはないでしょう。ですが、「プロジェクトZ」作例が根拠にしたのが「アナハイム社の提示した完成予想イラスト」であって、実機では「ミッションZZ」のように頭頂高に比して全高が10%前後高くなってしまっていたのだとしたらどうでしょう? そもそも、「プロジェクトZ」に掲載された設定画、並びに作例と、「ミッションZZ」に掲載された設定画では、相互にかなり形が違っています。特にウェイブライディングボードの取り付け位置に関してはまったく異なりますので、どちらの外形を公式に採用するかで、「全高と頭頂高は同じ」か「全高は頭頂高より10%前後高い」は自ずと異なってきます。きっとレイピアに関してはBf109H型のように、「存在しているの は確実だけれども、悲しいかな写真が一枚も現存していない」みたいな感じじゃないんでしょうか?(笑)

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ミレニアム流解釈とか(^^) 投稿日 5月8日(土)20時14分 投稿者 与謝野折檻

■ぷろっと さんへ
>折檻さんは、どこまでを「パラレルワールド」としているのでしょうか?
>「SIDE STORY OF GUNDAM Ζ」をパラレルワールドとしてとらえ
>ているのか、または、近藤和久氏の漫画全てをパラレルワールドとしているのでしょう
>か?
 別に近藤氏が嫌いなわけではないので、本編に影響しない作品に関しては「参考」にしています(^^;)「完全に認める」、「完全に認めない」の二者択一ではないと考えてください。
 同人誌版ミレニアムでもチラッと書いていますが、折檻個人は本編だろうと正史だろうと、まして外伝であろうと、それは全て歴史資料だと考えています。例えば、現在の我々にとって、戦国時代の武将の姿を伝えるのは数々の怪しげな古文書だけです。現在の教科書や歴史年表も、それらの「良いとこ取り」をしてツジツマのあうように解釈したものでしかありません。「一番信頼がおける」と言われている文書の年号に間違いがあったり、逆に内容はトンデモだけども、年号には信頼がおける巻物があったり、結構その程度のものなのです。
 学校で教わった「歴史」は、言ってみれば「文部省公認オフィシャル年表」ですが、その内実は「ちょっとオレ理論ぶっ飛ばし系の同人誌からパクった記述なんだけど、各資料から判断して特に問題はないし、これで行こうと思うんだけど反論はありますか?」みたいなものです(笑) この辺は、実際に歴史をちょっと勉強してみると良く分かると思います。

>もし、近藤和久氏の漫画全てをパラレルワールドとしてとらえているのならば、「アドバ
>ンスド・オペレーション」は、「ジオンの再興」のMSをもとにしているので、「アドバ
>ンスド・オペレーション」自体が「パラレルワールド」になっていしまいます。
 スタンスとしてはこうだと思ってください。折檻は宇宙世紀1000年頃のアマチュア歴史学者で、学会の本流である経済史や政治史ではなく、900年前の軍事史を専門に研究している一マニアです。その折檻が参考にしているものは「ブライトの自伝」であったり、「連邦政府公刊史」だったり、果ては雑誌「MSジャーナル」に連載された大林源文や遠藤和久のコミックだったりします。この内、実際の学会で認められているのは「連邦政府公刊史」くらいで、あとは「野史」「卑史」の類です。ブライトなどのれっきとした軍人の自伝などには見るべき点がありますが、自分の失敗について敢えて触れなかったり、功績に対して美化していたりする場合がありますので、大勝利や大失敗の作戦に関しては割り引いて考える必要があります。また、元ネタがコミック作品だからといって卑下する必要もありません。大林源文のコミックではシャアが赤いリックドムに乗って活躍していましたが、資料を丹念に調べていくと、実際はゲルググに乗っていたことが突き止められたり、ということはあると思います。でも、コミック作品では「絵」を描かないわけにはいかず、連載当初は「時期的に考えてMS −14はまだ配備されていないハズで、無難なところでMS−R09でしょうか?」という感じで「リックドムの絵」が描かれてしまった、というような経緯が存在してもおかしくありません。ですが、一年戦争時のシャアの事蹟に対して、もっとも詳細に研究して描かれた作品がコミック「シャア・アズナブル戦記」だった場合、これは参考にしなければならないでしょう。
 元来、ホワイトベースに配備された「戦闘爆撃機」がGアーマーだと思われていたが、後に当時の写真が発見され、そこにコアブースターの尾翼がチラッと写っていたために、以降コアブースター説が主流になった、というような逸話ももちろんアリでしょう。ですが、ア・バオア・クー攻防戦を撮影したフィルム(後に6時間を越える大作「一年戦争」にも使用される)の中に、偶然「脱出するセイラ」が写っており、そのバックにGファイターが不時着していたとしましょう。これについては、たまたま別人の乗っていた機体が同じような場所に不時着し、その前を、たまたまコアブースターから脱出したセイラが横切っただけなのかも知れません。ですが、「新たに発見された写真」に写っていたコアブースターも、たまたまホワイトベースに寄っただけかも知れませんし、問題のGファイターも実際にセイラが乗っていた可能性はゼロではありません。こうして、2説が互いに相手をケナしつつ、平行線をたどっている問題もあるのでしょう。それらは「歴史上の謎」であって、どちらが正しいか確かめようがないのですから。

 少し長くなりましたが、折檻のスタンスは基本的にこういうものです。「サンライズ公認」に躍らされる気はサラサラありませんが、かと言ってあまりにトンデモなものは排除せざるを得ません。要はメリット・デメリットです。その作品を認めることによって、「よりガンダム世界が深まる」のなら取り入れますし、単に「世界観を借用して遊んでいる」様な作品なら相手にしません。個人的に、コミックで頭から信用しているのは「F90」だけで、「シルエットフォーミュラ91」等は、「小説版シルエットフォーミュラと整合を図ることを条件に限定的に認める」という程度です。その他は現在流布している第二次大戦を扱ったマンガ程度の扱いです。小林源文や宮崎駿など、実際に戦史に詳しい作家が描いた信頼性の高い作品もあれば、ろくに調べもせずに勢いだけで描いた「コンバットコミック」掲載作品のようなトンデモなものもあるでしょう(笑)

 こうした「受け取り方」というのは各人各様でしょうし、自分のそれを押し売りする気もないのですが、HJ系のトンデモ説などに一々めくじらを立てていたら神経が持ちませんよね。これは己惚れですが、「そういう説もある、ということ自体は全くもって認める」というミレニアム流のスタンスは、ある意味、富野氏の「∀」とはまた違った意味での「全肯定」だと思っています(^^;)

>TMS−007Rという機体は、連邦保安庁航空部隊に配備される予定であり、戦闘に
>参加することのない救助任務用の機体であることがMSZ−007系との最大の、とい
>うより唯一の違いです。
>ということで、「連邦軍」の所属のものをMSZ系、「連邦保安庁」(どのようなものかは
>良く分かりませんが)所属のものをTMS系として運用していたのではないかと思うの
>ですが、根拠としては弱いです。
 所属が違えば、型式番号の与えかたが違う、というのもあり得る話ですね。
 でも、「Zグスタフ」は連邦保安庁所属の機体ではないんですよね?(^^;)

>RGZ−91AOとうまく結びつかなかったので、その考えを棄ててしまいました。し>かし、AOをAゼロとする折檻さんの考え方はさすがですね。
 この表記はやっぱり「O(オー)」なんでしょうか? どうしても「0(ゼロ)」とは読めないんでしょうか? その辺がちょっと知りたいですね(^^)

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RGZ系 投稿日 5月8日(土)20時59分 投稿者 かつらマン追跡

>クドくなりますが、「リ・ガズィ」が単にアムロ機のみを指す名称
>だとせず、「量産を目的としてコストを下げる方針でリファインさ
>れたゼータ全般を指す呼称として89年頃に計画されたRGZ計
>画(推定)によって生み出された機体、ないし開発は先行してい
>たものの後にこれに統合された機体群すべてを指す」と考えれ
>ば、リ・ガズィは非変形MS(MSZ−007系)でもあり、変形M
>S(MSZ−006系)でもあるということになろうかと思われます。
>もちろん、これまでの経緯(年号の矛盾等)を見てこられた方に
>は、「リ・ガズィ実は単機にとどまらない説」に関して、折檻が個
>人的な夢想を他人に押し付けるのを目的として「オレ説」をブチ
>噛ましているのではないことは分かっていただけているものだ
>と思っています。
ここのカキコで言ってる「リガズィ」とはアムロ/ケーラ機のみを指して言っているのであって、僕的にはこの「リ・ガズィ実は単機にとどまらない説」は全肯定なんです。その上で、「アムロ機はサラピン」概念を崩していこうって思惑でこのカキコに至ったワケなんで、その辺をご理解頂ければ、と。

>「ならどう解釈すれば良いのか」を具体的に提示してもらわない
>ことには、私も持論を修正しようがありません。
だから「違うって!」とか言ってる訳では無いんで、こういう風に言われちゃうと泣きたくなります・・・。

ただ、MSZ−006Rの完成をもってアレをリガズィとするのにはちょっと問題ないですか?まさしく006をベースに開発した(であろう)あの機体の時点では無く、この直後に来る006とは一旦離れた機体をもって「リガズィ」としたいです。これは006Rと91AOの間のワンクッションと言う事で、この機体周辺が「高価なΖシステムの廉価版量産MSとして開発された問題機リガズィ」なんでは?さしずめ007をベースにしたMSZ−007R、転じてRGZ−007とか。ここからRGZの呼称が誕生し、006Rもこの系列に組み込まれ、後からRGZ−006(006型のRGZ)にスライドしたのではないでしょうか。
同時にこのBWS系のRGZ−007(MSZ−007R)とは全く別に、007をベースにしたZリファイン機がMSZ−007AR(「ゼータ・アナザー・リファイン・ガンダム」)なんじゃないかと。
006RはBWSを採用した006と言う事で、確かにZの変形機構をリファインしている為、「リガズィ」でも確かに問題無いとは思うんですが・・・。

アムロの機体は、ロンドベルに配備するに当たって、007方式(アレをそのまま007直系の機体とするのにはやや抵抗があったので、こういう表現です)の機体であるMSZ−91型に、かつてのRGZ方式を取り入れてMSZ−91R(RGZ−91A)「リガズィ」になったって事でしょうね。
やはりアムロ機は91年ロールアウトだってのは無視できないと思うんです。RGZ−91AOの形式番号は、後年このアムロ機に因んで付けられたナンバーとかで、当時はあの機体は別のRGZ−89とかその辺りがあてられてた、って言うんでは問題有りますでしょうか?
アムロ機(A1型)はこの機体のBWS仕様を直接の参考にした為、89型は91A型の0号案、91A0型として位置づけられる事もあったとか。
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オーかゼロか 投稿日 5月8日(土)23時00分 投稿者 ぷろっと

○与謝野折檻さんへ
>「Zグスタフ」は連邦保安庁所属の機体ではないんですよね?(^^;)
はっきり言って、この際、「Ζグスタフ」は無視しています。<自己否定(^^;)

>この表記はやっぱり「O(オー)」なんでしょうか? どうしても「0(ゼロ)」とは読めないんでしょうか?
>その辺がちょっと知りたいですね(^^)
DATA BOOKにある「O(オー)」と、「0(ゼロ)」をくらべてみたのですが、明らかに「O(オー)」です。

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ブラダマンテ結婚しちゃったよ(;_;)/ 投稿日 5月9日(日)10時01分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡 さんへ
>ここのカキコで言ってる「リガズィ」とはアムロ/ケーラ機のみを指して言っているの
>であって、僕的にはこの「リ・ガズィ実は単機にとどまらない説」は全肯定なんです。
>その上で、「アムロ機はサラピン」概念を崩していこうって思惑でこのカキコに至ったワ
>ケなんで、その辺をご理解頂ければ、と。
 つまり、「アムロ機は一度ロールアウトしてからBWSが用意された」という考え方ですね? それなら納得です。でも、納得はしますが、個人的にはどうかな?とも思います(^^;)
 かつらマンさんは基本的に「間に挟まるミッシングリンク」や「当初の設計では〜」等の機体を、「実際に製作されていた」系で解釈されることが"多い"ように見受けますが、折檻の場合は、「そんなに実機を製作していたら身が持たないだろう」という個人的な経験則から「できるだけ未確認機は製作されなかった方向性でいこう」を基本ポリシーとしています。もちろん、色んな考え方がありますので、「そんなんダメ」なんて誰にも言えないと思いますが、普通は企画段階や設計段階で「このままじゃ火力が不足だな」とか「ちょっと重量オーバーじゃないか?」というのは分かります(^^;) さすがにプロなんですから(笑) 僕達がスペックを比較して「こりゃパワーウエイトレシオが低過ぎだね!」とかケナしまくっている機体の設計者が、それくらいのことを分かってなかったハズがないですものね。そういう意味で、EB等の設計見直しの記述も「設計段階や、さらにもっと前の段階の話だろう」と解釈しています。

>まさしく006をベースに開発した(であろう)あの機体の時点では無く、この直後に
>来る006とは一旦離れた機体をもって「リガズィ」としたいです。これは006Rと
>91AOの間のワンクッションと言う事で、この機体周辺が「高価なΖシステムの廉価
>版量産MSとして開発された問題機リガズィ」なんでは?
 このあたりは方法論の違い、というよりは感性の違いを感じて興味深いのですが、個人的には上記のような基本スタンスなんで、未確認機を次から次へと想定するのには抵抗があります(^^;)
 それに、MSZ−006Rが、実際にどの程度までZプラスと設計を一にするものなのかも分からないのが現状ではないですか(^^;) それこそ、「変形機構を全てとっぱらった、極めてアムロ機に近い機体」であっても良いわけですよね?
 さらには「ZARG」という呼称は、いかにもスラングです。こんな呼び方は「MS研究者やマニアの類が、後から便宜上付けた名前」には存在しないと思うんです。もし、こういう言い回しが存在するとすれば、それは当時の研究者の「率直な意地の現われ」ではないでしょうか? もちろん、MSZ−006系のスタッフ主導によって進められつつあるRGZ計画に対してです。こう解釈すると、0089年の段階で例の機体が「ゼータ・アナザー・リファイン・ガンダム(ZARG)」と呼ばれるためには、89年の段階で、実際に「リファイン・ガンダム・ゼータ(RGZ)」という単語が存在していなければおかしなことになるのではないでしょうか?

>やはりアムロ機は91年ロールアウトだってのは無視できないと思うんです。RGZ−
>91AOの形式番号は、後年このアムロ機に因んで付けられたナンバーとかで、当時は
>あの機体は別のRGZ−89とかその辺りがあてられてた、って言うんでは問題有りま
>すでしょうか?
 単なる英雄崇拝で型式番号が変わる、なんていう事態は聞いたことがありません(^^;)
 もっとも、もっとムチャな理由による型式番号の変更なら先例がありますが…。
 有名な例ではSR−71戦略偵察機です。かつらマンさんには「魔改造のベース機となった機体」といった方が通じ易いでしょうか?(^^) この機体は、製造当時「RS−71」という型式番号でした。ところが、時の大統領が議会の答弁で「SR−71」と連呼したそうで、「大統領が議会で間違いを連呼した、なんてのがバレたらマズイだろ」という理由で、日付をさかのぼって「SR−71」に改称されてしまったそうです(笑)

 こういう話を聞くたびに「アメリカ人のセンス」を疑いますが、議会ってのはそれほど怖いものなんですよ(真顔)

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第二弾。 投稿日 5月9日(日)10時02分 投稿者 与謝野折檻

■ぷろっと さんへ
>>「Zグスタフ」は連邦保安庁所属の機体ではないんですよね?(^^;)
>はっきり言って、この際、「Ζグスタフ」は無視しています。<自己否定(^^;)
 ごめんなさい。ギャグとして「言ってみただけ」です(笑)

>DATA BOOKにある「O(オー)」と、「0(ゼロ)」をくらべてみたのですが、明
>らかに「O(オー)」です。
 ということらしいですので、「RGZ−91A/Origin」って解釈はどうでしょう?
 あるいは血液型の「O型」ってのが存在するように西洋人にとって「O(オー)」と「0(ゼロ)」はほとんど同義なのかもしれません。日本でも「春」と「東」が同義だったりしますし(試しに「春宮」という字を何と読むか、国語の先生に聞いてみてください)、中国では「音」さえ同じなら、人の名前でも平気で別の字をあてたりします。実例としては、艦種記号で空母を表わす「CV」が挙げられます。有名な「ホワイトベース」はSCV−70ですから、これは連邦軍でも正式に採用されている艦種記号のようです。さて、「CV」のうちの「C」に関してはご存知のとおり「Carrier」なんですが、問題は「V」です。この「V」は私の知識不足から、以前「Vessel(船体)」ではないか?としていたのですが、これが実は「翼を表わす象形文字」なのだそうで、いわゆる文字(アルファベット)ではないのだそうです。詳しくは『世界の艦船<新版>アメリカ航空母艦史』に掲載されていますので、興味がおありでしたら参考にしてみてください。

 また、そもそも兵器の型式番号に「I」と「O」はタブーです。希に存在する場合もありますが、基本的には欠番です。理由は今回とまったく同じで「数字と混乱しやすい」というお役所的なものです。「そういうこと知ってて付けてるのかなぁ?」と製作スタッフの常識を疑ってみたところで詮無いことですので、とりあえず上記のように解釈しました(笑)

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♪アリガト・ゴザイー・・マーっス!(細野晴臣「ジャパニーズ・ルンバ) 投稿日 5月9日(日)20時06分 投稿者 かつらマン追跡

ここのページの情報量とか超考察、着眼点ってのも非常に驚くべき物ですが、僕にはココでの皆さんの膨大な量と濃さの書き込みに、毎回与謝野さんが事細かに、正面切ってレスを付けてらっしゃるのも驚きですよ。単純に物凄くエネルギーがいる作業だと思うんです。調べるにしても、それをまとめて書き込むにしても。そういった姿勢にいつもながら感服してますわ。

>基本的に「間に挟まるミッシングリンク」や「当初の設計では〜」
>等の機体を、「実際に製作されていた」系で解釈されることが"
>多い"ように見受けますが、折檻の場合は、「そんなに実機を製
>作していたら身が持たないだろう」という個人的な経験則から「
>できるだけ未確認機は製作されなかった方向性でいこう」を基
>本ポリシーとしています。もちろん、色んな考え方がありますの
>で、「そんなんダメ」なんて誰にも言えないと思いますが、
実際、MSV関係を見渡すと、その殆どが「開発プランにとどまった」等の机上のプランで終わっている物が殆どで、開発プランが机上を離れて、実機の制作のこぎ着けているパターンは少ないですね。逆に、ザクのW型やV型、そして各カラーバリエーションと言った現地仕様の改造系MSVは、発表されている画稿以上に数限りなく存在するんでしょうね。
僕が某所で展開した07H型ってのは、実はかなり与謝野さんの影響を受けて展開していたつもりなんですわ・・・。

>それに、MSZ−006Rが、実際にどの程度までZプラスと設計
>を一にするものなのかも分からないのが現状ではないですか
>それこそ、「変形機構を全てとっぱらった、極めてアムロ機に近
>い機体」であっても良いわけですよね?
006Rの開発時期については、EB3に「88年当時にはMSZ−006C1に続いて検討されていた」とか「Zガンダム開発当時考案・試作されたバリエーション」ありますんで、どうやら88年中には試作が出来上がっていた様にも思えます。
ただ、RGZ系を含む非変形Z系って、フレームの変形機構までオミットしていたんでしょうか?ZU=メタス系じゃないですけど、変形機構を取りさらって、別物になったフレームを使用した機体が、純粋にZ系と呼べるのか?と思うんです。せいぜい「WRになれ(ら)なかった」程度じゃないかと。
どうも、非変形Z系もムーバルフレーム状態ならば、「変形」する事は可能だったんじゃないかと思う訳です。しかし、WR形態を取る事はできなかったっていう。どういう事かと言うと、非変形Zってのは、純粋なMS戦に於いてデッドウェイトとなる(=Zガンダムが本来持っていた大出力を活かしきれていない)WR変形を無視し、単体MSとしてZフレームを装甲&武装強化し、FSUやウィングバインダーといったWR形態用のパーツを切り捨てた、もしくはオプション化してかろうじてWR形態も取れるようにした物なんじゃなかろうかと。
これは「ベルトーチカチルドレン」での「リガズィは、以前のZガンダムタイプのフレームをベースに、その装甲を変更したに過ぎない機体である」ってのを読んで思いついた説なんですが。勿論、コレが007以降の非変形Z系フレームだと読み取っても問題無いとは思いますが。

僕が考えた006Rの姿ってのは、恐らくあの時点でのBWSってのは、ZプラスのFSUとウィングが一まとめになった様な物で、Zプラス本体はよりMS戦に適した装甲配置と武装が施されてたんじゃないかと思います。一応BWSと繋がっている時は、簡単でMS時の装甲に影響しない程度の変形モードを取っていたと。

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サイド6革命 投稿日 5月10日(月)00時49分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
>僕にはココでの皆さんの膨大な量と濃さの書き込みに、毎回与謝野さんが事細かに、正
>面切ってレスを付けてらっしゃるのも驚きですよ。単純に物凄くエネルギーがいる作業
>だと思うんです。
 ホントにエネルギーいるんですよ(^^;)
 その間にガンダムと一見何の関係もないような知識を吸収するために、全く別の本とかも読むわけですから(土日で『シャルルマーニュ伝説』を読みました)、結構ツラいのも事実です。でも、平日は仕事がありますが、うちの地方はアニメとか放映してない(;_;)関係で土日は結構時間が取れたりしますので、なんとか持たせてるって感じでしょうか。そのかわり全然ページを更新できませんが(笑)

>どうも、非変形Z系もムーバルフレーム状態ならば、「変形」する事は可能だったんじゃ
>ないかと思う訳です。しかし、WR形態を取る事はできなかったっていう。
>これは「ベルトーチカチルドレン」での「リガズィは、以前のZガンダムタイプのフレ
>ームをベースに、その装甲を変更したに過ぎない機体である」ってのを読んで思いつい
>た説なんですが。勿論、コレが007以降の非変形Z系フレームだと読み取っても問題
>無いとは思いますが。
 言いたいことが既に文中に書かれてしまっているので、多くは語りませんが(笑)、文脈の方はそう解釈することが可能だと思います。で、実際の機体の方ですが、可変フレームをそのまま流用していたのでは、リ・ガズィの「旨み」ってのが良くわからないと思うんですよ。BWSってのは、ジェガンに付けるテストもしていた(『Bクラブ』29号参照)くらいですから、極論すればどんなMSにも付く物だと思うんですよね。それなら、リ・ガズィ素体の旨みって何なんだ? コストか? ということにもなってくると思うんです。

 ちなみに、同資料には「尚、RGM−89をベースにしたB・W・Sの研究も進められているが、RGZ−91リ・ガズィですら、ユニット離脱時の危険性が度重なるシュミレーターテストで指摘されているため、ジェガンにこのようなユニットを装備しようという発想は、もはや特攻兵器といっても過言ではないだろう。」とも書かれています。89年時点で、リガズィとBWSの合体、分離試験は実際には行われておらず、シミュレーションしかやってなかったのでしょうか? それとも、1機しかない機体を壊すのが怖くて、シミュレーターでドッキング実験をやってたのでしょうか? わりと気になる記述ですね。

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リガズィ突撃型 投稿日 5月10日(月)19時37分 投稿者 かつらマン追跡

>旨み
これは本体そのものに関しては、007系と全く同じで、TMS故の脆弱さをWR変形を捨てる事で補い、単体MSとしての格闘性能向上、006X型(プロトZ)が本来目指していたパワー重視のコンセプトを継承した機体で、WR形態時に必要だった機構や各種パーツ、資材等を省略する事で生産性が向上、コスト削減に成功し、量産にも適した機体になった、と。
RGZ−91の素体に関しては、この007形式のお値段そのままに、もしくはもっとお求めやすい性能向上型といった所が0091年においての「売り」なんだと思います。

しかし、単体MSの宇宙での行動時間は非常に限られており、格闘性を重視するとプロペラント搭載量の携帯に不自由する為、そこで考案されたのがBWSなんだと思います。つまり、任意に戦闘形態を変更でき、戦局に対応できるというWRの再現と言うよりは、むしろ下駄(SFS)の思想をより発展させた物なんだと思います。(勿論、WR形態にも下駄的な要素が多分に含まれている事は言うまでもないです)
006R型は、先に007系の存在があって、そこにBWSを追加する為の実験を006系で行なっていたんでは。

結局、BWS込みのRGZ系ってのはお値段が量産には適さない物となったのではないでしょうか。もしかしたら、RGZ−91素体のみを一般量産機として採用したなんて事もあるかもしれません。

>危険性
BWSユニット離脱時の危険性ってのは、システム機構的な物ではなく、単に分離直後に防御態勢を取るまで、TMS機以上に本体がガラ空きになるであろう事を言ってるんだと思います。リガズィの設定画にある「BWS切り離し図」には、切り離し直前後の状態に「バッと出る。シールドは前に・・・。(ココが一番危険なのです)」と注意書きがされてますね。劇中でアムロもシステム離脱中にファンネルのレーザーを被弾し、シールドを掴み損ねちゃったりしてます。

合体・離脱システム機構の実動テストってのは十分な物だったと思いたいです。ただ、こういった問題点は模擬戦やシミュレーターテストといった実戦さながらの状況で使用してみない限りは、なかなか把握しづらい物だったのでは。それでもRGZ−91に至るも決定的な解決がなされていない所を見ると、これはBWSにとって宿命的な欠点だったんでしょうね。パイロットは離脱に際して不利な状況を極力避けるとか、アムロ機みたいにバイオセンサーを仮設して機体そのものの反応速度を上げてやる(=より素早く防御態勢を取る)とか。いずれにしろ、ある程度パイロットの腕が必要になってくるんでしょう。

>「ジェガンにこのようなユニットを装備しようという発想は、もは
>や特攻兵器といっても過言ではないだろう。」
旧SDガンダムシリーズによれば、BWSを装備したリガズィは「リガズィ(突撃型)」なんだそうです。

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しつこくBWS考 投稿日 5月10日(月)21時46分 投稿者 かつらマン追跡

そもそも、Zガンダムから変形機構を取り除くって行為は非常に無理のある行為だと思うんですね。ZはMK−U式のフレームをそのまま組み込んだであろう百式系とは違い、設計段階から変形を大前提にして設計されたフレーム及び仕様だと思うんです。そこから変形機構を取り除いた物ってのは、もはやZガンダムとしての意味を成さない無意味なものだと思うんですね。
やはりZガンダムに変形以外の特性というか、「売り」があって、TMS機としての可能性を強調したZプラスとは反対方向にそちら側の要素を強調した、WR形態を捨てても、それだけで高性能Zガンダムの量産機として成立する機体でなければ持たないと思うんです。そこで変形MSというプランを念頭に置く前から計画されていたというプロトZには、この「売り」をメインに開発されていたであろうと思い立った訳ですわ。つまり、プロトZ直系の完成機が非変形Z系である、と。
ここで登場するBWSってのは「WRの簡易システム」として見た場合は非常に矛盾した物でして、TMSってのは任意に形態を変更し、戦局を選ばずに各地形に対応する事が前提であり、さらにWRにはそこに大気圏外>内といった範囲にそれを拡大した、しかも基本的にノンオプションで可能ってのがあるハズですよね。
BWSってメチャクチャオプションですし(笑)、TMS前提の「任意に形態を変更し、地形に適応」って条件を満たしてませんよね。一回切り離したらもう元には戻れないっていうか。大気圏突入も無理っぽいですわな。
BWSの役割といえば、母艦から戦場まで戦闘で必要な本体プロペラントを消費せずにMSを運搬し、さらにMS白兵戦に移行した場合に不利となる(ただし長〜中距離での砲撃戦には有効)であろう戦艦クラスのメガビーム砲等の大口径火器とその専用稼動装置を搭載したといった物で、TMSの変形後の巡航形態の再現と言うよりは、下駄以降か、むしろMS側で管理を行なうGアーマー的なコンセプトによるものだと思う訳です。

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体力の限界(^^;) 投稿日 5月10日(月)23時35分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
>これは本体そのものに関しては、007系と全く同じで、TMS故の脆弱さをWR変形
>を捨てる事で補い、単体MSとしての格闘性能向上、006X型(プロトZ)が本来目
>指していたパワー重視のコンセプトを継承した機体
 折檻などは単純ですから、「TMS故の脆弱さ」=「可変フレーム」のことだと思うのですよ。で、「WR形態を捨てる事」=「可変フレームの廃止(簡略化)」ということになって、結果的にRGZ−91素体は「非可変(簡易可変)フレーム」ということになるんだと思います。ちょっと飛躍し過ぎですか? こっちの方が通常の解釈だと思うんですよ。個人的に(^^;)

>006R型は、先に007系の存在があって、そこにBWSを追加する為の実験を00
>6系で行なっていたんでは。
 単にそれだけだったら、ベース機はGMIIIでも良いわけですよね?

>結局、BWS込みのRGZ系ってのはお値段が量産には適さない物となったのではない
>でしょうか。もしかしたら、RGZ−91素体のみを一般量産機として採用したなんて
>事もあるかもしれません。
 というか、アイデア自体に問題があったような気が…(笑)
 もともと、Z系ってのは「単独進出能力があってナンボ」のシリーズでしょう? 要するに、行って帰ってこれなきゃ意味がないわけで、「戦場に素早く到着できる」とか、「一撃離脱のMA的運用ができる」というだけじゃ、メリットはほとんどないんじゃないでしょうか?
 衛星軌道上からノンオプションで大気圏を突破し、MS形態で敵重要拠点を急襲、しかる後に素早く離脱し、味方戦線へこれまたノンオプションで到達する。というようなミッションがこなせて、やっとこさ意味があると思うんですよね。
 そうじゃない使い捨ての「BWS」なんてのは、「戦場への片道切符」というか、義烈空挺隊みたいなもので、それこそ特攻兵器です。非変形のRGZ素体をベースジャバーに乗せた方が、さらに安価で有効でしょう。

>危険性
>BWSユニット離脱時の危険性ってのは、システム機構的な物ではなく、単に分離直後
>に防御態勢を取るまで、TMS機以上に本体がガラ空きになるであろう事を言ってるん
>だと思います。
 それは、いけません(^^;) 用兵思想がメチャメチャです。

 注意書きには確かにそう書かれていますが、こういうネタ(要するに製作スタッフの上を狙おうというような…)を、それだけで終らせてしまっては少々もったいないと言わざるを得ません。
 私がここで「用兵思想が破綻している」というのは、「そんな、敵が狙い撃ちできるような空域で、おもむろにBWSを排除しようとしたりしてはいけませんよ」という意味です。BWSとは、ある意味でMSに簡易MA的な性格を与えるものです。言わずと知れた「巨大な初期加速」と、「一撃必殺の火力」ですね。ただし、それらはMSの特性とは相反するもので、通常どちらか一方の利点しか身につけることは出来ません。RGZ−91の場合もまさにそうで、対艦モードの場合は…まずBWSを装備し、遠距離から敵艦隊へ一気に距離を詰めて一撃。しかる後に敵後方へ突破を図り、はるか後方で反転、母艦へ帰投。という一連の行動となるはずで、用兵思想としてはSガンダムのブースター装備型や、その発展型303Eなんかと同じ感じですね。デンドロビウムもある一面ではそうです。これらの機体は純粋なMAとは異なり、帰投後、若干の装備変更でMSとして運用可能な点が特徴です。飽くまで汎用性を持たせよう、という連邦らしい考え方ですよね。
 また、MSモードでのミッションでは、最初からBWSを装備しないか、あるいは戦闘空域に到達する直前でBWSを排除し、充分な戦闘態勢を取ってから突入すべきです。戦闘中にBWSを装備しても得なことは何もありません。もっとも、相当な腕のパイロットであれば、装備された大出力メガ粒子砲という利点を活かすために、BWS付きのままドッグファイトを制し、発射のタイミングを狙うような欲張りな使い方をするかもしれませんね。でも、それはやっぱりドッグファイトに突入しても、「燃料がもったいないから」といって落下タンクを付けたままウロチョロしている新米パイロットと同じで、あっという間に撃墜されてしまうでしょう。アムロやケーラなればこそ、ああいうムチャな用法ができたと考えるべきではないでしょうか? 少なくとも、戦闘マニュアルには「戦場に到達して敵とドッグファイトに突入してからBWSを排除せよ」とは書かれていないと思いますよ(^^;)

>旧SDガンダムシリーズによれば、BWSを装備したリガズィは「リガズィ(突撃型)」
>なんだそうです。
 「突撃型」とは言い得て妙ですね。上で述べたようなミッションのうち、対艦ミッション(というかMAモード)は、まさに「突撃」を想定しているわけで、戦術的には「騎兵突撃」の役目を果たすものだと思われます。

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あー、もう今日はここまで(^^;) 投稿日 5月11日(火)00時34分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
>そもそも、Zガンダムから変形機構を取り除くって行為は非常に無理のある行為だと思
>うんですね。
 「変形機構を取り除く」といっても、おもむろにZのプラモデルを買ってきて、可動パーツをボンドで固めてしまうような改設計じゃないと思いたいですね(^^;)
 そもそも「取り除く」というのではなくて…

>そこで変形MSというプランを念頭に置く前から計画されていたというプロトZには、
>この「売り」をメインに開発されていたであろうと思い立った訳ですわ。つまり、プロ
>トZ直系の完成機が非変形Z系である、と。
 …と、かつらマンさん本人もおっしゃってる様に、折檻も007系は基本的にプロトの量産機だと思ってます(「ZII>百式改問答」参照)。

>TMSの変形後の巡航形態の再現と言うよりは、下駄以降か、むしろMS側で管理を行
>なうGアーマー的なコンセプトによるものだと思う訳です。
 非常に共感できる話です(^^;)
 実際、人が乗ってる下駄の方が、はるかに柔軟な運用ができると思います。というか、下駄クラスの小型艇にメガ粒子砲とIフィールドジェネレータを積んで、ケツにワイバーン風のアンバック作動肢を付けたら無敵ですよね(^^;)コスト的に。大型ジェネレータを搭載するキャパシティーは充分にあるハズなんだから、誰か開発してくれ(笑)

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ダガーフィッシュ 投稿日 5月11日(火)19時26分 投稿者 かつらマン追跡

>「戦場への片道切符」というか、義烈空挺隊みたいなもので、そ
>れこそ特攻兵器です。
そうですね。やはりあの形態はまさしく「突撃型」なんですね。目が覚めました(笑)
劇中のケーラ被弾時の描写から、「スパロボF」的についBWSをチョバムアーマー等の増加装甲的に捉えてしまいがちですが、アレを戦場で切り離したリガズィってのは、格闘にはデッドウェイトになる増加装甲を脱ぎ捨て身軽になり、丸腰状態にある狂四郎のパーフェクトガンダムにドロップキックを繰り出そうとする小田氏のセミアーマーガンダムと言うよりは、むしろ作戦行動中に脚部に被弾して、止む無くブーツを切り捨て脱出するVガンダムのトップリムファイターみたいな物なんですな。

>実際、人が乗ってる下駄の方が、はるかに柔軟な運用ができる
>と思います。
つまり、使い捨てGアーマーなんかよりGファイターを作った方が良いって事ですわな。

>というか、下駄クラスの小型艇にメガ粒子砲とIフィールドジェネ
>レータを積んで、ケツにワイバーン風のアンバック作動肢を付
>けたら無敵ですよね(^^;)コスト的に。大型ジェネレータを搭載
>するキャパシティーは充分にあるハズなんだから、誰か開発し
>てくれ(笑)
下駄やWRよりはふた周り程小さいですが、思想的にコレはFF−S4ダガーフィッシュが近いんじゃないでしょうか。あと、宇宙戦闘機として理想のスタイルと言えば、コアファイターUfbなんかが適当だと思うんですわ。MS以降の宇宙機ってのには少なからず何らかのAMBAC作動肢が存在する物と思いたいです。いや、MAやSガンダムみたいな巡航形態がメインのTMSがそれに当るのかもしれませんが、セイバーフィッシュクラスの機体にもちょうどVF−1バルキリーのガウォーク中間形態の様な脚があると便利だと思うんです。単純なAMBAC作動肢としてだけでは無く、「愛・おぼ」の冒頭の戦闘シーンみたく、とっさに脚を進行方向に展開し、逆噴射をかけて急ブレーキをかけ、そのままちょうど水泳競技の様に逆方向にターンするっていう。これだといちいち旋回しなくても良いっスよね。っていうか、コアファイターU以外の宇宙戦闘機ってどうやって減速してんだってのがありますが(笑)
「センチネル」以外の資料では殆ど語られる事の無いMS以降のコアファイター(新しい戦術兵器の中核を成すと言う意味)バリエーションですが、未だ発表されてないだけで、他にも色々と奇怪なスタイルの機体が存在するのかもしれません。

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早起きして 投稿日 5月12日(水)06時29分 投稿者 与謝野折檻

■かつらマン追跡さんへ
>>というか、下駄クラスの小型艇にメガ粒子砲とIフィールドジェネ
>>レータを積んで、ケツにワイバーン風のアンバック作動肢を付
>>けたら無敵ですよね(^^;)
>下駄やWRよりはふた周り程小さいですが、思想的にコレはFF−S4ダガーフィッシ
>ュが近いんじゃないでしょうか。あと、宇宙戦闘機として理想のスタイルと言えば、コ
>アファイターUfbなんかが適当だと思うんですわ。
 実は「宇宙戦闘機」というより、特殊潜航艇のようなものを想定しています。FF−Sシリーズと決定的に異なるのは、その一撃必殺クラスの火力ですね。そういう意味で、BWSを引き合いに出したんです。もっとも折檻のイメージに近いのは、「AMBAC作動肢を兼ねるロングテールスタビレーターを装備したメガライダー」です(笑)
 とにかく、一撃必殺の破壊力が存在価値をグンと高めると思います。

>これだといちいち旋回しなくても良いっスよね。っていうか、コアファイターU以外の
>宇宙戦闘機ってどうやって減速してんだってのがありますが(笑)
 基本的に「旋回」ってのはしないと思うんですよね。アニメのアレは演出であって、本当はMSの減速と同じで、サブスラスターで姿勢を180°変更し、その姿勢でメインスラスターを吹かして減速するのだと思います。うろ覚えですが、VF−1も最終的な減速はそうしてませんでした?

>この機体のメガ粒子砲ってFF−X7のコアブースターと同様の物らしいですが、と言
>う事は即ちアレは本体ブースター動力源である反応炉を利用した直結ビームカノンと言
>う事になりますけど、同時にブースター動力源と共用って事は、相当扱いが難しそうな
>感じがしますね。
 これって、原理的には普通の「MS用ビームキャノン」と同じではないかと思います。



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