東宝特撮怪獣映画のなかでもひときわ異彩を放つのが、フランケンシュタイン2部作(?)の「サンダ対ガイラ」と「フランケンシュタイン対地底怪獣」でありましょう。特に後者は、なんといってもバラゴンの存在感が素晴らしい。ゴジラよりも小さく設定されているために、ミニチュアのスケール感が実に絶妙なのであります。
そういえば、先日の新聞に、2001年末公開のゴジラ映画に出演するバラゴンの記事が載っていました。ゴジラよりずいぶん小さく設定されているために、バラゴンの中には女性のスーツアクターの方が入っているのだそうです。設定では30メートルぐらいとのことですが、それでゴジラに挑もうってのは、いくらなんでも無鉄砲でありましょう…
バラゴンのキットはいくつか発売されているのですが、その多くは、後ろ足で立ったポーズになっています。ところが、このイノウエアーツのバラゴンは、四つ足のポーズなのですよ。なかなかツボをついた造形であります。
私の自主制作映画の怪獣の塗装は、このバラゴンをイメージしたものです。いかにも地底怪獣っぽくて、けっこう気に入っています。ピースコンとコンプレッサーを買ったばかりの頃だったので、うれしくて多用していますね〜。
ところで、イノウエアーツ/井上雅夫氏の怪獣作品についてははいろいろと語りたいことがあったりします。よろしければ
井上雅夫氏の愛おしき怪獣世界 の項をご覧下さい