ハッピーな味わい ホッピー 初体験

 自作模型の展示とはいささか趣向が異なりますが…

 「ファルシオンというメーカーがあった」の項でも述べましたが、「快獣ブースカ」のマスコットを集めていた時期がありました。(今でもやってますが)これは、マスコットジオラマ「ラーメン大好き」というものであります。梅田の「ホビット」で購入しました。購入価格は1800円程度だったと記憶しています。

 ごらんのとおり、ブースカとチャメゴンがラーメンやさんで食事しているという光景でありますが、なにしろ、ディテールが細かい! ブースカは好物のラーメンを何杯も重ねていますし、チャメゴンの方はラーメンそっちのけでクルミを頬張っています。テーブルの下には何やら雑誌らしきものまであったりします。傍らのバケツにはちゃんと水がはってあります。棚の上には白黒テレビ(快獣ブースカ放送中)と招き猫。ピンク電話(電話台の下には電話帳)に扇風機。

 眺めているだけで楽しくなるマスコットです。

 さて、今回の本題はこのマスコットではありませんで…

 ラーメンやさんのカベには「塩ラーメン」とかのメニューに混じって「ポヒー」なる飲み物らしきもののチラシが貼られています。

 

 さて、この「ポピー」が、「ホッピー」のもじりであることはすぐにピンときました。
 これが、「ホッピー」のチラシです。

 さてさて、問題は「ホッピー」なる飲み物。それが焼酎系のアルコール飲料であるということは何かで聞き及んでいましたが、実際にどんなものなのか、どんな味なのかは全く知りませんでした。

 なにかわからないことがあれば、とりあえずインターネット上の情報を検索してみたりします。「ホッピー」で検索していろいろとWebページを読んだ結果、おもしろいことがわかりました。

 ・ホッピーとは、ホッピービバレッジ(株)さんが製造・販売しているノンアルコールビール(アルコール分0.7%)の一種である。

 ・通常は焼酎とブレンドして飲む。(上のチラシには「元祖!焼酎割り飲料」の文字があります)

 ・普通のホッピー(ビアテイスト)に加えてホッピー黒(黒ビール味)、ホッピーゴールド(ちょっとお高め、普通のホッピーよりも更にビールに近い味?)がある。

 ・ビールライクな飲料であり、ホルモンや焼き鳥とよく合う。しかもビールよりもずいぶん安い。

 ・関東エリアを中心として流通している。

 ・ホッピーでハッピー

 ・ビールに比べて低カロリー、低糖質

 齢35ともなりますと、お腹の回りに積層される断熱材が気になってまいります。そんな体脂肪率25%の私としましては最後の項目に惹かれてしまったわけであります。実際、カロリーブックなどを見ましても、同容量のビールに比べて、わずかにカロリーが低い。

 こりゃあ、一度試してみるべし… などと思ったわけですが、何しろ関東限定のものであります。名古屋や関西でも扱っている所があるらしいのですが、ごくわずかとのこと。  しかしながら、インターネット様々でありまして、全国的に通販をしてくださるショップがいくつか見つかりました。本家ホッピービバレッジ(株)さんでも通販を取り扱っておられるのですが、今回私が利用したのは「ホッピー宅配便」というページを開設しておられる鈴商さんでした。価格・送料とも比較的安価で、注文したらホッピー三社札のおまけ付き、さらに専用ジョッキやTシャツ、幟などのグッズも購入できます。

 インターネット経由で注文から3日目、注文したホッピー、ホッピー黒、そして専用ジョッキが送られてきました。(支払いは郵便振替で後払い、代引き、銀行振込が選択できます)

 これが家庭用ホッピーです。左が黒、右が普通のホッピー。どちらも1本105円です。

 早速ホッピーを作って飲んでみることにしました。

 まずは、ホッピーと専用ジョッキをよく冷やします。ジョッキは本当は冷凍室に入れてフロストするのがよいのだそうですが、残念なことに私の家の冷凍室にはグラスを入れられるだけの余裕がありませんでした。とりあえずは気分だけでもと、ジョッキを冷蔵庫で冷やしてみました。ちなみに、ホッピーに氷を入れると風味が損なわれてよろしくないのだそうであります。

 ホッピー専用グラスには、焼酎をつぐときの量の目安になる★マークが打ってあります。ハードならば多めの110ml、レギュラー(ドライ)ならば70ml程度の焼酎をつぐことになります。とりあえずレギュラーのところまで麦焼酎を注ぎました。

 次に、ホッピーをドバドバと注ぎます。後でかき混ぜたりするのは邪道なのだとか。ホッピー1ビンと焼酎レギュラーでちょうどジョッキが一杯になります。

 できあがったホッピーの外観は、あたかもビールであります。ただ、泡は思ったよりも早く消えてしまいました…

 さて、では飲んでみましょう………おっ、意外にクセがなく、あっさりした感じで美味しい! ノンアルコールビールにありがちな、変な甘ったるさとかが全然ありません。 ホッピーについて書かれているWebページや掲示板のなかには、「発泡酒なんかとは較べ物にならない」という意見が散見されましたが、私も正にその通りの感想を持ちました。この独特の味わいは、けっこういい感じです。基本的には焼酎ですから、お腹の中に入ってから焼酎がじんわりと自己主張しはじめる感覚があって、これもなんだか気持ちいい。ビールと同じ感覚でガバガバッと飲んでしまうと、ちょっとヤバイ感じです。ちなみに、ジョッキ一杯分の単価はホッピー1本+焼酎で120円ぐらいでしょうか。ビールはもちろん、発泡酒に比べても安いですね。

 折しも「ウルトラQ」のDVDが発売されたばかりでありまして、えらくコントラストハッキリクッキリに処理された「ゴメスを倒せ」なんぞ観ながらホッピーを飲んでおりますと、なんだかノスタルジックな気分にひたれてしまうのでありました。

 余談ながら、この「ウルトラQ」DVD、これまでのディジタルウルトラシリーズとちょっと違って、DVD本体がソノシートをイメージしてデザインされています。なかなか心憎い演出です。

 

 

 そんなこんなで、思わずクイクイッと飲んでしまったわけですが、そこは、焼酎飲料でありまして…いつもならこんなことはないのに、2杯目にはかなり上機嫌になり、ずいぶんと早い段階で轟沈してしまったのでありました。

 そういえば、どこかの掲示板で「ホッピー3杯で電柱とお話しできる」とかいう投稿がありましたっけ…



 というわけで、ホッピー初体験のお話しでした。

 この夏はビールよりもホッピーの日々になりそうです。一度、どこかのホルモンやさんとか焼き鳥やさんで正統派ホッピーを飲んでみたいものであります。


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