海洋堂のメガソフビシリーズというと「メガソフビウルトラマン」のページでもとりあげておりますように、ウルトラマン、ウルトラセブン、それに仮面ライダー等々特撮系のアイテムが中心であるように思います。
そのラインアップのなかにあってアニメ・メカアイテムのコンバトラーVはちょっと異彩を放つものかもしれません。
私の場合、もともとコンバトラーVは好きだったのですが、それでもわざわざ買ってまで作りたいというものでもありませんでした。ところが、もう1年以上前になりますか、近所のマイカル・ビブレのオモチャやが閉店するにあたって、このキットを半額で放出したのであります。
さすがに、半額ともなれば買ってしまいます。…というわけで、このキットを入手したのはいいものの、製作までにはちょっと時間がかかってしまいました。
組み上げてみると、全長は40センチほど、かなり大きなもので正に「メガ」ソフビといった感じです。原型製作は田熊勝夫氏、パーツ数は46となっています。
ところで、やっぱりソフトビニールという素材でメカの直線を表現するのは難しいような気がします。このコンバトラーVも、ソフビの歪みからくるパーツの合いの問題にずいぶん苦労させられました。まあ、私の場合普段は怪獣モデルばかりで表面処理なんてしばらくご無沙汰でしたからなおさらだったかもしれません。
というわけで、表面処理の途中でしばらく放りだしていたのですが、さすがにこのまま捨て置くわけにはいかないと、最近になって一気に塗装までやってしまいました。
また、塗装が難物でありまして……赤・黄・青といった原色系の塗装は、下地処理をきちんとしないと発色が全然違います。というわけで、下地のホワイトを塗って、上に色を塗って、マスキングして…という工程にはちょっと疲れてしまいました。どうも私はせっかちな不器用者なので、正確なマスキングとかは苦手だったりします。
とりあえず全体の色を塗った後、大きな面が単調に思えたので、シャドウを吹いてみましたが、どうもあまり効果的ではなかったような気がします。
というわけで、まともな写真ではあまりにも粗が目立ってしまうので、空をバックにしてあえて細部をわからなくしてしまいました。どうかご容赦のほどを。