ちょうど一年ほど前、大阪に出張した折りに立ち寄った梅田ホビットでウィンドウショッピングしておりましたら、発作的に平成ガメラ3部作に登場するガメラのモデルを3体並べてみたいと思い立ちました。というわけで、その場で海洋堂の20センチガメラを3つ衝動買いしたのですが、結局製作まで1年ほど熟成させてしまいました。
とりあえずは年代順に作っていこうということで、まずはギャオスガメラを製作することにいたしました。
原型は酒井ゆうじ氏、価格は定価4800円の1割引で4320円でした。
パーツ構成は上のようになっています。ゴジラなどに比べるとシンプルな構成といった印象です。
例によって、パーツを洗った後にバリ取り、組立工程へ移ります。甲羅と身体の接合部などは接着する距離が長いため合わせるのに苦労しました。
口の塗装を終えて、全てのパーツを接着した状態です。
今週はここまで。塗装は来週になりそうです。
とかなんとか言いながら、一ヶ月ぐらい放置してしまいました…
もっとも、一旦塗装にとりかかってしまえば2〜3時間ほどで仕上げまで持って行くことができました。
平成ガメラを3体並べるというコンセプトですので、色合いもそれぞれ違いを持たせたいところです。ギャオスガメラというと、他の平成ガメラに比べてやや緑がかっているという印象だったので、そんな感じにしてみようと思ったのですが…仕上がりを見たらなんだか普通のネイビーブルーになってしまいました…
ちなみに、海洋堂のインストに書いてある色指示はあいかわらずおざなりでして、「体色はダークグレイ」とあるだけです。
以前作ったM1号の3尺ガメラにはもっと詳細な塗装ガイドが記載してありました。
今回の塗装はそれを参考にしています。
腹
1。タミヤのアクリル塗料X−9(ブラウン)を、ハンドピースで波状に吹きつけます。
2。次にグンゼカラー43(ウッドブラウン)を、初めに塗ったブラウンの間にまた波状に吹きつけます。
3。最後にグンゼカラー2(ブラック)で、グラデーションをつけます。
本体
ネイビーブルー+ブラック+グリーン+ブルーで調合します。
背中
スポンジを用意しプラ板の上にアクリルカラーX15(ライトグリーン)とXF(イエローグリーン)を取り、溶剤で薄め各色を甲羅全体に塗ります。
ハンドピースで塗るより雰囲気が出ます
仕上げにブラックとブラウンで甲羅の溝をかるくハンドピースで吹きグラデーションをつけます。
口
グンゼカラー19(サンディブラウン)を下地に塗り、X−9(ブラウン)を溝に細く吹いてコントラストをつけます。
つめ・キバ
つめは下地に19(サンディブラウン)を塗り、X−9(ブラウン)でグラデーションをつけます。次に本体の基本色のガメラ色をつめ付け根に吹きつけます。
全て乾いたら、水性のクリヤーなどでキバや歯、つめを塗り光沢を出します。
全体的にツヤ消しですが、実際の撮影中のガメラは水を吹きつけてツヤを出しているので多少光沢があるように見えます。
口や爪は上記の塗装指示には従わず、いつものように処理しました。口の色はもう少し赤みを押さえた方がガメラっぽかったかもしれません。また、甲羅はもう少し緑を強くしてもよかったかもしれません。
というわけで、次はレギオンガメラに挑戦します。